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Review List of robin 

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     2023/08/17

    デュトワは本当にいい指揮者だと思う。音楽が柔らかくニュアンス豊かで聴いていて嫌になることはない。このメンデルスゾーンが今は廃盤か?真夏の夜が全曲でないのが実に残念である。序曲も含め柔らかい響きで淡いロマンを漂わせる。シューリヒトの演奏と甲乙つけがたい名演だと思う。N饗を去って久しいがもっと振ってほしいと願う。廃盤になっているハイドンのCD復活を望むし、彼のモーツァルトの交響曲などぜひ録音してほしいし、ベートーヴェンの田園なども、と思う

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     2023/08/17

    いい意味で徹頭徹尾ウィーンである。音色、歌わせ方ウィーン以外の何ものでもなく、それ当然のごとくツボにはまっている。アイネクライネなど、ワルターやクレンペラーの大きな編成での演奏もいいがウィーンの団体による五重奏のも良い。ウエラ―も絹のような柔らかい音で旋律の詠わせ方等素晴らしい。小沢のような深刻ぶった演奏とは対極にある。五重奏曲はバリリSQのほうがやや上か。バリリの響きもこのようなウィーンのまろやかな音であったのであろうが、ステレオでないのが残念である。こういう演奏に接すると、モーツァルトやシューベルトはウィーンの音楽だとつくずく思う。

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     2023/08/16

    曲想を深く追求するというより響きの面白さに重点を置いた演奏という気がする。両曲ともにロマン性は少ないが表面的でなく聴いていて物足りなさは感じない。シューマンなど暗くはならないしシューベルトも淡いロマンも余りない。かといって物足りなくもないが、もうちょっとという感じもするが、オケは素晴らしい響きで流石ベルリンフィルだと思わせ聴いていて気持ち良い。録音は、ハイの伸びが少ないのでハイ上がりのRCAコードに換えれば良いだろう。星3か4が妥当か。こういうシューマンの4番を聴いていると、いまさらながらフルトヴェングラーの2種の4番のすごさが分かる。

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     2023/08/16

    昔LPで聴いた音よりはるかに良く、信じられないくらいの鮮明な音である。しかもいじった音という感じはしない。ノイズは皆無であり音の隈取ははっきりして鮮明であり、それが演奏に迫力と彫りの深さを与えている。多少高音がキンキンするがアンプのTREBLEで調整すればよい。演奏はバイロイトやルッツェルンを上回り、WFの心身ともに全盛期の第九がこんなに良い音で聴けるとは驚きである。WFのすべての第九の演奏の中でベストの演奏だと思う。音も演奏もバイロイトより隈取がはっきりしている。このRCD25006は米盤とオーストリア盤があり、これはオーストリア盤である。とにかく、こんなに音が良いとは想像以上で、1942年3月の演奏記録とは信じられない、満点である。

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     2023/08/14

    私はこの曲のCDではどうしてもプレトニョフの名演が浮かぶが、アンスネスはもう少し伝統的演奏という印象を受ける。センスはプレトニョフのほうが上回っている気がするがどっしりとした感じはアンスネスのほうにある。ステレオでは、女性ながらラ・ローチャの堂々とした演奏も忘れ難い。勿論、ルービンスタイン・バレンボイムの名盤もある。アンスネスは1番、3番のほうが幾分新鮮さがあるように思う。ベストの<皇帝>といは言い難いが、私が聴いた限りの演奏ではベスト5には入る。ツァハリアスの再録を期待しているが、アルゲリッチの録音がないのが不思議である。

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     2023/08/14

    Sさんの意見とほぼ同様で音色感があり悪くはないが、演奏の流れが自然過ぎてメリハリに不足し、聴いていて物足りなく感じ、もう少しドラマティックなところが欲しくなる。

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     2023/08/14

    ベート―ヴェンが星3,ハイドンが星5である。このCDはハイドンが聴くに十分価値あるCDである。いわゆる<熊>と呼ばれる82番でかなりの多種CDを聴いてきたが、この演奏がベストであろう。特に終楽章は素晴らしく、熊というより、私は、ナポレオン率いるフランス人形のように美しく赤、青、白の軍服を着飾った歩兵連隊が丘を行進している様を思い浮かべてしまう。実に楽しくウキウキするのはこの演奏に限り、マタチッチの名演の1枚である。ベートーヴェンはイマイチで、これはワルターに譲ろう。

