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Review List of レインボー 

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  • 4 people agree with this review
     2011/09/26

    冒頭のファンファーレからロシアを感じさせる交響曲、抒情楽章ではロジェストヴェンスキーならでは歌心にあふれ、終楽章では推進力のある名演奏。
    ソヴィエト文化省国立交響楽団の凄さを堪能できます。
    またフェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団(チャイコフスキー交響楽団)が1992年に録音した弦楽セレナードもなかなか。
    分厚い弦はロシアならではです。
    両方とも20年ほど前の録音ですが、特に気になるような所はないと思います。

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     2011/09/25

    ナクソスが発売しているグラズノフ管弦楽曲集の1枚です。
    この手の小品を作らせたらグラズノフはなかなかの物で、このCDでも良作が揃っています。
    モスクワ交響楽団による演奏で、指揮はコンスタンティン・クリメッツ。
    このモスクワ交響楽団というオケ、指揮者によって結構仕上がりに差があるように思うのですがこれは当たり。
    クリメッツの流暢な音楽、往年のロシアオケと同様とまでは行かないが、いわゆるロシアン・サウンドも堪能できます。
    また秘曲『ロシアの主題の行進曲』の数少ないデジタル録音であると同時に、名演奏が聴けるディスクです。
    モスフィルム・スタジオでの録音、音質は良いのですが、鮮明度は現在のナクソスの録音を考えれば今ひとつと言った所でしょうか。
    とはいえ価格と内容を考えれば十分最高レベル。

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     2011/09/24

    指揮者のフリードマンは発売元であるアルテ・ノヴァレーベルでたくさんのチャイコフスキーの録音をしているがこれもその1枚。
    有名なピアノ協奏曲は綺麗にまとめられてはいるが、物足りなさも残る。
    セヴィドフのピアノも印象に残りにくい。
    序曲1812年はテンポが激しく変わり、ちょっとしんどい。
    最後のバスドラムの音は良いのですが…
    録音と音質は良い。
    尚、アルテ・ノヴァのCD、最近はCD-Rで製盤されている盤があるがこのCDもそう。

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     2011/09/23

    ワルトトイフェルと言えば何と言っても『スケーターズ・ワルツ』が有名ですが、他の曲はほとんど録音がなく、このマルコ・ポーロのシリーズは大変貴重な録音です。
    第1弾となる本盤は1991年コシツェ芸術の家にて、アルフレッド・ヴァルター指揮、チェコスロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団演奏で録音された物です。
    先にも述べた通りたくさん珍しい曲が聴けると言うのがこのCDの一番のポイントでしょうか。
    全体的に流暢な音楽で、『スケーターズ・ワルツ』『女学生』は他の音源が良いのですが、このCDの演奏もなかなかの物です。
    オーケストラにもう少し魅力があれば名演奏になっていたかも知れませんが、安心して聴ける水準の演奏でしょう。
    録音・音質共に良いです。

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     2011/09/22

    ヴァンガート原盤、モーリス・アブラヴァネルとユタ交響楽団によるアンダーソン名曲集です。
    1960年代の古い録音で、音質はまずまず。
    演奏はローカル色の強い演奏なのですが、とても楽しく、トランペット吹きの休日での名人芸も見事です。
    40分少々の収録時間なので一部の有名曲が収録されてないのは残念です。

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     2011/09/21

    吹奏楽による交響曲、管弦楽曲シリーズの1枚です。
    今回はチャイコフスキーの作品を収録した物で、第4交響曲と1812年序曲を収録しています。
    海上自衛隊東京音楽隊による演奏、指揮は青木凱征隊長です。
    交響曲は非常に珍しい吹奏楽版による全曲録音で、オーケストラとはまた違った管楽器ならではの味があります。
    情熱的な演奏でなかなか良いです。
    1812年は全体的にテンポが遅くイマイチ。
    また自衛隊が演奏するのだから、大砲を入れてくれたら良かった。
    1999年の録音、鮮明な録音かつ音質は良い。

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     2011/09/20

    ナクソスからリリースされたNHK『現代の音楽』アーカイブシリーズの第1弾で、三善晃氏の混成合唱とオーケストラのための『詩篇』と『レクイエム』を収録しています。
    いずれも初演時の貴重なライヴ録音です。
    小林研一郎指揮東京都交響楽団による詩篇が情熱的な演奏で、この曲の名演奏だと言えます。
    レクイエムも味があって、良いです。
    録音年代を考えれば音質は良いと思います。
    ただ、減点すべき点か分からないのですが、私のCDデッキと、このCD相性が悪いみたいで、読み込みに大変時間が係るのが難点です。

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     2011/09/19

    アルテ・ノヴァレーベルが発売したチャイコフスキー交響曲全集の1枚です。
    フリードマン指揮、ニジニ・ノヴゴロドフィルハーモニー管弦楽団演奏。
    このシリーズ、ほとんどオケはロシア・フィルハーモニー管弦楽団なのですが、第4番はタタールスタン国立交響楽団、そして本盤はニジニ・ノヴゴロドフィルハーモニー管弦楽団と統一されてません。
    ニジニ・ノヴゴロドフィルハーモニー管弦楽団は知名度はありませんが、各楽器のバランスを重視した洗練された演奏で悪くありません。
    ちゃんとロシアのオケらしく交響曲の終結部ではほどほどに暴れています。
    収録曲はいずれもなかなか聴く機会の少ない作品ですし、価格も安いので初めて聴く方にも良いのではないでしょうか。
    録音・音質は普通。

