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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

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     2009/12/08

    ポリーニは1979年ベーム/VPOのバックでこの曲を録音(タイムは@20’53A13’26B11’58です)していますがポリーニもまだ30歳代・・・高齢ベームの下その若々しさをいい意味で披露していました。何しろブラームスがこの曲をあれこれいじくってやっと初演したのがまだ20歳代なのですから「若さ」というものが・・・勿論年齢だけではありませんが・・・この曲に欲しいと思ってはいました。本盤は1997年アバド/BPOサポートによるライブ録音で演奏タイムは@21’02A12’11B11’46とやや第2楽章が短いですがほぼ同じような演奏タイムでしょう。アバドとは1977年第2番の方のピアノ協奏曲を共演しており今回ライブはこの第2番と共に本盤第1番が収録されているわけです。演奏は確かにある意味スケール感が伴っているとは思いますが私の聴き違いかも知れません・・・少しピアノとバックが特に第1楽章で縦線合わず箇所があったり・・・それはライブだから仕方なしと割り切って・・・先の屈託した「若さ」というものが欲しいと思いました。共演者何れもイタリア出身故歌うのは上手なのですが独特の屈託性が短めのタイムで経過した第2楽章から最終楽章への奔流ほとばしりに繋がらない感じを持ちました。もう少し聴き込みますので当面OKランクとさせて下さい。

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     2009/12/08

    リリングによるバッハ・カンタータシリーズの一枚です。1960年代後半の収録ではないでしょうか?本盤収録内容はBWV10「我が心は主をあがめ」 7曲 21’36、 BWV12「泣き、欺き、憂い、怯え」 7曲 26’00、 BWV13「我がため息、我が涙に」 6曲 19’40 であります。リリング演奏のカンタータは厳しさとは別の行きかたであり彼の微温的な演奏が曲想とマッチすると聴く者がわが意を得たりと感じるのです。サンプルとしてBWV12での出だし絶望感の下さぐるようなシンフォニアに続いて静かに繰り広げられる合唱・・・この辺りの穏やかな合唱はリリングの聴き処であります。アルトのレチタティーボを挟んで印象的な同じアルトがオーボエに先導されるアリアを切々と歌い上げます(アルトのH.ワッツが素晴らしいです!)。次のバリトン・アリアを経てオルガン、ファゴット助奏でバックにトランペットのこだまをあしらつたテノール・アリアが落ち着いた心境を示します・・・有名な曲ですね。ソプラノ・アリアがこれに加わればオールスター登場なのですがとにかくアリアをよく聴かせるカンタータです。そして最後はお決まりのコラールで力強く終わります。このBWV12の演奏は比較的私にはいい印象で私的な事ですが今日12/8母の命日で今これを書き込んでいる時ふとこの曲と共にそれを思い出しました。まぁ他の曲への好き嫌いもありますのでOKランクにしておきます。

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     2009/12/07

    私はミルシティンのブラームス演奏曲ではサーバタ指揮NPOでのヴァイオリン協奏曲と本盤に入っているヴァイオリン・ソナタ第3番を別個盤で聴いております。後者はホロヴィッツのピアノ中心のCDで1946年収録のベートーヴェン「月光」ソナタや1951年収録のハイドンのソナタなどが併録されているものでこのヴァイオリン・ソナタ(タイムは@7’46A4’52B2’53C5’22です)・・・ブラームスらしさからは離れていますがHMVレビューにもありますようにその研ぎ澄まされた音色はミルシィティンの容貌からも・・・1951年録音だから全盛時代にかかりつつある・・・滴るようでもあります。二重協奏曲の方は聴いておりませんのでOKランク以上としておきますね。

