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0 people agree with this review 2022/10/05
白くミルクのようなお湯になります。 良い香りでリラックスできますが、香りが弱いと感じる人もいるかもしれません。 強い香りが苦手な方、控えめな香りが好みだという方におすすめです。 着色料が入っていないところが気に入っています。
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太めのアイラインのように目のキワにつけて使っています。 イエローベースの方に特におすすめします。 明るくかわいい目元になれますし、日の光の下で見ても違和感のないメイクに仕上がります。
何年もずっとリピートしています。 メイク落ち最高、すずぎも速い、洗い上がりが乾燥しない。 他のクレンジングを使ってみても必ずこれに戻ってきてしまいます。 これは洗顔パウダーがおまけで付いてきてお得なセットです。
0 people agree with this review 2021/05/30
年月が経てば経つほど、名盤だったなあと感じ入る一枚です。 実際、この頃のスチャダラパーは神がかっていたなあと思います。 『サマージャム’95』が名曲なのは今さら言うまでもないですが、 ずっと通しで流すとどの曲も本当に良いです。 ダラッとした曲調と歌詞なのに、暗い気持ちにはならず、落ち着いてフラットなテンションになれます。 いつまでも聴きつがれるべき名盤です。
0 people agree with this review 2021/04/12
朝子さんはプレスとして東京で働くOLです。 こう書くと、スカした女の人なのかなと思われるかもしれませんが、朝子さんは全然そんな人ではありません。 ドジで明るくて抜けてて楽しい人です。 そんな朝子さんの日常が、1話見開き2ページで描かれています。 Hanakoに連載された作品だそうですが、本書は基本的にカラーで収録されています。 色使いも明るくてきれいで、ページをめくるのがとても楽しいです。 朝子さんとは、例えば…「わたし、山梨に住んだらすごいんです」な人。 「無人島に何か一つだけ持っていくとしたら口紅」、でもその理由は「サル」の人。 今までつきあった人は全員「座っておしっこをする人だった」人。 そんな朝子さん、読めば読むほど好きになります。 誰も傷つけない笑いで、心底明るくなれます。大傑作です。
0 people agree with this review 2021/04/11
俳人・西東三鬼が、戦中と終戦直後の神戸での生活をつづった本です。 東京が嫌になって逃げだした三鬼は、神戸・トーアロードにあった、アパートを兼ねたホテルに流れ着きます。 そのホテルには外国人が多数滞在していて、神戸らしい、猥雑で国際的な色の濃い生活が始まったのでした…という内容です。 私はこれを2020年の春に通勤電車の中で読みました。 日に日に新型コロナウイルスの影響が大きくなり、社会が混乱する中で、「この本の中の雰囲気は何となく今の状況に通じるものがあるな、似てるなあ」と思いながら読んでいました。 パンデミックは、正に戦争に例えられていましたが、いつかは終わるのだろうけどそれがいつなのか読みにくいところ、予定やそれまでの常識が台無しになってヤケになりそうになるところや、そんな中でもうまく立ち回っている人もいたりするところがすごく似ているなと思いました。 暗くなく、あっけらかんと書いてあるので、先が見えない生活や社会状況を飄々とやり過ごしていく著者の姿が小気味良かったです。 え、神戸と言えばお洒落なイメージ? もちろんそれもありますが、同時に猥雑さも併せ持つのが神戸ですよね。 横浜も同様だと思います。外国に開かれた港町ってみんなそんな感じなのかもしれません。 そんな神戸らしさも堪能できました。
子どもが幼稚園児の頃、よく読み聞かせていました。 森のはずれの、他の木々から少し離れた場所に立っていた小さなもみの木。 やがて程よい高さまで育ったもみの木は、ある人に見つけられ、その人の家まで行くことになります。 その人には小さな息子がいました。 その子は足を悪くしていてずっと寝たきりだったのです。 その子のもとへやってきたもみの木は、飾りつけをされてクリスマスツリーになりました。 春になると、もみの木は、再び森のはずれに植えられました。 そして季節がめぐり、またクリスマスの頃がやってきたとき、素敵なことが起こります。 文章も絵も決して派手ではありません。 森の描写が続くところなど、小さい子どもはじっと聴けないかな?と心配していたのですが、 実際に読み聞かせ始めると、じっと耳を傾けていました。そして、親子ともにお気に入りの一冊になりました。 話の途中で歌が3曲出てきて、簡単な楽譜と歌詞も載っています。 読み聞かせの途中でこれを親子で歌うのもとても楽しかったです。 子どもとの思い出の詰まった絵本です。
0 people agree with this review 2021/04/10
