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Review List of レインボー 

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     2018/10/09

    優れた吹奏楽のCDを出している事で知られるスペシャリスト。
    これはその初期に出たアルバムで、コンポネーザーシリーズの1枚。
    ステファン・スミス少佐指揮、イギリス王立砲兵隊軍楽隊の演奏で収録された物で、マルコム・アーノルドの作品を集めている。
    アーノルドは吹奏楽編成の作品も書いているが、今日の日本の吹奏楽界では管弦楽曲の編曲物で知られているといって良いだろう。
    このCDはアーノルドが吹奏楽向きに書いた作品と、編曲物が収録された物で大半は誰か別人の手が入っている。
    タム・オ・シャンターや、第六の幸福をもたらす宿など日本の吹奏楽バンドで人気の曲がないため、見過ごされがちだが、意外と手に入る音源が少ない3つの行進曲や水上の音楽、サウンド・バリアーなどのアーノルドらしいカラフルな管弦楽法を活かした隠れた名作が収録されたアルバムとなっている。
    演奏団体は、イギリスの軍楽隊でも長い歴史を誇る名門で、このアルバムと同時期に録音されたスーザ吹奏楽作品全集で知られている。
    ここでも角が柔らかなサウンド、統制のとれた技術力と表現力の高い演奏を聴かせてくれる。
    録音も残響豊かで良い。

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     2018/10/02

    日本クラウンが1987年に発売した吹奏楽大全集シリーズの一枚で、国歌を集めた内容である。
    演奏は海上自衛隊東京音楽隊(指揮:早田透2等海佐)陸上自衛隊中央音楽隊(指揮:船山紘良2等陸佐、野中図洋和2等陸佐)によるもので、国家元首の出迎えや、寄港地での演奏等で、この手の曲を良く演奏する団体だけに、オーソドックスで手堅い、仕上がりになっています。
    スペイン国歌はなかなか力が入っていてよし。
    録音もワンポイント録音というなかなか優れた物で、同時期にキング、東芝EMIが自衛隊音楽隊を使ってアルバムを作っていますがその中ではもっとも良い出来です。
    後にもう一枚のアルバムと編集して再発されていますが、ソヴィエトやチェコスロヴァキア等、この盤しか聴けない曲もあります。

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     2018/09/27

    優れた吹奏楽CDを発売していた事で有名なSRC。
    このCDは初期に発売された名作曲家シリーズの1枚で記念すべき第1弾。
    エルガーの作品を収録している。
    『威風堂々』『帝国行進曲』等の愛国的行進曲、劇付随音楽等が収録されている。
    もちろんオリジナルは吹奏楽ではないですが、ここではゴドフリー、ウィンターボトム、レッドフォード等エルガーと同時期に生きた、作曲家による編曲譜を使用したこだわりの1枚です。
    演奏はイギリス近衛歩兵グレナディア・ガーズ軍楽隊、指揮はフィリップ・ヒルズ中佐です。
    教会で録音されている事もありまろやかなバランスの良いサウンドで、また演奏もそれぞれの編曲譜の魅力を出し、高い水準の演奏を聴かせてくれます。
    最後の威風堂々等まさに、イギリスの軍楽隊だからこそできる演奏でしょう。
    録音は先に書いた通り教会での録音で、豊かな残響が特徴です。
    デジパック仕様。

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     2018/08/15

    アーノルド・ガブリエル大佐指揮、アメリカ空軍軍楽隊の演奏で1978年に録音された音源の復刻盤。
    中身は序曲集で、オリジナルが2曲と編曲物が5曲収録されている。
    ガブリエル大佐は近年も活発に指揮活動をしているが、空軍軍楽隊長時代の演奏は語られても肝心の音源が手に入らず、凄さがわからなかった。
    米国の軍楽隊は基本的に商用録音はNGで、自主制作盤が公的施設に回るぐらい、ガブリエル大佐が隊長をしていた時代はまさにそんな時代なので仕方ない所もあるだろう。
    この序曲集も最初は自主制作LP盤として制作されている。
    一曲目、ニールセンの『仮面舞踏会』をかけてびっくりするのがその上手さ!
    各楽器が明確に聴こえ、ブラスの力強さ、バランスの良さ、そしてどんな時でも崩さない余裕、これぞプロ中のプロと言われるのが良く分かる。
    特にバーンスタインの『スラヴァ』の快演は見事に尽きる。
    録音は古いのとテープの保管の状態の関係か良いとは言えないが、十分聴ける音質だろう。