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     2009/12/07

    カラヤンによるドヴォルザーク交響曲代表二曲の再録です。再録と言っても主なCDを第8番で挙げますと1961年VPO(@9’53A11’09B6’07C9’35)、1979年BPO(@9’39A11’19B5’40C9’44)、本盤1985年VPO(@9’43A11’16B5’35C10’02)あたりがポピュラーな処でしょう。本盤第1楽章は意外と早めにスタートしますがしばらくしてからは普通のテンポ、管楽器の美しさは格別です、途中弛緩しそうな感じも無いではないですが素晴らしいです。第2楽章はヴァイオリン・ソロも美しく又本楽章の「山」をたくみに作った・・・中途不安感を煽る場面とか・・やはり上手いですカラヤンは。第3楽章は上のタイムを見ても(私は1961年演奏盤と比較して聴いたのですが)短くなったという印象でもう少し情緒に浸りたい感じもします。最終楽章は逆に段々録音を経るに長くなった楽章で綺麗に仕上げたというところでしょう(1961年盤は一番最後のティンパニー連発がもうひとつインパクトが無いようですが本盤は大丈夫!)。新世界交響曲の方は代表演奏タイムだけメモしておきます。1964年BPO(@9’20A13’08B8’14C11’07)、1977年BPO(@9’44A12’10B8’26C10’59)、1985年VPO(@10’00A12’25B8’35C11’23)。土地の臭いはしないけれどこうした東欧物、ロシア物も本当に聴かせ上手なカラヤンです。

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     2009/12/07

    カラヤンによるドヴォルザーク交響曲代表二曲の再録です。再録と言っても主なCDを第8番で挙げますと1961年VPO(@9’53A11’09B6’07C9’35)、1979年BPO(@9’39A11’19B5’40C9’44)、本盤1985年VPO(@9’43A11’16B5’35C10’02)あたりがポピュラーな処でしょう。本盤第1楽章は意外と早めにスタートしますがしばらくしてからは普通のテンポ、管楽器の美しさは格別です、途中弛緩しそうな感じも無いではないですが素晴らしいです。第2楽章はヴァイオリン・ソロも美しく又本楽章の「山」をたくみに作った・・・中途不安感を煽る場面とか・・やはり上手いですカラヤンは。第3楽章は上のタイムを見ても(私は1961年演奏盤と比較して聴いたのですが)短くなったという印象でもう少し情緒に浸りたい感じもします。最終楽章は逆に段々録音を経るに長くなった楽章で綺麗に仕上げたというところでしょう(1961年盤は一番最後のティンパニー連発がもうひとつインパクトが無いようですが本盤は大丈夫!)。新世界交響曲の方は40代東京都の方のレビューを参考にされたら良いと思います。代表演奏タイムだけメモしておきます。1964年BPO(@9’20A13’08B8’14C11’07)、1977年BPO(@9’44A12’10B8’26C10’59)、1985年VPO(@10’00A12’25B8’35C11’23)。土地の臭いはしないけれどこうした東欧物、ロシア物も本当に聴かせ上手なカラヤンです。

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     2009/12/07

    リリングによるバッハ・カンタータシリーズの一枚です。1960年代後半の収録ではないでしょうか?本盤収録内容はBWV156「片足は墓穴にありて我は立つ」 6曲 17’09、 BWV157「我 汝を捨てずされば祝福したまえ」 5曲 19’00、 BWV158「平和 汝と共にあれ」 4曲 10’15、 BWV159「見よ我らはエルサレムに向かう」 5曲 16’20であります。リリング演奏のカンタータは厳しさとは別の行きかたであり彼の微温的な演奏が曲想とマッチすると聴く者がわが意を得たりと感じるのです。サンプルとしてBWV156での出だしの曲はオーボエに先導されるシンフォニアで穏やかに進みます・・・何処かで聴いた曲と思いきやチェンバロ協奏曲BWV1056のあの親しみ易い中間楽章です。このようにカンタータの特にシンフォニア部分は協奏曲からの、又は協奏曲への転用が少なからず見られホッとします。さてBWV156ですが次第2曲はこれも穏やかな伴奏付きテノール・アリアです・・・テノールのエクイッツは他の指揮者下でのカンタータにも時々出ておりやや癖のあるテノール声が懐かしいです。語りをはさんでのアルト・アリアも素敵です。後は語り、コラールとお決まりコース・・・穏やかな合唱はリリングの持ち味ではないでしょうか。このBWV156演奏は比較的私にはいい印象です。まぁ他の曲への好き嫌いもありますのでOKランクにしておきます。

