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Review List of レインボー 

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     2010/02/04

    私はこの映画を見た事がないし、映画自体もヒットしたのかは知らないが、スコアはなかなか優れた物だ。ウィリアムズのスコアではあまり金管が目立たない気がする。反対に弦楽器の活躍が多いだろうか。おどけた、スケルツォのような[悪魔の踊り]が一番このスコアの中で有名で、収録楽曲にもこの曲のテーマをモチーフにした作品が多いが一方で、シンセのみの曲や現代音楽そのものの曲もあって、作曲者の多才ぶりを堪能できる。

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     2010/02/04

    このCDの指揮者、ヘンリー・マンシーニはピンク・パンサーやひまわり等、多数のヒット作を出した作曲家ですが、このようなマーチ集も録音していたとは驚きです。演奏はワーナー・ブロス・ミリタリー・バンドという一見すれば軍楽隊のような名前ですが恐らくこの録音のためのスタジオバンドでしょう。とはいえ演奏はやたらとハイテンションな金管、豪快な打楽器に、速めのテンポ、まさにアメリカが輝いてた頃らしい演奏!
    古い録音ながら音質はそれほど悪くないのも嬉しい所。これはおすすめ出来るCD。

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     2010/02/03

    コンサート・バンド・セレクションと題されたアルバムで名前通り中身は、吹奏楽オリジナルの作品中心。編集盤のようだ。収録されている曲のうち、半分以上は初めて聴いた曲ばかりだったが、変に難しい曲はなく、ドラマチックな曲やわかりやすい曲が多かった。演奏は市民バンドの物もあるがほとんどは軍楽隊でこれはたいてい安定した演奏。オランダのヨハン・ウィリアム・フリオーソ軍楽隊の演奏が多いが、ノルウェー海軍軍楽隊、チェコ警察音楽隊、そしてリトアニア国防軍軍楽隊という珍しいバンドの演奏も聴ける。コンサートの選曲の参考にするもよし、聴くのもよしのCD。

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     2010/02/03

    パリの喜びの名盤として有名な音源で、輸入盤が、ボスコフスキー指揮のワルトトイフェルのワルツ集とカップリングされて長年発売されていたが国内盤はだいたい12年程発売されていなかった。今回オリジナルの形で再発売されたのも嬉しい。後年にナクソスに録音した音源はメリハリに欠ける物であったが、この76年盤のパリの喜びはメリハリの効いた色彩豊かな演奏。今回初めて知ったがライナーによれば、ロザンタールは50年代にもベルリン放送交響楽団とパリの喜びを録音しているとの事で機会があれば聴いて見たい物だ。鼓手隊長の序曲はメリハリの効いた演奏であまり録音のないこの曲の演奏で優れた物の一つだろう。録音は古いが今回マスタリングされたのかだいぶ良くなっている。

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     2010/02/02

    喜歌劇王として知られるオッフェンバックとマルタで有名なフロトーの作品集です。といってもフロトーの単独の作品はないのですが。オッフェンバックはジャクリーヌの涙と、夕べの風が収録、いずれもピアノ&チェロ版です。そしてこのCDの目玉はオッフェンバックとフロトーが共作したチェロとピアノのための作品です。二人はサロン巡りをしていたそうで、この作品もサロン風の肩の凝らない作品です。演奏はこれら秘曲を聴く上でなんら不満なく、さらに録音も良いレベルと言えます。

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     2010/02/02

    犬夜叉、金田一少年の事件簿等の劇伴音楽で知られる和田薫氏ですが、彼は純音楽でも活躍しています。和田氏の作品は和を全面に出したわかりやすい曲が多く、このCDを聴けば実感すると思います。このCDは2009年8月28日にケルンで開催された『日本の響き=和田薫の音楽』のライブ盤です。1987年に作曲されたオーケストラのための民舞組曲から最新作の和太鼓とオーケストラのための協奏的断章『鬼神』まで6作品を収録しています。その中でも最も良いのが、最後の鬼神で、林英哲氏の和太鼓がなんと言っても聴き物。初めて和太鼓で感動できました!
    他良いと思うのは海響。後半、ケルン放送管弦楽団(交響楽団のほうではない)のノリの良い熱演ぷりは聴き物です。またこのCDには犬夜叉をモチーフにした犬夜叉幻想も収録されていて、重厚な仕上がりになっています。

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     2010/02/02

    演奏はまぁまぁという物から名演という物まで玉石混淆。選曲は厳かな雰囲気の曲が多い気がするが、中にはオーバー・ザ・ギャラクシーのようなポップで明るいマーチが入っているのは面白い。全て、このアルバムのために録音された音源ではないが、現在手に入りずらい音源もいくつかある。
    クラシック入門やBGMに向いてるCDだと思う。