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     2011/09/18

    イタリアの作曲家、マルトゥッチの作品を集めたCDです。
    収録された作品はいずれも無名と言って良いぐらいに知られてませんが、叙情的で、歌心にとんだ美しいメロディを持った佳作です。
    ラ・ヴェッキア&ローマ交響楽団による演奏で、こちらも有名とは言えないのですが、情熱的な演奏で良いと思います。
    録音・音質良好。

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     2011/09/17

    ルロイ・アンダーソンの作品を集めたCDです。
    竹本泰蔵氏と日本フィルハーモニー管弦楽団による演奏で、解説書でも触れられていますが、日本人指揮者と日本のオケによるアンダーソンはこのCDが初めてではないでしょうか。
    オリジナル作品と編曲三曲を収録しています。
    CDの副題通り楽しい演奏ですが、ちゃんと上品さも持ち合わせた優れた演奏だと思います。
    アンダーソンのメロディを純粋に楽しむも良し、日本フィルの演奏を楽しむも良しの1枚。
    録音・音質共に良好です。

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     2011/09/16

    日本の作曲家、田中賢氏の吹奏楽作品を集めたCDです。
    演奏は、陸上自衛隊中央音楽隊、指揮は武田晃隊長と樋口孝博副隊長です。
    コンクール課題曲から、実用音楽まで全8曲を(解説書を読む限りは作曲家自身が選曲したのだと思う)収録。
    ただ、何度も録音されている人気曲中心の選曲で、個人的には聴く機会の少ない国体やオリンピックのファンファーレや行進曲をもっと取り上げてくれたら良かった。
    田中氏の作品を含め、国体とかオリンピック等に書かれた作品は隠れた傑作が多い。
    陸上自衛隊中央音楽隊の演奏は華やかさがあり、アンサンブルも見事で素晴らしい。
    田中氏の作品は打楽器の活躍する楽曲が多いが、このCDでも迫力のある重厚な演奏が聴ける。
    音質も良く、録音も非常に選曲。

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     2011/09/15

    ナクソスの映画音楽の再演奏盤の1枚です。
    バーナード・ハーマンの『キリマンジャロの雪』と『5本の指』をウィリアム・ストロンバーグ指揮、モスクワ交響楽団演奏という(ナクソスの再演奏シリーズでは)お馴染みの演奏家で収録しています。
    ハーマンと言えばサイコのような鋭い現代音楽的な作品のイメージが強いのですが、このCDに収められた作品は極めてドラマチックな曲調で同じ作曲家の作品とは思えない位です。
    演奏もなかなか。
    録音・音質も問題ないレベルだと思います。

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     2011/09/14

    ベルギーの騎兵のための行進曲を集めたCDです。
    ベルギー王立近衛兵軍楽隊(ベルギー・ギィデ交響吹奏楽団)演奏、指揮は録音当時のノジー楽長です。
    ベルギーの行進曲は日本ではあまり馴染みがないのでこのCDは貴重な1枚と言えます。
    フランスからの影響を受けたトランペット隊を伴った華やかな曲調の曲がほとんど。
    ベンダーやプレヴォー等々、ギィデゆかりの作曲家の作品も収録されています。
    あともうひとつこれまた珍しい、ベルギーの信号ラッパも収録されています。
    演奏はさすがに手慣れた感じがしていいですし、低音も聴いていて良いです。
    録音も鮮明、音質も良好。

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     2011/09/13

    アルテ・ノヴァのチャイコフスキー交響曲全集からの分売で、交響曲第6番『悲壮』と組曲『眠りの森の美女』を収録したCDです。
    演奏はロシア・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はサミュエル・フリードマン。
    このコンビの他の演奏と同じく仕上がりはイマイチで、他にも競合盤が多い中でこの盤はあまりおすすめできません。
    音自体は悪くないのですが…

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     2011/09/12

    フォンテックが、陸上自衛隊中央音楽隊と録音した音源の1つ。
    他にもフランスやイギリスの作品集、行進曲集等が録音された。
    本盤はアメリカの吹奏楽作品を取り上げた物で、バーンズの『交響曲第3番』リード『オセロ』バーンスタイン『ウェスト・サイドストーリー・セレクション』という選曲、好みはあるだろうがまぁアリだろう。
    メインでもあるバーンズは廉価で手に入る貴重な音源の1つだが、演奏は可もなく不可もなくと言った所だ。
    リードは良いと思う。
    バーンスタインはもう少しスウィング感があればよかった。
    全体的にこのバンドの実力を考えるとこのCDは不調気味だと思う。
    と悪い点中心に書いて来たが、価格は安いし、解説書も面白いし、収録曲に興味があるのなら購入しても損はしないと思う。
    録音は普通と言った所。
    音質は良好。

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