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Review List of レインボー 

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  • 0 people agree with this review
     2013/01/31

    1960年代にデッカが残したイギリス軍楽隊の録音の一つ。
    イギリス陸軍王立スコットランド連隊竜騎兵軍楽隊(指揮:D.ターナー准尉)、イギリス陸軍アーガイル&サザーランド高地連隊軍楽隊(指揮:M.ポープ准尉)の合同編成による演奏で録音された物。
    スコットランドの兵士と言うタイトルの通り、軍楽やバグパイプ伴奏の民謡、これらが軍楽隊と合同で演奏された民謡メドレー等が収録されている。
    注目すべきは『シン・レッド・ライン』が収録されている事。
    別にこの曲は珍しいわけではないが、初演団体、アーガイル&サザーランド高地連隊軍楽隊による録音と言う事で貴重だ。
    演奏も合同編成ならではド迫力なサウンド、キレの良い優れた演奏と近年では聴く事が難しい演奏のオンパレードで素晴らしい。
    やや古さは感じるが、録音も悪くはない。

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     2013/01/31

    イギリスの指揮者、チャールズ・グローヴズによる管弦楽小品集。
    1988年、フィルハーモニア管弦楽団との録音。
    1枚目はイギリス物中心にピックアップした物で、意外と少ない『道化師』の全曲が聴ける盤。
    また威風堂々はさすがと言うべき演奏で、メリハリをつけながらかつ品のある仕上がり。
    2枚目は今では聴く機会が少なくなった小品も多く、マリー『金婚式』やポルティーニ『踊る人形』のオケ版は珍しい。
    こちらも品が良く、それでいて曲の魅力を存分に引き出した演奏を聴かせてくれます。
    とても楽しい2枚組。
    グローヴズは知名度では劣るかもしれませんが、実力者であった事が十分に分かる名盤です。
    音質良好。

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     2013/01/31

    トルコのクラシック音楽(!)それだけでも大変に珍しいが、ブリリアントからの発売なのでなんと700円程で聴ける、なんとも有難いCD。
    さて収録された曲はいずれも19世紀の曲で、いかにもトルコといった短調と長調の組み合わせによるオリエンタルな曲もあるが意外と同時代のヨーロッパの影響を受けた曲も多く例えば、冒頭のトルコ讃歌は、序奏こそトルコだが後はイタリアオペラ、ヴェルディの世界。
    他にも後期ロマン派顔負けのオーケストレーションのアデルブルグの曲等々、結構楽しめる。
    指揮者はアラチと言う人物で、オーケストラは、プラハ交響楽団&合唱団、フィルハーモニー合唱団とチェコの演奏家が起用されている。
    なぜトルコではないのか不思議だが、演奏に不足はないし、讃歌とつく曲の合唱団の高揚感は見事。
    録音年不明だが、音質も問題ない。

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     2013/01/31

    ウィーン・フィルやベルリン・フィルのようなメジャーオケなら分かる物の、知名度はさっぱりと言って良いようなデンマーク王立歌劇場管弦楽団のボックス物を発売したメーカーの勇気は凄い!
    しかもマイナーな曲中心で(笑)
    でもそんなマニア向きの内容が気にいって買いました。
    北欧の作曲家を中心に、モーツァルト、メンデルスゾーンと言った定番の選曲。
    曲目もマイナーなら指揮者もマイナーかと思えば、クレンペラーやマルコ、さらにフィッシャーの弾き降りと巨匠の音源があったりとなかなか面白い。
    演奏もどれもが個性的で面白いのですが、個人的には、ガンバの魔法使いの弟子が面白かった。
    尚、マイヤベーアの『預言者』とメンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』の序曲が収録されているとCDの曲目リストに載っていますが実際には、戴冠式行進曲(マイヤベーア)と、結婚行進曲(メンデルスゾーン)が収録されています。
    1枚目の1曲目のロンビーはアコースティック録音(ちなみに録音年は1907年)ですが、その他は電気録音。
    もちろん今の録音に慣れてると貧弱に聴こえますが、昔の録音なんてどれもこんな感じだし、年代のわりには良い音質だと思います。
    マニア向きですが興味があれば買って損はないでしょう。