数年前に世田谷文学館で仁木悦子の展示があり、そこで知りました。 私は寡聞にして仁木悦子のことを全く知らなかったのですが、ミステリ好きの方の間では有名な方だったのでしょうね。 展示を見て興味がわき、手に入る作品をいろいろ読んでみました。 本作は江戸川乱歩賞受賞作で、彼女の最も有名な作品の一つだと言えます。 昭和三十年代初めに書かれたので、今とはかなり生活が違う世界を描いているのですが、古臭さはなく、代わりに懐かしさと味わい深さが残るのは、作者の力量の大きさによるものです。 植物学専攻の兄・雄太郎と、音大生の妹・悦子が、ある医院に間借りをするところから話は始まります。 「間借り」っていうところが既に昭和中期ならではの設定ですね。 医院の庭先には防空壕跡があるところも昭和です。 ミステリとしても面白いのはもちろん、そんな「昭和感」を味わえるのも大きな魅力です。
作家の生涯を、豊富な写真と詳しい記述でつづる名シリーズの、松本清張の巻です。 松本清張は、自分自身の人生をそのまま文章としてつづることは少ない作家でした。 私小説がかなり大きな位置を占める明治以降の日本の文壇では、かなり珍しいタイプだと言えるかもしれません。 「自分語り」はほとんどしなかったと言ってもいい人だと思います。 そんな松本清張の、作家になるまでの半生は明るいとは言い難いものでした。 とにかく貧しい生活。 尋常小学校を出るとすぐ、ある会社で給仕として働き始めますが、やがて倒産・失業の憂き目に遭います。 その後アルバイトとして入った朝日新聞社で何年もかけて社員になりますが、小学校卒の清張はあからさまな学歴差別に遭います。 両親を含めた一家を背負って働き続け、『西郷札』で賞をとってデビューしたのは何と四十一歳の時です! 思わず「!」を使ってしまいましたが、それくらい驚くべきことなのです。 当時の四十一歳と言えば、今の感覚で言えば、プラス十五歳くらいはある年齢ではないでしょうか? 今でこそ四十代は「まだまだこれから」なのかもしれませんが、当時は四十一歳なんて、既に人生の折り返し地点をとうに過ぎたくらいの感覚だったと思います。 その後の清張の活躍ぶりは言うまでもないところで、彼が辛抱強さと努力でもって切り開いた作家としてのキャリアには改めて敬服させられます。 清張と言えば、分厚く突き出た唇がトレードマークの風貌ですが、実に味わい深く良い顔で、個人的に大好きです。 内面が顔ににじみ出るとは正にこのことかと思います。 彼のいろいろな写真を見られる本書は手元に置いておいて嬉しく、買って良かったです。 ずいぶん前に出た本なのですがいまだに手に入るのも本当に嬉しい限りで、清張の小説を楽しんだ人には是非手に取ってほしい一冊です。
ウクライナ出身の女性が日本語で書いたエッセイ集です。 (外国語で書かれたものが日本語に翻訳されたのではなく、最初から日本語で書かれました。) 著者のホメンコさんは、ウクライナはキエフに生まれ、キエフ国立大学を経て東大に留学し、その後母国で教鞭をとっている人です。 本書には、彼女が出会った人々のそれぞれの人生の話が収められています。 若くして結婚した夫と引き離された挙句炭鉱で強制労働をさせられ、人生も終盤になってから、実は夫は生きていたと知った女性(『マリーナおばさんの恋』)。 炭鉱夫として働いたのち苦学して医師になった、著者の友人の父(『夢をもらう』)。 中でも私の胸に最も強く響いたのは、『ニューラおばさん』という一編です。ニューラは著者が子どもの頃隣に住んでいた女性。何かの集まりがあると、彼女はいつもアルセーニイという男性と一緒に来ていました。 子どもの頃の著者は、二人が結婚していないことを不思議に思っていましたが、大きくなってからその訳を知ります。 二人は共にユダヤ系で、幼馴染でした。 第二次世界大戦が起きると、アルセーニイは軍隊に入ります。 戦後、除隊してキエフに戻ったところ、ニューラの家があったところは爆撃の跡だけになっていました。 実はニューラ一家は避難していたのですが、アルセーニイはそのことを知りませんでした。 ニューラを失ったと思い込んだアルセーニイが十五歳年上の女性と結婚して一年が過ぎた頃、シベリアに逃れていたニューラ一家が戻ってきました。 既にアルセーニイには双子の子どもも生まれていました。 アルセーニイは家族と別れてニューラと一緒になろうと考えましたが、ニューラは「あなたの家族を壊してはいけない」と踏みとどまらせます。 事情を知っているアルセーニイの奥さんは、二人がパーティーへ一緒に出席したり、ニューラの家のメンテナンスをしてあげたりすることを受け入れていました。 そして…? 続きは是非本書を手に取って読んでみてください。。 シンプルな言葉で書かれた、激動の時代の波にもまれながら真摯に生きる人々の思いに胸がジンとします。とっておきの一冊です。
0 people agree with this review 2021/03/21