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     2023/08/13

    玄人にはあまり評価されないFURT1030である。このCDを聴いた後オーディテのCDと聴き比べてみた。好き嫌いで言えば、私はタ―ラのほうが幾分好きであるが甲乙つけ難い。ターラ盤は音圧が強めでボンボンした音で音色感も劣っているといわれるが、確かに音圧は強いがなめらかで聴きやすく高音部もキンキンせず演奏が美しく聴こえる。しかし聴きこんだ御仁がこれを平面的な音だというのもうなずける。オーディテはややささくれだった音で音色が暗めだが響きの変化が素晴らしく演奏に彫りの深さがあり、これはターラにないところである。44年のウラニアもいい、50年も、52年も、ルッツルンの53年盤も、すべて好きである。こんな演奏の<エロイカ>は他の指揮者では聴けないと思っている。WFのエロイカだけで少なくとも30枚は聴きたいと思っている。ターラ、東芝、GS、デルタ、オーパス蔵、ALTUS, MYTHOS等等、現在少なくても100枚以上カタログにあるのかな。これだからいWFから抜け出せない、でもそれが楽しいのです。

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     2023/08/12

    ライヴだから、などとは言うまい、指揮者、ソリストともに白熱の名演である。これが正規のステレオならまさに世紀の名演として残るだろうと思うぐらいの飛んでも演奏の<皇帝>である。純粋に演奏だけの観点からいえばこれを超える演奏はちょっと出てこないだろう。このCDを聴いてから10年余りになるが今でも白熱で完熟の名演奏だと思っている。

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     2023/08/12

    ベームならではのずっしりとした中身のある聴きごたえのする演奏である。これより優れた演奏はあるかもしれないが、私はこのベームで十分である。古楽器は聴き始めは新鮮な音であるが、どうしても演奏の溜めや呼吸が浅くなり聴いているうちに飽きが来てしまう。音色、深み、呼吸の溜め等、あらゆる点で現代楽器の表現力にはかなわない、というのが私の持論。星4か5。

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     2023/08/11

    ハスキルはあまり聴かないしCDも多くは持っていないが、その中でK386の
    ロンドは感心の出来で、この演奏を聴くだけでも値打ちがあると思う。

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     2023/08/11

    アナログ的なステレオ録音で、音は柔らかく厚みもあるが、オケのせいか輝かしさの欠けるところが無きにしも非ず、という感じである。が、コード等をうまくすればかなり輝かしい音になる。演奏は文句なしの素晴らしさで、交響曲や管弦楽よりオペラが得意なランスドルフだけにツボにはまっている。奥深く幻想的曲想など素晴らしくニュアンス豊かである。この演奏に比べればセルのワグナ―などすっきりし過ぎでサウンドがアメリカ的である。ここに聴くワグナーの響きは完全にヨーロッパのそれである。クナの雄大なワグナー、フルトヴェングラーの彫り深いワグナーもよいが、こういう正統的、伝統的なワグナー演奏は戦後の指揮者では聴けないのでは、と思ったりする。<葬送行進曲>など立派という他はない。

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     2023/08/08

    以前レヴューの方の意見を読んでこの演奏のCDを聴いてみた結果、レヴューの方と同意見である。ロシアの湿った男泣きのようなロマン性は薄らいでいるが、演奏の緊張感やわくわく感は明らかにこちらのほうが勝っており聴いていて引き込まれるところが多い。これを聴いた後では再録演奏はどこかのっぺりして面白みにも欠けている。私もやはりこの演奏を勧めたい。

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     2023/08/08

    シュナイダーハンのCDで、バッハ、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルト等かなりのCDを聴いてきたが、現在手持ちに残っているのは3枚だけで、その3枚の一つがこのシュトラウスのソナタである。チョンも聴いたが私の感覚にシュナイダーハンのほうがピッタリくる。あとの2枚はストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲とフルトヴェングラーとのライヴのベートーヴェンの協奏曲である。ストラヴィンスキーは名演ですぞ!

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     2023/08/08

    昔LP3枚組で持っていたが、今このCDは持っていない。記憶をたどると優れた演奏であったと鮮明に覚えている。当時、音楽サークルに入っていてメンバーに聴いてもらい、15番など、デっカのバーンスタイン・ウィーンフィルの冷たく沈んだ演奏よりずっと楽しく内容のある演奏だと、聴後会員の人が評し、このゼルキンのほうが良いという人が大半であった。他の曲も同様の優れた演奏だと記憶している。なかなか市場に出なかった名演奏のCDである。演奏の評価は、我が国と欧米ではかなり異なる、と聞いたことがある。

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