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0 people agree with this review 2022/04/05
ほとんどすべてのCDが今や廃盤になっている、イラーナ・ヴェレッドが1992年にNEW YORKでコニザーに録音したショパン、シューマン、リスト他の珍しいCDである。録音は左右に広がるコニザーらしい音で、演奏は素晴らしいの一言だ、どう素晴らしいのか聴いてもらうしかないほどいいのです。昔、チャイコの1番、ラフマニノフの2番の協奏曲の録音で<キングのK30Yーーで所持、輝かしいピアノである>一部の愛好家には知られていたが、なぜか録音に恵まれず今日に至っている。このコニザー録音のCD見つけたら即購入されたし。コニザー録音のウィウコミルスカが再発されるのを20年待っているのだが、、、・
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1 people agree with this review 2022/04/04
実に面白くない演奏。味もコクもなくどこが良いのか、と思うような演奏。小沢の指揮もまったく物足りない。
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0 people agree with this review 2022/03/03
幻想性にもメルヘン性にも欠け期待外れであった。録音がオンマイクのせいか天下のウィーンフィルの響きが少しも美しくなく、まるで三流オーケストラを聴いているかのようである。クレンペラーや抜粋ではあるがデュトワのほうが演奏としてはるかに優れている。デジタルになって40年になるが、録音技術は60年前のステレオ全盛期からほとんど進歩していないようだ。N響に受けの良いプレヴィンだったが、このCDでは彼の指揮自体が良くないのだ。
0 people agree with this review 2022/02/25
素晴らしい演奏である。スケール感があり奥行きも深さも十分で、響きに巨匠風なところがありこの指揮者の大きな才能を感じさせる。いまの指揮者では出せない切り込んだ深みとスケールの大きさだ。ヨーロッパではフルトヴェングラー風の指揮者という評価だったが、この演奏を聴いて納得せざるを得ないし、ヴァントの4番より優れていると思った。私の12枚あるロマンティックでは1,2の名演である。
演奏も録音も言うことなし。ポストホルンのなんとまろやかで美しい響きだろう。弦と管が絶妙に絡み溶け合い、まさにウィーンフィルならではの絹ざわりの演奏である。ホルンもこのぐらい堂々と大きく晴れやかに吹いてくれれば納得がいく。宇野氏推薦のテラーク盤のマッケラスも良いが、ぼくはこのボスコフスキーのほうがのびやかで美しいと思う。50年も前の録音とは思えないほどの美しい音で聴けるのはさすがデっカである。CDプレスはフランスとなっている。
0 people agree with this review 2022/02/02
LPで聴いた時の感想は、演奏は大味で録音もイマイチパッとしなかった印象がある。CDの違った音質で聴くと違うのかなあ、と思う。LPの時の感想は星2か3であった。いくらジュリアードの教授の演奏といっても演奏の出来とは別のことだろう。モーツァルトの弦五重奏の演奏もあったと思うが冴えない演奏と録音だった。プロの四重奏団の演奏のほうが録音も含め優れていると思うのだが、あくまでもLPからの想像であるので、購入を迷っている。
1 people agree with this review 2022/02/01
オーケストラの力強い響きと圧倒的な合奏力は唖然とするほどである。1986年録音だが録音の良さに感心する。シューマンの録音もこれぐらいであったら凡演の評価を免れたであろう。音の広がりも申し分なく艶のある音でそれが演奏の良さを生んでいると思う。フランス的ニュアンスには欠けるかもしれないが、ちまちましたフランス人指揮者のサン・サーンスよりはるかに聴きごたえする。後半部の合奏力などベルリンフィルならではである。オーケストラの圧倒的説得力に何も言うことはないという感じで、マルティノンの演奏など吹っ飛びそうである。ただし、あまりの合奏力が耳について嫌になる聴き手もおられるかも。私はもっとガンガンやってほしいと思うぐらいである。
0 people agree with this review 2022/01/31
