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Review List of robin 

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     2024/08/14

    今ほどリマスターCDが出ていないときに初めて買ったWFの第九のCDで懐かしい絵柄である。手ずかずの音という感じで良い音とは言えないが会場の雰囲気が出ていると思う。今ではもっと良いと思われるCDが多く出ているのでCDとしてはものたりなさもある。音色感は少なく洗練された音ではなく、価格相当というべきか。いわゆるニコライの第九と呼ばれている演奏だろう、私はFURT1075で持っている。何でもかんでもすぐSACDにしてほしい、という方には無縁のCDであろう。

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     2024/08/14

    5番のみ。フランクフルト放送との演奏CDも聴いたが響きの美しさはこちらのほうだ上だ。音に艶があり、当然演奏も美しいが、それだけでなく雰囲気豊かで優れた演奏だと思う。終楽章も力強く、バーンスタインのようにあっさり気味ではない。ヤンソンス・WPOより引き締まった美しさがあり演奏もより聴かせる。聴いていていい曲だな、と改めて思わせるような演奏である。(しかし、モノラルを含めムラヴィンスキーはどの盤を聴いてもすごいと思う。)

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     2024/08/14

    これは失望した演奏。これほど軽く味わいのないバッハはクレメール以来である。Absolutely,旧盤を聴くべし。昔のアルテンバッハ―やラウテンバッハのほうがずっと良い。

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     2024/08/14

    今、モーツァルトのヴァイオリン協にかなり凝っている。それなりの演奏を聴いてきたがライヴクラッシクの演奏CDを聴いてからもっと聴いてみたいと思った。マゼールもプロ顔負けの腕前でセンスも一流だ。カントロフのが廃盤みたいになって見つからなかったが具合よくここで中古CDだが出会って良かった。演奏の想像はつくがじっくり聴いてみたい。(余談だが、カトリン・ショルツのを久しぶりに聴いてみたが、グリュミオやオイストのほうがはるかに上手い。マルツィは興味薄)

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     2024/08/14

    アンスネスは、ベートヴェンでもショパンでも今一つ音の魅力に欠けるピアニストだと思う。このラフマニフも聴いていて演奏に引き込まれることはなく、それなりの演奏止まりという感じである。最近、素晴らしいベートーヴェンのピアノ協奏曲のCDを見つけた。試聴コーナーで聴いただけだが、オケもピアノも並みの演奏とは一線を画したニュアンスとセンスに溢れた演奏だと感じた。注文中なので後日感想したい。アンスネスね、ややあっさりかな。

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     2024/08/14

    私に言わせればやはりセルが響かすワグナーは音の整理屋さん的ワグナーである。リングのモチーフを知るには良いだろう。しかし、純粋に演奏という観点からは底から大きくうねったり深く沈みこんだり官能的な響きのニュアンスに欠ける。どの指揮者が演奏してもワグナーはワグナーに聴こえるが、フルトヴェングラーやクナ、クレンペラーのワグナーとはそのあたりが根本的に違う。私にはセルよりランスドルフのワグナーのほうが魅了的に聴こえる。

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     2024/08/14

    後のウィーンフィルとの演奏よりこちらの演奏を好む。ウィーンとのものは美しいが構成力が落ち音楽に勢いが欠けベームの意志の弱さのようなものを感じる。一方、このBPOとの演奏は響きに充実感があって演奏が積極的である。ベームなら何でもウィ―ンのほうが良いというのは音楽演奏を頭で聴いている優柔不断な人に多いようだ。コンセルトヘボウやウィーン饗との演奏も聴かなくてはならないだろう。

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     2024/08/14

    私がリマスターCDやSACDをなぜ嫌うのか。音を良くするためコンプュターで数字やカーブ等を修正するのだろう。そして音は良くなる、がその結果微妙なノイズに含まれるホールの響きや雰囲気も除かれる。これがいけないのだ。もっとも大事な会場の雰囲気が除かれてライヴ感が低下し、ライヴ演奏がセッション録音のようになってしまう。ライヴなのだから多少のノイズや観客の咳があって当然。オタ_、グラン_、デル_、オーパ_等 音はきれいが味わいに欠けた音に変わっていることが多い。音に化粧しているかのようだ。多少音にノイズやざわつきがあろうとライヴ感豊かに聴いたほうが感激して聴ける。評論家やメーカー等の刷り込み的な説明に惑わされないで聴こう。すれば安価なCDで十分であることが分かる。

