西部邁(にしべ すすむ)

保守派の評論家で社会経済学者、西部邁さんが1月21日お亡くなりになられました。西部氏は、深夜の討論番組「朝まで生テレビ」の出演や、TOKYO MXの討論番組「西部邁ゼミナール」など、自身の保守主義を貫きながらも、近年の衆愚的・短絡的保守思想の懐疑、あるいは西欧近代への批判的な目線で、保守思想とは保守主義とは何かを問い続けた稀代の政治思想評論家でした。詭弁は決して許さず、リベラル・保守に限らずいずれの主義・思想にも真摯に耳を傾け、世代を超えた評論家や論客から敬意をもって慕われた方でした。


“自己満悦に浸っている点ででもっとも目立っているのは我が日本列島である。 世界にテロや経済不況が吹き荒れる中、我が日本列島人だけが比較的に安穏に暮らしているのを見て これからは「JAPAN THE FIRST」だ、「これからは日本人を世界は見習うべきだ」といった自画自賛の日本論も頭をもたげている。 なんという貧しい文化論かと慨嘆せずには居られない。”

――『保守の神髄』より引用


ご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します。

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