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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2014/06/02
東京佼成ウインド・オーケストラは結構収録曲のような定番の行進曲を手がけていて、日本コロムビアだけでも1980年代後半に大沢可直とも2枚レコーディングする等、日本の民間吹奏楽団としては意外とこの手のCDが多い。 このCDは指揮者の手塚幸紀と録音した音源のCD化で1970年代の録音らしい。 ヨーロッパ、アメリカのスタンダードな曲が、これまた模範的な演奏で収録されている。 だが、佼成らしい甘さもあるし、模範的という事は裏を返せば面白みに欠ける部分もある。 そのため、これといってお勧めするポイントが見当たらないのが難点か。 佼成のマーチ録音では良いほうだと思うのだが… 録音はまぁまぁ。
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1 people agree with this review 2014/06/01
ヨーゼフ・シュトラウス管弦楽作品全集は、ヨーゼフのオーケストラ曲を紹介していくという、マルコポーロらしい好企画であったが、この17枚目にあたるCDにはヨーゼフの代表曲である『オーストリアの村つばめ』『天体の音楽』が収録されている他、隠れた名曲『愛の真珠』が収録されている貴重な一枚である。 演奏は、スロヴァキア国立フィルハーモニー管弦楽団、エルンスト・メルツェンドルファー指揮というシリーズお馴染みの演奏家で、安定した演奏を聴かせてくれる。 2つの代表曲はともかく、愛の真珠の入ったCDは少なく、単品で入手が出来るこのCDは、作品を知るには良い演奏だと思う。 音質、録音は良好。
0 people agree with this review 2014/05/31
吹奏楽界では神様のようなフェネルだが、彼のマーチはあまり良いと思わない。 このCDはブレーンが東京佼成ウインド・オーケストラとフェネルと共に録音したマーチシリーズの1つでなんでもフェネルのお気に入りのレパートリーを録音した物なんだそうだが、まず演奏が駄目! 打楽器に強いアクセントを付けるフェネル独特の演奏は時に曲が持つ魅力を壊しているように思う。 まだテンポ設定もゆったり目、というか遅くて音楽が止まったかのように感じられ、特にアルフォード『マッド・メジャー』なんかはあまりにも遅い。 加えて録音の悪さに定評ある(?)ブレーンの録音の中でもこれは特に貧弱な録音。 このCDは基本的に、フェネルファン向きの一枚であり、行進曲を聴きたいという人にはおすすめしない。
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0 people agree with this review 2014/05/30
このCDはF.フェネルが1986年に東京佼成ウインド・オーケストラを指揮して録音したCDで、スーザのマーチを収録した物。 イーストマン時代にも録音しているし、後にブレーンにも録音している曲もある。 全ての曲がフェネルの校訂が入った楽譜での演奏らしいが、フェネル独特の打楽器のアクセントの付け方や、タメ等が正直言うと煩かったり、音楽がギクシャクしたように感じられてあまり感心する演奏ではない。 まぁわりと珍しい曲もあるが、フェネルのファン以外はおすすめしない。 録音は普通に聴ける水準で問題なし。
0 people agree with this review 2014/05/29
リチャード・ボニングが指揮したホフマン物語は、スイス・ロマンド管を指揮した全曲盤がありますが、このCDは1973年11月29日にニューヨークで、メトロポリタン歌劇場管弦楽団を指揮して録音されたライブ盤。 歌手はなかなか豪華で、主役のホフマンにはドミンゴ、ヒロイン役にはサザーランド、ニクラウス&ミューズにはトゥーランジョーと当時の著名歌手が歌っています。 ただ録音がどうもイマイチでノイズもあるうえに、歌手とオケが距離感のある録音です。 ただ、ホルンパートだけはやたらとはっきり聴こえます。 まるでホルンの側にマイクを立てたようで、実は本当の主役はこのホルンではないかと思う程。 演奏はまずまずであり、取り立てておすすめと言った程でもないので、収集家以外はおすすめしません。
1 people agree with this review 2014/05/28
