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Review List of レインボー 

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  • 2 people agree with this review
     2014/04/20

    フロトウの代表曲『マルタ』の全曲録音。
    それほど多いとは言えないマルタの全曲録音でもこのCDの音源は、名盤と言って良い一枚で、エレクトーラのオペラ録音で同じみのプライ、ゲッダ、ローテンベルガー等のスター歌手を起用した声楽陣は素晴らしいし、作曲家でもあったロベルト・ヘーガーの指揮は劇場中心に活躍しただけあって、安心して聴ける。
    録音は古いが、2012年発売のこのCDは音は悪くなく、こちらも安心して聴けると言って良いと思う。

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     2014/04/19

    ビゼーのカルメンは様々な演奏が出回っているが、このCDは1951年に、アルベール・ヴォルフ指揮、パリ・オペラコミック座劇場管弦楽団&合唱団の録音で収録された物。
    オケは初演者でもあり、そういう意味では貴重な一枚。
    歌手はおおよそは良いのだが、カルメンだけはなんだか明るい声でちょっと合ってないなあと思いました。
    それよりも聴き所はオケのほうで、生命力あふれる生き生きとした音楽が魅力です。
    特に前奏曲や間奏曲のようなオケナンバーはそう感じるのではないかと思います。
    上記の通り録音は古いのですが、音質は悪くなく、また元々デッカの録音のようで、年代のわりに鮮明に録られていて、聴きやすいと思います。

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     2014/04/18

    オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団によるオーケストラの小品集だ。
    いずれもRCA時代の1970年前後に録音された物で、日本初CD化、世界初CD化も含む。
    フィラデルフィアサウンドと相性の良い東欧・ロシア物はなかなかだし、アンダーソンではこれぞアメリカというような楽天的な演奏で、気軽に聴ける一枚。
    勿論、上に書いた曲以外もオーマンディの才能がきらりとひかる、楽しい演奏ばかり。
    大指揮者と呼ばれる人はこういう小品もしっかりと楽しませてくれますが、オーマンディもその偉大な大指揮者の一人であったという事が良くわかる一枚です。
    尚、録音年代を考えれば十分聴ける音質です。

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     2014/04/17

    黄金時代の軽音楽シリーズはヒット作で物凄い数のCDが出ています。
    このCDもシリーズの一枚で、ほとんどが、小オーケストラによるムード音楽調の演奏で収録されています。
    シュトラウスのワルツのようにクラシックからのアレンジや、もとよりこの手の楽団のために書かれた曲、色々とありますがここまで揃ってると言うのは流石このシリーズならではでしょうか。
    演奏も楽団ごとに個性があり、時代時代の雰囲気は良く伝わってきます。
    復刻盤になりますが、復刻はまずまずで、古い録音になれていれば問題なく聴けるでしょう。

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     2014/04/16

    ソニーが毎年発売していた吹奏楽新譜集からクラシックのアレンジ曲を集めたCD。
    全曲、汐澤安彦指揮、東京佼成ウインド・オーケストラの演奏で収録されていて、このCDのための新録音というのはないようでつまり編集盤である。
    このCDでの佼成の演奏は大変良く、管楽器の綺麗に揃ったサウンド、適度な緊張感と無駄のない音楽はさすがプロと思わせる良い演奏揃いだった。
    特にスメタナやドヴォルザーク、レハールなどは参考演奏と片付けるには惜しい名演奏。
    また録音も迫力のある録音で、これも演奏の良さを十分に伝えてくれる。

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     2014/04/15

    1970年にマルケヴィチが日本フィルハーモニー管弦楽団と録音したこの音源は名盤として知られる物。
    歯切れの良いテンポでオーケストラをグイグイと引っ張っるその演奏はいかにもマルケヴィチらしい音楽。
    特にプロコの古典交響曲は、そのスタイルと最も合っており名演奏といって良い。
    勿論、その他の作品も素晴らしいが。
    また70年代の日本のオケとは思えない程、オーケストラが良く鳴っている。
    音質も良いと思う。
    おすすめの一枚。
    余白には魔法使いの弟子のリハーサルが付いており、鑑賞には向かないが、マルケヴィチの人柄や音楽作りが伺える、ファンには貴重なボーナスとなっている。

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     2014/04/14

    アーサー・フィードラーとボストン・ポップス管弦楽団の演奏によるウィンナ・ワルツ集。
    RCA時代にもフィードラーはボストン・ポップスとシュトラウスのワルツやポルカを録音しているが、このCDは1975年頃にデッカ(?)に録音された物らしい。
    選曲では特に珍しい曲もなく、再録音となる曲もあるが、演奏はRCA時代の物より若干キレ味が悪く、あまり(フィードラーの演奏に聴かれる)ノスタルジックも薄く、水準には達した演奏だが幾多の名盤のあるシュトラウスの音盤の中からあえてこの盤を手に取る理由も見つからず、ファン・アイテムと言った所でしょうか。
    録音、音質はまずまず。

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     2014/04/13

    第1&第2次世界大戦の追憶にというタイトルのこのCDは、名前通り、2つの世界大戦時に演奏された楽曲を収録したCD。
    演奏は、アイリッシュ・ガーズ軍楽隊、指揮は録音時隊長だった、レーン中佐です。
    その内容から収録曲のうち半数以上が、行進曲です。
    近衛軍楽隊の演奏では録音が珍しい空軍の『英国空軍分列行進曲』等、陸軍の軍楽隊の録音では珍しいレパートリーもあります。
    ただ、演奏はこのレーベル独特の残響のないデッドな響きもあり、凡演と言った内容です。
    技術は安定しているのですが…

