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Review List of レインボー 

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     2014/11/08

    オランダの老舗楽譜出版社、モレナール・エディションの参考演奏集です。
    このCDはJ.ポンマー指揮、オランダ王立空軍軍楽隊の演奏で1996年に録音された物です。
    特定のジャンルの曲ばかりを集めたCDではなく、吹奏楽の醍醐味とも言える行進曲から、ジャズやオリジナル新曲までを集めた物となってます。
    作品の質も安定している物が多いように感じます。
    そして、空軍軍楽隊の演奏も良い!
    『リヴェロ』行進曲などは流石、手慣れていて楽器もよくなってますね。
    録音と音質も問題ありません。

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     2014/11/07

    ロマン派時代初期から中期にかけて活躍したロルツィングの代表曲、歌劇『密猟者』のハイライト録音。
    ヴィルヘルム・シュヒター指揮、ベルリン交響楽団によって録音された物で、歌手もショックやケート等当時一流の歌手が配役されるといったなかなか豪華な音源です。
    演奏は手堅くまとめられており、全曲聴くのはしんどいが抜粋で聴き所のみを聴きたいという人にはぴったしでしょう。
    1963年録音とかなり古い録音ですが、デジタルリマスタリングされているから、音質は悪くないです。

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     2014/11/06

    このCDはイギリス空軍の伝統的な愛唱歌や行進曲、信号喇叭譜、そしてジェームズボンドや633爆撃隊等の映画音楽といった曲を収録したCDです。
    デイヴィト・ジャクソン指揮、イギリス空軍ワデントン軍楽隊の演奏で収録された物です。
    ただし、このバンドはイギリス空軍音楽サービス所属の正規編成の軍楽隊ではなく、ボランティアのミュージシャン中心に編成されたヴォランタリー・バンドと言われるバンドで、そのためか、演奏はあまり上手ではありません(物凄いひどいというわけでもありませんが)
    よほどの吹奏楽ファン以外は取り立ててお勧めという盤ではないでしょう。
    録音と音質は悪くはないのですが。

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     2014/11/05

    オランダの楽譜出版社、モレナールの参考演奏集です。
    このCDは、アレックス・シュイリングス指揮、カールハイデ聖ヨーゼフ吹奏楽団の演奏で収録された物で、ケリー『アロマンシュ』オルソマンド『バンダ・スクレ』といった吹奏楽オリジナル曲から、ウェーバー『コンチェルティーノ』と言ったクラシックからの編曲までを集めた内容となっています。
    これらの、特に新曲も安定した曲で、質に疑問の多い近年の作品と違い安心して聴けると思います。
    また演奏団体はプロかアマかは知りませんが、なかなか上手です。

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     2014/11/04

    マルコポーロが発売したヨハン・シュトラウス一世管弦楽作品集の1枚です。
    今回もクリスティアン・ポラック指揮、スロヴァキア・シンフォニエッタ・ジリナの演奏で収録、収録曲もこのCDで以外では知られてないような珍しい曲が続きます。
    唯一『ヴェニスのカーニバルについての重要な記憶』は、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに近年2回演奏されたので知られてると思いますが。
    演奏は中庸なスロヴァキア・サウンドで、どの曲も安定していて安心して聴く事が出来ます。
    スロヴァキアオケにある(特にナクソスにいれた録音に多い)弦が小さいとかもないわけではないのですが、他に録音があるという訳でもってないので十分合格の範囲でしょう。
    録音はナクソス品質なので問題ないと思います。

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     2014/11/03

    イギリスの各種の国家行事などで活躍する、近衛師団鼓笛隊にスポットを当てたアルバム。
    収録曲はそのほとんどが行進曲で、他にドラム・マーチやビューグルによるファンファーレが収録されています。
    トルーピング・オブ・ザ・カラーのライブ盤等でこの鼓笛隊の演奏を聴く事が出来ますが、野外ライブなので音が悪い。
    スタジオでの録音であるこのCDは、その点だいぶ綺麗に録音されています。
    演奏はさすが、伝統のある近衛師団の団体だけありますね。
    ただ、基本的にフルートとドラムだけでの演奏ですから続けて聴くと飽きてくるかもしれませんが。
    このCDは元々1992年に発売されたアルバムの再発売盤でジャケットは新しくなっているようですが、中身はそのままのようです。
    録音は硬めで、昔のデッカの録音から鮮明さをなくしたような感じ。
    音質は悪くないのですが。
    企画としては大変珍しく評価出来るのですが、内容的に万人にお勧め出来るようなCDでもないので、この評価です。

