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Review List of レインボー 

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  • 0 people agree with this review
     2013/08/11

    ヨハン・シュトラウスの全管弦楽曲を録音した前代未聞とも言って良いシュトラウスエディションシリーズ、本盤は46枚目にあたる。
    2012年ニューイヤー・コンサートで演奏された『祖国行進曲』(ラデッキー行進曲に始まりオーストリアの愛国的行進曲がメドレーで演奏される)に始まる本盤は、後期の作品を中心に、かなり珍しい作品を収録している。
    中には、アメリカの作品が引用される『アメリカへの挨拶』やR.シューマンの『献呈』をシュトラウスが編曲した珍しい曲も収録されている。
    演奏は、ミハイル・ディトリヒ指揮、スロヴァキア放送交響楽団で、オケはナクソスに大量の録音を残したオケとして有名。
    時に酷い演奏もあるオケだが、本盤では指揮者と相性が良かったのか、音楽にメリハリがあって良いと思う。
    録音も問題なし。

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     2013/08/10

    かつてイギリスの名手からなる、フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルなる名楽団がありました。
    1986年に解散しているのですが、本盤は1985年、解散前年に録音されたマーチ集に、1984年録音のワーグナー、1983年録音のスーザを組み合わせた、マーチ集です。
    本盤の録音には、木管楽器も入っており、厳密には金管だけのブラス・アンサンブルではありませんが、時々出てくる金管パートの輝かしいサウンドは、世界最高と言われたこの楽団らしいです。
    特に録音も問題ないでしょう。

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     2013/08/10

    マルコポーロのシュトラウスエディションシリーズはヨハン2世の管弦楽曲を全て録音するという画期的な企画。
    本盤はその13枚目にあたります。
    収録曲のうち、知られているのはエジプト行進曲位で、他はほとんど録音のない曲ばかり。
    貴重な収録だが、忘れられたのもわからなくもないと言った作品が多いでしょうか。
    演奏はアルフレッド・ヴァルター指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団。
    シリーズではよく登場していた常連のコンビで、上手い演奏というわけではないのですが、作品を知るには十分な演奏を聴かせてくれます。
    録音も問題なし。
    資料的価値も含めてこの評価です。

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     2013/08/10

    このCDは1901〜1951年、イギリス国王生誕記念式典で、近衛兵軍楽隊が演奏したレパートリーを再録音としたというなかなか興味深いディスクです。
    グレアム・ジョーンズ中佐指揮、コールドストリーム・ガーズ軍楽隊の演奏。
    収録曲はそのほとんどが行進曲で、また録音も珍しい曲ばかりで、イギリス音楽に興味がある方、吹奏楽ファン、行進曲好きの人におすすめ。
    コールドストリームの演奏も一時期の低迷期を抜け出し、ジョーンズ中佐のタクトの下、一糸乱れぬ熱い演奏を聴かせてくれます。
    録音は残響少なめですが、音質は良いです。

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     2013/08/09

    シュトラウスの管弦楽曲を網羅したシュトラウスエディションシリーズ、これは45枚目に当たる物です。
    祝典行進曲に始まる本盤は、かなり珍しい作品が多く、またオペレッタの中で演奏される作品が多く収録されているが特徴です。
    演奏は、アルフレッド・ヴァルター指揮、スロヴァキア国立コシツェフィルハーモニー管弦楽団で、シリーズでは何度か登場している常連だが、今まで水準には達しているが、まぁまぁという演奏が多かったが、本盤では最初から最後まで良く、音楽にメリハリがあって良い。
    音質も良好。

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     2013/08/09

    ヨハン・シュトラウス2世の管弦楽曲全集、25枚目。
    本盤はヨハネス・ヴィルトナー指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団による演奏。
    指揮者のヴィルトナーは、元々ヴィイオリンを弾いていた方だそうで、指揮者としてはヨハン・シュトラウスの作品を得意としているのだとか。
    オケはスロヴァキア東部のコシツェに所在するオケで、このシュトラウスエディションシリーズでも、かなりの録音を残しました。
    残念ながら実力がイマイチな所があって、参考演奏以上とは言えないのですが、ただひとつ、2006年ニューイヤー・コンサートでも取り上げられた『芸術家カドリーユ』はメリハリが効いて良いです。
    収録曲は基本、知られてない曲ばかりであり、資料的価値は高いでしょう。
    音質良好。

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     2013/08/08

    ヨハン・シュトラウス2世の全管弦楽曲を録音していくという、マルコポーロのシュトラウスエディションシリーズは、知られているようで意外と知らないこの作曲家を再発見する、歴史的に貴重なシリーズでした。
    本盤はその一枚目にあたります。
    収録曲は作品番号順ではなく、初期から後期まで幅広く収録、そのほとんどがまずは知られてない曲ばかりというマニアックな物です(まだ知られているのは、人生を楽しめ!ぐらいでしょう)
    演奏は、アルフレッド・ヴァルター指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団。
    本盤では特筆するような名演こそないのですが、特に大きな問題はないという水準の演奏で、作品を知るには十分な水準です。
    録音も古いナクソスの特有の弦楽器の細さを感じますが、音質は良いです。

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  • 2 people agree with this review
     2013/08/08

    カラヤンの長い録音歴の中でも本盤は異色な1枚だろう。
    ベルリン・フィルハーモニーの菅楽メンバーによって構成された吹奏楽団を降って、オーストリアとドイツの行進曲を集めた物。
    演奏は意外とまともな正統派の仕上がり。
    選曲は行進曲好きな方なら知っているポピュラーな曲が多いが、チロルの木こりの行進曲なんかは意外とまともな音源がなかったりするので貴重である。
    1973年の録音で、ADDではあるが、ちょっと音質は悪い。
    尚、2枚目最後のラデッキー行進曲は1967年にベルリン・フィルによって収録された物でこれだけはオケで演奏されている。

