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　2025/01/03

少々コアな作品集。ピアノという楽器が、単に鍵盤だけでなく、全体を使って音楽が奏でられる。これがピアノか、という意識を排除して聞くと、やがておもしろくなる。

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　2025/01/03

６番は、静謐な緩徐楽章と速い楽章のコントラストが鮮やか。９番は、落ち着いた入り方で、終わりに向けてエネルギーをためている。いずれも比較的演奏時間が短い作品ながら、聞きごたえのある演奏である。

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　2025/01/03

初めの曲から繊細な響きになじんでいると、その後の曲の壮麗できらびやかな音に圧倒される思いである。静寂と雄渾な音楽がうまく混ざり合った良い演奏であると思う。

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　2025/01/02

カノンで有名なパッヘルベルらしく、平易な旋律や響きが心に入り込む。宗教音楽にありがちな冷ややかな響きというよりは、温かみのある音楽である。心和む。

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　2025/01/01

押し出しの強い声で各曲を見事に歌いあげて、また、伴奏も豊かな音で響いており、聞いていると、充実したプログラムであると感じる。

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　2024/12/31

チェロとビオラ付きの一編の管弦楽曲として、登場人物の心象風景を表しており、威勢の良い演奏とは、一線を画している。クラリネットなどの管楽器の表情も印象的である。イベールでは、よりダイナミックな演奏で情熱も感じられる。

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　2024/12/30

等身大のシューマンが現れる。大ホールに響き渡るような大げさな表現ではなく、今ここに作者が語り掛けているような安心感もある。聞かせるつぼを心得ているようだ、録音も近くに感じ、柔らかい雰囲気である。

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　2024/12/29

大きさを感じさせながらも秀麗な演奏。作曲者特有の敬虔な雰囲気も出ており、テンポの運びもうまい。管楽器の音色も美しい。

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　2024/12/28

真摯な演奏に心打たれる。オーケストラの響きによく溶け込む声で、曲を歌い分けている。伴奏が際立って良いことも、その価値を高めている。

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　2024/12/27

かのモーツアルトの父による作品集。やはり血は争えないものがあると感じる。同時代の作曲家の中でもすぐれた作品と思い、気持ちよく聞ける。真摯な演奏にも好感が持てる。

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　2024/12/26

ショパン最晩年の作品。実に鮮やかな演奏で、名品であることを実感する。ショパンへのオマージュであるラフマニノフのソナタも濃い表情が作品にふさわしい。チェロもそうであるが、とりわけピアノがものをいう録音であり、演奏である。

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　2024/12/25

バッハとほぼ同時代の作者による作品集で、ほとんど初めて聞くものばかり。奏者の高い集中力と解釈で、それぞれの作品を個性的に聞かせてくれる。未知の魅力のある作品は、まだまだあるものだ。楽器の響きを美しく捉えた録音も良い。

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　2024/12/24

声質が曲集に会っていると思う。表現も過多にならず素晴らしい。ピアノの響きもよく、低音が響き、実感がこもっている。聞き進むと一体感に満たされて虜になる。

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　2024/12/24

名もない作家たちの作品を聞く。いずれもバロック末期から古典派前期にかけて作られたものだと、聞いていて推測する。おおらかで、ゆったりとした気分にさせてくれる。理屈抜きに楽しく、気持ち良い。

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　2024/12/23

四重奏より響きに厚みが増え、ゴージャスな響きが聞こえる。実演に上がることは少ないと思うが、両曲ともに良い曲であることを実感する。冴えて卓越した演奏であると思う。