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     2009/12/06

    M.ヤンソンスは亡くなったクライバーとか今上昇中のヤルヴィとかと同じで二世指揮者でよくCDも出ています。HMVカタログではレパートリー広いヤンソンスでも取り分けショスタコーヴィチは重要なウェイトを占めております。この交響曲第5番は1997年VPOとの共演で私もVPOからそれも特に有名な第5番のサウンドが聴けるとは思いませんでしたが見方を変えて聴くとそれはそれなりなのでしょう。しかし結局はアァこんな演奏もあるのかなという感慨に終わりつつもあります。タイム的には@15’41A5’16B14’25C11’02と丁度10年前ノルウェーのOPOを振ったタイム@14’06A4’54B11’58C10’18よりは長め・・・特に第3楽章の美しさをVPOで活かしているようで緊迫感は若干薄いです(ヤンソンスらしいとも言える処でとにかく美しい!)。いずれにしてもここでの演奏は所謂ロシア的なものはなく格好良さというか颯爽さが印象的。第4楽章などは出だし比較的常套的に演奏した助走から即早足に不自然な位なテンポになり後半クライマックスへの足掛りからティンパニーを伴って極めてスローに終結部にこの辺りの緩急をどう受け止めるか・・・。OKランクとさせて下さい。

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     2009/12/06

    カラヤンお気に入りだったムターが1999年ノルウェーのトロンハイム・ソロイスツを指揮しつつヴァイオリンを受け持った「四季」のライブ収録で、ある意味大変個性的・・・当時は・・・この「四季」は何とでも変化させて演奏することが演奏者の存在意義を確かめるようになってきていますね・・・。1984年カラヤン/VPOの下での演奏(春10’49夏10’17秋10’52冬8’34)よりとにかくたっぷり時間をかけてタイム的には春11’11夏11’04秋13’04冬10’10といった具合です(なお、カラヤン/BPOとの1987年収録DVDもあるそうですね)。余談ですが大分以前カラヤンがBPOを振ってのはじめて1972年録音分(ヴァイオリン・・・シュヴァルベ)は春11’10夏10’48秋11’29冬8’54となっておりました。さて、本盤にかえると緩急を極端に使い分けた演奏と一言で申せましょう。春夏秋冬いずれも他の演奏には聴けない工夫もあるのですがそれはお互い様といったところでしょう・・・・表情の濃淡を弦に託し時には粗く弦をアタックして擬声音等を極端化して迫力を見せたりとにかくライブならではの華たる彼女の演奏姿が目に浮かぶようです。彼女のヴァイオリンの時として大きく情感的な面を強調して常套とは思いながら嵌ってしまいます。タルティーニの方も気軽に聴く分その切ないまでのこれよがしの情的な世界は艶歌的感動が味わえるのでは。一度は聴いて損はしないがしかし「飽き」も来るのではとも思ったりしています。素晴らしいランクです。

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     2009/12/06

    カラヤンお気に入りだったムターが1999年ノルウェーのトロンハイム・ソロイスツを指揮しつつヴァイオリンを受け持った「四季」のライブ収録で、ある意味大変個性的・・・当時は・・・この「四季」は何とでも変化させて演奏することが演奏者の存在意義を確かめるようになってきていますね・・・。1984年カラヤン/VPOの下での演奏(春10’49夏10’17秋10’52冬8’34)よりとにかくたっぷり時間をかけてタイム的には春11’11夏11’04秋13’04冬10’10といった具合です(なお、カラヤン/BPOとの1987年収録DVDもあるそうですね)。余談ですが大分以前カラヤンがBPOを振ってのはじめて1972年録音分(ヴァイオリン・・・シュヴァルベ)は春11’10夏10’48秋11’29冬8’54となっておりました。さて、本盤にかえると緩急を極端に使い分けた演奏と一言で申せましょう。春夏秋冬いずれも他の演奏には聴けない工夫もあるのですがそれはお互い様といったところでしょう・・・・表情の濃淡を弦に託し時には粗く弦をアタックして擬声音等を極端化して迫力を見せたりとにかくライブならではの華たる彼女の演奏姿が目に浮かぶようです(EUR盤にはDVDが準備されているとのメモがありますが・・・)。彼女のヴァイオリンの時として大きく情感的な面を強調して常套とは思いながら嵌ってしまいます。タルティーニの方も気軽に聴く分その切ないまでのこれよがしの情的な世界は艶歌的感動が味わえるのでは。一度は聴いて損はしないがしかし「飽き」も来るのではとも思ったりしています。素晴らしいランクです。

