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Review List of レインボー 

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  • 1 people agree with this review
     2014/02/25

    ヨハン・シュトラウス1世&2世、及びオスカー・シュトラウスのメロディーを使ったこのオペレッタ『3つのワルツ』
    やはりというか、作品としての出来はイマイチで、忘れられたのも分かるような出来ですが、とりあえず音源として聴けるというのは、嬉しい事でしょう。
    本盤を指揮しているリシャール・ブラローは1960年代にオペレッタの録音をいくつか残していて、このCDでも立派な演奏を聴かせてくれます。
    また、オーケストラはこの録音のための楽団だと思われますが(オーケストラ&コーラスと記載)こちらも技術はしっかりしています。
    若干古さは感じますが、音質は年代のわりに聴きやすいです。

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     2014/02/24

    マリナーと言えば、アカデミー室内管弦楽団のイメージが強いですが、このCDではドイツのシュトゥットガルト放送交響楽団と共演した物で、オーケストラのための小品を集めたアルバムです。
    印象に残るような特徴的な演奏ではありませんが、ドイツのオケから、マリナーらしい紳士的な響きはしっかりと聴けます。
    良くも悪くもマリナーらしい演奏と言った所でしょうか。
    録音、音質は問題なく、価格も高くないので、マルチバイのお供にでも。

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     2014/02/23

    19世紀末にかけて活躍した作曲家の小品を集めたアルバム。
    なかなかこだわりと言って良い選曲で、聴き慣れない珍しい曲もあるが、どれも親しみやすい曲。
    バーベリアンは全てを歌っているわけではなく、中にはカニーノのピアノのみや、ベトヒャー、ツェラーのソロが加わった器楽のみの曲もあるが、リラックスした肩の凝らない演奏で、勿論技術も問題なし。
    録音、音質も安心して聴ける水準。

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     2014/02/22

    フランシス・ロペスは主に映画音楽やポピュラー曲を書いた人物で、このCDにはそのロペスが書いた喜歌劇『アンダルシア』『メディテラネ』の2つが抜粋収録で録音されている。
    抜粋とは言え他に録音はなさそうなのでこのCDは貴重な一枚と言えそうだ。
    メディテラネはポピュラー要素も取り入れてどちらかというと、ミュージカルに近い作風だが、アンダルシアのほうはちょっとO.シュトラウス風というか、20世紀初めのオペレッタを思わせる曲。
    アンダルシアがエシュヴェリー、メディテラネは、アルトマンの指揮で、どちらもオーケストラは名無しの、この録音のための物と思うが、小気味の良いサウンドで、雰囲気はよく出ていて、歌手も無名な人が多いが悪くないと思う。
    録音は年代を考えれば良好。

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     2014/02/21

    フランツ・レハールが1939年に、ザールブリュッケン放送交響楽団を指揮した、自作の演奏会からのライブ録音。
    録音年が古いので音質はイマイチなのが残念。
    レハールは自作自演をいくつか残していますが、本盤では、特に微笑みの国の序曲等がそうですが、テンポを大きく揺らして、ロマンティックに歌っています。
    収録曲はレハールのオペレッタでもよく知られた曲が多く、選曲面で目新しさは感じません。
    歌手ではソプラノのプファールという人物が素敵です。(テノールも悪くないのですが)
    尚、解説書の1枚目に当日のコンサートの写真が一枚載っております。

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     2014/02/19

    オスカー・シュトラウスのオペレッタ『クレオパトラの真珠』
    大変に珍しい作品で、CDになるにはこれが初めてらしい。
    前奏曲の一部にオリエンタルな雰囲気はあるが、後はほとんどウィンナ・ワルツの世界で、オスカーの他の作品に比べて、この作品が忘れられたのもなんとなく分かると言った出来。
    演奏はヘルベルト・モック指揮、フランツ・レハール管弦楽団で、演奏は作品を知るに不足なし。
    歌手ではクレオパトラ役のファダヨミが良い。
    音質も良好だが、基準となる音が小さい事と、77分とCD一枚分に収録出来る時間なのに、わざわざ2枚に、しかもSACDなので、値段が高価格になっているのが難点。