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     2018/08/10

    ドイツの行進曲を集めたCDです。
    ヘルムート・ヴィッテン大尉指揮、ドイツ空軍軍楽隊の演奏とあります。
    かなり音質が悪く、鑑賞には向かない貧弱な音質です。
    このヴィッテン指揮の音源は他にもタキシード等から出ているのですが、本盤はその中でもかなり音質が悪いです。
    ただし、演奏は意外ですが、正統派。
    戦前のドイツ軍楽を思わせるガッチリとした音楽で、音の悪さを気にしないと言う人なら、買っても良いかもしれません。
    尚、調べてみてもヴィッテン大尉という人物は出てこず、おそらく、ヘルムート・シャール大尉指揮、ドイツ空軍第1軍楽隊の演奏と思われます。
    また一部の曲はオーストリアの楽器編成をしているのと、バンドのサウンドが違うので、ユリウス・ヘルマン指揮、ドイチェ・マイスター吹奏楽団の音源も混ざっているものと推測されます。
    基本は余程の収集家以外は不要でしょう。

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     2018/08/06

    2001年にパワーハウスが発売したアメリカ海兵隊軍楽隊のCDの1つで、リヒャルト・シュトラウスの作品を集めた内容。
    指揮は当時の隊長、ジョン・ブルジョワー大佐と、副隊長のティモシー・フォーリー中佐。
    発売当初はまだアルティシモのCDも出回っておらず、自主盤が基本で世に出回らなかったアメリカの軍楽隊の音源を聴ける数少ないCDであった。
    この盤の原盤も元は自主制作盤で、1996年に録音されている。
    吹奏楽でリヒャルト・シュトラウスと言えば、このCDにも収められたばらの騎士や、交響詩を編曲した物が日本の吹奏楽界で知られているが、ウィーン市の祝典音楽や管楽器のためのセレナードのような吹奏楽編成で書かれた作品もあり、また典型的なドイツ行進曲も残しており、このCDにはそれらの貴重な作品が収録されている。
    編曲もトーマス・ノックス(米海兵隊軍楽隊主任編曲家)フリッツ・ブラーゼ(帝政ドイツ期軍楽隊の指揮者&作曲家→アイルランド陸軍軍楽総監)等の珍しい楽譜が使われている他、J.クラウスがスーザ吹奏楽団向きに編曲した楽譜を使っているのはこのバンドらしいと言えるでしょう。
    演奏はちょっとアメリカなサウンドがして重厚さと深みに欠けますが、ダイナミクスの大きな、オーケストラ的な演奏です。
    録音も良好ですが、唯一欠点を挙げるとすれば解説書は発売元のサイトで読むようになっており、少々不便です。

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     2018/07/27

    ボスコフスキー勇退後、しばらくロリン・マゼールが指揮者を務めたニューイヤーコンサートだが、しばらくして降板、その後1994年に復帰、この1996年盤はそれに続くアルバムとなったものです。
    1980年代のニューイヤーの演奏ではどこか硬さのあったマゼールですが、ここではウィーン・フィルのもつ柔らかな音色を使い、流暢でウィーン流できめの細かい音楽を聴かせてくれます。
    またニューイヤーと言えば珍しい曲が聴ける事も楽しみの1つだが、6曲の初登場曲を含めこの回は珍しい曲中心に選曲されている。
    録音も綺麗。

