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Review List of 小原っ子 

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  • 4 people agree with this review
     2010/10/04

    すばらしい、の一言。感嘆するしかないですね。グリュミオーの演奏で名曲を聴きたいと、取り寄せたかいがありました。きれいに流れすぎるという声も聴きますが、力強いアタックもあり、たくましい面も十分にあります。音色の柔らかさしか注目されていないのが、残念です。特に、この全集では、弦楽五重奏曲で有名な3番・4番は美しく、文字通りの名演ですが、私としては、付録的についてきた三重奏のデリベルティメントの力強い美しさに魅了されてしまいました。3人による演奏とはとても思えない、音の厚み、広がり、なんということでしょう。他の五重奏曲と聴き比べても大差ないのです。天才モーツァルトのなせる技ですが、グリュミオー・トリオの演奏がいかに素晴らしいかを物語っています。

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  • 12 people agree with this review
     2010/09/30

    みなさんのレビューを読んでみると、賛否が相半ばというところでしょうか。名指揮者の解釈による威厳と迫力のある演奏と比較して、ぼろくそにけなしていらっしゃる方もいますね。そんな方は、このような廉価版を買う必要がないのではないでしょうか。私は、ブルックナーの入門者として、この廉価版に飛びつき満足して聴きました。大聖堂に響き渡る音に感動しました。もちろん、各楽器内の奏者の力量のばらつきによるアタックのずれが気になる部分もありますが、そこはライブ録音のなせる害と思えば良いのです。ハスキルですら、そのライブではミスを犯すのですから。しばらくは、この豊かな響きに身を委ねていきたいと思います。macに全盤入力し、PCオーディオで通して聴いていきます。批判する方もいますが、BGMとして流していくと、心が豊かになる気がします。

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     2010/09/28

    CD管理に大いに不満。1枚目をかけると、最初からほこりがついていたようで、途中ブチッブチッと雑音が、最後の部分では大きな音が入った。取り出してクリーニングすると何ともなかったが、いくら廉価版になったとはいえ、これでは・・・。さらに、データ制御がおかしい。disk3〜7がデータ上では、disk4〜8になっていた。PCにデータを組み込む際、書き換える必要があった。また、データ表示の仕方もdiskによって様々である。PCオーディオが盛んになってくる時代にあって、こんなことでは不満が大いに残る。音質的には満足できるし、演奏にも不満はないが、最初にこんなことがあったので、しばらくは落ち着いて聞くことができそうにない。メーカーがしっかり責任持ってやってくれないと、買う側としてはやりきれない。

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     2010/09/10

    ザルツブルグ音楽祭の全集で、HAYDNのピアノソナタをブレンデルの演奏で聴き、HAYDNの良さを見直し、もっと聴きたいとこのセットを購入した。ホロヴィッツの演奏は、これまであまり好感を持ってこなかったが、ここでは、彼の演奏も見直した感がある。ピアノソナタの創始者として、これだけのモノを作り上げた実績はすごいな、と感動した。交響曲は、創始者としての実績は買うが、古くささは否めない。古城さんのコメントにあったブタペスト四重奏団による弦楽四重奏曲はおっしゃる通り格調高く立派だ。しかし、私はop1-1の「狩」に感銘を受けた。これは、弦楽四重奏曲の記念すべき第1弾である。23歳の若さでこれだけのモノを創始するとは、若きモーツァルトに大きな感化を与えた偉大な力を感じた。
    CD-7とCD-10の2枚はすぐにMacに取り込んで、PCオーディオでいつでも聞けるようにセッティングした。今も聴きながら入力している。録音が古くて音質が悪い者もあるが、新録音もあり、HAYDN入門として最適なセットである。

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     2010/09/09

    Glenn Gouldの素晴らしさがこの一枚に凝縮されている。ゴールドベルグ変奏曲を聴いて、このピアニストに興味を抱き、他にどんな演奏があるのかと探した時にこのアルバムに出会った。録音は古い、もちろんモノラルである。しかし、しかしである。一音一音のピアノの響きがキラキラ輝いて流れていくのだ。陶酔して時間の経つのも忘れてしまった。このアルバムは麻薬である。どっぷり、彼の世界に浸ってしまった。バッハのイギリス組曲・フランス組曲、ベートーベンのピアノ協奏曲、ブラームスの間奏曲集と立て続けに手が出てしまった。麻薬に浸ってみたい方にお勧めの一枚である。

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     2010/08/25

    上巻で予想した通り、木樽が大きく化けた。その反面、天才児鏑矢が天才なるが故に努力を怠り、萎えていく。その展開はすばらしい。出直して更なる飛躍を期した鏑矢の一瞬の栄光。エピローグがすばらしい。プロローグでストーリーテラーとしての役割を予感させた燿子が、その役割を見事に果たし、余韻を持って物語を終えている。
    「永遠の0」の構成、人間群像を彷彿とさせるすばらしい感動作である。

