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Review List of シロクン 

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     2010/03/13

    一番古い録音が1930年、最新(?)のもので1954年、音質には大きな差がある。年代が新しいものは、ベルリンフィルの音を十分に堪能できるものが多い。CD1のレーマン指揮のヘンデルは生き生きとした好演で音も素晴らしい。クナのブラ3はこの指揮者の個性爆発で聞かせる。ブル8は定評あるミュンヘンフィルとのものの方が悠揚としているが、ライブらしい昂揚感のあるこの演奏も素晴らしかった。フルヴェンのブル9は、テンポの揺れが彼らしいのだが、ブルックナーとしてはどうも落ち着かない。同じベルリンフィルを振った盤ならヴァントの最新盤(もちろんこれはこのセットには入っていない)がいい。チェリの演奏は好悪が分かれるだろう。驚いたのは1946年という敗戦間もない時期の「レニングラード」対独戦のソビエト国民の抵抗をヒロイックに謳いあげた作品を、連合軍占領下のベルリンで演奏していたとは・・・演奏は何かちぐはぐな感じがしていい演奏とは思えないが、貴重な記録といえるかもしれない。ベームやカラヤンはあまり期待しないほうがいい。ステレオでもっといい演奏・録音がある。ヨッフムとシューりヒトはいい出来だが、そのために買うというほどではないだろう。価格を考えれば大変に素晴らしい企画で楽しめる演奏が多いが、あれこれ聞き込んで来た人向けで、学生さんが安さにひかれて買うようなセットではない。

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  • 4 people agree with this review
     2010/03/13

    録音のせいか、弦の音が軽く聞こえる。演奏は熱もこもり、曲想を忠実に再現し推進力にも欠けることがない。ベートーベンらしい演奏で、よくできた幕の内弁当のように、細部まできちんと丁寧に音楽が作られている。巨大性とか高い精神性とか、ベートーベンにありがちなものを求める人には受けないかもしれないが、とてもいい演奏です。トップを取るタイプではないだろうが、何を注文して丁寧な仕事ぶりで通を喜ばせる職人的な指揮者のように思います。

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     2010/03/12

    私はとりあえずコリン・ディヴィスが振ったオーソドックスな演奏が今のところ一番好きですが、スィトナーという人、かなりテンポを動かしてロマンティックな表現をするんですね。ドボ8としてはかなり個性的な演奏だと思います。オケの音は弦がなんとなく軽い印象です。ここのところあちこちで取り上げられる指揮者なので、買って早速聞いてみましたが、私はもう少しオーソドックスなインテンポ系の指揮者が好きかな。8番は曲想が意外と軽いのでこれはという名演になかなか出合えない。星は3つか4つか迷ったけど、悪い演奏ではなくて楽しめる部分も多く(緩徐楽章はかなりよく歌うし、華やかなところなど快速テンポでよくオケが鳴っている)気分で聞きわけるといいかなと思って4つにしました。

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  • 0 people agree with this review
     2010/03/12

    解説を見てワイセンベルクはフランスのピアニストだったのか、と再認識。この人はカラヤンと組んで大ヴィルトウオーゾで鳴らした人と記憶している。さてショパンは?と期待したらかなりのもの。大体ショパンの曲は非常によく書けているので、きちんと演奏すればよくなるに決まっていて、そんな意味で私はルビンシュタインがひくショパンが好きです。それをもう少しさらっと軽くおしゃれにしたような演奏です。ただルビンシュタインは録音がひどい。粘っこいロマンティックな演奏が好きな人には勧めませんが、ショパンのピアノ曲を味わうには価格といい申し分ない。ただこの傾向で、もっと素晴らしい演奏がありそうなので星は4つにしておきます。1967年の録音なので、よほどのマニアでなければ問題は感じない音質でショパンが楽しめる。

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  • 7 people agree with this review
     2009/06/21

    購入してさっそくブレインのモーツアルトを聞く。モノラルだが音質問題なし。演奏は最高。中庸というか王道というか,ホルンでモーツアルトを聞くというのはこういうことか,という味わい。これが常に同曲のベスト演奏とされるのがよくわかった。
    次に,タシュナー・ショルティ組のベートーベンのコンチェルト。これが予想以上の出来。ショルティの伴奏がややそっけないが,バイオリンはきりっと引き締まっていて,ベートーベンを聞いた,という実感が残る。なよなよと女性的なところがたまらないズスケ・マズア,歌が美しいパールマン・ジュリーニ,やや気まぐれなチョンキョンファ・コンドラシンなどと並べても遜色がない。
    ほかにリヒテルのラフマニノフは,ステレオのロビツキとの不健康で憂鬱な(それがこの曲なんだとは思う)演奏とは別人のような硬質の演奏。伴奏のザンデルリンクが重厚だが暗すぎないで素晴らしい。ホロビッツ・トスカニーニ組は,早めのテンポでバリバリといく。昔流行った言葉でいうところの「アポロ的な明晰な演奏」の典型か。
    その他,フルニエ,カザルスと大御所のそろい踏みのチェロなど,個別に購入してもいいくらいの名演奏。他の管楽器の協奏曲は私には比べる対象がないので,なんとも言えないが楽しめる。
    モノラル盤ばかりなので★一つ減点したが,演奏のクオリティは高い。

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