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Review List of レインボー 

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     2013/05/17

    小中学生バンド向きにアレンジされた楽譜を使った参考演奏集。
    前半は金管バンド編成、後半は通常の吹奏楽編成での演奏。
    陸上自衛隊東部方面音楽隊の演奏、指揮者は隊長、田村守3等陸佐。
    2012年1月24〜25日、陸上自衛隊東部方面音楽隊大演奏室にて録音。
    だが、基本的におすすめしない。
    何故なら編曲が不味く、面白くないからである。
    ほとんどの曲が小人数向きなので音が薄くなるのは仕方ないにしろ、例えば前半に収録されたスーザやアルフォード等の有名な行進曲は、調を吹きやすい物に変えるため原調ではなかったり、ほとんど主要なテーマを繰り返すだけの安っぽい編曲であり、元々の曲の魅力を壊している所か、作曲者への冒涜としか言い様のない酷い編曲である。
    辛うじて聴けるのはヤング・バンドシリーズと銘打った後半からだが、これとて微妙な出来で木管も入って音にある程度厚みと色彩があるから聴けるのだと思う。
    しかし、そんな条件の中、東部方面音楽隊の演奏はある程度の水準に仕上がっているのは、このバンドの力量の高さを物語っているのだと思う。

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     2013/05/16

    今は使われていないが、軽音楽と言うジャンルがあった。
    1950年代頃までのこれらの曲を復刻したシリーズの1枚の中にあたる本盤は、ソロ楽器を置いた小さな小品、オペレッタからのメドレー等々が収録されています。
    どちらかというとクラシックというより、イージーリスニングに近い雰囲気の演奏が多いのですが、これはこれで楽しめます。
    収録曲にはイェッセルの知られざる作品やキュネッケの自作自演があったりと資料的価値が高そうな音源もちらほら…
    尚、復刻盤故に音質は良くありません。

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     2013/05/16

    世界で最も有名な野外音楽祭、アレーナ・ディ・ヴィローナ音楽祭のライヴ盤。
    この『カルメン』は同音楽祭で良く取り上げられている定番のレパートリーとの事。
    歌手も有名人が出ていたりと、豪華ではありますが、野外オペラなので、なにぶん音質が難点で、オケはほとんど聴こえず、また遠く平板を通り越して劣悪な録音と言った所でしょう。
    アレーナ・ディ・ヴィローナ管弦楽団の演奏も正直微妙な所で、名盤の多いこの作品の中では、出演者のファンとかでない限りはおすすめしない。

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     2013/05/15

    黄金期のハリウッド映画の音楽を収録したCD。
    サントラではなく再録音された物で、リチャード・カウフマン指揮、ブランデンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の演奏。
    収録されているのは、『王様の泥棒』(ローザ)『スカラムーシュ』(ヤング)『海賊ブラッド』(コルンゴルト)『三銃使』(スタイナー)で、いずれも組曲の形で演奏されています。
    カウフマンはいくつかの映画音楽のCDをリリースしている指揮者で、本盤でもダイナミックなシンフォニック・スコアの魅力を存分に伝えてくれる演奏を聴かせてくれます。
    1994年録音、音質良好。

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     2013/05/15

    グラズノフの管弦楽曲集第6弾である。
    演奏はお馴染み、モスクワ交響楽団、指揮者はイゴーリ・ゴロフスチン。
    本盤はグラズノフの管弦楽曲の中でも演奏機会の少なさそうな曲ばかり(有名なのはコンサート・ワルツ位だろう)を集めた貴重な1枚で、知られていないが面白い作品もあり、例えばサロメと言う曲、勿論、ワイルドのあのサロメなのだが、こちらのほうがよりオリエンタルでエキゾチック、シュトラウスの曲よりこちらの曲のほうが私は好きだ。
    ゴロフスチンの演奏はよく言うなら、手堅くまとめたと言った所で、そう簡単に音盤のない曲を聴く分には問題ないレベルなのだが繰り返し聴くには辛い所があると言った所である。
    尚、音質は綺麗。

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     2013/05/15

    名門、ソフィア国立歌劇場管弦楽団と、マリノフのタクトで、可もなく不可もなくと言った仕上がり。
    歌手も問題なく、大きな不満もないのだが、名盤、名録音の多いカルメンと言うオペラの音源で、これと言っておすすめ出来る点がないのが唯一の難点かもしれない。
    録音も平板に聴こえる。
    価格の安さが一番の売りだと思う。

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     2013/05/14

    南米の爆演王、バティスのロッシーニ。
    1曲目、どろぼうかささぎのみが、ロイヤル・フィルで後は、全てメキシコ国立交響楽団。
    1曲1曲の出来は差があって、例えばブルスキーノ氏はかなりの遅いテンポで、ロッシーニ特有のあの軽快さがないばかりか、音を思いっきり外していたりするが、当たれば、凄い!
    ウィリアム・テルの終結部等はこの指揮者らしい、熱いハートのこもった名演奏である。
    普通のロッシーニに聴き飽きた人におすすめ。
    録音・音質は問題なし。

