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Review List of フォアグラ 

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  • 1 people agree with this review
     2011/04/10

    ジョスカンの宗教曲中最も有名な作品を選曲。この頃のシャペル・ロワイヤルはベストメンバーであり、演奏は極めて美しい。ヘレヴェッヘは合唱指揮のほうがいいと思うのだが。尚、このハルモニアムンディのシリーズはCDとして珍しくFSC認定証付きである。しかも反射面がブラックのディスクでちょっとびっくりする。聴き比べた訳ではないので何とも言えないが、音質もよく感じる。

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     2011/04/08

    ヨンダーニ・バットという指揮者については殆ど知らない。紹介文もなし。シンガポール出身のカナダ人だという話を聞いた覚えがあるが、正確なところはわからない。ただ、このグラズノフは捨てがたい良さがある。実に熱っぽい演奏なのだ。たっぷりと歌い、管を咆哮させ、ダイナミックに盛り上げる。フェドセーエフやスヴェトラーノフのように力で押すのではなく、音楽が弾けるような演奏。1987年のASV原盤で、当時のシャンドスなどと同様の残響過剰、低音不足のいかにもイギリス・マイナーの音質であり苦手な音なのだが、演奏の楽しさがそうした不満を忘れさせる。

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     2011/03/24

    ずいぶんデッドな録音だ。鮮明ではあるが奥行きがなく、響きは羅列的であり、演奏のアラも目立ってしまう。残念ながら、ここでのオケ、合唱、独唱とも第1級の水準に達していない。私は2番より8番のほうがはるかに優れた曲だと思うし、特に第2部は真に感動的である。(同じテキストによるシューマンの音楽も大好きだ)しかし、この曲の演奏の真価は声楽陣の出来にかかっている。テンシュテットは遅いテンポで渾身の音楽を作り出し、部分的に深い感銘を呼ぶが、最後まで指揮者の表現を演奏者が具現できていないもどかしさが残る。思えば2番の超名演は奇跡であり、奇跡はそう何度も起きないと納得すれば、新盤にもそれなりの味わいはある。

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     2011/03/04

    地元出身なので陰ながら応援している諸戸のセカンドアルバム。発売に先立って開かれたデビューリサイタルを聴いてきた。モーツァルト、シューベルト、リストと年代順に構成されたプログラムだが、尻上がりに良くなり、リスト後年の「エステ荘の糸杉にT」「エステ荘の噴水」が最も聴きごたえがあった。華奢な見かけによらず、懐の深いピアニストという印象。「即興曲」もよかった。CDでは、やはりピュアなイメージが強いが、内田光子のような重苦しい音楽にせず、自然に音楽が流れるところが素敵だ。「楽興の時」はさらに優れている。ただ、カメラータの音の抜けの良くない録音は残念。ナマの彼女の音のほうがずっときれい。

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     2011/02/26

    イブラギモヴァ、バティアシヴィリ、神尾と若い女流ヴァイオリニストをたて続けに聴いているが、みな個性が違い楽しい限りだ。神尾は実にたっぷりとおおらかに歌う人だ。それでいて少しも大味にならない。これまでの日本人ヴァイオリニストにいないタイプだと思う。レヴューでは意見が割れているようだが、邦人によるチャイコフスキーとしては最高ではなかろうか。あまり演奏されないプロコフィエフの2番がカップリングなのも高得点。この演奏もいい。トーマス・ザンデルリンクとハレ管弦楽団のバックが立派なのは大きな驚き。どうしてこんな組み合わせなんだろうと思った私の情報不足。

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     2011/02/26

    私もN響定期を聴き録音を楽しみにしていたが、期待を大きく上回る出来であった。ショスタコーヴィチの1番には、オイストラフ/ムラヴィンスキー、コーガン/コンドラシンという超ド級の名演があるが、バティアシヴィリ盤はあらゆる点で両盤を凌駕するものといえる。第1楽章の虚無の表出から技巧を感じさせず、音楽だけが聴こえてくる。パッサカリアの痛切極まりない祈りの歌から壮絶なカデンツァを経て終楽章の大爆発まで息をもつかせない。恐るべき集中力。サロネンのバックがまた極上。ムラヴィンスキーを凌いだ唯一の演奏ではないか。オケもバイエルン放送響で本当によかった。サロネンはロンドンのオケよりも1ランク上のオケを率いるべき才能である。併録の曲も興味深いが、正直ショスタコーヴィチで満腹だ。

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     2011/02/26

    イブラギモヴァ、ティベルギアン、言いにくいし覚えにくい。ロシア人とフランス人のベートーヴェンというのも面白いが、これが極上のムジチーレンになっている。どこにも片意地はったところはなく、しかも常に新鮮さを欠かさない。素晴らしいデュオだと思うが、私は特にティベルギアンのピアノに惹かれた。

