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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2014/05/15
フリストスコフはブルガリアの作曲家で、著名なヴァイオリニストとして知られた人物だそうで、このCDはそのフリストスコフが書いたヴァイオリン協奏曲第1番と第3番が収録されている。 E.マリア=ポポヴァのヴァイオリン、ゲオルギ・ディミトロフ指揮、ブルガリア国立放送交響楽団の演奏。 某サイトの輸入元のコメントを見て購入してみたのだが、それにはブルガリアのハチャトゥリアン、バルトークや民族色の濃い等と書かれていたので、ヴラディゲロフやスタイノフのような路線の曲だと思っていたら、意外と現代的な所もあったり、勿論民族色を感じさせる所もあったのだが、ちょっと渋い所もあるので、コテコテの民族色の音楽を期待して聴くと失敗したと思うかもしれません。 しかし20世紀に書かれた作品の中では、聴きやすい部類の曲に入るでしょう。 演奏のポポヴァはフリストスコフの弟子だそうで、オケは伴奏に徹した演奏ですが、ポポヴァの情熱的で作曲家への共感がひしひしと伝わるヴァイオリンは聴いていてなかなか引き込まれる物があります。 他に録音自体なさそうなので、今のところ収録曲の最良の演奏と言えそうです。 発売元はブルガリアのレーベルですが、比較的新しい録音(2011年録音)なので音質は綺麗です。
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0 people agree with this review 2014/05/12
フィルハーモニック・ウインズ大阪の第5回定期演奏会のライブ盤。 指揮は同団音楽監督の木村吉宏。 プログラムはイタリア物で占められており、ヴェルディの『運命の力』に始まり、『マノン・レスコー』『トゥーランドット』『宇宙の審判』『ローマの祭り』という順だ。 しかし演奏の方はプロとして、水準はまぁクリアしているが、アマチュア的な所があったりして、どうなのかなと思いました。 ただし、このCD、ナルディスの『宇宙の審判』が収録された貴重な一枚。 ほとんどこれ目当てに買ったようなものです。 アンコールにはブライアンの休日というマーチ(2008年の吹奏楽コンクール課題曲)が収録されていますが、どうせなら、ルイジ・チレネイの行進曲『忠誠』のようにイタリアの行進曲を取り上げて、完全オール・イタリアにしてもらった方が良かったのですが… 録音は普通で癖のないサウンドですが、これはこれで良いでしょう。
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0 people agree with this review 2014/05/11
ヨハン・シュトラウスを初めとするウィンナ・ワルツの名曲をサロン・オーケストラ等の小編成オケに編曲したアルバム。 収録曲は戦前から新しくとも戦後直ぐぐらいの古い録音で、つまりSP録音からの復刻盤という事になる。 一曲目、シェーンヘルの演奏以外は軽音楽調になっているので、正直あんまりおすすめ出来ないが、まぁ軽く聴き流すなら十分な演奏だろうか。 復刻はまずまずで、この時代の録音になれていれば、それほど気になるようなレベルではないと思う。 基本的にマニア向きの一枚。
1 people agree with this review 2014/05/09
以前オーマンディの芸術と銘打ったシリーズにこのCDと同じような選曲のCD(クラシック・マーチ集)があったがそちらはRCAへの1970年頃に録音された音源で、このCDは1963年の録音、コロムビアに録音された音源らしい。 演奏は上記シリーズとほとんど変わらず(微妙に演奏時間が違う)、大変に聴かせ上手な演奏である。 また現在、廉価盤で『あやつり人形の葬送行進曲』の音源が手には入るCDとして貴重な1枚。 録音も特に問題ない。
0 people agree with this review 2014/05/08
オランダの楽譜出版社、モレナールの2009年新譜参考演奏集。 クラシック系の編曲物と新曲を収録している。 編曲物ではタイトルの『絹のはしご序曲』(ロッシーニ)『ストライク・アップ・ザ・バンド』(ガーシュイン)行進曲『イングレジーナ』(チェーゼ)等の曲が収録されている。 新曲は『ギャラクティク組曲』という曲が、ハリウッドの映画音楽を思わせる華やかな作品で、これは良かった。 演奏はドイツの、バーデン=ヴュルテンベルク警察音楽隊、指揮はトニー・ショール隊長。 近年ドイツの警察音楽隊では活発に録音している団体だが、演奏はなかなか上手く、このCDでもそう。 ただたんに鑑賞用としてきいても十分に耐えうる安定した演奏だと思う。 また、録音も音質も問題ない。
