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Review List of レインボー 

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     2014/01/01

    毎年行われるイギリス空軍主催の音楽祭のライヴ盤。
    このCDは1990年に行われた模様を収録した物。
    第2次世界対戦から丁度開戦50年目と言う年だったためか、それらに関係する曲が多く取り上げられており、イギリス軍楽ファンには必見の一枚となっています。
    演奏は、イギリス空軍の軍楽隊、つまり中央、連隊、士官学校、西部方面の4つの軍楽隊からなる、合同軍楽隊と、軍楽のジャズオーケストラ、スクアドロン軍楽隊、他にはゲスト出演者が少々・・・
    指揮者は当時の空軍中央軍楽隊長、バリー・ヒングリー空軍中佐による物がほとんどですが、それぞれの軍楽隊の隊長も1〜3曲程、タクトを取っています。
    演奏については、イベント系のCDだけあり楽しいの一言につきます。
    尚、トラック7は権利関係か、途中でフィードアウトします。
    録音は若干音が遠いのですが、ライヴの雰囲気はよくでていますし、特に問題はないでしょう。

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     2014/01/01

    戦前の日本の管弦楽曲を次々と再演している事で知られる、オーケストラ・ニッポニカと指揮者、本名徹次による、第2回演奏会のライヴ録音。
    早坂文雄と信時潔の作品は共に1940年代に書かれた物で、讃頌祝典之樂はこの演奏会が戦後初の演奏との事。
    このオケセミプロらしく、多少難もあるがオケの気合いの入りようはなかなか凄まじく、特に合唱団と息のあった海道東征は名演奏!
    アンコール的に配置された芥川の赤穂浪士のテーマは、ムチの音が、同曲の音源の中で最も耳に残る。
    若干音が遠いと感じる所もあるが、録音は良い。

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     2013/12/25

    リムスキー=コルサコフの交響曲第1番、第2番を収録したCD。
    演奏はアンドレ・アニハーノフ指揮、サンクトペテルブルク国立交響楽団。
    このオケ1969年に出来たロシア国立コンサート管が上記の名称になったとライナーにある。
    収録曲を普及盤価格でかつデジタル録音で手に入れる事のできるほぼ唯一盤だと思うが、かつてパワータイプの演奏ではなく、端正でバランスの良い演奏だ。
    しかし、金管楽器の音色にロシアのサウンドが聴ける。
    なかなか好演というべきだろう。
    録音もナクソス初期程悪くない。
    普及盤としては十分合格。

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     2013/12/24

    国立交響楽団が録音したマルチヌーのヴィオラと管弦楽のための協奏狂詩曲という珍しい作品が収録されていますが、それ以上に貴重なのがラフマディエフという無名の作曲家の作品が収録が珍しい。
    この作曲家はカザフスタン出身の作曲家で、メインのヴァイオリン協奏曲はロマン派の曲調をしていて、第2楽章ではカザフスタンの民族風の曲調も聴こえる。
    また同時に収録された管弦楽曲はより民族的で躍動的、ハチャトゥリアンのような個性の強い作品であり、現代の作曲家ながら非常にわかりやすい作風をしている。
    またこれらを演奏しているのはコーガン指揮する、モスクワ国立交響楽団であるが、しっかりとロシアなサウンドを出しているのも良い。
    ロシア音楽ファンおすすめの一枚。
    録音・音楽は良。

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     2013/12/23

    ハンガリー国立オペレッタ劇場来日時に録音されたレハールの『メリーウィドゥ』のライヴ盤。
    ハンガリー国立オペレッタ劇場管弦楽団にオペレッタ劇場の歌手、指揮者に井崎正浩が出演。
    全曲収録で、この公演のためにレハールの他のオペレッタからの借用曲やカーテンコール、有名なアリアの後のアンコールもしっかりと収録されている。
    オペレッタは言葉の多い劇だが、この公演ではハンガリー語歌唱ながらも時々日本語が混じっている。
    演奏はオケが繊細で優しく、このあたり日本人ならではの演奏だなと思う。
    ただ、録音がイマイチ冴えない。
    録音のおかげでだいぶ損をしている部分もあるので基本、ファーストチョイスには向かない。

