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Review List of レインボー 

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  • 2 people agree with this review
     2014/11/25

    このCDは、J.R.パーキンス大尉指揮、イギリス王立海兵隊特殊部隊軍楽隊の演奏で収録されたCDで、イギリスの作曲家による行進曲を集めたCDです。
    定番の曲からそうではない曲までバランス良く選曲した内容となってます。
    1993年の録音で、アルフォードの行進曲は同軍楽隊が録音した作品集と同じ音源のようです。
    演奏は正統派の演奏と言いますか、軍楽隊らしいパワーと繊細さのある演奏です。
    録音、音質問題なし。

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     2014/11/24

    バルビローリとハレ管弦楽団が録音したオーケストラの聴きやすい小品を復刻したCDです。
    頭と最後にはレハールのワルツ『金と銀』が入っており、最初の古いほうの録音はテンポが速く生き生きとした美しい演奏ですが、後年の57年録音では、テンポ遅めで、時にグッと音をタメたりするなどわりと解釈が異なっています。
    ただ、個人的にはこの金と銀、名演と言うよりマイフェイヴァリッツと言った所。
    良かったのはシャブリエの『スペイン狂詩曲』で、この曲のオーケストレーションを楽しめます。
    復刻に関しては問題なく聴きやすい音質です。

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     2014/11/23

    イギリスの戦争映画音楽を吹奏楽で演奏したCDです。
    バリー・ヒングリー中佐指揮、イギリス王立空軍中央軍楽隊の演奏で収録。
    収録されているのはウォルトン、ブリス等、イギリス・クラシック界の大御所作曲家によるスコアです。
    ハリウッドのそれと違い、ハデハデではありませんが、渋みのあるクラシカルで胸の躍るスコアが多いのは英国らしいといえるでしょうか。
    全て組曲の形で演奏されています。
    ヒングリー中佐は1989〜1994年まで空軍の軍楽隊のトップだった人物で、録音も数多く残してます。
    演奏も申し分なく素晴らしいのですが、録音がもう少しダイナミックであれば良かったのにと思います。
    まぁEMIの録音には良くある水準ですし、吹奏楽のCDでは良いほうだと思いますが・・・

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     2014/11/22

    リシャール・ブラロー、ジョージ・ウェルドン、2人の指揮者が指揮したバレエ音楽の復刻盤。
    共にCD化は少なく、たいていがオペラとか協奏曲とかの伴奏と言ったハウスコンダクター的な音源が多いので、指揮者単独のこの音源は珍しいのではないでしょうか。
    ウェルドンの『くるみ割り人形』はいかにもイギリスの演奏家らしい、柔らかく紳士的でテンポも適性ですが、なんといってもブラローの『ジゼル』、これが素晴らしい!
    イントロダクションから歯切れの良いテンポと、推進力のある名演奏!
    もちろん、力強いだけではなく、繊細さもあり、当時のフランス・オケの独特の音色も楽しめます。
    録音年のわりに音質はなかなか良いと思います。

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     2014/11/21

    オスカー・シュトラウスのオペレッタ『陽気なニーベルンゲン』全曲盤。
    この作品の録音は大変珍しい。
    ジークフリート・ケーラー指揮、ケルン放送管弦楽団の演奏で1995年に録音された物。
    台詞はほんの僅かにあるだけで、音楽のみ。
    元々台詞がないのかは知らないが多分カットされているのだろう。
    ワーグナーのパロディとの事だが、音楽にワーグナーは感じられず、オスカー・シュトラウスらしい甘美なワルツと、オッフェンバック等のフランス・オペレッタの流れを汲むような軽快な音楽だ。
    ケーラーのタクトも、歌手も申し分のない演奏で、作品を聴くには問題ないと思う。
    録音、音質も良好。

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     2014/11/20

    コリン・リーヴス少佐指揮、ライフ・ガーズ軍楽隊の演奏で収録されたこのCDは、イギリスの愛国的な楽曲を集めたCDです。
    エルガー『威風堂々第1番』ウォルトン『宝玉と王の杖』『王冠』等のクラシック・マーチ等、日本でも良く知られた作品の他、『イェルサレム』などイギリスでは良く知られたレパートリーを収録されています。
    リーヴス少佐は1989年〜1997年までライフ・ガーズ軍楽隊の隊長を務めた人物で、このCDは1992年に録音された物です。
    演奏その物は、伝統ある近衛騎兵隊のバンドだけあって、安心して聴ける演奏だと思います。
    尚、リーヴス少佐とライフ・ガーズ軍楽隊はウォルトンの2曲を1991年に、ミュージック・マスターというレーベルに、吹き込んでいるのですが、この2曲に関してはこちらの演奏のほうが良いと思います。
    音は綺麗ですが、録音は硬めであまり好みでありませんでした。