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     2014/02/18

    ロンドン・デッカに録音されたイギリス近衛兵軍楽隊の録音の1つ。
    ウェルシュ・ガーズ軍楽隊の演奏で、何曲かはスコッツ・ガーズ連隊のバグパイプ隊との合同演奏。
    指揮者はステイザム少佐(15〜17)ケニー少佐(その他)
    1960年代に録音された近衛兵軍楽隊の一連の録音は、当時黄金期を迎えていただけありとても素晴らしい物ばかりですが、このCDでのウェルシュ・ガーズも力強いサウンドの中に、繊細さがあり、まだ奏者も粒揃いで、名演奏のオンパレードと言って良いでしょう。
    選曲面では現在では珍しい曲も多く、ステイザム、ケニーの自作自演も聴けます。
    また50年以上前の録音ながら、目の覚めるような鮮明な録音なのも良い所です。

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     2014/02/17

    ヨハン・シュトラウスのメロディーを使ったピアノためのパラフレーズ作品を集めたCD。
    現在何枚かこのようなCDが発売されているが、このCDは歴史的な音源ばかりを集めた物で、中には作曲家自作自演もあると言う大変に貴重な一枚。
    いずれのピアニストも大変上手く、19世紀後半から20世紀前半のピアニストの演奏スタイルがどんな物だったかを伝えてくれる貴重な一枚。
    復刻のレベルも上出来で、年代を考えれば大変聴きやすい音質。

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     2014/02/16

    アゼルバイジャン・クラシックシリーズの最新作。
    アゼルバイジャンの代表的作曲家、カラーエフの管弦楽曲を集めたCD。
    このCDに収録された2曲は、以前の交響曲と違いかなりわかりやすい作品で、民族的香りもある曲。
    カラーエフを初めて聴くならこちらからのほうが良いと思う。
    このCDはイギリスのオケと、ロシアの指揮者と言う組み合わせで、どちらかというと、民族色は抑え目の音楽その物を重視した演奏。
    こういう曲に合う濃い演奏ではないが、作品を知るには十分な演奏だと思う。
    録音、音質も良い。
    尚、濃い演奏が聴きたいと言う人には同じ選曲で、デロスというレーベルから、アブデュラエフ&モスクワ放送響の演奏があり、こちらがおすすめ。

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     2014/02/15

    ヘルムート・シャール大佐指揮、西ドイツ連邦空軍第1軍楽隊の演奏によるドイツ行進曲を収録したCDです。
    行進曲としてはメジャーな曲ばかりが並んでいますが、演奏が素晴らしい!
    いわゆる昔ながらの演奏と言いますか、リズム重視の演奏ですが、どれも筋の通った音楽なので、楽しく聴けると思います。
    『第18騎兵巡閲パレード行進曲』『Mein Schlesierland』『ラデツキー行進曲』の3曲は、演者の曲への共感が感じられる名演奏です。
    録音年は不明ですが、1960〜1970年代の物でしょう、あまり良い音質とは言えません。
    尚このCDの音源は、メンブラン・レーベルからも復刻されていますが、そちらのほうが良いです。
    また収録時間も29分と短いのもマイナス点。
    しかし、演奏はとても優れた物です!