1 people agree with this review 2014/05/07
ストコフスキーがRCAに録音した名盤の1つ。 シンフォニー・オブ・ジ・エアと録音したワーグナーは、何度も録音した曲だけあり、大変素晴らしい音楽だが、CDの1〜4曲目、1960年2月にRCAビクター交響楽団と録音された音源はもっと凄い。 このCDのビクター響は当セッションのための録音用オケらしいが、大変上手い楽団でリスト、エネスク、スメタナ、どれも豪華絢爛なオーケストラの魅力を存分に味わえる演奏となっている。 特にリストは録音の良さもあり名演奏だと言って良い。 ちなみに録音に参加したミュージシャンの名前が解説書に掲載されている。 SACDハイブリッド盤だが発売当時あった角が丸い独特のケースではなく、普通の四角いプラスチックケース仕様。 録音はチラッと書いたが非常に優秀で、50年以上前の録音ながら、まるで目の前で演奏しているかのように細部まで鮮明にかつ迫力のある録音。 またリマスタリングされており、音質は大変良い。
0 people agree with this review 2014/05/06
オランダの吹奏楽系レーベル、ワールド・ウィンド・ミュージック社が1990年代後半から2000年代前半にかけて発売していた、SaluteFromシリーズの一枚。 このCDはそのイタリア版。 チェーゼの行進曲『イングレジーナ』に始まり、ボッカラーリ『幻想的協奏曲』ポンキエッリ『ヴェルディの椿姫によるトランペットとバンドのための幻想曲』ナルディス『宇宙の審判』と言った19〜20世紀にかけて作曲された吹奏楽オリジナル曲が入って事がこのCDの価値を高めている。 勿論その他の作品も珍しい曲が多い。 演奏はヴァルテッリーナ吹奏楽団という団体で、1991年創設と比較的新しい団体。 イタリアの吹奏楽団は、カラビニエリに代表されるようにイタリア式と言われる独特の楽器編成をしているが、この楽団は日本と同じ編成をしており、あの壮麗なサウンドが聴けないのは残念。 しかし演奏その物はなかなか良く、歌心豊かなのはイタリアらしい。 録音も特に問題ないレベル。 日本の吹奏楽でイタリアの曲といえばヴェルディやプッチーニの編曲ばかり有名だが、こういう曲もなかなか良い。 おすすめの一枚。
0 people agree with this review 2014/05/05
黄金時代の軽音楽シリーズの一枚。 このCDはトランスクリプションとタイトルにある通り、ポピュラー音楽を中心に小編成のオーケストラに書き換えた演奏を収録しています。 大半はイージーリスニングのような軽く肩のこらない(そしてちょっと時代を感じる雰囲気)編曲ですが、曲が曲だけに気にせず聴けるのではないでしょうか。 尚、最後に収録された『ティーメン組曲』(エリック・コーツ作曲)『ロマンティック序曲』(ケラー・ベーラ作曲)はヴィヴィアン・ダン大尉指揮する、イギリス海兵隊管弦楽団(ポーツマス師団)の演奏による本格的なクラシックオーケストラによる演奏です。 だいたい1940年代頃の録音が大半で、新しくとも50年代と録音年代その物は古いのですが、復刻は上手くいっていて聴きやすい音質です。
1 people agree with this review 2014/05/04
ビゼーのミュンシュも大変な名演奏だが、併せて収録されたフィードラーのくるみ割り人形もなかなかの物。 フィードラー晩年の演奏だが、健康的な演奏で、安心して聴ける音楽。 録音はデッカらしい非常に鮮明な録音で、録音から40年近くたった今聴いても、迫力のあるサウンド。 音質もなかなか良い。 また値段が安いというのも良い。
0 people agree with this review 2014/05/03
フォーレ、フランク、メサジェの3人のフランスの作曲家から、シンフォニックな作品を集めたCD。 収録曲はいずれも珍しい作品で、その中でもずば抜けて珍しいのが、メサジェの交響曲。 若書きの作品ながら、一聴してフランス人が書いたとわかる透明で美しい旋律で演奏時間も30分程のコンパクトな交響曲で、なかなか良い作品だと思いました。 ジョセ=アンドレ・ジャンデーヌ指揮するマン交響楽団の演奏であんまり有名ではない演奏家ですが、上手で、作品を知るには十分な演奏でした。 録音も音質も問題ありません。
0 people agree with this review 2014/05/02