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     2014/11/02

    ロブ・ウィッフィン中佐指揮、イギリス王立空軍中央軍楽隊の演奏で収録されたこのCDは、吹奏楽のお得意とも言える様々なジャンルの曲を集めたCDで、コール・ポーター等のジャズから、クラシックの編曲、行進曲といった曲が収録されている。
    中にはヴェングラー作曲『マーチ』と言った珍しい作品も。
    空軍中央軍楽隊の演奏はさすがに上手く、『ウィンザーの陽気な女房』はかなり大胆な解釈がなされており、かと思えばスーザの『忠誠』では正統派の行進曲の演奏が聴ける。
    引き出しの広さと技術力はさすがである。
    録音と音質も特に問題ない。
    個人的に選曲に不満があるが無ければ満点の素晴らしいCDである。

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     2014/11/01

    大変珍しいブルガリアの吹奏楽曲を集めたCD。
    収録されているのは、ディコ・イリエフ、フリスト・トニエフ、ニコライ・バラタノフの作品で、どれもがブルガリアの民族色の強い作風です。
    わかりやすく、また3分前後の曲ばかりなので、聴きやすいと思います。
    演奏はオムニバスで、プレヴィン市吹奏楽団、ドブリシュ市吹奏楽団、ブルガリア陸軍士官建築学校音楽隊、ブルガリア陸軍輸送隊士官学校音楽隊、ブルガリア陸軍中央軍楽隊。
    一番多く演奏しているのは輸送隊学校音楽隊ですが、どの団体も演奏は悪くないです。
    やはり自国の音楽だからでしょうか?
    録音、音質は問題ないレベルです。

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     2014/10/31

    G.シュウォーツ&シアトル交響楽団のコンビによるリムスキー=コルサコフのオーケストラ作品集。
    現在3枚出ているアルバムのうちの1つです。
    このCDは『スペイン狂詩曲』と序曲を集めたCDで、演奏は他のこのコンビの演奏と同じく、良い意味でアメリカのオケらしく、都会的なあっさりとした演奏で、ロシアらしさはあまりない物の、悪くないと思いました。
    ロシアのオケのようにバリバリというわけではありませんが、しっかり金管楽器も鳴ってますし、先程あっさりと書きましたが、要所要所では良く歌ってますし、推進力もあります。
    また普及盤の価格帯で『ドゥビヌシカ』が収録されたのは嬉しい所です。(今までこの曲は、ボックス等に収録されている事が多く、安くで手に入る盤は少なかった)
    録音は最新録音で迫力があります、オケの演奏の良さもこの録音に助けられている部分も大きいでしょう。
    永遠の名盤ではありませんが、購入しても損はないと思います。

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     2014/10/30

    フランソワ・ジュリアン・ブランが楽長を務めていた時代のギャルド・レピュブリケーヌ軍楽隊の録音は、そのフランス式の壮麗で明るく繊細なサウンドと、各々の奏者の技術、音楽面の高さから録音から何十年も経った現在でも名演として知られています。
    このCDはそのブランがステレオ録音で残したクラシックの編曲集。
    トッカータとフーガは、吹奏楽の編曲によるこの曲の中でも頂点に立つといって良いでしょう、正に人によるパイプオルガンです。
    また忘れてはいけないのがディオニソスの祭り、多少編成は楽譜の人数より少ないといえ、全盛期のギャルドによる鬼気迫った迫力のある演奏が聴けます。
    また最後に収録された2つの行進曲『マレンゴ総督親衛隊行進曲』『羽のついた帽子の行進曲』は1968年に録音されたブラン楽長時代の末期の物で、解説によるとブランはこの2曲を最も得意とし、3回も録音に残したとの事。
    最後の録音にあたるこの音源はブラン&ギャルドの永年のコンビからくる、曲を隅々まで知り尽くした演奏でさすがと思いました。
    実は2010年に行進曲を除いた全ての曲が一度復刻されてますが、そちらは復刻に失敗したのか音が悪く、発売の古いこのCDのほうが音質は(年代のわりに)良いです。