イギリス近衛軍楽隊の名門、グレナディア・ガーズ軍楽隊演奏の行進曲集。 指揮は1992〜2002年まで隊長だった、フィリップ・ヒルズ少佐。 選曲自体はなかなか良くて、定番とも言える『ナイルの守り』『国家の象徴』と言った曲から、『ベルギー国家警察』『ナミュール』、そしてグレナディア・ガーズの名楽長、バッシュフォードの作品『インカーマン』まで取り上げられていてこれは良いのだが、演奏が良くない。 テンポが遅く、楽譜をなぞったような、よく言うなら模範的で丁寧な演奏だが、面白みに欠ける。 録音は残響の少ない硬いサウンド。 だが音質は綺麗。 基本的にはマニア向きな一枚だと思います。
0 people agree with this review 2014/05/27
フランツ・レハールの代表作と言えば、『メリーウィドウ』 このCDで降っている、ロベルト・シュトルツは1966年にもベルリン交響楽団を降って全曲盤を録音していますが、このCDは1958年にウィーン国立歌劇場管弦楽団と共演して録音した物です。 1966年盤との違いはこちらのほうがより演奏も歌も時代的で雰囲気が出ており、またこの盤では序曲が収録されているのが大きな違いの1つ。 レハール自身が書いた序曲ではなく、シュトルツ編曲によるこのCDでしか聴けない珍しい曲です。 またオマケなのか一枚目のはじめに、30分の抜粋で『ルクセンブルク伯爵』が収録。 演奏はマックス・シェーンヘル指揮、ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団、歌はメリーウィドウでも歌ってた、ギューデンとクメント。 この演奏もオマケというには惜しい、ウィーン情緒たっぷりの名演奏。 録音は聴きやすい音質ではありますが、ちょっと時代を感じる(まぁそれもプラスになってますが・・・)
1 people agree with this review 2014/05/26
アニメ音楽を中心に出していたバンダイミュージックが唯一出していた吹奏楽のCDがこのマーチ集。 アポロンと名乗っていた時代から選曲を微妙に変えて、バンダイ倒産後もあちらこちらのよくわからないレーベルから出ている音源で、このCDは末期の頃に発売された物だが、ライナーは解説も一切なく、その上、東京吹奏楽団、コールドストリーム・ガーズ・バンド、ロイヤル・ミリタリー・アカデミー・バンドの3団体の演奏者名が書いてあるだけ。 しかもどの団体がどの曲を担当したかは書いておらず、一見した所、駅売りワゴンCDのような雰囲気が漂う。 仮にも名のある企業の物なのだから、もう少ししっかりとした作りをしてもらいたい物だ。 で、肝心の演奏は毒もないスタンダードな演奏が多い。 悪くはないのだが、選曲的に競合盤が多数ありどうしてもアピールに弱い。 ただ、国民防衛軍〜闘牛士の4曲のスーザは、アポロンと名乗っていた1989年に発売された『スーザ・マーチ集』と同音源。 これはトレヴァー・シャープ少佐の指揮、コールドストリーム・ガーズ軍楽隊の演奏で録音された演奏で、往年のガーズサウンドが残っていた古き良き時代の力強い演奏が聴けるこのCDで最もおすすめの演奏。 私はスーザ・マーチ集を買うほうが良いと思うが手に入らないならこのCDも選択肢に入るだろう。 録音、音質はまず問題ないレベルだと思う。
0 people agree with this review 2014/05/24
1950〜1960年代、アメリカのオケと指揮者はヨハン・シュトラウスのワルツやポルカを録音していましたが、その中でこのライナーとシカゴ交響楽団とのアルバムは名盤と名高い音源です。 このCDは1957年と1960年に録音されたアルバムからの編集された物のようです。 R.シュトラウスのばらの騎士からのワルツもなかなかで、頭のホルンがこれほどしっくり来る演奏はありません。 本命のウィンナ・ワルツもアメリカ的というか、非常にカッコいい音楽で、シュトラウス・ファンは是非聴いて貰いたいですね。 私の持ってるCDは普通のCDですが、録音年代のわりに音質は十分聴けました。
1 people agree with this review 2014/05/22
世界の民謡を吹奏楽で演奏したのが、このCDです。 コールドストリームガーズ軍楽隊の演奏、指揮は名楽長として著名なダグラス・A・ポープ中佐。 このCDの録音が行われた頃、イギリスの軍楽隊は黄金期を迎えており各隊優れた演奏を残しているが、このポープ中佐とコールドストリームガーズのコンビも行進曲を始め優れた演奏が多い。 このCDも同様で、豪快で力強さ、そして繊細さを合わせ持つ名演奏。 またデッカの優秀な録音は何十年もたった今でも鮮明に、迫力のあるサウンド。 おすすめの一枚です。
0 people agree with this review 2014/05/21