ブレーンがヨーロピアン・ウィンド・バンドシリーズと銘打ったシリーズの一枚。 ミトロパ・ミュージックの1989年の新譜のCDに曲目を日本語に訳した紙を付けた物。 演奏はベルギー王立空軍軍楽隊、指揮は1984年に同軍楽隊長に就任した、アラン・クレピン大尉。 ミトロパの看板作曲家のチェザリーニのフェスティバル・ファンファーレで始まるこのCD、短い小品が中心で、曲も良いのが多い。 全体的にクラシックよりの曲が多く、吹奏楽の新曲集でこういう小品ばかりのCDはなかなかないのでそういう意味では貴重。 長めの曲なら、アルベルト・ベンツの『祝祭の音楽』が収録されており、チェザリーニ以外のスイスの作曲家の吹奏楽曲として貴重な収録。 アルバムの最後のピオッタ・マーチも8分の6拍子系の楽しいマーチ。 ベルギー王立空軍軍楽隊の演奏は、クラシックからポピュラーまで幅広い表現力と的確な解釈、洗練されたサウンドの演奏を聴かせてくれます。 録音、音質も良いでしょう。 しかし!これが単に輸入盤なら満点でも良かったのですが、前述の通り、このCDは輸入盤に日本語訳の紙を付けただけの国内盤仕様です。 当然中身は輸入盤その物で、曲の解説等は日本語訳はありません。 たった紙一枚付いてるだけで、三千超えというのはやはり割高感があります。 その上収録時間は45分と短いのもマイナスです。
0 people agree with this review 2014/05/01
マルコポーロが出した、ヨーゼフ・シュトラウスの管弦楽曲を録音、紹介していくシリーズの14枚目。 『休息旅行にて』やオッフェンバックのオペレッタ『青ひげ』をモチーフにした『青ひげカドリーユ』等が収録されている。 ミハエル・ディトリッヒ指揮、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏で収録されており、演奏は良くも悪くも中庸で、名演奏とは言えないが作品を知るには十分な水準だと思います。 1995年にコシツェ芸術家の家にて録音されており、音質は良いです。
0 people agree with this review 2014/04/30
オランダの楽譜出版社、モレナールの参考演奏集。 ハインツ・フリーセンの指揮と、アムステルダム・ウィンド・オーケストラの演奏で収録。 収録曲の大半は10〜20分ぐらいの吹奏楽曲にしては大曲で、作曲家も馴染みがない人物の作品が多い。 ただ一曲目に収録された、サム・リュードベリの演奏会行進曲『イタリア』は20世紀の初めの作品ながらモダンで現代感覚の爽やかな行進曲で、この曲の収録は大変に嬉しい。 リュードベリはスウェーデンの作曲家で、同国のヴィ−ドクヴィストと共にマーチ王的存在なのだが、日本でその優れた作品が知られてないのは残念だ。 そういう意味でこのCDは貴重な収録だと言える。 アムステルダム・ウィンド・オーケストラの演奏は、なかなか素晴らしく、上のリュードベリを初め充実した演奏を聴かせてくれるのだが特に、シェーベルクの『ラ・ミゼラブル』が大変に気合いの入った演奏。 またこのバンドは、楽器編成にバリトンが入っているので、アメリカや日本のと違い、中低音がより安定して聴こえる。 モレナールは録音も比較的良い物が多く、このCDでも綺麗に録音されていて良い。
4 people agree with this review 2014/04/29
ドイツのテノール歌手、ヴンダーリヒの録音を集めたボックス物です。 ヴンダーリヒの幅広いレパートリーから、リート、オペラ、オペレッタとまんべんなく集められており、ヴンダーリヒの魅力を存分に楽しめる一枚です。 色々な音源の中で、最も良かったのは1、2枚目のオペレッタ集で、これはなかなか楽しいです。 また、アロイス・メリヒャル、エンメリッヒ・スモラ、ゲルハルト・ベッカー、リヒャルト・クラウス、フランツ・マルスザレクと言った隠れた名匠達がバックのオケをふっているのも聴き所です。 メンブランの特徴である、ノイズを極力カットしたサウンドは失敗しているのもありますが、このCDでもそういうのも多少あるにしろ、全体的には聴きやすいと言って良いかと思います。
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0 people agree with this review 2014/04/28
イギリスの復刻物を中心に出しているレーベル、デュトンの作曲家自作自演集の一枚。 この盤の聴き所はなんと言ってもシュトラウスの指揮が聴けるという事。 ここでのシュトラウスとはヨハンでもリヒャルトでもなく、『ワルツの夢』等のオペレッタで有名なオスカー・シュトラウスで、20世紀の初めの時代の雰囲気を残した演奏が聴ける。 他にはヴォルフ=フェラーリ等の録音が収録されている。 その中ではヴェルトマンという作曲家の『ウィーン協奏曲』がいにしえ時代のハリウッドの映画音楽のようで楽しい。 録音はどの曲も録音年代を考えれば、良い復刻で聴きやすいと思う。
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