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Review List of 座頭 

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     2021/04/26

    中森明菜自身の最高傑作アルバムにとどまらず、80年代のアイドルポップスを代表する傑作だと思います。ジャズ・フュージョン的なしゃれたアレンジのものが多く、各曲のつながり、流れも考え抜かれている。何よりも、気合に満ち満ちた明菜の歌唱がたまらない!!これほどの作品を、自身がプロデュースしたというのが、またすごい。

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     2021/04/26

    有名な連載なのでご存じの方も多いでしょうが、男性なら爆笑必至です。今のように刺激的な画像や動画に接することができなかった昭和の若者が、エロを楽しむため、いかに涙ぐましい努力をしたのか―。数々の面白エピソードに既視感があり、読んでるうちに懐かしささえこみ上げてきます。

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     2021/04/23

     思想史・音楽評論の片山杜秀、演奏史に詳しい山崎浩太郎が、「平成のクラシック音楽」を熱く語り合った。元号で区切ってはいるものの、話題は世界を見据える。「帝王」カラヤンの死去、古楽運動など代表的な現象をカバー。教養や権威の象徴だったクラシック音楽がサブカルチャー化し、スタンダードとは一線を画した「オレの巨匠」「オレの名盤」が出現するまでの流れは、興味が尽きない物語となっている。
     注目すべき話題の一つは「朝比奈隆のブルックナー」現象。長大な交響曲で知られる作曲家が昭和の終わりに人気を博したのには、指揮者・朝比奈の貢献が大。本書は平成に入ってからの大ブームを「信者の広がり」と捉え、東京から大勢のファンが関西公演に足を運んだ平成前期の様子を紹介。朝比奈によるブルックナー演奏の価値をいち早く説いた評論家・宇野功芳氏を「預言者」と呼ぶなど、さえわたる表現で笑いを誘うとともに、鋭く本質を突く。
     佐村河内守のゴーストライター騒動を巡る記述も興味深い。創造的な作曲が難しくなっている音楽界の状況、東日本大震災後の重いムード、佐村河内氏の天才的とも言えるプロデュース能力など、騒ぎが大きくなった背景を、新鮮な視点も交えつつ解説。クラシック音楽がサブカルチャー化した流れの総決算的な出来事と位置付ける。
     音楽ジャーナリズムの多様化についても言及される。音楽関連の書籍などを出版する「音楽之友社」が権威であった時代から、その後の批評家批判へ。ここでも、サブカルチャー化が事象を読み解く鍵となっている。
     このほか、神戸出身で戦前から1950年代初頭に活躍した名作曲家・大澤壽人(おおさわ・ひさと)の復活劇など、縦横無尽の音楽談議が続く。2氏の音楽への愛の深さが、本書を格段に面白くしている。

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     2021/04/22

    大切な女性の喪失は、村上春樹文学に繰り返し(欠かさず?)登場する、物語の重要な構成要素。この短編集では、他の要素をできるだけ排除して「女性の喪失」に純化させた、ユニークな試み。抑えた表現で、時にはユーモアも交え、男の悲しみを描く手腕は見事。ヘミングウェイやフィッツジェラルドの短編を思わせる、わかりにくいオチも、村上春樹の真骨頂!

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     2021/04/22

    「羊をめぐる冒険」も面白かったが、その続編が、これほど力強い内容で書かれたのは、本当に素晴らしい。
    トラウマからの再生、邪悪な存在、不思議な女性たちなど、村上作品にお決まりのパターンを踏まえつつ、物語は「羊〜」より大きく発展し、スリリングに展開する。重要な登場人物「五反田君」が、私の中では谷原章介のイメージと重なって仕方がない。

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     2021/04/22

    妻の誕生日に、購入しました。とても素敵な短編で、イラストも上品です。
    村上春樹の短編は、長編とは違ったユーモラスなものが多いのが特徴ですが、この作品は長編同様、謎めいたストーリーなのが魅力的。読んだ人同士で、主人公の「願い事」は何だったのか、語り合うと楽しいですよ。