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     2013/01/31

    マルコポーロのフィルム・シリーズの1枚。
    ハリウッドで活躍したコルンゴルトの作品から、『砂漠の朝』全曲と、『嘆きのプレリュード』よりバレエとファンタジーを収録。
    砂漠の朝はかの名作、ヴァイオリン協奏曲の第1楽章にこの映画のテーマが転用された事で知られているが、ヴァイオリン協奏曲の録音は数あれど、こちらの映画音楽の録音は非常に少ないので貴重だ。
    あの美しいテーマの他にも緊迫したスコアもあったりして、なかなか良かった。
    演奏は、ストロンバーグ指揮、モスクワ交響楽団、採譜はモーガンとお馴染みのメンバーによる物で、演奏はいつも通り手堅いし、良い仕事をしている。
    もちろんナクソス品質の録音なので、音質もばっちり。

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     2013/01/30

    南アフリカのクラシック音楽(!)なんて物凄く興味がわくタイトル、思わず衝動買いしてしまった。
    指揮者は、ピーター・マーチバンク、オケは、ヨハネスブルクに本拠地をおく、南アフリカ国立放送協会交響楽団。
    特定の作曲家を取り上げた物ではなく、3人の作曲家の管弦楽曲を収録した物。
    ジャケットの絵は、大草原だからきっと音楽も、それにふさわしい民族的だったり雄大な旋律がついているだろうと思ったら大間違い。
    最初の南アフリカの民謡のオーケストラ版こそまだ少しは民族的なのだが、それ以降の曲は、イギリス音楽の亜流のような曲。
    曲も微妙な所。
    大草原ではなく、田園風景と言ったほうが良い。
    耳には優しい音楽だが、アフリカ=サバンナ・大草原と考えていると間違いなく裏切られる。
    南アフリカのオケと言うのも大変に珍しいが、これが意外(失礼!)と上手い。
    録音はナクソス品質なので問題ないが、弱音が少し聴きにくい。

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     2013/01/30

    ピンクパンサーや、ひまわり等の名曲で知られるマンシーニは、空軍に在籍していた事もあり吹奏楽やマーチにも心得があって、例えば映画『華麗なるヒコーキ野郎』ではセンスのよいマーチを作曲していますし、1958年には、アメリカのマーチとスーザ・マーチのレコードを発売していたりします。
    このCDは1972年、ハリウッドで録音されたスーザのマーチ集。
    オーケストラはこの録音のために集められたミュージシャンによる、録音用吹奏楽団。
    ミュージシャンのメンバーには、レイ・ブラウンや、ビクター・フリードマンといった往年のジャズメンが参加しており、このあたりマンシーニの人脈による物だろうか。
    演奏は上記1958年録音盤よりかは、丸くなっているが、いかにもアメリカといった元気の良い演奏。
    何曲かはドラム・マーチが付いており、これはマンシーニのオリジナルのようだ。
    収録時間はレコードサイズの30分で、どちらかといえばマニア向きの盤だが、マーチの魅力にどっぷりはまった人や演奏家のファンは持っておいても良いだろう。
    録音年代を考えれば、音質は良いほう。

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     2013/01/29

    ヨハン・シュトラウスのオペレッタでは有名な作品ながら意外と全曲盤の少ない作品がこのオペレッタ『ヴェネチアの一夜』
    当盤は、ストックホルム・シュトラウス管弦楽団と指揮者アイケンホルツによって録音された物。
    ライヴ録音ではありますが、セリフがなく曲だけなので、劇場ではなく演奏会形式で上演された物なのかもしれません。
    時々アリアが終わると観客の拍手が入っています。
    演奏も良く、歌手も不足はありません。
    二枚目の余白には26分間、同じ指揮者、オケによる管弦楽曲が入っています。
    これは2008年ニューイヤー・コンサートからの抜粋で、収録された曲はこのオペレッタから編まれたポルカやカドリーユ、ワルツで、なかなか嬉しいボーナスです。
    どちらも録音は綺麗です。

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     2013/01/29

    かれこれこのこのコンサートから6年、改めて聴いてみました。
    翌年のプレートルもそうでしたけど、新年を迎える祝賀演奏会にふさわしい、とても楽しい演奏でした。
    ただ、一番楽しみにしていた『エルンストの想いで』は音だけだと魅力が半減します。
    テレビで見た時は無茶苦茶に吹いてたピッコロに笑ったのですが、今回はネタが分かってたからか、イマイチでした。
    また今回は、わりと珍しい曲が多く取り上げられていて、珍曲好きな私にも嬉しいです。

