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　2024/11/14

これまで聞いてきた同局の演奏とは、別次元の充実感のある演奏。冒頭の微音からひきつけられ、特に３楽章では、快速で推進力があるソロに、オーケストラも好伴奏を付けている。協奏曲以外の曲も興味深く、美しく聞かせてくれる。作曲者がヴァイオリン奏者であったことを思い出す。とにかくソロがうまい。

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　2024/11/14

1時間余りのリストリサイタルを万全の技術、表現で実に楽しめた。表情豊かで、時に即興風にパッセージを交えるなど工夫が凝らされている。緻密でありながらおおらかなリストであると感じた。最後のラ・カンパネラも異稿を弾き、印象を強めている。

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　2024/11/13

作曲者の主に生涯前半の作品集。演奏も混声で、清聴なものであり、後年の複雑な響きはここにはあまりなく、これはこれでとても聞きやすい。

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　2024/11/13

シェエラザードをピアノ、しかも独奏でと思いながら聞き始めたが、テーマが魅惑的に弾かれると、一気に聞き終えた。ピアノの表現力、奏者のレベルの高さに驚いた。カツァリスとの共演の経験が生きているのでろう。ボルトキエヴィチの作品もエキゾチックな感触で、興味深く聞けた。

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　2024/11/13

作曲された順に収録されている。オーケストラが透明感あふれ、ピアノの響きも近すぎず、ちょうどよい録音と感じた。この奏者は、過去にシューマンでもとても良い演奏をしていたが、ここでも丁寧で、上手な表情付けを行っている。弾き振りの一体感が感じられる。ソナタ等も聞いてみたくなるものだ。

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　2024/11/11

ピアティゴルスキーのチェロに惹かれる。情感豊かな、今日ではなかなか聞けないような表現。ミュンシュの表現もメリハリがあり、この曲を再認識した。

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　2024/11/10

１２番では焦燥感、圧を感じさせる出だしから、巧みにコントロールされた終楽章まで、安定感がある。１５番では。１楽章のさりげなく表示される引用モチーフや２楽章の静謐感など聞きどころが多い。それにしても、終わり方が謎めいている交響曲である。オーケストラも充実している。

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　2024/11/08

盤石のピアノに支えられ、心地よいテンポ感でヴァイオリンが呼応してゆく様は、聞いていて非常に充実感を感じさせる。スタイルは異なるが、個人的にはシェリング＆ヘブラー盤に比肩する演奏。素晴らしい。

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　2024/11/07

聞き始めると、終わらないでほしいという思いがわく。アルゲリッチも賛辞を惜しまないピアノの才能の記録がここにある。もうしばらく生きて録音を残してほしかったと思う奏者である。

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　2024/10/31

清らかな水が次々と湧いてくるような清冽な演奏。奏者のセンスの良さが光っている。素晴らしい骨格が示されたが、これからどのように肉付けして成長して行くのか、楽しみである。

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　2024/10/30

当時のドイツで当代きっての人気作曲家だったテレマンの幻想曲、ヴァイオリンにより変幻自在に格調高く弾き挙げている。奏者の力量を感じる。それにしてもテレマンは気張らずに楽しい。

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　2024/10/30

現代のハンマークラヴィーアによる精巧な演奏。ベートーヴェン自身もこれほどまで弾かれるとは想像できなかったのでは。3番のソナタも５０年近く前にレコードで聞いた、リヒテルの演奏依頼の納得のものである。

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　2024/10/19

とても濃厚かつ深みを感じさせる演奏。これだけ表情を引き出した演奏も少ないだろう。さすが、かのリヒテルが招待したことも、むべなるかなと思うピアニスト。バッハなどもぜひ聞いてみたい。

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　2024/10/14

ヴァイオリン協奏曲が初期から晩年に至るまで数曲ずつ収録されている。初期の躍動感から中期を経て晩年のしっとりした作風の経過をたどるのも楽しみ。金太郎あめなどと揶揄されることもあるヴィヴァルディであるが、そういわず、少しだけ真剣に聞いてほしいと思う。カルミニョーラの音も実に素晴らしい。

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　2024/03/27

ようやく作品の姿がわかる演奏に出会えた。外に向かってはじける演奏が多い中、内側に向かって聞き手を誘うようなところに惹かれる。