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     2013/08/07

    EMIが所有する吹奏楽の音源からミリタリーバンドの録音を集めたベスト盤。
    登場するのは全てイギリスの軍楽隊で、コールドストリーム&海兵隊軍楽隊、グレナディア・ガーズ軍楽隊、輸送隊軍楽隊、空軍中央軍楽隊、スコッツ・ガーズ軍楽隊等々、わりと有名なバンドの音源を収録している。
    またイギリス軍楽隊の特徴としてバグパイプ隊の参加があるが、ちゃんと一枚に1曲以上は収録されている。
    その内容からどうしても行進曲が多く、また珍しい曲はほとんどない。
    収録された音源には指揮者が書かれた物と書かれてない物があって、また演奏も玉石混淆と言った感じで正直、ベスト盤ではあるが初心者向きではないと思います。
    録音もEMIの物なので大手のわりに、あまり良いとは言えない(それでも吹奏楽というジャンルでは良いほう)のが残念。

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     2013/08/07

    ノルウェー近衛兵軍楽隊演奏、指揮、K.マッテンセン少佐、S.カスペルセン中尉BC
    この軍楽隊はノルウェーでも、海軍軍楽隊や国防軍軍楽隊と並ぶ優秀なバンドとして知られている。
    本盤は前半にノルウェーの珍しい作品を含む行進曲を、後半はオリジナル作品を中心にした選曲となっている。
    バンドのメンバー表を見ると結構人数がおり、それだけに小編成から中編成が多い北欧の軍楽隊にしては珍しい、ガッチリとしたサウンドだ。
    演奏は上記の通り優れた物だが、その中で挙げるならアルフォードの『消えた軍隊』、これがなかなかの名演、同じアルフォードの『砲声』も収録されているが、これも良い。
    録音も綺麗だ。

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     2013/08/07

    バンドリーダーが所有している音源からイギリス海兵隊の軍楽隊演奏の行進曲を集めた編集盤。
    登場しているのは、イギリス海兵隊特殊部隊、合同、海兵司令部、軍楽学校の各軍楽隊。
    指揮者を見るに1980〜1990年代頃の録音だと思います。
    さて、演奏ですが、どれもなかなか見事な物です。
    イギリス、アメリカの曲を中心に選曲されていますが、中にはドイツの行進曲もあったりします。
    どちらかというと無名な曲が多く、そういう点でも貴重だと思います。
    値段も安い事も嬉しいポイントで、マーチ好きな人はコレクションにどうでしょうか?

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     2013/08/06

    ヴラディゲロフはブルガリアの作曲家。
    ブルガリア国民学派の代表的な作曲家として知られ、作品もブルガリアの民謡等をベースにしたわかりやすい作風をしている。
    本盤は管弦楽曲を集めたCDで代表作の『ヴァルダル』以外の曲は現在手に入るのはこのCDのみと思われる。
    指揮者のアンドレースクはルーマニアの指揮者で、他にグラズノフの作品を聴いた事がある。
    本盤ではベルリン放送交響楽団を振っているが、なかなかの力演で、その作品への共感豊かな演奏は見事だと思う。
    ただし、ヴァルダルは全体的に民族色が薄め、またドイツのオケらしい、ガッチリとしたシンフォニックなサウンドなので、同曲の一番の演奏とは言えないかも知れない。
    2004〜2005年の録音であり、音質は綺麗だ。

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     2013/08/05

    ドヴォルザークの新世界交響曲は、私の好きな交響曲の1つ、それをスヴェトラーノフが降っているという興味深いディスクで、早速聴いてみました。
    太い音色ですが、ただ単に金管を派手に鳴らした爆演という物ではなく、時に歌った所もある、この指揮者らしい個性的な演奏です。
    第4楽章の最後には驚きましたが。
    アンコールのスラヴ舞曲も良いですね。
    何故か記載されていない物の収録された、『売られた花嫁』はどうもイマイチでした。

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     2013/08/05

    1972年にスコッツ・ガーズ軍楽隊がカナダとアメリカに演奏旅行に行った記念に制作されたアルバム。
    イギリス、アメリカ、カナダのそれぞれの曲が収録されている。
    いずれも水準の高いが披露されている。
    行進曲やファンファーレの上手さは勿論の事、ジャズやポピュラーでも楽しい演奏を聴かせてくれる。
    選曲の順も巧みで、まるで何かのコンサートをそのまま収録したかのような、聴きごたえのある選曲だ。
    録音も年代のわりには良い。

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     2013/08/05

    ブラン時代のギャルドは多数の優れた演奏を録音したが、本盤もそんな一枚。
    フランスの軍楽行進曲を収録した一枚で、歴代ギャルドの隊長、セルニックやパレス、リシャール等の作品が収められている。
    いずれも実用的な行進曲だが、ギャルドが演奏すると、芸術的に聴こえるから不思議。
    隠れた名曲もあり、颯爽とした行進(パレス)わが麗しのアルザス(セルニック)第129連隊のラブタンワールたち(リシャール)等はもっと広くしられても良いはずだ。
    連隊の娘、ミッシェル・ストロゴフは後にステレオ録音されているが、本盤のほうが演奏は充実している。
    ただし、モノラルなので、録音という点ではステレオ再録音のほうに軍配があがる。
    ただし、CD全体として見た場合、モノラルだがそこまで悪くはないと思う。
    おすすめ。

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