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Review List of ユローヂィヴィ 

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     2011/05/30

    ショスタコーヴィチの映画音楽「馬あぶ」の音楽が実にオルガンに合っていて美しい。
    まるで宗教曲を聴いているような感じもする。

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     2011/05/30

    作品の解説書は付いているものの歌詞が入っていない。
    値段を考えたらしょうがないのか? 
    せめてCD-ROMにして入れて欲しかった。

    天下のデッカなのだからそこまで手抜きをしなくてもと思う。
    国内版の発売をひたすら乞い願う。

    収録されている5作品のうち歌劇『皇帝の花嫁』と歌劇『サドコ』が良かった。

    歌劇『サドコ』はライブ録音で音ははっきりいって悪いが臨場感があっていい。

    歌劇『見えざる町キーテジと乙女フェヴローニャの物語』(ライブ録音)は音楽がいいのだが戯曲がいまいち。
    もっと省略できるように思うのだが。

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     2011/05/28

    高橋悠治の「光州、1980年5月」。
    間宮芳生の「三つのプレリュド」。
    細川俊夫の「メロディアU」が良かった。

    もっとも独創的で素晴らしいと思ったのは佐藤聡明の「インカネションU」だ。

    彼の作品はこの曲の他に作品集CD二枚を持っているだけだが、素晴らしい作曲家だと思う。

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     2011/05/28

    序曲の後に朗読される文章にこの作品が目指すもの全てが語られている。
    後はそれらが音楽で表現されているかを味わうだけだ。

    序幕での悪魔たちの対話には合唱が付けられ、グノーの歌劇『ファウスト』よりもていねいに創られてある。

    グノーの作品ではメフィストフェレスとの契約はある意味、歌劇ならではの面白さがあるが、ブゾーニの作品ではシリアスで音楽にしても宗教的な美しさがある。

    エピソードとエピソードの繋ぎに難があるものの音楽も素晴らしい。

    ブゾーニ自身の手による台本も素晴らしい。

    ファウスト博士を歌うディートリヒ・ヘンシェルが素晴らしい。

    また引退したフィッシャー・ディスカウが語りで録音に参加している。
    歌劇『ファウスト』や歌劇『メフィストーフェレ』の印象があるためかメフィストフェレスはイメージとしてバスが歌いそうだが、ブゾーニはテノールの役にしている。

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     2011/05/27

    1990年5月5日、モスクワ音楽院大ホールでのライブ録音。

    二つの歌劇からのバレエ・シーンの演奏はハイテンションで特に素晴らしい。
    お客さんが沸いているがなるほどこの演奏を聴いていて興奮しないわけがない。

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     2011/05/27

    ダンテ交響曲第一番が素晴らしい。

    しかしロシアのライブ録音はよく咳が入っている。1998年3月20日録音の第一番は冒頭部分でマイク近くの人の咳が実に大きく入っている。

    第二番は打楽器が印象的だった。聴きごたえのある作品だ。人間の声も使われているが、あれはとくに合唱団ではなく、オーケストラのメンバーがやっているのだろうか?

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     2011/05/26

    スプラフォンならではの録音だ。

    新古典主義のスタイルで作曲された作品たちでどの曲もいいのだが、特に深く心に残していく何かが足りない感じがする。

    耳にはどれも心地がいい。

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     2011/05/26

    素晴らしい。

    未完の作品であったがリチャード・ランハム・スミスの補筆、エディソン・デニソフによるオーケストレーションによって生まれかえった。

    マスネの歌劇『ル・シッド』と同じ題材による。

    ドビュッシーは台本にいやけがさして途中で諦めたと解説にあったが、確かにそうかもしれない。

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     2011/05/25

    貴重な映像が盛りだくさん。

    ロジェストヴェンスキイ指揮の歌劇『モーツァルトとサリエリ』の部分が観られる。(全曲が残っていないのか? 是非観たいし聴きたい。)

    歌劇『サドコ』のピアノリハーサルもいい。
    ちょっとだけだがポクロフスキイの演出風景も観ることが出来る。

    オブラスツォワが歌うカルメンはロシア語で歌っているようだ。

    エシュパイの新作バレエの制作風景もいい。

    バレエ『アンナ・カレーニナ』も映画版を持っているがここで観られるライブ版の方がいい。

    メロディアのスタジオや録音風景も観られる。

    プロパガンダ色はほとんどないがヴィシネフスカヤが出てこないのはやはり亡命の関係のせいだろうか?

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     2011/05/25

    サロネン、ロス・フィルによる現代的な響きの『大地の歌』。

    透明感があって都会的だ。

    まるで大都会の高層ビルから中国の詩にある人生や理想について哀愁をこめて歌っているような演奏だ。

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     2011/05/24

    ジャンヌ・ダルクは全編まじめな作品とは思いきや気分を変えるような明るい所もあるのが以外だった。

    オネゲル独自の音楽を所々に感じた。オンド・マルトノの使用が効果的だ。

    対訳がPDFファイルにして入っているというのはいいアイデアだと思ってたが、欲を言うとやはり手元に印刷されたものを片手に聴いた方がいい。
    パソコンを持っていない人だっているのだし。

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     2011/05/24

    プーシキンの戯曲をもとに作曲された作品。

    キュイには大変美しい歌曲があるがこの歌劇も美しい旋律にあふれている。

    知られざる名曲だ。

    カップリングで入っている管弦楽伴奏の歌曲も素晴らしい。

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     2011/05/02

    歌劇といっても歌劇『魔弾の射手』のように途中にセリフが入るジングシュピールの様式で作曲されている。

    クーベリックの音楽創りもまるくていいが、若きドミンゴの張りつめた美声が特に素晴らしい。

    珍しい作品だがこんな名曲名盤が国内版で出ていないのが残念だ。

    音楽に深みはないかもしれないがどこまでも楽天的で明るく美しい。休日の昼にうとうとしながら聴きたい。

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     2011/05/02

    ライブ録音。

    スヴェトラーノフの指揮のもと力一杯でぶつかっていく熱演。

    相撲でたとえるのもおかしいが、まさにがっつりと四つに組んだ演奏。

    歌詞が入ってないのが残念だ。

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     2011/05/02

    シベリウスの創作の広さを実感できる。

    まさしく真の作曲家である証をここで聴くことが出来る。

    シベリウスの芝居心もかいまみれて興味深い。

    一風変わった『ベルシャザールの饗宴』も面白いが、『テンペスト』、『ペレアスとメリザンド』、『クオレマ』、『クリスティアン二世』など全曲で聴いてこそその素晴らしさが分かる。

    『テンペスト』は組曲版ではよくわからないが、全曲でこそなるほどとシベリウスの劇音楽の分野での最高傑作だということが納得できた。
    ただ『白鳥姫』は組曲版のほうが個人的には良かった。

    ネーメ・ヤルヴィとオスモ・ヴァンスカの二人がまたすばらしい演奏を創り上げている。

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