HFQのピアニストの3管ハードバップ
2010年3月5日 (金)
HIGH FIVE QUINTETの事実上のブレインとして、いまや伊ジャズ界でもっとも厚い信頼を集めるルーカ・マンヌッツァ (p)が、さまざまなプロジェクトに参加するかたわら長年に渡って思い描いてきた自身の“本命”プロジェクトがいよいよ始動。もはや切っても切り離せない相方マックス・イオナータ(ts)、NYのヴェテラン、アンディ・グラヴィッシュ(tp)、そして話題の若手アルト奏者パオロ・レッキアをフロント3管に迎え、自らのルーツとなる60年代のサウンドに本気で挑んだ、炎のモーダル〜ハードバップ・セクステット1st作。
メンバー:
アンディ・グラヴィッシュ(tp)
マックス・イオナータ(ts)
パオロ・レッキア(as)
ルーカ・マンヌッツァ(p)
レナート・ガットーネ(b)
アンドレーア・ヌンツィ(ds)
Photo by Andrea Buccella (c) albore jazz
——そもそも、このプロジェクトに取り組もうと考えたきっかけは?
LM:このプロジェクトは私にとって特別な意味を持つ楽曲、これまで何千回と繰り返し聴いてきたこれらの楽曲を録音したいという純粋な欲求から生まれたものだ。これらの曲に対して私と同じパッションを持つミュージシャンたちの中からメンバーを選出し、それからアルボーレ・ジャズと詳細を打ち合わせて完成したのが本作だ。
——60年代の音楽に対してはどのような思いがあるのですか?
LM:私にとって60年代はモーダル/ハード・バップの時代だ。これらは数あるジャズのスタイルの中でも私を最も魅了してきたもの、そして今日のジャズのフレーズの基礎となるものであると言える。
——この時代の音楽の魅力、そのスタイルの特徴についてもう少し詳しく聴かせてください。
LM:60年代の音楽スタイルを一言で語るとすれば、それは「多様性」ということになるだろう。ハード・バップ、モーダル・ジャズに加え、アヴァンギャルド、フリーなど、今日の音楽に影響を与え続ける重要なスタイルのすべてが生まれたのがこの時代だ。“ハード・バップ”とはそもそも、すべてのジャズ奏者のフレーズの基本となる“ビバップ”から始まり、そこからリズムとハーモニーが発展したものだ。より多様なリズム形式と、複雑に入り組んだハーモニー。これらはつまり、本作に聴く楽曲のそれぞれの個性を特徴付ける要素と言えるだろう。
——本作収録の「オン・ザ・ギンザ」はウェイン・ショーターの作品ですが、あなたも先に「ギンザ・ライン」(注:『インスピレーション/マックス・イオナータ・クァルテットfeatファブリツィオ・ボッソ』収録)という曲を書いています。これは何かの偶然でしょうか?
LM:ハイファイヴの公演の際に見た銀座は、私にもとても魅力的に映った。「ギンザ・ライン」はまさに銀座線に乗ったときに着想を得た曲だ。
——今回のアルバムに参加したミュージシャンについて聞かせてください。
LM:グラヴィッシュ(tp)、イオナータ(ts)、レッキア(as)、ガットーネ(b)、ヌンツィ(ds)。とにかくみな素晴らしいミュージシャンばかりで、今回のレコーディングにあたっては極めて高い緊張感をもって演奏に集中することができた。
——アレンジについて、今回はどのようなスタンスで臨んだのですか?
LM:一般に「アレンジ」とは、既存の曲に新しい何かを与える作業だと考えているが、こと今回についてはオリジナルの魅力をよりよく伝えられるよう努めた。
——「ピアニスト」としてはどのようなスタイルにもっとも強く惹かれますか?
LM:そもそも私は常に良い伴奏者でありたいと願っているから、普段から幅広く30年代〜60年代のジャズを聴いている。そしてその時代のソリスト達。またこれとは別に、ビル・エヴァンス、キース・ジャレット、ブラッド・メルドーのトリオ、そして彼らのソロを好んで聴いている。
——最後に日本のリスナーにメッセージを。
LM:本プロジェクトの目指すところは、60年代の素晴らしい音楽にオマージュを捧げること、そしてまた、記憶の中でいつまでもそれを生きた状態に保つこと。みんなに言いたいのはまさにこのことで、われわれはいつまでもルーツを忘れないでおこう、今日のジャズがどこからやってきたのかということを!ありがとう。
協力:アルボーレ・ジャズ
ライヴ・インフォメーション
ルーカ・マンヌッツァの新作にも参加しているテナー奏者、マックス・イオナータが単身来日。
ジャズ・リスナーはもちろんクラブ系ファンからも注目されるブロウは必聴。この機会をお見逃しなく!
3/22(祝)渋谷 JZ Brat / OCEANUS presents 夜ジャズ feat. Club Jazz DIgs Lupin The Third
3/23(火)池袋 Apple Jump
3/25(木)御茶ノ水 NARU
ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
アルボーレ・ジャズ 最新作
Tributo Ai Sestetti Anni 60
Luca Mannutza Sound Six
価格(税込) :
¥2,640
会員価格(税込) :
¥2,429
まとめ買い価格(税込) :
¥2,244
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販売終了
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カタログ
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Remembering Shelly
Roberto Gatto
価格(税込) : ¥2,619
会員価格(税込) : ¥2,410
まとめ買い価格(税込) : ¥2,226発売日:2010年01月13日
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Live In Milan -Duo, Trio, Quartet
Enrico Intra / Franco Ambrosetti
価格(税込) : ¥2,934
会員価格(税込) : ¥2,699
まとめ買い価格(税込) : ¥2,494発売日:2009年09月09日
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All' Improvviso
Sergio Di Gennaro Sextet
価格(税込) : ¥2,750
会員価格(税込) : ¥2,530
まとめ買い価格(税込) : ¥2,337発売日:2009年09月09日
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販売終了
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販売終了
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販売終了
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