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     2009/12/05

    リリングによるバッハ・カンタータシリーズの一枚です。1960年代後半の収録ではないでしょうか?本盤収録内容はBWV122「新たに生まれしみどり児」 6曲 16’27、 BWV 123「愛するイスラエル信仰厚き者」 6曲 19’45、 BWV124「我はわがイエスを棄てず」 6曲 14’05、 BWV125「平和と歓喜をもて我は行かん」 6曲 24’15 であります。リリング演奏のカンタータは厳しさとは別の行きかたであり彼の微温的な演奏が曲想とマッチすると聴く者がわが意を得たりと感じるのです。サンプルとしてBWV125での出だしフルートに導かれるしんみりとかつ穏やかな合唱はリリングの持ち味ではないでしょうか。次のアルトによるアリア・・・緊迫感ある曲ですがそこには何処か救われようのある暖かさがあります。このBWV125演奏は比較的私にはいい印象です。まぁ他の曲への好き嫌いもありますのでOKランクにしておきます。

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     2009/12/05

    1951年録音の「皇帝」ピアノ協奏曲は以前から有名な演奏盤で私の時代では擬似ステレオLP盤で聴いたもので同じ年に生まれた二人の巨匠が結構まともに進めて行ってます。タイム的(盤によっては若干差があるかもしれません)には@20’24A7’46B10’10と過不足感はなくとにかくがっちりと演奏しております。第1楽章は伴奏部になるとフルトヴェングラーらしさも垣間見せますがオーケストラPHOとの共演でもあるし大きく拡大することなくフッシャーの知的な演奏が楔を打って行きます。後半少しピアノと伴奏でキャツチボールする際の細かい部分に徹底さが欲しいと思わないでもなかつたですが・・・カデンツァ前の余裕などは忘れられません。第2楽章・・コラール風に進めて行くのはもう彼らの独壇場で続く第3楽章との橋渡しの幽玄な間合い・・・。最終楽章の終わりもゆっくり閉じます。この辺りは最早同年の大人の演奏なのですね。私は別盤で「皇帝」を聴いた為、ピアノ・ソナタ二曲は未聴です。全体では素晴らしいランク以上を確保したいです。

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     2009/12/05

    1951年録音の「皇帝」ピアノ協奏曲は以前から有名な演奏盤で私の時代では擬似ステレオLP盤で聴いたもので同じ年に生まれた二人の巨匠が結構まともに進めて行ってます。タイム的(盤によっては若干差があるかもしれません)には@20’24A7’46B10’10と過不足感はなくとにかくがっちりと演奏しております。第1楽章は伴奏部になるとフルトヴェングラーらしさも垣間見せますがオーケストラPHOとの共演でもあるし大きく拡大することなくフッシャーの知的な演奏が楔を打って行きます。後半少しピアノと伴奏でキャツチボールする際の細かい部分に徹底さが欲しいと思わないでもなかつたですが・・・カデンツァ前の余裕などは忘れられません。第2楽章・・コラール風に進めて行くのはもう彼らの独壇場で続く第3楽章との橋渡しの幽玄な間合い・・・。最終楽章の終わりもゆっくり閉じます。この辺りは最早同年の大人の演奏なのですね。私は別盤で「皇帝」を聴いた為、一方本盤メイン?のバルトークの方(珍しいフルトヴェングラー指揮のバックでのメニューインの演奏)は未聴です。全体では素晴らしいランク以上を確保したいです。

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     2009/12/04

    これも以前から有名な演奏盤で私の時代では擬似ステレオLP盤で聴いたものでした。1951年録音の「皇帝」ピアノ協奏曲は同じ年に生まれた二人の巨匠が結構まともに進めて行ってます。タイム的には@20’24A7’46B10’10と過不足感はなくとにかくがっちりと演奏しております。第1楽章は伴奏部になるとフルトヴェングラーらしさも垣間見せますがオーケストラPHOとの共演でもあるし大きく拡大することなくフッシャーの知的な演奏が楔を打って行きます。後半少しピアノと伴奏でキャツチボールする際の細かい部分に徹底さが欲しいと思わないでもなかつたですが・・・カデンツァ前の余裕などは忘れられません。第2楽章・・コラール風に進めて行くのはもう彼らの独壇場で続く第3楽章との橋渡しの幽玄な間合い・・・。最終楽章の終わりもゆっくり閉じます。この辺りは最早同年の大人の演奏なのですね。音もモノラルながら大したもので最高ランクにしたいです。