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     2024/08/13

    私の最愛のメンコンの演奏である。フルトヴェングラーの響きが圧いとか重いとかの評価があるが、ここに聴くヴィートの素晴らしさは、例えばフレージングのちょっとした変化に天才的な能力の高さを示している。中間楽章の心に沁みわたるヴァイオリンの高貴な音はいかばかりか。また、終楽章の大空に向かって謳いあげるかのような晴れやかな音、すべてが音楽の塊のように思う。なるほど、キョンファもナージャもフェラスもいい、だがヴィートの奏する音楽は大きく次元が違う、という気がする。フルトヴェングラーの感化もあるかも、と思ったりする。(戦前、諏訪根自子がクナの伴奏でブラームスを弾いた時と同じように)

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     2024/08/13

    若干ステレオプレゼンスを加えているような音でとても聴きやすい。44年のレーンのベートーヴェン(一般の演奏評価は高くないが私は大好きである。レーンの真摯で深く掘り下げていこうという積極的な姿勢が音に出ている)など全くノイズがなく低音が分厚く響いてくる、DGとどちらが良いか迷うが私の好みはDGになる。DGのほうが演奏の生の雰囲気が音に出ているように感じる。しかし音圧が高く艶があるのはアンドロメダのほうで、DGは音に透明感があり生生しさが感じられる。これは聴く人の好みに任せよう。このレヴューはA)のCDPで聴いた感想だが、B)のCDPで聴けば違った印象、結果になると思う。(CDPは安価だが3台持っている。)あと、52年のヴィートのメンコンも艶があり香りあるロマンの響きで好ましいがレーンのほうが良い音だ。(テープ録音だからだろう)

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     2024/08/13

    女史には悪いが、明らかにテクニックに問題あり。しかもテンポ如何もあるが演奏がきりっとせずダレ気味で野暮ったさがある。これが私の感想。おまけで星3。一般的に当演奏に限らず今後の演奏で、過去数十ある本曲の演奏で存在価値を示すのは容易ではない、と思う。オリンピックで金メダルを取るより難しいのでは。

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     2024/08/13

    音は分厚く音色も豊かで日本盤を凌駕しているCDだと思う。一部東芝EMIにも良いのがあるが、これはこれでお勧めでしかも安価なのが良い。(私は倍の値で購入した)お買い得CDである。

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     2024/08/13

    好きなアマチュア評論家が一押しの名演と評していたので気になっていたCDである。私にはミュンシュ・パリ管を超えているかが問題である。アバドはLP、CDで少し聴いたが今はLPもCDも1枚も持っていない、皆手放した。この人に熟成という言葉は似合わない、晩年迄どこかイタリアのハイソのおぼっちゃん気質が抜けないでいた、と思っている。アルゲリッチはそのあたりのことを見抜いていたのではないかと勝手に思っている。このブラ1、安価なので聴いてみるかな。期待星で4。

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     2024/08/13

    我が国ではスターンは不人気(評論家の刷り込みがかなり影響している)だが正当に評価している人もいる。私も刷り込みの影響を受けてほとんど聴かないできた。(オーマンディとのブラームスなど素晴らしいと今も思っているが。)さて、この中で感心したのは、ブラームスの2番のソナタで、デ・ヴィートと双璧の演奏だと思う。ヘスの影響を受けてか、すんなりしながらもニュアンス豊かに弾いており稀に聴く味わい深い演奏である。ベートーヴェンの10番も上出来だ。昔、岩淵竜太郎氏がスターンのバルトークのソナタを高く評価していた。モノラルだが音は良く、スターンの実力を発揮した演奏のCDと言えよう。

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     2024/08/12

    シューベルトはBPOのオケの上手さが光っているが惜しいかなちょっと味が薄い。ハイドンは通常より早めのテンポだがマルケの癖でアタックが鋭いというかきついので他のステレオ演奏ほどには楽しめない。ラ・ムールはBPOと比べるとBPOの能力には及ばないように聴こえる。これらの録音がステレオであったらもっと素晴らしく聴こえただあろうと思うと、貴重な録音だけに残念である。マルケヴィッチの多くの演奏を聴いて、なぜ音楽をもう少し柔らかく響かせないのか、素人の私は僭越ながらいつも思う。

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