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     2013/05/14

    ナクソスには現在モスクワ交響楽団演奏によるグラズノフの管弦楽曲シリーズがありますが、本盤はそれが発売される前に、マルコポーロでグラズノフ管弦楽曲集シリーズの1枚としてリリースされていた物で、ホリア・アンドレースク指揮の、ルーマニア国立管弦楽団による演奏です。
    1986年の録音で同時期にこの演奏家によって録音された恋愛合戦は最近ナクソスに移行されましたが、この管弦楽曲集は移行されていません。
    『謝肉祭』『結婚行進曲』『セレナーデ』等々録音には恵まれないが、親しみやすい楽曲が収録されており、個人的には嬉しいです。
    演奏は、手堅くまとまっており、聴く分には全く問題ない。
    管楽器が上手く、東洋の夢では雰囲気が良く出ている。
    録音は初期ナクソスとほぼ同じ、平板な所はあるが悪くはない。

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     2013/05/13

    ソプラノ歌手幸田浩子さんが、ウィンナ・オペレッタの名アリアを歌ったアルバムです。
    幸田さんはウィーンの名門フォルクスオーパーで活躍されていたとの事で、今回古巣の、フォルクスオーパー交響楽団とマエストロ・マンクージのサポートを得て、とてもすばらしい歌に仕上がっています。
    またこのCDのもう一人の主役は、マンクージで時には伴奏に徹し、オケパートではしっかりと主張したりと、弛みのない音楽です。
    またウィーンのオケなのであの独特のリズムもしっかりと再現されています。
    録音・音質も良好です。

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     2013/05/13

    1929年、ヘルマン・ワイゲルトとベルリン国立歌劇場管弦楽団によって録音された本盤は、カットはあるが1907年録音のザイドラー=ヴィクラー盤に次ぐこうもりの全曲録音。
    演奏のほうはまずまずと言った所で、資料的価値のほうが高い。
    このパール盤はSPの風味を残した録音なので古さは感じるが、年代のわりには聴きやすいと思う。
    また序曲は最初から録音されなかったらしく、本盤は、リヒャルト・タウバー指揮、パレス・シアター・オーケストラの録音を代わりに収録している。
    これはタウバー唯一の指揮した音源と知られている物で、他にもナクソスから復刻されている。
    本盤は聴きやすい部類に入るが、ナクソスのほうが復刻は上。
    基本的にファン向きの1枚だと思う。

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     2013/05/13

    前作はハンガリー陸軍軍楽隊演奏による行進曲集でしたが、本盤は、がらりと雰囲気が変わって声楽曲を集めたCDとなっています。
    ヤーノシュ・ペーンテク指揮、ヤーコプ・パツェラー・サロン・オーケストラの演奏で、恐らくこの録音のための団体かと思います。
    弦5部に、フルート、クラリネット、パーカッション、ピアノという小さな編成ですが、演奏は、なかなか良いです。
    一部の曲はオケのみで演奏されています。
    パツェラーはハンガリーの作曲家ですが、生まれはウィーンの郊外で、ここに収録された曲のほとんどがハンガリー風というよりオーストリア風の曲です。(でもハンガリー風の曲もいくつかある)
    録音・音質は問題なし。

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     2013/05/13

    このCDは、マーチを集めたCDです。
    フチーク、ブランケンブルク、ヴィチャーズ、スーザ、アルフォード、ポピィの作品がそれぞれ3曲ずつ収録されています。
    収録されている曲は有名な曲よりもあまり知られてない珍しい曲が多く、特にポピィの作品が収録されているのは、貴重と言えるでしょう。
    ピエール・キュッペルス少佐指揮、オランダ王立陸軍軍楽隊の演奏。
    オランダの軍楽隊は優れた演奏をする事で知られていますが、本盤でもキレの良い重厚な演奏を聴かせてくれます。
    1988年録音で、音質は問題ないでしょう。

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     2013/05/12

    19世紀ウィーンで活躍したコムツァークの作品集。
    同名の作曲家が二人いますが、本盤は2世の作品が中心で1世の作品はほぼありません。
    演奏はラズモフスキー交響楽団と、クリスティアン・ポラックの指揮。
    ラズモフスキー交響楽団というのはスロヴァキア放送交響楽団等既成のスロヴァキアの演奏家を集めて作られた団体らしく、演奏は上手とは言えないが、最低水準はクリアしている。
    何よりコムツァークの作品集は珍しく資料的価値は高いと思う。
    尚、録音は問題なし。

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     2013/05/11

    森の水車でお馴染みのアイレンベルクの管弦楽曲を集めた珍しいCDです。
    彼の作品はこのCDで聴く限りですが、例えるならシュトラウス的な力強さとワルトトイフェル的な繊細さを足したような曲調で、流石に森の水車を超える出来の曲はない物の、聴きやすく、馴染みやすい曲がならんでいます。
    個人的にはコサックの騎行が気に入っています。
    演奏の西ドイツ放送管弦楽団はCPOに大量の録音を残していますが、本盤も安定した演奏で、安心して聴けるかと思います。
    音質良好。

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     2013/05/10

    ヨハン2世とヨーゼフのワルツやポルカ、オペレッタを収録したCD。
    演奏はスロヴァキア放送交響楽団、指揮者はオットー・アエビ。
    原盤はスロヴァキアの国営レーベル、オーパスで、1978〜79年頃の録音らしい。
    ナクソスでお馴染み、スロヴァキア放送交響楽団の演奏で、カットは確かにあるが、時にテンポを大きく揺らしたりしながら、のんびりとしたローカルなサウンドの素朴な演奏で、なかなか良い。
    録音も大きな不満はない。
    5枚組でこの値段なら十分元は取れる。
    尚、オペレッタを歌っている歌手の記載はCDにはない。

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