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     2014/04/12

    ボストン・ポップス・オーケストラを指揮して、大量の録音を残したアーサー・フィードラーが、RCA時代に残したヨハン・シュトラウスの作品集です。
    後にグラモフォンにもウィンナ・ワルツを残しているフィードラーだが、このCDではポピュラーな作品を集めている。
    フィードラーは、ヨーロッパで学んだ事もあるからか、オケの音色はアメリカ的だが、音楽には所々にヨーロッパを感じさせる所があります。
    また演奏もどこかノスタルジックで、このあたりは19世紀生まれだからでしょうか。
    『観光列車』の中間部に汽車を模した小太鼓のパートがあるのですが、その叩き方がまさに本物を思わせる物で、こういう演奏は現在では聴けないでしょう。
    ウィンナ・ワルツは本場以外認めないというような方以外にはおすすめできる演奏です。
    録音年のわりには音質は良いです。

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     2014/04/11

    ウィンナ・ワルツの巨匠、ロベルト・シュトルツがウィーン交響楽団を降って録音したヨハン・シュトラウスの喜歌劇『こうもり』全曲盤。
    歌手にはショックを始め、シュトルツのオペレッタの録音の常連が多く参加しており、またシュトルツの情緒的な演奏もあり、一昔前の古き良き時代を感じさせる演奏だ。(これは他のシュトルツの録音でもそうだが)
    またこの国内盤は、歌詞対訳や楽曲解説が大変に充実していてグッド。
    録音は年代を考えれば問題なく聴ける。
    こうもりは名盤が多いが、この盤は必ず聴いたほうが良いというような演奏ではなく、私のお気に入り的なCDだと思う。

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     2014/04/10

    クラシック音楽の名曲を吹奏楽に編曲したマスターピースシリーズの一枚。
    小田野宏之指揮、東京佼成ウインド・オーケストラの演奏。
    この盤は、オーストリアの作曲家から、モーツァルト、シューベルト、ヨハン・シュトラウス、スッペの作品を取り上げた物。
    編曲譜は近年に編曲された物から昔の楽譜まで様々で例えばスッペの2つの序曲は、フィルモア(マーチの作曲家として有名だ)の編曲、こうもりはゴトフリーと言った具合だ。
    またこのCDには演奏上のアドバイスや録音時に使った楽譜の出版元等の記載もあり、聴くだけではなく吹奏楽を演奏している人の参考にもなるように作られている。
    演奏は良くも悪くも優等生的で、いかにも佼成らしい演奏であるが、その分安心して聴ける演奏と言えるでしょう。
    1991年の録音で、音質は良いが、録音が平板な所があり、迫力に欠ける所があります。

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     2014/04/09

    ドイツの激安ボックスCDを大量に出したウィンナ・ワルツの四枚組CD。
    ただ、チャイコフスキーやドリーブ等一般的にはウィンナ・ワルツに含まれないような曲もあり、ウィンナ・ワルツに影響を受けた曲も入れたワルツ集と言ったほうが良いかもしれない。
    演奏家は著名な指揮者、楽団から無名な楽団まで様々で、演奏の質も様々だが、特にハインツ・ゲーゼ指揮、北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団やヨーゼフ・レオ・グルーバー指揮、ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団の演奏等は隠れた好演だと思います。
    録音は曲によってかなり差があり、特にカラヤンやクライバーの曲は、収録に使った盤が悪いのか、リマスタに失敗したのか、ちょっと耳の痛いサウンドです。
    安くて色々入ってますが、クラシック初心者の方は避けたほうが良いと思います。
    このCDはある程度聴いて来た人向きです。

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     2014/04/08

    チェコの名指揮者、ノイマンが晩年にあたる1989年にウィーン交響楽団に客演して録音したシュトラウスの作品集です。
    隠れた名曲というタイトル通り収録曲は一般的な知名度の低い曲ばかりを取り上げています。
    確かに知名度の低さが信じられないもう少し有名になって良い曲もありますが、大半の曲はやはり難しいでしょうか。
    チェコ・フィルと入れたチェコのワルツやマーチのアルバムは素晴らしかったのですが、このCDでは良くも悪くもノイマン節というか中庸で、面白い演奏と言えないのが残念です(オケの水準は問題ないと思います)
    録音も25年前ですが、特に気になるような所もなく、問題ないと思います。

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     2014/04/07

    クラシックの名曲を吹奏楽で演奏したCDです。
    フレデリック・フェネル指揮、東京佼成ウィンド・オーケストラの演奏で収録。
    楽譜は市販されているのもあれば、バンド秘蔵譜のような物まで様々です。
    佼成の演奏は当たり外れが大きいですが、このCDは当たりで、プロらしい余裕のある良い演奏です。
    良くも悪くも丁寧ですが、これはこの団体の個性というべきでしょうか。
    J.シュトラウスの『春の声』なんかは吹奏楽では珍しいレパートリーです。
    録音も問題ありません。

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     2014/04/06

    吹奏楽界では人気の高いクロード・スミスの作品集です。
    R.フォスター指揮、カンザス大学交響吹奏楽団の演奏で収録されています。
    アメリカの大学バンドの演奏はピンからキリですが、このカンザス大学のバンドは上手いほうになるでしょうか。
    ただ、録音は悪く、曇った音で更に曲によって音質が酷い物があります。
    またいくつかの音源を集めた物のようでライブ録音もあります。
    基本的に資料のような一枚でしょう。

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