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     2013/12/23

    マルコポーロが活動初期に録音していた、中国音楽シリーズの一枚で、高胡と管弦楽による作品を集めたCD。
    作曲者は2曲とも陳培勲で、演奏はヤプ・ウィンシー指揮、香港フィルハーモニー管弦楽団で、高胡のソロは、 Wong Onyuenという人物。
    1987年5月25〜27日録音で、同時に中胡と管弦楽のアルバムも録られている。
    ちなみに高胡とは、広東省あたりの楽器で、二胡の仲間。
    ソロはまぁ問題ないと思うが、伴奏の香港フィル、良くなったりそうでなかったりと、迷演と言った所か。
    録音は初期ナクソスにありがちな、悪かろう安かろうと言った録音。

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     2013/12/22

    クーベリックのわが祖国は、このCDの音源も含めて、手元に三枚あるが、最も新しい音源がこのプラハの春のライヴ。
    演奏の完成度、充実度は、有名なボストン交響楽団との1971年録音盤に一歩及ばずと言った所だが、演奏はチェコの民主化を祝うように喜びに溢れた力強い物で良い。
    歴史的音源という事情を抜いたとしても、なかなか良い演奏であるが、わが祖国のファーストチョイスにはおすすめはあまり出来ない。
    チェコのレーベル、スプラフォン原盤で、音質は問題なし。

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     2013/12/22

    日本の管弦楽曲は山田耕筰の1912年にかかれた『序曲ニ長調』が最初と言われていますが、作曲から100年を記念して日本の管弦楽曲の諸作品を集めたコンサートのライヴCDです。
    斎藤一郎の指揮で、セントラル愛知交響楽団の演奏。
    おおざっぱにわけて前半が、演奏会用の作品、後半が映像や劇伴のために書かれた作品を集めたプログラムとなっています。
    このレーベルらしく大変珍しい曲が沢山収録されているのですが、特に黛のフルート協奏曲はこのコンサートが初演という大変貴重な記録となっています。
    セントラル愛知交響楽団は名前の通り愛知を中心に活動していて、30年の歴史があるベテランのオケですが、音源はほとんどなく、このCDが初めて世に出る盤なのかもしれません。
    しかし、演奏はライヴならではのミスはある物のとても充実しており、特に黛のG線上のアリアは、独奏の長原幸太の鬼気迫るヴァイオリンもあって名演奏となっています。
    また山田の序曲ニ長調もこれまで唯一の音盤だった湯浅とニュージーランド交響楽団のナクソス盤に比べて、勢いがありドイツ的であると同時に繊細な和をもつこの曲を上手く描いた好演と言えます。
    録音・音質は綺麗。

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     2013/12/22

    クーベリックのわが祖国は、他に1990年のチェコ・フィルとのプラハの春のライヴ録音と、1970年、ローマ放送交響楽団とのライヴが手元にあるのだが、ボストン交響楽団とのこのCDはその中でも名盤と名高いだけあり、全体がまとまっていて飽きさせる事なく、最後まで聴かせる。
    金管楽器のパワーのある吹奏も印象に残り、ターボル以降はティンパニとともにそう感じる。
    ただ爆演と言うわけではなく、強奏の中にも美しさがある。
    私が持っているのは2012年に発売された普通のCDだが、良いとは言えないが録音年代を考えれば十分聴けるだろうと言った音質。

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     2013/12/21

    中国クラシックを代表する作品と言えばピアノ協奏曲『黄河』、ヴァイオリン協奏曲『梁山泊と祝英台』の2曲があげられますが、このCDはその2曲を一枚に収めたCD。
    キャロリン・クアン指揮、ニュージーランド交響楽団、チェン・ジーのピアノによる演奏。
    梁山泊と祝英台は、本来はヴァイオリンがソロをとる曲ですがこの盤では作曲者、陳剛による編曲でピアノ協奏曲の形にアレンジされた珍しい版を収録しています。
    この2曲どちらも政治色の強い作品なのですが、この盤ではそういうのを排し、どちらかと言えば曲の持っている叙情的な美しさを全面に出した、優しい演奏です。
    個性的とは言えませんが、悪くはないですしオケ、ソロともに水準以上の出来です。
    2011年の録音、音質は良好。