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     2014/11/19

    ラトヴィアの国民的作曲家、ヤニス・イヴァノフスの管弦楽作品集です。
    収録曲は、映画音楽から組まれた、組曲『春の霜』、交響曲第8番、交響詩『ラクプレシス』の3曲。
    指揮は、イマントス・レスニス(春の霜)エドガル・トニス(交響曲)ヴァシリー・シナイスキー(ラクプレシス)で、オーケストラはいずれも、ラトヴィア国立交響楽団の演奏です。
    初期の作品に比べ多少は晦渋になっていますが、どの曲も調はあるので聴きやすいと思います。
    演奏は、トニスの第8番が、劇的なスケールで表現されており、凄い演奏です。
    これを聴くとナクソスのヤブロンスキーが大人しいと感じるでしょう。
    次点でシナイスキーの交響詩も上手い事場面を描いていて、レスニスの演奏は大人しいように感じますが、こちらもなかなかの演奏です。
    録音は1961〜1987年と開きがあり、ラトヴィア放送の名前があることから元々は、放送用音源のようで、時期相応の音質と言った所でしょう。
    またリズム・パートがあまりハッキリときこえない時もあります。
    ですが、内容的に十分5つ星レベルのCDだと思います。

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     2014/11/17

    ドイツ・中期ロマン派時代に書かれたオペラを集めたメンブランのお買い得ボックス。
    1〜2枚目の『皇帝と船大工』以外は1940〜1950年代にかけて録音された古い音源。
    マエストロは、ハインツ・ワルベルク、ヴェルヘルム・シュヒターと日本に馴染みのあるマエストロが降っていたりする。
    演奏はどれも味があって良いのだが、一番良かったのは1944年に録音された『マルタ』で、CD中最も古い音源ながら、音質は良いほうだと思うし、歌手も演奏も素晴らしい!
    カイルベルトが指揮した『じゃじゃ馬ならし』は作品自体が珍しい。
    但し難点として、メンブランのCDではたまにある、ノイズ等を除去しようとした結果、ボケた迫力のないサウンドになっている物がありこのCDでもシュヒターの音源等にそれは聴かれる。
    音質面で我慢出来るなら内容、価格とも魅力的なセットだと思う。

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     2014/11/16

    オランダの老舗楽譜出版社、モレナールの新譜参考演奏集の一枚です。
    演奏はポルトガル空軍軍楽隊、指揮者は隊長のエリオ・ルイス・サウシーニャ・ムーチョ中佐で、既にシリーズ50、52巻で演奏を披露しています。
    このCDは、18分に及ぶ交響詩『光の島』を筆頭に、吹奏楽のために書かれた新曲中心の内容で、曲調的には現代的な(現代音楽という意味ではない)曲が多いのですが、安定した質の作品が多いように思います。
    勿論、これはポルトガル空軍軍楽隊の演奏の良さも関係しているのですが。
    録音、音質は特に問題ありません。

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     2014/11/15

    イッポリトフ=イヴァノフの代表曲と言えば、管弦楽組曲第1番『コーカサスの風景』、そして第2番『イベリア』が知られていますが、これら2曲を収録したのがこのCDです。
    クリストファー・リンドン=ギー指揮、シドニー交響楽団の演奏で収録された物で、CDとしてこの2曲がカップリングされたアルバムはこのCDが最初ではないでしょうか。
    演奏のほうは特に言う事無く、可もなく不可もなくと言った演奏です。
    但し、収録時間が短い事、今では良い演奏が比較的手に入りやすい事、更に編集が雑な事(通常1曲4トラックに分かれている事が多いがこのCDはそれぞれ1トラック、全て合わせて2トラックしかない)を合わせれば、音源のコンプリートを狙う人でもなければ無理して聴く程でもないと思います。