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     2014/10/25

    イギリス落下傘連隊の音楽を集めたCDです。
    そのため収録曲の9割は行進曲です。
    連隊行進曲『ワルキューレ』を始めとしたイギリスの行進曲の他、カナダ、フランス、アメリカ、ベルギーの落下傘連隊の行進曲も収録されています。
    日本ではこの手のCDは手に入りずらいので、このCDは貴重な物でしょう。
    演奏は、イギリス陸軍落下傘連隊第3大隊軍楽隊、イギリス陸軍フォークランド落下傘連隊軍楽隊、そしてイギリス陸軍落下傘連隊合同軍楽隊の3隊の演奏が収録されています。
    指揮は、L.テイラー准尉、C.ホッグ准尉。
    演奏は第3、フォークランドともにまずまずであり、合同軍楽隊は人数が居てる分、音に厚みがあります。
    あまりイギリスらしさは感じられはしませんが・・・
    録音年代は不明ですが悪くはないでしょう。

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     2014/10/24

    O.スウィトナーとシュターツカペレ・ドレスデンによるシュトラウスの作品集。
    シュターツカペレ・ドレスデンは意外とシュトラウスの名盤が多くて例えばケンペとかガラグリーとか。
    スウィトナーもシュトラウスではないがスッペの名盤も残している。
    その中でも頂点に立つのがこの音源で、元々徳間で発売されていたが、その後キングで1800円ぐらいで発売、めでたくこの度千円盤で発売となった。
    徳間時代に発売されていたガラグリー盤と比べ、オーケストラのサウンドはドイツオケというより、オーストリアのオケのような柔らかさが出ているし、メリハリがあって、効果音も使われたとても楽しい演奏である。
    今回発売となったKICC3656は最新のリマスタと書かれており、比較対象出来る盤を持っているわけではないので、大幅改善となったのかはわからないが、音質は問題なく聴けるレベルである。

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     2014/10/23

    アメリカのコンサート・バンドを牽引した人物と言えばまずJ.P.スーザが挙げられますが、その後継いだ後継者的存在と言えばエドウィン・フランコ・ゴールドマンが挙げられます。
    彼はスーザと同じく自身の名を冠したゴールドマン・バンドを率いて自作や他の作曲家に作品委嘱、演奏する等、アメリカ吹奏楽界に多大なる貢献をした人物でもあります。
    ゴールドマン・バンドもエドウィン指揮の録音もいくつか残していますが、このCDはエドウィンの息子、リチャードの指揮で録音されたアメリカン・マーチの録音で父親エドウィンの作品の他、スーザやプライヤーといった作曲家の作品が収められています。
    比較的珍しい曲が収録されているのは嬉しい所ですが、『木陰の散歩道』が収録されていないのは残念です。
    録音年代の割に音質は良いほうだと思います。

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     2014/10/22

    ノルウェー近衛兵軍楽隊が毎年自主制作していたアルバムの1つで、このCDは「ノルウェーの歌を聞け」というタイトル通り、ノルウェーの作曲家の作品ばかりを集めた内容になってます。
    指揮者はK.マッテンセン少佐。
    ノルウェーの吹奏楽界では著名なオスカル・ボルグの作品や、グリーグやオルセンでは、ソプラノ歌手やピアニストもゲスト参加しています。
    演奏も例年通り端正で素晴らしいのですが、今回はノルウェー物と言う事もあってかいつもより鳴りが良いように思います。
    録音、音質良好。

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     2014/10/21

    長いことウィーン・フォルクスオーパーで活躍した、アントン・パウリクが、ヨハン・シュトラウス2世の管弦楽曲を録音した音源の復刻。
    もちろん、オーケストラはウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団です。
    原盤はヴィンガード。
    本家からも復刻されています。
    有名な曲、そうでない曲両方が上手い事収録されており、演奏も古きよきウィーン情緒を感じさせるなかなか良い通好みな演奏です。
    パウリクはLP時代にはたくさん音源が出回っていましたがCDではそれほど出回っていないのでこのCDは貴重な一枚と言えるでしょう。
    録音年代は記載がないので不明ですが、1950〜60年代ぐらいでしょうか、だとすればまずまずの音質です。

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