現代アフロ・キューバン・ハードバップ
2010年7月12日 (月)
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土着との折り合い、外連味のない洗練、鈍重な瞬間、伊達男の気遣い。パーカッションは全てを網羅する。
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『Afro Cuban』 末裔の現代アフロ・キューバン・ハードバップ
Blue Note 1500番台に燦然と輝くアフロ・キューバン・ハードバップ明宝、ケニー・ドーハム『Afro Cuban』。カルロス ”パタート” ヴァルデスらパーカッション部隊を含むオクテットによるリズムの饗宴。80年代半ばの第一期アシッド・ジャズ・ムーヴメント以降、”ダンス・ジャズ・クラシック”としてその名を不動のものとし、現在の音楽シーンにおける「ラテン・ジャズ」、「アフロ・キューバン・ジャズ」のより広義な意味での普及・発展に多大なる貢献を果たした1枚と言えるだろう。
そして、その襷を現代に受け継いだかのような、折り目正しきアフロ・キューバン・ハードバップの末裔盤が、こちら、フロリダ州ジャクソンヴィル出身のパーカッション奏者テリー・ドク・ハンディの2ndリーダー作品となる『Clue Paradise』。
ジャケット・アートワークからもすでに薫り立つ、古きよき時代のラテン・ジャズ・カリカチュア(ある種)。スーツとパーカッションとの絵面的相性(アンサンブル)は、ここまで良いものなのか! と先ずは。 ただし、ゴリゴリのアフロ・キューバン・ジャズ作品と侮るなかれ。ハードバップに加え、モーダルからプレ・フュージョンまで様々なエレメンツを巧みに出し入れしながら、主役パーカッションを軸に回転していく、幕の内的な飽きのこないヴァリエーションにつき、ご注意を。
冒頭、コンガとドラム・ソロで扇動的に饗宴開催を宣言する「Proverbs」で早々身悶え。先述ドーハムの明宝などにとり憑かれたアフロ・キューバン・リビドーがドクドクと脈打ちはじめる。ほとんどの曲のコンポーズ/アレンジを手掛けたジョン・ランプキン Jr.のドラムは、パーカッションとのアンサンブルに重点を置きながらも緩急自在、雄弁過ぎるほどにドライヴ。
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五月人形と打楽器奏者は表情(カオ)が命、と言わんばかりの。
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続く「The Missions Statement Of Promise」は、次代のニューヨーク・ジャズを担う逸材として注目を集めるシカゴ出身の若手サックス奏者ジョン・イラバゴンが華麗に激走する、鳥肌モノのハードバップ・チューン。「Bottom Blues」においても切れ味鋭いアドリブを放つイラバゴン。昨年リリースされた初リーダー作『The Observer』の快活な世界がそのままここに! 自作曲「Joy Secrets」でのウェイン・ショーターを思わせる、イマジネイションに溢れながら、どこか神秘的なソロも最高。
すわ一転、カリビアン・ライト・メロウなテーマに酔う「All That I Am」や「Dub Dubose」は、70年代Blue Note LA作品にも通ずる都会的な空気を孕む。ジャック・グロットマンの歌心溢れたピアノ・ソロが南海の夕陽に照らされていく・・・そんな風情に。バンキー・グリーンを師に持つフロリダの新鋭トランペット奏者アレックス・グエンのメロディアスな貢献も大。また、「Nation's Prayer」には、オーガニック・ネオR&Bシンガー、リサ・マクレンドンが参加。ビター(ちょい甘)で艶のある唄声にて微かな湿り気を与えている。
「Hands of Handy」は、その名の如くテリー・ドク・ハンディの独壇場、”千手観音”プレイにて、再び「Proverbs」と同温度の熱気を手繰り寄せ、ラストのジョン・コルトレーン「Naima」の桃源郷にたどり着く。
自主制作盤として日本の市場にはほぼ出回らなかったという2008年の初リーダー作『Kinfolks』。同じく自主レーベルDoc Handy Enterprisesからのリリースとなるこの『Clue Paradise』は、前作の完成度の高さがクチコミで広がり、すでに一部のジャズ・ファンから圧倒的な支持を受けていたようで、この度めでたく日本のジャズ市場にも本格的に流通されることとなる。
ラテン・パーカッションを編成に据えたコンボが、クラブ・ジャズ系の文脈で取り沙汰されることが多い現況、やはり新しい感覚を併せ持ったジャズ・リスナーにとって、本作も易々と見逃すわけにはいかないシロモノだったということ。ドーハムの『Afro Cuban』、あるいはキャンディド、サブー・マルチネスのBlue Note諸作品などが、当時の歴史主義的な偏った見解により真っ当な評価がなされていなかったことは、80年代のロンドン、90年代の東京のダンス・フロアで明確にされ、覆された。 そんな逆転勝利が、この『Clue Paradise』の登場(流通)にまで結び付いている、そう考えても大げさではないと思う。
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
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Blue Note Goes Latin
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