

ズザナ・ルージイチコヴァからの最後の言葉
彼女の壮絶な体験、バッハへの愛
すべてが詰まったドキュメンタリー映像
日本語字幕付
2017年9月27日に90歳で亡くなったチェコのチェンバロ奏者ズザナ・ルージイチコヴァの生涯を綴ったドキュメンタリー映像と、彼女がエラートに残したバッハの録音からのLPがセットになった追悼盤が発売されます。
ルージイチコヴァーは1927年、当時のチェコスロバキアのユダヤ系の家庭に生まれ、幼少期にピアノを始めます。1939年ナチス・ドイツがチェコ全土を占領、家族とともに強制収容所に送られました。複数の収容所で厳しい生活を乗り越え、戦後チェンバロに本格的に取り組みました。1952年にはチェコの作曲家ヴィクトル・カラビスと結婚。共産主義体制に反発していたため、国内では音楽活動が制限されていましたが、1956年ミュンヘン国際コンクールで優勝を機に世界的に知られることになりました。ルージイチコヴァはこの際に、収容所での辛い経験を思い出すからドイツでのコンクールに行きたくないと夫に訴えましたが、カラビスは「バッハをドイツに取り戻したユダヤ人であり、ナチスが破壊した洗練された文化を再び活性化させるのに大きな役割がある」と彼女を説得したといいます。1960年代にはエラートからバッハ鍵盤楽器作品全集の録音をスタートさせ、世界的評価を獲得しました。本盤には、2016年に彼女の90歳記念として発売されたリマスター・ボックスからの音源を使用した4曲をLPとして収録しています。
このドキュメンタリーは、エミー賞も受賞している映像監督ピーター・ゲッツェルズによるもの。ルージイチコヴァは彼からこの企画を持ちかけられた時、現在の社会に対する危機感から、彼女自身の歴史をしっかりと残す必要があると共鳴したそうです。ただ監督のゲッツェルズ氏は、暗い歴史的側面に焦点を当てるだけでなく、彼女のバッハ、そして音楽への愛の物語でもあると言います。映像には、弟子であり新世代のチェンバロ奏者マハン・エスファハニやチェコの新進古楽アンサンブル「コレギウム1704」を率いているヴァーツラフ・ルクスなど、彼女の音楽遺伝子を次世代に受け継ぐ音楽家たちも登場し、ズザナ・ルージイチコヴァの音楽人生を濃密に描いています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ドキュメンタリー『ズザナ・ルージイチコヴァ/音楽こそ人生(Music is Life)』〜愛の物語、独裁と勝利
監督:ピーター・ゲッツェルズ&ハリエット・ゴードン・ゲッツェルズ
特典映像:インタビューと演奏
マハン・エスファハニ、ローベルト・ノイフェルト、ヴァーツラフ・ルクス、ヴィクトル・カラビス、ダエダルス弦楽四重奏団
制作:2017年
収録時間:本編83分、特典27分
画面:カラー、16:9
音声:PCMステレオ、DD5.1
原語:英語、チェコ語
字幕:英、独、チェコ、日本語
NTSC
Region All
【LP】J.S.バッハ/ズザナ・ルージイチコヴァ(チェンバロ)
Side A [17:24]
● カプリッチョ変ロ長調 BWV.992『最愛の兄の旅立ちに寄せて』
録音:1973年5月8日、プラハ
使用楽器:アンマー・チェンバロ
● 幻想曲 ハ短調 BWV.906
録音:1965年10月18-20日、パリ
使用楽器:ノイペルト・チェンバロ
Side B [21:16]
● トッカータ ト短調 BWV.915
録音:1973年5月8日、プラハ
使用楽器:アンマー・チェンバロ
● トッカータ 嬰ヘ短調 BWV.910
録音:1973年5月8日、プラハ
使用楽器:アンマー・チェンバロ
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。
