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　2024/12/20

珍しい楽器の組み合わせでのデュオ。選曲もよく、楽しんで聞ける。チェロがゆったりと旋律を奏で、ギターがしっかりとしたリズムで伴奏を付ける。曲によっては、ギターも旋律を弾き、音色の取り合わせもよく、何より自然で飽きがこない。聞く前は、どうかという気持ちもあったが、聞き終えると、よい時間を過ごせたことを実感した。弦をはじくという意味では、同じ奏法を持つ楽器でもあることを感じる。

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　2024/12/20

作曲された時代の響きを少しでも、そこに近づけて演奏することに意義があると思う。１９番では、早いテンポながらもピアノとオーケストラが一体感を出しており、２３番では、ピアノの主張が強くなり、色濃く陰影をつけて、印象に残る。聞き進むうちにピアノの音色が曲にふさわしいと感じてくる。

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　2024/12/20

聞きなれているこの曲が、通常とは異なる版で、しかもイタリア語で歌唱されているので、新鮮な驚きがある。真摯な演奏を聴くと、やはり名曲であると感じる。響きが美しい録音である。

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　2024/12/19

聞いていて楽しい気分にさせてくれる。モーツアルトやベートーヴェンとも、つながりがある作曲者だけのことはある。音響も素晴らしく、これぞ古典派という趣である。

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　2024/12/18

奏者の実力を感じさせる演奏。作曲者初期のソナタから後期の小品集を収めているが、いずれもじっくりと味合わせてくれる。特に後期の小品集では、滋味深く、落ち着いたバランスの良い表現である。

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　2024/12/17

重厚であり、美しさも兼ね備えた演奏。弦もさることながら、管楽器の音色がとてもきれいである。さすがに指揮者の経験が生きた演奏であり、充実した録音であると感じた。全曲が間を置かず収録されており、粒ぞろいである。

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　2024/12/14

絶妙なアンサンブルを聞かせる。ある瞬間は、５台のピアノとは思えないような絶妙な統一した響きが聞こえ、壮大な部分ではまとまりを見せて破綻がない。普段ピアノでは弾かれないボレロが、音色の変化も素晴らしく特に印象に残った。

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　2024/12/14

ショーソンでは、躍動を感じる演奏。２楽章はその昔、確かテレビ番組のテーマ音楽として使われていたこともあり、優しく懐かしい。ヴィエルヌは、ドラマチックであり、一味違う。ル・サージュのピアノの音が、深い光を発する宝石のように煌めいている。

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　2024/12/13

ピアノの響きに何か違和感がと思ったら、やはり工夫を凝らしたアップライトピアノとのこと。暖かく野太い音が、この時期の曲にぴったり。今季は厳冬であるが、心和ませて、ほっこりさせてくれる。この奏者は特別な存在である。

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　2024/12/13

冒頭からしっとりとして落ち着いた雰囲気で音楽が開始されると、そこはもうこの録音の通り、響きの良いライブ会場と化する。贅沢な時間に感謝するのみでる。ソプラノも見事に溶け込んでお、未知の曲や作者を知る楽しみもここにある。

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　2024/12/13

メシアンのこの曲を数十年ぶりに全曲聞いたが、印象がだいぶ異なり、聞き手である自分自身の音楽との向き合い方の変化を感じる。以前の前衛的な音への衝撃とは異なり、いわゆるクラシックとして、こなれた演奏がここに現れ、とても聞きやすく感じた。チェロを中心とするこの曲で、日本人の名手たちのアンサンブルの完成度が高度で、一貫性や柔軟性もある。また、アデスの作品も同じ楽器構成で、起伏もあり充実していると思う。

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　2024/12/12

レーガーのピアノ作品と聞くと変奏曲が、まず思い浮かぶが、ここで聞けるピアノ作品は、実に穏やかで、技巧を凝らしたものでもなく、耳にやさしいものが多い。ピアノの音も眼前で演奏するように感じられ、ゆっくりとした時間に聞き流すのも一興。

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　2024/12/12

チェロのみによる演奏。バロック音楽好きにはおなじみのフォリアの主題による曲集では、低音から高音まで縦横無尽に駆け巡り、豊かな響きを堪能できる。ソナタでは、２曲を弾き分けて、興味深い。終曲は、高い緊張感の中にも、どこか親しみをさえ覚える雰囲気がある。

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　2024/12/09

興味深い演奏。ソナタ部分でも装飾音や耳に新しいフレーズをを挿入しているが、自然であり、奇異な感じはない。あくまで基本がしっかりしているのだろう。楽章間に演奏される即興演奏も、次への橋渡し役として自然である。賛否はあるにしろ、このような演奏も正当に評価されるように願う。音もみずみずしく捉えられており、ピアノの録音としても秀逸。

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　2024/12/08

誇大な表現にならず、独奏楽器を含めた一つの交響曲のような演奏。よくまとまりを見せており、この曲は、初冬のこの時期に聞くのにぴったり。ヴィオッティでは、オーケストラの響きも軽くなり、ヴァイオリンの音が空中を舞う。最後のチェロで心が静かに満たされる。