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     2013/12/20

    ノイマンの数多い、わが祖国の録音でも一番にくるのがこのCD。
    素材を生かし、隅々まで考えられ、推進力、ドラマ、テンポはゆっくりしたテンポをとっているがダレることなく、どれを取っても隙のない名演奏だ。
    あとチェコ・フィルの音色も個性的。
    これからわが祖国の全曲盤を聴こうという人のファーストチョイス盤としてもオススメ。
    今回Blu-specCD化した事で、デジタル録音のようにとはいかないが、だいぶくっきりはっきりした音質になったと思う。

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     2013/12/20

    一言で言うなら、聴きやすいよく知られた小品を集めたクラシック初心者向きの盤。
    タイトルにもある通り、一曲3分前後で収録されており、まぁ聴きやすいと言えば聴きやすい。
    私がこのCDを買ったのはクラシックを聴き始めた頃だったが、色々と聴いてきた中改めて聴くと、抜粋収録等、不満点もいくつかある。
    ただ、収録音源は妙にマニアックで、ジョージアデスやラビノヴィッツ指揮、ロンドン交響楽団等、個人的に気になる演奏家の音源があったりする反面、幽霊演奏家で有名なアルフレッド・ショルツの音源もあったりする。
    ただし、強烈な個性はないが、演奏はどれもしっかりした物。
    今では良い入門盤も多いし、この盤はあまりおすすめできない(BGM用としてなら良いかも)

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     2013/12/20

    オットー・アッカーマンと言えば著名なピアニストの伴奏やシュヴァルツコップ等が出演したシュトラウスやレハールのオペレッタを指揮した録音が知られていますが、このCDではチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団を指揮して録音したベートーヴェン『交響曲第5番』『交響曲第7番』ドヴォルザーク『交響曲第9番』『チェロ協奏曲』が収録されています。
    いずれも放送用録音らしく、1952〜1956年という古い録音のわりには、比較的良い音質です。
    演奏はスタンダードな物ですが、随所で音楽が生き生きとしていて、なかなかの好演だと思います。
    現在出ている音源が伴奏中心だからか、あまり話題にならないアッカーマンですが、この音源はアッカーマンのコンサート指揮者としての高い実力が窺える貴重な一枚と言えそうです。

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     2013/12/20

    マルコポーロが活動初期に録音していた中国音楽シリーズの一枚。
    このCDは、中胡と呼ばれる二胡とよく似た楽器と管弦楽のための作品を集めたCD。
    イプ・ウィンシー指揮、香港フィルハーモニー管弦楽団の演奏で1987年に録音された物。
    中胡のソロはWong Onyuenという人物による。
    作品自体は国民学派の路線をいくわかりやすい物であるが、 一度聴けば十分と言った所だろうか。
    まぁ珍しい曲がこうして音源になっているのは有り難いが・・・
    尚、このCD、収録曲を書いた作曲者の記載はない。
    演奏はまぁまぁでやはり資料的価値のほうが高い一枚だろう。

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     2013/12/19

    クラシックの聴きやすい管弦楽曲を集めたCD。
    4、5がスウィトナー指揮、シュターツ・カペレ・ベルリン、その他は東京都交響楽団と楽団にゆかりの深い指揮者による演奏。
    都響の演奏の中で素晴らしいのはなんといってもフルネの牧神、日本のオケからここまでフランスを引き出したのは素晴らしい。
    時々アンサンブルが不安になる所もあるが、その他の指揮者の演奏もまぁ良く、入門盤としても悪くないかも。
    録音は可もなく不可もなくといった所。

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