ショウタイムと題されたこのアルバム、シャンソンやポピュラーなクラシックを集めた聴きやすい作品を集めたCD。 ロデリック・デュンク指揮、BBCコンサート管弦楽団の演奏。 このオケ、BBCの持ってるオケの中ではこの手のジャンルをよく演奏しているからか、演奏はなかなか素晴らしい物で、特にお国物、ウォルトン『戴冠式行進曲』アルフォード『2人のいたずらっ子』(珍しい管弦楽版)グッドウィン『エース・ハイ』の3曲の完成度の高い演奏は見事な物だ。 エース・ハイなんかはサントラよりいい演奏なのでは無いだろうか。 発売元は良質な復刻盤を出してる事で知られるデュトンだが、このCDは新録音された物で音質、録音は綺麗。 おすすめの一枚です。
0 people agree with this review 2014/05/20
ブルガリアの作曲家、パンチョ・ヴラディゲロフのピアノ曲を集めたCDです。 ピアノ曲を多数残しているヴラディゲロフですが、このCDには代表曲、ブルガリア狂詩曲『ヴァルダル』を含む9曲を収録した物です。 また最後にはパンチョの息子で、作曲家指揮者であったアレクサンドルのディルマノ・ディルベロのテーマによる変奏曲が収録されていて、恐らく現在唯一の音源だと思います。 クラジミーラ・ヨルダンのピアノはまずまずと言った所でしょう。 録音・音質は問題なし。
1 people agree with this review 2014/05/19
ウィーン・フィルに隠れがちだが、ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団もヨハン・シュトラウスの名盤を沢山だしており、このCDもその1つ。 フランツ・バウアー=トイスルとの息は長く付き合いがあっただけに抜群。 特徴的な3拍子のリズムの取り方はさすがウィーンのオケ、地に着いたもので自然で、これこそウィーンと言いたくなるような、そんな演奏である。 選曲面で珍しい曲は見られないが(あえて言うならウィーンのボンボン)、シュトラウス好きなら手に入れておいて損はない。 録音も問題なし。
1 people agree with this review 2014/05/18
佼成出版社がCDの販売を止めたのと同じ頃に、コロムビアから佼成のライヴ盤が発売されるようになりましたが、これは現在の最新作で第115回定期演奏会のアンコールを除くプログラムを収録したアルバムです。 この回の指揮者はチェコからエリシュカを招いてオール・チェコ(それもクラシックの編曲物)が取り上げられています。 1曲目の『謝肉祭』はアメリカや日本の出版社が楽譜をだしているからか比較的吹奏楽では取り上げられているほうですが、本盤はスルカによるチェコ式編成の楽譜のためか、より落ち着いた響きのサウンドがします。 新世界交響曲は、シンフォニーの中ではポピュラーでCDも数多いですが、吹奏楽となると部分部分を切り張りされて演奏される位で、全曲録音は他に陸上自衛隊中央音楽隊の演奏と、陸上自衛隊西部方面音楽隊のライヴ盤位でそうはありません。 このCDの新世界は謝肉祭と同じスルカの編曲で、アレンジも謝肉祭と同じ傾向です。 エリシュカの演奏はどちらかと言えばクラシック的なアプローチではないでしょうか。 吹奏楽と言えば力の限り鳴らす傾向のイメージがありますが、エリシュカは決して下品にはならず、常に細部にまで気を使い、盛り上がりではしっかりと鳴らしています。かといってここでも金管楽器は派手にならず、落ち着いた品格を保ってます。 これはシンフォニエッタを聴けば分かるはずです。 メインの新世界はCD中聴き所であり、吹奏楽の演奏でありながらオケと違和感のないという歌い文句が、全く嘘をついていない珍しい例であり、その落ち着いた格調高い演奏は吹奏楽のCDでは最高の水準の演奏です。 何より佼成がここまでハイレベルな演奏をしたのが驚き。 コロムビアの録音は昔出ていた吹奏楽のCDがしょぼかったのでそれ以後録音の良くないレーベルの1つの認識でしたが、このCDはだいぶ改善されて、聴きやすい、演奏の素晴らしさを伝えてくれる優秀な録音です。 音楽ファンおすすめの一枚。
0 people agree with this review 2014/05/16
アルメニアの作曲家、アルノ・ババジャニアンが書いたピアノ独奏曲を集めたCDです。 この作曲家のピアノ作品ばかり集めたCDは珍しい(もしかしたら初めて?) この作曲家は、ハチャトゥリアンより濃いアルメニア国民学派路線の作風で知られてますが、ポリフォニック・ソナタや6つの絵はそこまで強い民族色は聴けませんが、エクスプロンプトやカプリチョ、ヴァカルシャパト舞曲は、劇的で中東的な雰囲気の強い作品で国民学派の曲が好きな方におすすめのCDです。 ピアニストは初めて聴いた方ですが、なかなか上手いうえに、曲への共感も感じる情熱的な演奏で良かったです。 録音・音質良好。
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