please enable JavaScript on this site.
Guest
Platinum Stage
Gold Stage
Bronze Stage
Regular Stage
Buy Books, CDs, DVDs, Blu-ray and Goods at HMV&BOOKS online
Advanced Search
TOP > My page > Review List of 林檎太郎
Previous Page
Next Page
Showing 16 - 30 of 72 items
%%header%%
%%message%%
0 people agree with this review 2025/07/05
この録音に至るコンサートの一部を、高崎で聞く機会に恵まれた(群教定期公演)。SNS(X)からも仲道氏が、井上氏との最後の共演になるということ、これで終わりなのだ、ということについて、特別の感慨を持って臨まれたということが、読み取れた。その思いや緊張が大きすぎたか、初日の高崎でのコンチェルトは、私の耳には、演奏にこわばりや畏縮が感じられるもので、パフォーマンスとして十全なものとは言えず、彼女にとって名誉とは言えない結果だったと思う。しかし、であるがゆえに、仲道氏の、「最後」ということに対する強い思いも伝わってきて、涙を誘ったものだった。翌日の東京での演奏は聴いていないが、恐らく、仲道氏の中には、自分のすべてを出し切り、井上氏との共演を終わりたいという思いがあって、このような録音に至ったのでないかと、勝手に想像している。限られた時間ではあったが、アットホームな小さな空間で、2曲が誠実に、そして近いマイクのせいか、タッチも克明に聞き取れ、普遍性を獲得したモーツァルト演奏になっていると感じた。
0 people agree with this review
Agree with this review
3 people agree with this review 2025/06/21
ようやくベートーヴェンが、音質の悪さを脳内補完しながら聴かなくても良いレベルにまでなっていることに、マゼールの死後ようやく演奏の本領を知ることができたという、複雑な思いも持ちつつも、安堵した。当時、デッカ録音のブラームス全集が充実した演奏で、レーベルが変わりベートーヴェンがリリースされたときは、一抹の不安を覚え、それが杞憂に終わらなかったことなど、懐かしい思い出である。しかし、これでも、実際の演奏からはかなりかけ離れたサウンドイメージであることは明白なのだが、ホールで聞こえているはずの音響に近づいたことは喜びたい。そして、セル亡きあとクリーブランド饗が奏でたベートーヴェンとして、聴き続けてゆきたい。
3 people agree with this review
7 people agree with this review 2025/06/20
前回のボックスは2013年であると知り、時の速さに驚愕。この10年あまり度々取り出して聞いては、DGG以前のジュリーニの佳演に親しんできた。で、迷いながらも新しいマスタリングの当ボックスを入手して、まず音のクオリティはどうかと、61年録音のドヴォ8を聞き比べてみた。結論から言うと、旧ボックスでのマスタリングも十分美しく高水準であり、新マスタリングと聞き比べることで、不満を覚えるレベルではないというのが、私の耳の答えだった。もちろん、明らかに別のマスタリングである、ということは、一聴してわかるレベルの違いではあったのだが、それは同時にオリジナルマスターの経年劣化もとらえているように私には聞こえたからだ。とは言え、買って良かったと思えたのは、添付解説ブックレットに掲載されている、これまで見ることがなかった、この指揮者の写真の数々には驚かされたことだ。ボックスの写真も紳士服の宣伝写真かと見まごうほどの、モデルぶりで、ノーブルな演奏ぶりと、目が覚めるような外見との見事な一致もこの指揮者が尊敬された要因の一つだったのではないかと愚考した次第。
7 people agree with this review
0 people agree with this review 2025/02/07
長い演奏経験から、ここまで高い境地に到達したのかと、襟を正す思い。しかし音楽は、清潔だけど、温かくほほ笑みも感じられる親密なアンサンブル。新しいベーレンライターの楽譜に忠実に、一楽章の序奏は二分の二拍子で、過去録音より早くなっているのも、常にアップデートを怠らない勤勉さを感じさせる。下のレビューに書かれているような、ピリオド奏法の影響とか指揮者の解釈ではない。個人的にはこの楽曲解釈の、今日における到達点だと感じる。大切に聴き続けたい。
4 people agree with this review 2025/01/11
リリースされるたびに購入し、聴いてきたこの全集もいつかまとまるんだろうとは思っていたが、記念の年にボックスになったかと、特別な感慨もなく受け止めようとしていたのだが‥‥‥、なに?協奏曲全集だと?えっ?マクベス夫人?なんじゃこりゃ!!! というわけで、ティーレマンのブルックナー全集以来の衝撃に見舞われることとなった。しかし、今回は、コンチェルトとマクベス夫人を含めてこの価格とは!資源の無駄を見ないふりすれば、購入も悪い話ではない。ここまで聴いてきたネルソンスのショスタコーヴィチは、ラトビア出身の彼が、やはりロシア的な表現や政治的な分脈を十分踏まえながらも、反面でそれらを脱色した明るい響きや聴きやすさという相反する味付けをも忘れず、質の高い万人受けする表現を実現させている。その点ではこの記念の年にここからショスタコーヴィチに入ろうとする諸兄には格好のセットであると思う。しかし、その一方で、欠け落ちたものもある。それは、昨年引退された井上道義氏の演奏にも感じられたわけだが、それこそがこの作曲家がある意味枯れた古典になったという証左なのかもしれない。
4 people agree with this review
0 people agree with this review 2024/10/18
音が良い。ワーナー以前のCDと比較して、見違えるほど音が良く、ワーナー傘下になり、廉価ボックスでまとめて聞くことが出来たことを歓迎したい。