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     2011/02/26

    「皇帝」のオーケストラ・パートとしては、このクレンペラーはフルトヴェングラーと双璧ではないか。微妙に音楽をうねらせるフルトヴェングラーに対して、終始インテンポで堂々たるスケールの音楽を構築するクレンペラー。どちらも圧巻だ。他の曲でもクレンペラーの偉大さは際立っているが、この雄大な音楽にのってバレンボイムが自由闊達なピアノを聴かせる。これまた聴きごたえ充分。全集としてトップにあげてもおかしくないと思うのだが、何故か過小評価されている。バジェットプライスになった機会に是非聴いてほしい。

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     2011/02/25

    チェンバロという楽器を聞くのは難しい。これまでCDでもナマでも満足したためしがない。とくにアレグロで疾走するときのシャリシャリという騒がしい音が苦手である。通奏低音でも、チェンバロよりもリュート、テオルボのほうがはるがに心地よい。この楽器の魅力を知らしめるには、本当の銘器と名録音が必要なのだ。これがその数少ない一品である。なんといういい音だろうか。音は澄みきり、シャリシャリ音皆無。響きにコクがあり、飽きさせない。演奏も実に素晴らしい。これを聞くとピアノによるバッハには戻れなくなる。もう10年以上昔の録音だが、これを凌ぐチェンバロ録音は出ていないと思う。武久氏は近年オルガンと合奏がメインのようだが、是非「パルティータ」も録音してほしいものだ。

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     2011/01/27

    グノーのオペラでは比較的知られたものだそうだが、私は初めて聴いた。悲劇的な緊迫感はないが、グノーの音楽はどこまでも美しく、アルルが舞台ということもあり、タンブーランも鳴らされ楽しい。演奏はこれ以上望めないほど魅力的。フレーニが素晴らしい美声でミレイユをこまやかに歌っている。79年録音というと、カラヤンの「アイーダ」と同年だが、こちらのほうがフレーニの良さが出ている。他の歌手もプラッソンの棒さばきもフランスオペラの理想像といえる出来。

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     2011/01/27

    皆さん絶賛の嵐だが、私は第1幕で引いてしまった。シュワルツコップとユリナッチのいちゃつきが熟女レズにしか見えず、耐えがたい。第2幕でかわいいローテンベルガーが出てくるとほっとする。ユリナッチは決して不細工なわけではなく、美人というべきなのだが、おばさん体型が隠せないのだ。オペラ映像の難しいところであり、これだけの名演奏でも視覚的には1度見たら再度見る気にはなれない。

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     2011/01/08

    6番は、かつてNHK−FMの放送を聞いて以来、CD化を熱望していたもの。素晴らしい音質での発売に感謝したい。演奏はまさに爆演。これまでに出た6番の最もスリリングな演奏であることを保証する。フィルハーモニアとのスタジオ録音とは雲泥の差。聴きどころは多いが、ひとつ挙げるとすれば、終楽章の第2ハンマーのあとの加速と崩れ落ちるようなカオスの表現の凄さ。この後来日したインバル/フランクフルトがこの解釈を採用していた(デンオン盤ではやっていない)がSWR盤に及ぶものではなかった。これ以降シノーポリのマーラーでこれほどのテンションの演奏を聞いていないが、80年代ならまだあるかもしれず、発掘してほしい。

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     2010/12/11

    今年亡くなったリナ・ホーンの全盛期のアルバム4枚とEPを収録。BEST盤にしなかったのも賛成、いくつか出ている彼女の追悼盤としてはこれがお薦め。ライヴ盤も1枚入っているが、彼女のスケールの大きな歌とショウウーマンシップを堪能できる。ただし、何故かCD1の復刻された音がよろしくないのは残念。

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     2010/12/10

    ガーディナーのカンタータ巡礼シリーズもいよいよ大詰め。終盤にきて魅力作が並ぶ。ソプラノのカンタータ55番冒頭シンフォニアがブランデンブルグ協奏曲第1番第1楽章と同一なのは驚きの発見。地味な曲だがベルクでおなじみの60番も好きな曲であり、最後のコラールをモンテヴェルディ合唱団で聴けるのも嬉しいものだ。140番は同曲最良の演奏。

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     2010/10/29

    待望のミッドプライス化。このオペラが大好きなのだが、これぞという演奏に出会わない。その中では最も優れたものだと思う。1・オケ、合唱が素晴らしく美しいこと 2・ドレスデン版により、カットがないこと(バイロイトはかなりカットがある)3・歌手に穴がないこと。エリーザベトはポップにはあきらかに重すぎる役であり、彼女のよさがもうひとつ出来っていないが、それでも毅然として清純な歌唱は聞かせる。ハイティンクの指揮は抒情性に優れるが、あまりに丁寧で音楽をうねらせないので第2幕大詰めでの高揚がもうひとつ。この点はバレンボイムのほうがはるかに巧いが、バレンボイム盤はイーグレンという致命的なミスキャストがあるので、ハイティンクを上位としたい。

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