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     2010/08/25

    プロローグの出会いがいい。この3人が運命的な出会いをし、この3人がストーリーテラーとなっていくことを予感させる。そして、いじめられっ子だが成績優秀の特待生である木樽優紀がボクシング部に入部する。しかも、指導者の指導をかたくなに守り、ハードな練習を自分に課していく。マンガ「はじめの一歩」の導入部を思わせる展開である。やがて、天才児鏑矢義平を超えていくことを予感させる。また、高校のボクシング部と、プロのジムとの人間像の対比が、モンスター稲村と天才児鏑矢との対決に結びつけていきそうで、楽しみが増してくる。

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     2010/08/07

    ショパンは軽やかでポロポロと転がしていくばかりと、聴く気が出なかったが、マンガ「ピアノの森」に接し、そこで広がっているショパンの世界に興味を持った。主人公の予選での演奏を付録として、アシュケナージの演奏を聴かせ、ショパンの魅力を十分に引き出してくれた。これまでは、ルービンシュタインのワルツや前奏曲、ツィマーマンのバラード、ポリーニのエチュードなどは持っていたが、改めて聴こうと思い、一部重なると思いつつこの全集を購入した。すばらしい、の一言である。ブレハッチやユンディ・リの若々しい前奏曲・即興曲、ツィマーマンの美しく広がりのある協奏曲に感激した。ショパンイヤーということで、テレビでも協奏曲等を取り上げていたので、この全集の演奏と聴き比べることができ、楽しい時間を過ごすことができた。HMVのボックスセットは安価で内容が充実している。これまで、何セットもお世話になっている。これからも良いセットを紹介してほしい。

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     2010/08/06

    容姿を前面に出した宣伝の感がある現在のムター、そのため期待してはいなかったが、聴いてみてびっくり。骨太の音、滑らかな艶のある響きに圧倒された。これが19歳の時の演奏かと驚いた。見直した演奏である。また、ハイドンのピアノソナタも、ブレンデルの巧みな演奏のおかげかもしれないが、モーツアルト・ベートーベンの原点を見た感じだ。この2枚だけでも、手に入れた価値がある。全体に、ライブならではの緊迫感がある。聴衆の放つ雑音は仕方のないところか。これだけのボリュームでこの価格は、お買い得として言いようがない。オペラは、舞台写真やストーリーが分かるモノが手元にないと、長時間集中して聴くことには難がある。試しに聴いてはいるが・・・。

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     2010/07/24

    CHOPIN全集の中にある、ポリーニの「ポロネーズ」が気に入らないので、かねてから大好きだったアシュケナージを入手。踊るように、歌うように響いてきます。技術的なことは”CHOPINIST”さんが書いておられるので、ゆずります。ポリーニが弾くと、ピアノ演奏会だよ、という感じで、堅苦しくなってしまう。ショパンはそんなことを求めたのだろうか。ポリーニの演奏も、ETUDEの時は、こんなには感じなかったのだが。

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  • 1 people agree with this review
     2010/07/24

    こんな優しい響きの「ラ・カンパネルラ」を探していました。コロコロと転がりながら鐘の音が響き合う、しかも、それが固い金属的な音ではなく、優しく心にしみ込んでくる、そんな音を、you-tubeで見つけ、さっそくCDを注文した。
    今、この音を聞きながら書いている。いつもながら、優しく、しみ込んでくる響きである。これまで、何人ものピアニストの演奏を聴いたが、ここまでの優しい響きには出会ってこなかった。この若さである。評論家の中には、小曲だけでなく、大曲に取り組んでほしいと書いている人がいるが、自分のピアノを求めていってほしい。

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     2010/07/05

    この価格でこの内容、絶対にお買い得です。
    はじめは、ヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲の違う人の演奏を聴いてみようかなと、この価格に曳かれて軽い気持ちで買ったのです。
    ところが、予想外のすばらしい内容にびっくり!
    特に、ミュンシュの交響曲4番・5番には大感激!
    さらに、初めて聴いた無言歌には絶句!!
    メンデルスゾーンという作曲家を見直したセットでした。
    絶対のお勧めです。

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     2010/06/28

    これぞモーツァルトという感じです。
    ○○のモーツァルトという、指揮者・オーケストラによって異なる、きらびやかな演奏ではなく、作曲家・演奏家としてのモーツァルトが演奏したのはこんな感じではなかったか、と感じさせるさわやかな演奏です。

    作曲家の指示に従った編成で行っているまじめさを感じさせます。

    今、CPーAudioに取り組んでいるので、HardーDiskに取り込んでゆったりした気分でモーツアルトを楽しんでいます。

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  • 8 people agree with this review
     2010/03/20

    MOZARTを弾くハスキルを聴いて、さらりと流れるメロディーの中にキラキラ輝く音のしずくを感じて、ファンになり、このセットを手にしました。
    MOZARTだけでなく、ベートーベンでも、好きだったアシュケナージやグールドの響きとは異なるものの、うっとりとさせてくれる心地よさがあります。
    特に、このセットで気に入ったのはシューマンです。以前、「子供の情景」を聴きたくて、ブレンデルやアルゲリッチを買ったのですが、なかなか心に響くものがなくて裏切られた感じでした。しかし、このハスキルは違いました。
    わざとらしさがなく、川の水がさらさらと流れるように、心に直接響いてきます。子供はかわいいだけでなく、いろんな面を持っているよ、と、シューマンの意図をさらりと伝えてくれているようです。
    シューマンを見直させてくれた演奏でした。

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