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     2018/06/23

    1987年に日本クラウンから出た吹奏楽大全集シリーズは、吹奏楽の基本、行進曲を中心に定番曲からマイナーな曲までカバーした画期的なアルバムでした。
    このCDはその第1期に発売されたアルバムの1つであり、吹奏楽のために書かれたオリジナルの古典を集めたアルバムです。
    1、2曲目は、ホルストの『吹奏楽のための組曲第1番、第2番』で、進藤潤2等空佐指揮、航空自衛隊航空中央音楽隊の演奏です。
    まさに吹奏楽オリジナルの古典中の古典ともいうべきこの曲ですが、多数の録音があるこの曲の中ではパンチが薄いのですが、曲の魅力を過不足なくスタンダードに伝えてくれる良い意味で模範となる演奏だと思います。
    3曲目は、ヴォーン=ウィリアムズの『イギリス民謡組曲』で、演奏は早田透3等海佐指揮、海上自衛隊東京音楽隊の演奏です。
    これもスタンダードですが、ドイツのバンドのような重厚なサウンドと、メリハリのある演奏でCD中最も良い演奏です。
    4曲目はシュミットの『ディオニソスの祭り』です。
    演奏 は船山紘良2等陸佐指揮、陸上自衛隊中央音楽隊。
    屈指の難曲として名高いだけあってか、演奏はこの団体にしてはちょっと荒く、イマイチ。
    5曲目はリードの『メキシコの祭り』で、野中図洋和2等陸佐指揮、陸上自衛隊中央音楽隊の演奏で収録。
    こちらはディオニソスの祭りとは違い、しっかりとした誠実な好演。
    録音はワンポイント録音と言う大変優れたもので、綺麗で迫力があるサウンドである。
    尚、1998年に再発売されているが、ジャケットとライナーの一部が違う以外はほぼ同じ。

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     2018/06/21

    オッフェンバックの喜歌劇『ペピト』の全曲盤。
    クルト・シュレーダー指揮、ヘッセン放送交響楽団の演奏で1949年に録音された物である。
    このペピトという作品は1853年に初演された物でオッフェンバックの最初期の舞台作品の1つ。
    当然ながら録音は大変珍しく、CDになっているのもこれが唯一だろう。
    オッフェンバックらしい快活なメロディもあるが、やはり全体としては忘れられたのも無理はないと言った所。
    但し演奏自体は作品を知るには問題ないし、録音も年代を考えればまずまず。
    ライナーは紙ペラ1枚で、解説などはない。
    基本的にオッフェンバックファン向きだろう。

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     2018/06/17

    エドゥアルト・キュネッケの喜歌劇『どこかのいとこ』の全曲盤である。
    ハインツ・ゲーゼ指揮、ケルン放送管弦楽団の演奏で1982年に録音された物。
    この作品、キュネッケの代表作でありながら意外と全曲盤の録音が少なく、2018年6月現在、HMVではこれしか発売されていない。
    このゲーゼの演奏はフルオケを駆使した正統派の演奏と言った所で、オケを十分に鳴らし、歌手の伴奏とオケナンバーの時のメリハリがしっかりして安心して聴ける。
    またルネ・コロを始めとした声楽陣の充実さも良く、変わった所ではエドゥアルトの娘、エヴァリンが出ているのも面白い。
    またボーナスで同じキュネッケの『トラウムラント』の抜粋が収録。
    指揮者はハインツ・ゲーゼと同じだが、オケがベルリン交響楽団&SFBダンス・オーケストラに変わっている。
    どこかのいとこはクラシックよりの編曲であったが、このトラウムラントはミュージカル風で、演奏もバンドのように軽い。
    安ぽいとも言えるが、これはこれで楽しめるし、珍しい作品の復刻という点でも貴重だろう。
    CDはいわゆるデジパックである。
    共に録音年代のわりにはもう少し音が良くても良い気がするが、十分聴けるだろう。

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     2018/06/15

    ネヴィル・マリナー指揮、フィルハーモニア管弦楽団による、オッフェンバックの序曲を集めたアルバムである。
    1981年2月の録音で、丁度この頃はオッフェンバック没100年にあたる頃であったので、各社色んなオッフェンバックの録音を残したがこれもそんな一枚である。
    フィルハーモニア管の美しい弦楽に、マリナーの穏やかでノーブルな音楽が特徴的で、天国と地獄のカンカンにしろ、常に馬鹿騒ぎにならないように一定の品の良さが保たれている。
    またオッフェンバックの作品はリズムが命であるが多少の重さはあるが、致命的ではない。
    また選曲もちょっと変わっていて、オッフェンバックのオペレッタでは初期の『2人の盲目』が入っているのは珍しいし、『天国と地獄』は終結部分がこの録音以外聴いた事がないアレンジ(マリナーのアイデア?)『美しきエレーヌ』も通常演奏されるアレンジとは違う編曲がされており、新鮮だ。
    録音はデジタルなので綺麗だが、初期デジタルらしい人工的な感じの音。