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     2021/04/22

    この作品の影響で、ヤナーチェク「シンフォニエッタ」のCDがよく売れました。例によって音楽に関するうんちくがたっぷりなのに、にやりとさせられます。青豆は映画「ニキータ」のヒロインを思わせる腕利きの殺し屋で、村上春樹作品に登場する女性では、ユニークな存在。物語はほぼいつも通り、邪悪な存在との戦いですが、最後は微妙な含みを残しつつも力強いハッピエンドで痛快な読後感を得られます。

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     2021/04/18

    堂々たる名演ではあるのだが、セルとしては珍しく、遅めのテンポで大きく構えているのがユニーク。セルらしいきびきびした動きのブルックナーを聴きたい方には、セルの弟子スクロヴァチェフスキーの全集をお薦めします。

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     2021/04/18

    堂々たる名演ではあるのだが、セルとしては珍しく、遅めのテンポで大きく構えているのがユニーク。セルらしいきびきびした動きのブルックナーを聴きたい方には、セルの弟子スクロヴァチェフスキーの全集をお薦めします。

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     2021/04/18

    晩年のベルリンフィルとの録音よりも、はるかに颯爽とした表現には好感を覚えた。

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     2021/04/18

    序曲ばかり有名で、全曲演奏や録音は少ない「泥棒かささぎ」。私自身もこの盤で初めて全曲を聴きましたが、退屈する場面のない楽しい曲でした。ニネッタ役を歌うゾフィー・ベーヴァン(ソプラノ)をはじめ、出演歌手の出来も文句なし。録音がややこじんまりしていますが、鑑賞には十分なレヴェルでした。

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     2021/04/18

    恥ずかしながらデル・マーという指揮者を聴くのは、この盤が初めてでしたが、両曲とも、特に「威風堂々」は、この1枚で十分なくらいの名演です。
    圧倒的な推進力に加え、エルガーの素敵な旋律、巧みなオーケストレーションを知り尽くした演奏は、細部まで揺るぎがなく、説得力があり、こんなにいい曲だったのかと思わせます。
    威風堂々第1番だけならマリナー&コンセルトヘボウの快演がいい勝負ですが、全曲盤では比較の対象はなく、ショルティやプレヴィンを上回っているでしょう。

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     2021/04/09

    二つの話が同時進行していく手法や、戦時の出来事が現代の人物に不思議な影響を与える設定は、村上春樹の他の作品にも繰り返し現れる得意のパターン。登場人物の談話が冗漫なのが、やや惜しまれるが、物語自体はよくできており、おもしろい。これまた恒例の、音楽に関するうんちくもさえわたっていていて、私はこの本を読んでハイフェッツらによる「大公」のCDを買ってしまった。

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     2021/04/09

    村上春樹が尊敬しているフィッツジェラルド「グレート・ギャッツビー」へのトリビュートとして書かれたと思われる作品。謎めいた人物・免色渉の存在が、これまでの村上文学とは一味違う奥行きを与えている。主人公と免色の関係、免色がわざわざ主人公に接近した動機は、正に「グレート・ギャッツビー」のギャッツビーとそっくり。しかし、免色の異様な性格、行動はギャッツビー以上で、井戸に入っていく辺りは、「ねじまき鳥クロニクル」の主人公・岡田亨のようになり、主人公をくってしまいかねない存在感だ。村上ワールドの枠組みは維持しつつ、独特の味わい、大きなスケールを持つ名作。

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     2021/04/09

    村上春樹自身、自分の主戦場は長編であると宣言してはいるが、この短編集は彼の代表作の一つに挙げたいくらい面白い。世界観そのものは長編と同じだが、皮肉やユーモアの部分がさえまくっているのだ。
    特に私が気に入り、繰り返し読んでいるのは「ファミリー・アフェア」。主人公の青年と妹、妹の彼氏「渡辺昇」の微妙な関係をコミカルにかつ味わい深く綴る。著者自身を戯画的に描いたと思われる主人公の「偏狭な性格」が、とにかく面白い。「渡辺昇」は他の収録作品にも現れる。「ねじまき鳥クロニクル」の「綿谷ノボル」とも関係あるようだ。

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