新世代アフロ・ビートの雄、THE SOULJAZZ ORCHESTRAのニュー・アルバムが到着。この手のバンドは、FELA KUTIやTONY ALLENの高いハードルを越えるのが難しいんですが、彼等はその難行に挑んでます。今回もPHAROAH SANDERSの楽曲を取り上げ、アフロ・ピートとスピリチュアル・ジャズの融合にトライ。全編気合い入ってます。早くも、2010年の個人的ベスト・アルバムにノミネート決定！（笑）。

あれから、２０年の月日が流れたんですね。思い起こせば、僕が京都で働いていたクラブの壁ににロブ・ギャラガーが、"TALKIN' LOUD"って落書きして帰ったのが21年前の事・・・。ヒット曲満載のまさにベスト盤的CDは、アラフォーを涙させるだけでなく、良質なポップ・ミュージック集として若い世代からも再評価される事だろう（望）。それにしても、凄いレーベルだったんですね。同発の松浦俊夫編もどうぞ！

FREE SOULでお馴染みの橋本徹さんが、FREE JAZZのコンピレーションを作った？？？驚きです。でも、彼らしい視点で素晴らしい曲が選ばれてますよ。帯に、植草甚一のコメントで、ジャケ写が、中平穂積撮影なんだからそのキャスティングも完璧です。今も、好事家の間で熱烈な支持を得ているレーベル、FREEDOM音源に限定しているものの錚々たる面子にこれ又驚愕。いい時代だったな、本当に。

4HEROのDEGOとBUGZ IN THE ATTICのKAIDI TATHAMのユニット、SILHOUETTE BROWNの新作です。メイン・ストリームものみたいに決して派手ではないけれど、聴けば聴く程旨味が滲み出て来るような玄人好みの渋いアルバム。全然飽きないし、きっと長く楽しめるんだろうな。重量感溢れるビートと美しいコードの上で実力派達が見事な歌声を披露。子供には判らないだろうな、きっと。

奇才、QUANTICによるMIX CD。アルバム、""TRADITION IN TRANSITION BY QUANTIC AND HIS COMBO BARBARO""の世界感をレア音源で構築した見事な一枚。それにしても、中南米のグルーヴは実に新鮮!ミニマルだったりもするし（笑）。中目黒のJUNKADELICでメシ喰いながら聴きたいなー。お好きな方は、THE ROOMのイベント、STEPPAにも是非遊びに来て下さい!