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     2014/02/14

    レハールの『メリーウィドゥ』の数多い全曲盤の中でも、名盤と名高い音源。
    シュヴァルツコップ、クンツ、ゲッダ等々当時の著名歌手の歌唱の素晴らしさは名盤と言われるに相応しい物だが、アッカーマンの指揮にも注目。
    全曲盤としては珍しく、メリーウィドゥ序曲が収録されているが、この曲のカラフルなオーケストレーションを見事に再現しており、続く前奏曲ではオケをノリノリでドライブしており、伴奏に回ってもしっかりと自己主張している。
    アッカーマン&フィルハーモニア管弦楽団のオペレッタ録音はいくつかあるが、これは最も優れた録音のひとつ。
    このナクソス盤は、LPからの復刻との事だが、他のナクソス・ヒストリカルシリーズと同様に、癖のない録音で、ノイズ等も目立たず聴きやすい音質であると思う。

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     2014/02/13

    ヨハン・シュトラウスのオペレッタ『ジプシー男爵』の全曲盤。
    ウィーン・オペレッタ最後の巨匠、ロベルト・シュトルツ指揮する、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団の演奏で収録。
    歌手には、ルドルフ・ショックのような大物も起用されている。
    さて一言で言うならこの演奏、前時代の雰囲気を色濃く残した演奏と言えるだろうか。
    その情緒豊かな演奏は、現代ではなかなか聴けなくなったタイプの演奏だ。
    シュトルツのジプシー男爵、2〜3年位前に、オーストリア放送管弦楽団を指揮したCDが発売されたが、演奏の完成度等から初めてシュトルツのジプシー男爵を聴くならこの盤をおすすめしたい。
    尚、古さを感じるが音質は特に問題ないと思う。

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     2014/02/12

    アメリカのバレエ音楽を集めたCD。
    アーサー・フィードラー指揮、ボストン・ポップス管弦楽団演奏。
    1958年録音。
    わりと珍しい曲が揃っているが特に、スーザのメロディーを使ったバレエ音楽『星条旗』全曲が収録されている貴重な一枚。
    他にはデッカにルイス&ナショナル・フィルの録音があるぐらい。
    このフィードラーの演奏はいかにもアメリカ的な明るいサウンドに、速めのテンポの楽しい演奏で、初演(1957年)間もない頃の演奏としても貴重である。
    録音はこの星条旗を含めて、古さは感じるが年代のわりには聴きやすい。
    マニアックな内容なので、万人にはおすすめしないが、曲目に気になる曲があれば、そう高くないので、マルチバイのお供にでもどうだろうか。

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     2014/02/11

    EU加盟国の音楽を集めたCD。
    演奏はオランダの名門軍楽隊、ヨハン・ヴィレム・フリソ軍楽隊と、アレックス・シュイリングス(2〜6)、及び作曲家のヤン・デ=ハーンの指揮。
    クラシックのアレンジ物から、吹奏楽のためのオリジナルまで収録。
    一部の音源は、過去のCDから、使い回しされた物のようだ。
    技術面で大きな不満は感じない演奏であるが、全体的に大人しめの、大味な演奏。
    一部の曲はデ・ハスケが楽譜を出しているので参考演奏も兼ねてこのような演奏になったのかもしれないが・・・
    ただ『ベルギー落下傘兵の行進曲』や『ツェッペリン伯爵』は吹き慣れているのか、メインプロにも匹敵するような演奏だ。
    録音・音質は良好。

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     2014/02/10

    シェバーリンと言えば、ソヴィエト時代、チャイコフスキーの『1812年』『スラヴ行進曲』の皇帝賛歌のメロディをグリンカの『イワン・スサーニン』のメロディに編曲したいわゆるシェバーリン版で知られていますが、自作自体はほとんど音盤もありません。
    その中、管弦楽曲を収録したのがこのCD。
    管弦楽組曲第1番、第2番という曲が収録されており、1番が1930年代に書かれ、2番が1962年に書かれたとの事。
    2番は世界初CD化で、1番は世界初録音と書いてあります。
    1番はショスタコ風ですが、やや取っつきにくく、2番のほうがより親しみやすいと言った所です。
    ヴァシリエフ指揮する、シベリア交響楽団の演奏で、初めて聴いたオケでしたが、なかなかのハイレベルな演奏を聴かせてくれました。
    作品を知るには十分な水準の演奏でしょう。
    録音・音質も新しいだけあり、綺麗です。

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