カレンちゃんが好きなので買いました。 内容は、カレンちゃんをめぐる全てのジャンルにわたり、ものすごく充実しています。 美容やメイク、料理、ファッション、そしてモデルとしての挫折や家族をめぐる話など、内面にまで深く迫っています。 テレビではあまり語っていないと思いますが、祖父母だけでなく、あの若さでお母さんまで亡くしているんですよね。 この本の出版はお母さんのご存命時におそらくぎりぎり間に合ったかと思います。 テレビで元気いっぱいに笑うカレンちゃんも、仕事で人知れず悩むカレンちゃんも、若くして肉親を亡くしたカレンちゃんも、どれも全部本当のカレンちゃんなんですよね。 当たり前のことですが、人間ていろんな顔を持っていて、見せているほうが嘘で見せてないほうが本当だなんてことはないし、その逆もしかり。 全部本当なんですよね。そんなことを考えさせられた一冊でもあります。 この本が文句なしに楽しくてそして心を打つのは、カレンちゃんの全てが詰まっていて、それが全て本当だからなんです。 こっちが本当だよ、とかいう変な作りこみかたをしていなくて、全部本当だよ!っていうメッセージを感じるからだと思います。 カレンちゃんについて興味を持った人は、是非手に取ってみてほしいと思います。
菅田将暉が好きなので買いました。 菅田将暉の載っている雑誌を少しずつ集めているのですが、これは本当に買って良かったなと心から思います。 写真も素晴らしいし、記事内容も本当に良い。 表紙にもなっていますが、きれいな黄色の柑橘類の木をバックにした写真が特にきれい。 刊行当時の時点でそれまでの出演映画を紹介してあり、これから出演作を追っていくにも参考になるし、複数の監督からの菅田将暉評も載っていて、読みごたえがあります。 何より、作品に焦点を当ててインタビューが行われているので、菅田将暉が出演作に真剣に向き合っている姿が浮き彫りになっていて読みごたえがあります。 こんな号を作ってくれた人に、本当にありがとう!とお礼を言いたいです。
「読書」という体験を描いたマンガです。 主人公の実地子は田舎の女学生。「黄色い本」、マルタン・デュ・ガールの『チボー家の人々』を図書館で借りて読んでいます。 分厚い本でしかも何巻もある長い長い小説で、読み進めるうちに季節も変わり実地子の人生も動いていきます。 実地子が小説の世界に没入し、登場人物たちと頭の中で会話をするさま、現実と読書体験とがリンクしていくさまは、マンガならでは、というか高野文子ならではの、唸るような表現になっています。 ついに読み終わる頃、実地子は卒業が近づき、メリヤス工場への就職も決まっています。 「仕事につかなくてはなりません/革命とはやや離れますが/気持ちは持ち続けます」 登場人物たちと実地子が交わす言葉には思わず涙がにじみました。 もう二十年近くずっと大切に持っている一冊です。
松本清張を風間完の挿画で楽しめるので買いました。 挿画は全てカラーで収録されています。小説によく合っていて、実に良いです。 表紙の絵は見ての通り風間完ではないのですが、これはこれでまた良いと思います。 そして解説は有栖川有栖です。 『点と線』について誰もが思う、「これトリックとして成立してんのかよお!」っていう疑問を正面から取り上げています。 私はミステリ愛好家ではないので、これはこれで面白いじゃん、と思ってしまうのですが、ミステリを読みまくっている人やこだわる人には絶対に許せない作品でしょうね。 でも私はやっぱり『点と線』、面白いなあ、って思います。 ミステリはあまり読んでおらずこだわりがないからだとは思いますが、やっぱり面白いですよ。 ミステリが好きでこだわりがあって、トリックがあり得ないと悪評の高い本作なんてと思っている人も、一度は読んでみてほしいなと思います。 そして好きなだけ文句を言いましょう(笑)
三島由紀夫をまだ読んだことない人に、とっつきやすいものを勧めるとしたら、まあ『三島由紀夫レター教室』や『命売ります』などになりがちですが、 エンタメではなくてもう少し三島の本流っぽい作品で何かないか、と言われたら、私は自信を持って『鍵のかかる部屋』を読んでみて!と言います。 短い話です。三島にしては簡潔な文体が使われていながら、三島ならではの巧みな比喩表現も楽しめます。 気だるげでデカダンなストーリーも、今の人が読んでも全く古くないと思います。 終戦直後、まだ世情が混沌としていた時代。主人公の一雄は東大を出て財務省に入ったばかりのエリート官吏です。ダンスを習いに行って出会った人妻の家へ定期的に密会に出かけます。 しばらくしてその女は急病で亡くなり、一雄がその家に行くこともなくなるのですが、ある日ふと思いついて、また訪ねていく。すると家にはその女の娘・九つの房子がいた。 房子はませた娘で、一雄が好きらしく…というのがあらすじです。 あやしい雰囲気はあるものの嫌悪感をいただかせるような作品には決してなっていないところがさすが三島。そこらの作家では同じ話を書いたとしてもこうはならないでしょう。一流の作家でなければ書けない作品です。 表題作以外にも、『訃音』など、皮肉の効いた、エンタメではないのに読みやすい作品が複数収められています。 是非手に取ってみてください。
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