監督自らが、かつて一緒に暮らし、子供を産んだ女を、そして今自らが共に暮らしている女を執拗にカメラで追いつづけ、「極私」の極致へと到達したこの映画は、未踏のドキュメンタリーとして歴史にその名を刻んだ。

CP（脳性麻痺）者の急進的な団体「青い芝」の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男監督の第一作。

暴走族の大組織“ブラック・エンペラー”の新宿支部（構成員約100人）に属する少年たちの日常生活を淡々と撮る。撮影は昭和49年10月〜昭和50年7月において行われた。

それまでも幾多の監督が映画化を試みたが、この作品の持つ“毒性”の強さゆえ、なかなか実現しなかった幻の企画を柳町監督が監督２作目ながら見事に成功させた。

死んだ息子の戒名を刺青に背負う男と母に捨てられ一人で生きる女の絶望的な愛の極限を徹底したリアリズムと鮮烈な映像で鋭く描破した傑作！

柳町光男が満を持して放つ、中国人の日本での生活、愛を、日本人と関わりを通してリアリスティックに描く、現代に生まれるべくして生まれた問題作。

台湾の香具師（やし） 「パオジャンフー」に魅せられた柳町光男監督が描くドキュメンタリー。ビデオにすらなっていなかった柳町光男監督の傑作ドキュメンタリーが初パッケージソフト化！

戦後文学の旗手、「全身小説家」である井上光晴による同名原作を名プロデューサー大塚和が設立した独立プロ「えるふプロダクション」の記念すべき第1作目として映画化。

日活で蔵原惟繕、神代辰巳、藤田敏八、田中登、曽根中生などの助監督を務め鍛え上げられた韓国籍の李學仁（イ・ハギン）による監督デビュー作。

歌を詠むために女を愛し、屈託に生きるがために情事に走らざるをえなかった天才歌人・苑田岳葉を描くデカダンス。ショーケンのデカダンでアナーキーな演技は絶品。

これはサスペンスか？スプラッターか？SFか？はたまたスラップスティックギャグ映画か？カテゴライズ不能の筒井ワールド炸裂！

奇想天外！破天荒！ユニークなキャストがくりひろげる筒井康隆の世界。多種多様な評論家VS良識派。俗物上等！俗悪上等！今、戦いの火ぶたは切って落とされた！鬼才、筒井康隆が描くドス黒ユーモアの世界！

当時のSEXYスター、フラワー・メグの肢体を計算し尽くされた絶妙なカメラワークで捉えたあまりにも大胆なエロス描写！

松田優作の『最も危険な遊戯』、『柳生一族の陰謀』を抑えて1978年キネマ旬報ベストテン10位に輝く！失われたロマンチシズムの復権をめざして、博多弁丸出しで活躍する若き群像の行動と意見は全編を爆笑で埋め尽くします。