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     2018/06/04

    ショスタコーヴィチの映画音楽『馬あぶ』の全曲盤。
    ショスタコの映画音楽ではよく知られた馬あぶであるが、それはアトミヤンによる組曲版で知られており、シャイー盤の様に抜粋でオリジナルの譜面を使った演奏はあったが今まで全曲盤というのはなかった。
    この盤は既にいくつかのショスタコの映画音楽を復元してきた指揮者、マーク・フィッツ=ジェラルドの指揮、復元、ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の演奏で録音された物です。
    演奏は前奏のテンポは速いが荘厳さがあり、おおっと思わせますが、後はしっかり丁寧に演奏されているのは分かるものの、有名な曲などは他の演奏の方が良いと感じます。
    ただ、15曲目のバッハはなかなか良くてさすがドイツオケでしょうか。
    併せて収録された『呼応計画』からの抜粋は既に2つ程録音がありこれで3つめですがこちらは丁寧に演奏しすぎたためか、凡庸な仕上がりになっているのが残念。
    録音は綺麗です。
    この盤、サントラから外された曲や、組曲以外の曲が聴けるという資料的価値の方が高い一枚と言えそうです。

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     2018/05/15

    ハイペリオン・レーベルが発売したロマン派の知られざる協奏曲を紹介していく、ロマンティック・ヴァイオリン・コンチェルトシリーズの一枚である。
    このCDはブルッフの『ヴァイオリン協奏曲第3番』『スコットランド幻想曲』を収録している。
    独奏はジャック・リーベック、指揮はマーティン・ブラビンズ、オケはBBCスコティッシュ交響楽団である。
    メインのヴァイオリン協奏曲第3番はブルッフの書いたヴァイオリン協奏曲でも録音が少ない珍しい作品だそうで、私も聴くのが初めてであったが、ブルッフらしいロマンティックで歌謡性に富んだ聴きやすい曲であった。
    演奏者も初聴きであったが、良く鳴っていて、充実したオーケストラと、ヴァイオリンのソロであっという間に69分が過ぎていった。
    なかなか良いと思う。
    録音も綺麗。

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     2018/05/14

    アラム・ハチャトゥリアンの管弦楽曲を集めたアルバムです。
    演奏は全曲、ロリス・チェクナヴォリアン指揮、アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団によるもの。
    この音源は元々イギリスの大手マイナーレコード会社、ASVが発売していたもの。
    最初はそれぞれ単品で、後にボックス化されたのですが、2007年にASVがユニバーサルに買収されるのと同時に廃盤、その充実した内容ながら永らく入手難だった物です。
    今回の発売はそれ以来の発売で、嬉しい所です。
    最初は韓国ユニバーサルからの発売という事でどうなるかと思っていたのですが、ライナーにハングル語表記及び、韓国プレスである事以外はASV盤とほぼ同じようです。
    ボックス物によくある厚紙にCDが入った作りとなっています。
    演奏は前述の通り、大変素晴らしく、レズギンカの打楽器の暴れぷりや、濃厚な歌い回し、作曲家への共感豊かな演奏に本場を感じます。
    音質も良好。

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     2018/05/13

    アルメニアの指揮者、ロリス・チェクナヴォリアンが若い頃に、ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団を振ってRCAに録音した音源を復刻した物で、ショスタコーヴィチの交響曲第10番をメインに、ハチャトゥリアンのガイーヌを併せて収録した物である。
    演奏しているナショナル・フィルは、録音用に集められた団体だが、名手ばかりが揃えられ常設のオケに匹敵もしくはそれ以上の実力を持っており、ここでのショスタコーヴィチも外す所は外してるが基本高い技術力を駆使した引き締まった演奏で、推進力ある演奏は名盤と言われるに相応しい出来だろう。
    ガイーヌはおそらく全曲盤からの抜粋。
    こちらもオケは凄いが、後年のアルメニア・フィルの録音に比べればまだまだ大人しい。
    年代を考えれば良い音質。

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