1 people agree with this review 2024/10/10
ゼーマンとシュナイダーハンと、どちらのBOXを購入すべきか非常に悩んだ末、シュナイダーハンを購入。その結果ゼーマンのブラームスは聞けず。かと言ってこれだけダブりがあるのに、両方を購入するのは、気が引けた。いやあ、両者を一つにまとめてくれたら良かったのに。
1 people agree with this review
2 people agree with this review 2024/09/14
まだ全ての版を聴いたわけではないのだが、企画はブルックナーの交響曲に関心を持つ聴き手であれば、歓迎するであろう好企画。ただポシュナーの指揮がこの企画に適任であったか、どうか。これには、掛け値なしに賛同、とは言えないと言うのが個人的な感想。おや?という表現が散見され、これが、楽譜の指示か、指揮者のアイディアか、特にテンポ、ダイナミックスで、気になるところが少なくない。
2 people agree with this review
4 people agree with this review 2024/08/26
下の方へ 第2番1872年稿は、スケルツォは第2楽章なので、編集ミスではありません。 速いテンポでありながら、残響を多く取り入れているため、やや細部が聞き取りにくいところが残念ですが、超大重厚のイメージのブルックナーに新しい光を当てた演奏として、手元においておきたい1セット。
7 people agree with this review 2024/08/14
サブスクで聴き、演奏内容が秀逸なので、ディスク購入。サブスクで聞き流しという試聴態度は個人的に戒めている。小編成オケのベートーヴェンもかなり聴いたが、このコンビの瑞々しさには大変惹かれた。録音も弦の質感もリアルに捉えた素晴らしいもの。この優れた演奏が、販売戦略の不誠実さで低い評価を受けるとしたら、何とも勿体無い。
0 people agree with this review 2024/08/13
録音会場を全く存じ上げないのですが、客席へはこのような響きが聞こえているのでしょうか?とてもそうは思えない飽和的な響きが、ミキシングで相当音をいじっているのだろうと想像させます。音像が大きすぎるのも不自然で、卓の上で作られた音という印象が強いのが、個人的に、この録音に対する違和感。このレーベルに限らず、国内オーケストラの録音が、このような音の作りが増えている感じがしています。管楽器の音も、電子的なリバーブが強すぎ、質感が捉えにくいと思います。したがって、このチクルスのナマの姿というものを実感しにくいもどかしさを拭い去ることができないのが残念です。
2 people agree with this review 2024/07/29
シフの70歳を記念してリリースするというこのボックス。予定を大幅過ぎて、延期に次ぐ延期で、本当にリリースされるのか気を揉んでいたが、この度ようやくリリースされ、実物を手にすることができた。何とも目出度い。で、なぜ、こんなに遅れたのかと訝しく思っていたが、その理由は、ボックスを開封してすぐ明らかになった。70歳の記念という意味では、ちょっと傷がついた形になったが、シフのこれまでの演奏歴、録音歴とは関係なく、バッハ、モーツァルト、シューベルトのどれもが代表盤に数え上げられたものばかりであり、これらをまとめて入手して、一枚一枚聞き継いでいくことは、代えがたい大きな喜びを与えてくれるものである。
3 people agree with this review 2024/03/15
今は、各レーベルによる音作りの個性も、録音のクオリティーも均質化し、安定したといえば安定したと言えるし、つまらなくなったとも言える状況にある。このメータのCBSのセットについては、当時のCBSらしい、ややドンシャリ気味な音を聞くことができ、懐かしさを覚えるとともに、クオリティーが安定して高いとは言えず、メータにとっても、リスナーにとっても、残念に感じられるのではないかと思う。ロスフィルより腕利き揃いのニューヨークフィルを相手に、ロスフィル時代より彫りの深い、解釈の進化、またメータらしいマッチョな男性的な音楽運びを聞くことが出来るが、録音が必ずしも十全に、それを捉えているとは言い難いところに、リリース当時も、そしてボックスになった今も、もどかしさを覚えてしまうのである。そして、ドンシャリ気味な録音でマッチョなエロイカを聞くと、最新のフィレンツェのベートーヴェンが、ほろ悲しく聞こえてしまうのも事実。
3 people agree with this review 2023/11/20
なによりズービン・メータ指揮のベートーヴェン交響曲全集がリリースさされたという快挙を喜びたいし、感謝したい。あのメータが、指揮台で座って指揮をするという、無常観ただよう、ほろ悲しさを感じつつも、スピーカーから聞こえてきた演奏は、まごうことないズービン・メータの音楽であった。ロスフィルとの7番も、ニューヨークでの3番、5番、9番も、重心の低い落ち着いたテンポを取りながら、拍節感の強い、明晰な響きの中に、楽観的とも言える暖かさを感じさせる演奏であったが、その個性は変わらず、暖かく親しみやすい演奏となっている。若い頃の前のめりのマッチョな感じは後退し、テンポはさらに落ち着き、リズムは強く刻みながらもおおらかなベートーヴェンを聞くことができる。これまで聞くことができなかった4番など、一楽章の序章と主部のテンポの取り方など、驚かされる部分もあるが、恐らく理由のあることなのだろう。もっと早く全集を入れて欲しかったという思いもないわけではないが、私はとても好ましく聞いたし、感銘も覚えた。それにしても、今、メータはイスラエルをどう見ているのだろうか。
14 people agree with this review 2023/11/17
シベリウス交響曲全集三種盛りですか!!!いや、すごい箱が出るもんですね。全部持って、全て愛聴盤なのですが、それでも買ってしまいそうです。誰か止めて。三種、すべてが、それぞれ異なる特徴を持つ名演。
14 people agree with this review
Back to Top