両曲とも演奏は素晴らしく、チャイコは1958年録音ながらさすが英デッカと思わせる立派な音である。ただこの日本プレスの再発盤は音が薄れ鮮明さに欠ける。私の持っているPOCL9775は番号は日本番号だがCDは西独プレスで音の鮮明さ切れがかなり違う。一聴して分かるが明らかに独盤が良い。独盤を聴いた後ではUCCDは聴き劣りする。音の良し悪しは演奏にも反映するのでCD選びには注意が要る。因みに英デッカの5枚組もこの再発盤をはるかに上回る素晴らしい音で鳴る。演奏は星5、音は星2か3が妥当だろう。99番はeloquenceも推薦に値する音である。
一言で言えば、地味で面白みが感じられない。気持ちがイマイチ乗っていかない。スイトナーは出来不出来が多い指揮者だが、これは良くないほうである。オールドファンさんのように、何でもかんでも星4を与えられない。
1 people agree with this review 2022/01/30
ヒューイットを聴くのは初めてである。ソロ、オケともに美しい響きであるが、残念ながらその響きが心には響かない。3曲ともに音に味がなくニュアンスもイマイチである。内田やバレンボイムのほうが聴いていてこころに響く。だからと言って、このCDだけでヒューイットを判断するのはよそう。
0 people agree with this review 2022/01/28
ウィーンフィルだから響きは美しい。良い部分とそうでない部分が混在しているように思える。全体としてはもう少し締まった響きが欲しい、特にフォルテなど物足りなくガツンとした訴える響きが欲しく、ただ強いだけという部分が多いようである。一方、第3楽章のトリオなどゆったりとして美しいがワルターの演奏と比べると落ちる。やはり、全体の印象として掘り下げた深さに欠け底が今一つ浅いように思う。終楽章でも、フルトヴェングラーを持ち出すまでもなくケンペなどのほうが豪快で聴きごたえがする。演奏自体は中程度の星3だろう。
0 people agree with this review 2022/01/27
テンポ、オケの響きはどことなくマタチッチ・チェコフィルに似ているが、透明感、深さはマタチッチのほうが勝っており内容において高みに達している。このインバルだけ聴けば満足できるであろうが、他のより優れた演奏を知っているので分が悪い。しかし、聴いて不満とかは特になくこれも推薦に値する出来だろう。星4ぐらいの評価はあって良い演奏だ。これでもう少し清澄な響きがあればと思うと惜しい気がする。
0 people agree with this review 2022/01/11
クライバーのブラームスはともかく、チェリビダッケの40番が実に良い。正規発売のEMI盤は今一だが、このEXCの40番は引き締まってニュアンスに満ちチェリのセンスの良さが出ている。ウィーン的でないところなどセルの演奏に似ているがあのような無機的でなく音が生きて心に訴えるものがある。シューリヒトの40番をもっと切り詰めたようなところのある演奏である。言ってみれば、ワルターのロマンティックな40番と正反対の演奏と言えようか。40番のみ星5でクライバーは星3。
CDになって音が良くなり、聞きやすくなった。ステレオのウィーンオクテットの演奏が有名で1,2を争う素晴らしさだが、このボスコフスキーのモノラル盤も音色、メロディーのうたい方等捨てがたい魅力がある。こういう演奏を聴くと、モーツァルトはやはりウィーンだなと思ってしまうほど十八番的演奏である。
2 people agree with this review 2022/01/09
この演奏を聴きながらしきりに思ったことがある。このコンビで、ウィーンフィルでもいいが、ハイドンを録音していてくれたならと。ヨッフムのがDGにあるが、ベームの創る音楽のほうがヨッフムのより濃く中味の伴った響きだ思った。ヨッフムのハイドンは節度がありハイドンらしくていいのだが、それ以上でも以下でもなく中庸という感じだが、このベームのシューベルトは彫り下げた響きが聴かれヨッフムの出す音より深いものを感じる。指揮者としてベームのほうが勝っているという感じを与える。録音は少し古くても優れたシューベルトの演奏である。ケルテス・ウィーンのほうがシューベルトらしいかもしれないが、聴きごたえはベームのほうが上だろう。
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