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     2010/02/02

    チャイコフスキーの管弦楽曲集ですが、まぁまぁかなと思います。フィルハーモニア・カッソヴィアという素性の良くわからない団体(おそらく録音用オケでしょう)の演奏、指揮者も知らない人物。真面目な演奏ではありますが、アンサンブルがちょっと雑な所があるような・・・
    1812年で最後に大砲を使用せず、大太鼓を使用しているのもマイナス。
    とは言え価格の安さは魅力的。全体を見れば普及盤と言った所でしょうか。

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     2010/02/01

    イギリス陸軍の連隊行進曲を集めた珍しいアルバム第一巻。演奏は近衛軍楽隊の、コールドストリーム・ガーズ、演奏はこのバンドの名楽長、T.シャープ。アルフォードや、リーマンス、ラタン等の作品を別にすればだいたい一分前後の短い行進曲なのだが、中にはスッペの軽騎兵やワグナーのワルキューレの騎行をマーチ化した(!)ものもあり、ちょっと驚く。
    演奏については特に不満もなく、録音も時期を考えれば妥当な物ではないかと思う。

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     2010/02/01

    確かに優れた演奏ではないが、こういうのもありかな、と思わせる一枚。伊福部昭の代表作をまとまって、安くとなるとこれ以外には見つからない。ロシアのオーケストラと言う事で金管の鳴りっぷりを期待したが、その点は今一つ。録音はナクソスにしてはやや不良ぎみか?
    ライナーの片山氏の解説文はいつもながらの力作!
    これだけで十分元はとれるだろう。

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     2010/02/01

    レハールのオペレッタより、ルクセンブルク伯爵、フラスキータ、メリーウィドウの3作品が収録されている。台詞なしのハイライト盤で元々全曲盤があるのかは不明だが、録音の雰囲気からしてなさそうだ。歌手は知らない人達だったが、なかなか良い。全て原語ではなくフランス語で歌われているが、原語以外の歌唱でメロディと言葉があってないような事はなくむしろ自然である。演奏はブラロー指揮、オーケストラと書いてあるだけで、どういう団体かは不明であるが、比較的小さな編成のオケで、ドライブ感のある演奏だと思う。録音は年相応といった感じ。

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     2010/01/31

    矢部政男の4作品に、斎藤高順の作品が収録されている。斎藤高順の作品のうちオーバー・ザ・ギャラクシー以外は2006年にユニバーサルより発売された「斎藤高順 吹奏楽作品集」に収録(演奏者も同じ)されているが、録音は作品集のほう良いだが、演奏の出来はこちらのほうが好きだ。ただライナーはかなり簡素な文でもう少し詳しい説明が欲しい所。とはいえ、この価格でなら十分な内容だろう。

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     2010/01/31

    だいたい分売のCD3枚分ぐらいの価格で聴ける、良質なボックスセット。ローテンベルガー、ポップ、ゲッダロット、ハンプソン等々、名歌手と言われた芸達者達にマッテス、ワルベルク、ボスコフスキー、メストの四人の指揮者が降っている。どれも楽しく愉快で軽妙な楽しくそして説得力ある演奏!レハールの代表作をほとんど収録している上、決定盤と言って良い演奏、値段は高いがレハール入門にはおすすめ。尚、CDは厚紙に入っている。

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     2010/01/31

    ジョン・ウィリアムズの映画音楽ではない、機会音楽を集めた珍しいCD。一曲を除き全て世界初録音。一応これらは純音楽に入るのだろうが、彼の純音楽には難解な作品が多いのに対しこれらは機会音楽と言う事もあり、とっても分かりやすく、美しいメロディに力強い金管の響き、スターウォーズ等で耳にするあの響きその物。一番の聴き物はアメリカ建国から現在までを描いた、アメリカン・ジャーニーであり、隙のない見事な作品だと思う。演奏は3つの楽団が担当しているがどの曲もウィリアムズが指揮し力強い演奏となっている。

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     2010/01/31

    ワルツ集というタイトルだが実際にはポルカやギャロップも収録されており、バレエ組曲や映画音楽からの抜粋が収録されている。オルベリアン&モスクワ室内管の解釈はあまり好きにはなれないが小編成のオケによるリラックスした演奏が楽しめる。ただし小編成ゆえ、音が貧弱に聴こえてしまう部分があるのは残念。ジャズ組曲の第二ワルツやバレエ組曲第二番の春のワルツ等はそれぞれ原曲の映画音楽の楽譜(前者は第一軍用列車、後者はミチューリン)で演奏しており、この点貴重と言えるかも知れない。録音はまぁまぁ。

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