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     2014/11/14

    バレエ音楽で有名なアドルフ・アダンのオペラの代表曲と言えば『われ、もし王者なりせば』が挙げられますが、その次位に知られているのがこのCDに収録された『ロンジュモーの郵便馬車』です。
    このCDは1992年に、クラウス・アルプ指揮、南西ドイツ放送カイザースラウテルン管弦楽団の演奏で収録された物です。
    作品は19世紀中期頃のフランス・コミック・オペラの見本のような作品で、刺激的な曲調になれた現代の聴き手が聴けば単純にきこえるかもしれませんが、時々魅力のあるメロディーも聴けますし、アルプとオケ、歌手ともに健闘していてなかなか良かったです。
    一応このオペラ、他にも音源があるようですが、演奏、値段、録音等を考えればこのオペラの名盤の1つと言って良いと思います。
    尚、ライブ録音との事なのですが、拍手等、ライブを思わせる物はカットされており、一聴した限りはスタジオ録音のようです。

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     2014/11/13

    オランダの楽譜出版社、モレナールが創設75周年を記念して、『モレナール・バンド・シリーズ』の未CD化音源をCD化したボックス物。
    1枚はパソコン等で見れるスコアが記録かされたCD、残りの29枚が音楽ソフトの全30枚組で、トランクケース形の特殊ケースに収納されている。
    演奏は、プレミティア・リリア吹奏楽団、デューレン交響吹奏楽団が一枚ずつ、マーストリッヒ音楽院交響吹奏楽団が2枚ある以外は、オランダ王立陸軍軍楽隊の演奏で、指揮は、ヤン・ヴァン・オッセンブリュゲン、ピーター・キュエイペルス、ヤープ・コープス、トム・ベークマンが降っている。
    オランダの軍楽隊の上手さは有名だが、このCDでもマーチを中心にその技量の高さ、楽曲への筋の通った音楽が聴ける良い一枚である。
    元は参考演奏集であるため、一枚一枚、色んなタイプ曲が入っており、寄せ集め感は拭えないが、それ程外れと言った印象は持たなかった(勿論、外れの曲もありましたが)
    録音年等は不明ですが、指揮者から見るに1970〜80年代でしょうか、多少の古さは感じる物の十分聴けると思います。

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     2014/11/12

    マーチ王、スーザとスーザ・バンドは、ビクター等のレコード会社に自作を含む膨大な録音を残しましたが、このCDはその録音からCDに復刻した物です。
    収録音源には指揮者の名前が載ってないのですが、ブレーンから出ていた3枚組のCD等から推測するにクラークやプライヤー等の指揮であると思います。
    勿論、スーザ本人の指揮と思われる物もあります。
    スーザの全盛期はラッパ吹き込みの時代ですので、このCDの大半もアコースティック録音の時代の物です。
    電気録音時代のものありますが、これはともかくアコースティック録音の物は流石に今聴くと貧弱な音質で、復刻もイマイチ、更に解説等もありませんので、このCDは基本的にマニア向きの一枚と言えるでしょう。

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     2014/11/10

    エリザベス女王の誕生を祝って毎年6月に行われる軍旗敬礼分列式、このCDは2004年に行われたパレードをそのまま収録したCDです。
    出演団体は、王立近衛騎兵連隊合同軍楽隊(指揮:ダグラス・ロバートソン少佐)王立近衛歩兵師団合同軍楽隊&鼓笛隊(指揮:アンドル・チャトバーン少佐)です。
    野外でのライブ録音ですから、音だけ聴こうとすると何かと不便で、バンドの音が小さい、木管が聴こえない、録音もそれほど良くないと…
    このCDは当日の雰囲気を楽しむための一枚と言えるでしょう。
    わりと珍しい曲も収録されていたりするのですが…

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     2014/11/09

    19世紀に活躍した作曲家、オットー・ニコライの歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』の全曲盤。
    ロベルト・ヘーガー指揮、バイエルン国立歌劇場管弦楽団&合唱団で録音されたこの音源、1963年録音と丁度50年も前の録音でありながら、演奏、歌唱ともに未だに輝いており、クレー盤と共にこのオペラの名盤の1つと言えるのではないでしょうか。
    多少古さを感じる所もありますが、音質は問題なく聴ける範囲だろうと思います。

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