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     2013/01/29

    初めて聴いたテミルカーノフのCDは、確かショスタコーヴィチの森の歌だった。
    その時はオケは上手いけど、平凡な演奏だな、だったが、しばらくして買ったチャイコフスキーのCDも平凡な演奏だったので以来、テミルカーノフのCDは避けてきた。
    このボックスを見つけた時は面白そうな曲目だったので買うか買わないか悩んだが、セールで値段が半額以下だった事と、何だかんだでロシアン・アーカイブシリーズは良いのが多いので失敗覚悟で買ってみたが、これは当たりだった!
    上の平凡なと書いた演奏はいずれもRCAに録音されたソヴィエト崩壊後の、サンクトペテルブルク・フィルとの録音だが、このボックスはソヴィエト時代の録音でほとんどが、ソヴィエト国立交響楽団を降った物。
    いわゆるソヴィエト流の爆演が多く、なかなか楽しい。
    あと意外とロシア物以外も良くて、ドヴォルザークの新世界は良い演奏だと思う。
    録音は1960〜80年代で、録音年はバラバラだが、目立つノイズ等も少なく、特に問題なく観賞出来るレベルの録音だと思う。

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     2013/01/29

    ケーゲルとライプチィヒ放送交響楽団の展覧会の絵がメインなのですが、1曲目の禿山の一夜が凄いです。
    これはオハン・ドゥリアン指揮の、ベルリン放送交響楽団(東ドイツのオケだと思う)をふって1968年に録音された物。
    ドゥリアンはアルメニア出身で昨年に亡くなられたのだが、残された音源は正規盤で当盤を含め2つしかないがどちらも名演。
    このCDでもオーケストラを存分にドライブし、時々テンポを大きく揺らしている。
    特に推進力と集中力は凄い。
    聴き手を見事に魅力する名演で、これを聴くと他の禿山は聴けないというのは大げさかも知れないが、それぐらい凄い演奏。
    尚、ドゥリアンばかり書いたがメインの展覧会の絵と、オマケのように収録されているケーゲル&ドレスデン・フィルによるだったん人の踊りも名演奏であり、展覧会の絵は金管がよく鳴っていて楽しい。
    古い録音なのだが、悪くはないと思う。

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     2013/01/28

    チャールズ・ゲルハルトと、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団のコンビで録音された数々のシンフォニック・スコア・シリーズの1枚ですが、このCDは、1974年に録音されたコルンゴルトの映画音楽集。
    1972年に発売されたシリーズ第1弾に次ぐ二枚目のコルンゴルトのアルバムです。
    2001年には第一集と編集されて国内盤が出ていました。
    このCDは、一集の補完的な選曲で、『放浪王子』や『海の狼』等が収録されています。
    演奏についてもピカ一で、これほど楽しい演奏もそうそうありません。
    特にチェロ協奏曲は必聴!
    また、録音も大変に素晴らしい!

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     2013/01/27

    珍曲を多数出しているマルコポーロ・レーベルから、続々発売中のヨハン・シュトラウス1世エディションもついに22枚目、後期の作品になりました。
    このCDの収録曲もほとんどは世界初録音か、それに近いかと思います。
    知られているのはオーストリア分列行進曲が、一部の行進曲ファンにしられている位でしょう。
    そのため資料的価値は高いかと思います。
    といっても正直ほとんどの曲は一度聴けば十分と言った所かもしれません。
    個人的にナドルケル・パトティナルダンスのメロディは気に入りましたが…
    演奏は、スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナと、クリスティアン・ポラック。
    安心して聴ける水準の演奏です。
    音質は良。

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     2013/01/27

    チャールズ・ゲルハルトとナショナル・フィルハーモニー管弦楽団によるハリウッド黄金期の映画音楽シリーズ、このCDにはウクライナ出身で、西部劇のスコアで名高い、ティオムキンの作品が収録されている。
    タイトル曲、『失われた地平線』と『ナヴァロの要塞』以外は聴いた事がなかったが、その他のスコアも重厚な物あり、スペクタクルな物ありと素晴らしい。
    演奏もそんなスコアにふさわしい、キレのある情熱的な演奏で、いかにも映画音楽らしいワクワクとさせてくれる名演奏ばかりだ。
    録音も古いながら、とても鮮明で綺麗に録れている。

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     2013/01/27

    ロシアの名門、ボロディン四重奏団が自国の作曲家による弦楽四重奏のための曲を弾いたアルバム。
    特色として有名な曲の他に、他ではそう録音はないだろうという珍しい曲を何曲か取り上げており、資料的価値は高い。
    現代技法バリバリの曲から、ロシアらしい叙情性溢れる曲まであるので、好みの曲が見つかるかも。
    尚、収録曲はシェバーリンやヴァインベルク等は抜粋だが、元々抜粋で録音されたようだ。
    演奏についてはさすがというか文句のつけようがない立派な仕上がり。
    1994年にベルリンで録音された物で、録音・音質も良い。

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