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     2009/12/04

    バーンスタインはNYPO時代でもハイドン交響曲、「天地創造」他を録音していますが今回のハイドン交響曲はVPOとのライブ録音で本アルバムも他に「天地創造」他を含んでおります。私は「驚愕」交響曲と協奏交響曲が入ったCDを聴いたわけで他の収録曲は残念ながら聴いておりませんが少しコメントさせていただきます。元々ハイドン交響曲の演奏にそんなに指揮者の恣意性がダイレクトに現われる度合いは少なく思われこの「驚愕」交響曲(1985年録音@9’06A6’33B5’28C3’47・・・やや速い感じ)もバーンスタインの演奏の爽快な楽しさがライブだけにうかがわれる演奏になつています、やや規模を小さくしたオーケストラですが最近トレンドの響きではなく安心・・・・VPO演奏の「驚愕」と言えば私らの年代は1951年録音のフルトヴェングラー盤や1959年録音のモントゥー盤を思い出しました。一方1984年収録の協奏交響曲(@9’29A5’45B6’05はまぁ普通)は如何にもウィーン風に陽気に親しみ易いテーマを軸に四つの独奏楽器・・・特にヴァイオリン(担当のキュッフェルは当時VPOのCMで彼には他に例えば1988年フィッシヤー/AHHOなどでもこの曲の録音があります)協奏曲風に始まるのは楽しいです。この楽章終わりの方各楽器がカデンツァを奏でるのにも注目!第2楽章はバックは控えめに独奏楽器が穏やかに進めて行きます。第3楽章再び活発になりますが独奏楽器が語りつつ・・・この辺りはハイドンの室内楽的アプローチ・・・やや曲自体の散漫さを今まで独奏者に委ねていたバーンスタインは彼らに縋りつつ突っ込みを入れて締め括ります・・・流石!と思った次第です。私の能力からはバーンスタインでなくてもこの種の曲の演奏は多分そう違いは聴き分けられないでしょうし他の大半聴いておりませんので当面OK以上ランクにしておきます。

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     2009/12/04

    私はスクロヴァチェフスキーの指揮姿を確かベートーヴェン交響曲をNHKSOで振っていたのをTVで見た記憶があり正直あまり知らない指揮者だし風采も派手はでしい処のない割りには一本「芯」の通った演奏する人だなぁと思いました。それでブルックナー交響曲の何枚かのCDを買ったものでした。その後ベートーヴェン交響曲の分野にCDでは進出していよいよ2005年第九が収録されたのが本盤なのです。オーケストラは手兵とも言えるSRSO、合唱はバイエルンRCO、独唱陣はツェッペンフェルト以下手堅く固めております。タイム的には@15’12A13’00B16’54C25’32とやや短いのは想定済みですね。第1楽章切れ鋭く入り強いアタックが特徴、決して耳障り良く演奏しようとは意図せずややセカセカした感じで乾燥的な肌触り、この色合いは続くティンパニー楽章とある意味統一感はあるでしょう。第3楽章はそれまでの楽章演奏だけに焦点ボケを起こさず小難しいこと抜きで終わりの方の管楽器ファンファーレ後の弦の繰り返しを強調して明確な稜線を描きます。さていよいよ最終楽章低音弦が更に強調されしばらくその低音弦の語りが終わって歓喜のテーマが初めて出てくる直前普通一呼吸入れる処間髪も入れないで決して構えず何気なくそのテーマが流れて行きます。音量が大きくなると力強さも増し後半の声部分にバスのツェッペンフェルトが朗々と先鞭を付けます。・・・最終合唱は比較的ゆったりと運びクライマックスは全奏・全唱・・・決して乱れることなくややドンドンのサウンドを強く終了します。こうして聴くとスクロヴァチェフスキーの演奏は初めて聴いた時のイメージが浮かんで来る様です。素晴らしいランクとしたいです。

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