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Review List of 燕の巣 

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     2015/11/14

    カラヤンのトロヴァトーレだけで買う価値がある。マンリコ役はコレッリの嵌り役の一つ。映画俳優顔負けのイケメンだが、熱唱は凄みがある。録音が良くないものもあるが、どれもライヴならではの雰囲気がよく伝わってくる。古き良き、熱いイタオペをコレッリが体現している。14CDでこの値段はお買い得。トスカのUK盤一つよりも安いのだから。

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     2015/11/07

    古楽の真髄に触れられる質量ともに最高級のボックス。バロックチェロの泰斗、ビルスマが20数枚、ターフェルムジーク・バロック管が10数枚を占める。古楽ファンなら夢中になり、あっという間に聴き通せると思う。安価だし、入手できるうちに入手すべし!

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     2015/11/05

    多くの『トスカ』を観てきたが、これを越える舞台は稀有。
    NYメトの大きな舞台を更に大きく魅せる、ゼッフィレッリの演出が絶品。
    輸入盤で日本語字幕はないが、伊語を学び、伊語字幕で作品の真髄に迫りたい。
    何度観ても新たな発見がある、生のステージを観るときは、必ずこれを観る。
    最高の舞台と演出は朽ちない、生涯この映像と付き合うことだろう・・・。

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     2015/10/31

    2002年の発売当時に見た後押し入れの奥にあったが、久しぶりに観て驚きと発見があった逸品。ケース裏面見出し「あの頃はオペラが、こんなに熱く燃えていた!」に偽りなし。モノクロかつ非表示不可のデカい日本語字幕に違和感はなく、モノラル録音ながらFM音声の採用で音質はクリア。関係者や観客の多くが親や祖父母の世代だが、当時のオペラが一部の文化人や教養のある人間の趣味であったことも、聴衆の反応と空気感で判る。
    HMVレビューに配役の記載漏れがあるので、以下、敬意を表し捕捉。
    アンジェロッティ・・・シルヴァーノ・パリューカ、堂守・・・アルトゥーロ・ラ・ポルタ、スポレッタ・・・アントニオ・ピリーノ、羊飼いの少年・・・栗本尊子

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     2015/08/09

    合唱幻想曲だけで買う価値あり、本当に素晴らい演奏。
    ピアノコンチェルトと第九の合唱が持つベートーヴェン節の醍醐味が約20分に凝縮された曲。知る人ぞ知るベートーヴェンの名曲だが、演奏機会があまりないため映像は少ない。
    フィルム撮りの濃厚な画は美しく鮮明、レニーの溌溂とした指揮の魅力を余すところなく伝える。ムジークフェラインザールの響きも耳に心地よい。

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     2015/07/12

    14年間で14枚の録音は決して多いとは言えないが、どれも素晴らしい演奏。スカルラッティのソナタ、ショパンやムソルグスキーにモーツァルト、最高です。我が家の家宝がまた増えた。因縁のショパン・コンクールを象徴する、ピアノコンチェルト1番が録音されてないのが残念。いつか録音して下さい、お願いします。

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     2015/06/20

    最近出た5枚組の「1974-1979」を聴いたら、久しぶりにビージーズを聴きたくなった。
    4枚組の「Mythology」も聴いたが、まだ聴いてない名曲がいくつかある。実家の押し入れを探したらこれが出てきた。現役の海外ベスト盤だとMelody Fair(日本でのみシングルカットされ大ヒット)が入ってない。日本人にとって当盤がベストな選曲だと思う。廃盤なので、復刻したらリバイバル・ヒットは確実だと思うのだが・・・。

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     2015/05/04

    ブランデンブルクは多くの盤を持ってるが、Blu-ray Audioで聴くのは初めて。
    音の情報量、音域の広さに圧倒された。ハイレゾならではの、濃密な音を堪能できます!

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     2015/04/26

    イタリア協奏曲の第一楽章、ふわっと包み込む高揚感を醸し出している。
    ブレンデルのこの演奏が名盤とされる理由が、少しだけかもしれないが解った・・・。

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     2015/04/04

    1991年12月14日、東京ドームでライヴ・イン・ジャパン を観た者として、SACDは非常に嬉しい。1976-1992年のこの全集は感涙モノ。ソロでの最高傑作のクラウド・ナイン以外のアルバムでも佳曲が多いし、何よりもジョージの声に癒される。ジョージ節の癒しに気づいたのは、自分も歳をとった証拠か。約1万円で安価な2015年輸入限定盤を入手でき、本当にラッキー。

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     2015/03/15

    安価な輸入盤を購入したが、2014年リマスターの効果が著しい。多くのファンも旧盤は既に持ってるでしょうが、再購入に値する仕上がり。名曲「明日に架ける橋」の生々しさは特筆もの。シンバルやベースなど楽器のリアルさ、オケの重厚な音を聴けばリマスターを実感できると思います。高価な国内盤のBlu-specCDでなく、まだ出ていないSACDで再度聴いてみたい。

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     2014/07/12

    作品のスケールの大きさ、ゼッフィレッリ演出に文句の付けようがない。ドミンゴはいないが、22年の時を経て映像の解像度は増し、当プロダクションの輝きは更に増した。最大の瑕疵は、英語字幕の不備や日本語字幕がない云々でなく、伊語字幕がないこと。これは本当に残念、日本人でも日本語カラオケに日本語字幕がないと違和感があるのと同じ。にも関わらず「英語字幕のタイミングが大きくずれたままという欠陥商品だが、日本の消費者にはさして問題なかろう」という、上から目線のレビューを読むと悲しい。英語オペラでないのだから、伊語字幕がなくて細かいニューアンスを読み取れない事の方が悲しいことでは?理屈抜きで、誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)を伊語字幕で歌える喜びの方が、オペラ鑑賞の醍醐味の一つ!

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     2014/04/05

    オペラの誕生とバロック時代のオペラの歴史を国別かつ時系列で俯瞰できる超弩級のボックス。どの作品も美しい旋律と素晴らしい重唱が散りばめられており、バロック・オペラの魅力を余すところなく伝えてくれる。一つのレーベルでよくぞこれだけの録音を残し、多くの廃盤を復活させてくれた。今世紀に入りバロック・オペラ人気で演奏機会は増えたが、モンテヴェルディやラモー、ヘンデルを除き上演される作品は希少。フランスで五幕とスケールの大きい作品がいくつもあったのは驚き。日本では独語名で有名なヘンデルを英国名(HANDEL)で紹介してるのも正しい。リブレットと原語歌詞を収録したCD-ROMも付き、学術的価値も高い。作品の価値が判る人にとっては、1万円程度で買えるのは破格に安い筈。

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     2014/03/09

    映像の時代を先取りしたカラヤンの面目躍如。PVのような凝った作りで、しかもフィルム撮り。洋楽では80年代のPV全盛時代が伝説のように語られるが、70年代での完成度の高さは白眉。フィルム映像はHD収録のような鮮明さはないが、色彩の濃い油絵を鑑賞するような味わいがある。クラシックを聴くだけでなく、観る醍醐味も堪能できる。後にも先にも、ここまで映像美を意識し追求した指揮者は存在しない。2千円台とお手頃、安価に映像を楽しめる良い時代になった。

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     2014/03/08

    クリップスといえば、お洒落な缶に収まったロンドン響とのベートーヴェン交響曲全集も素晴らしく、廉価盤をきっかけに評価が高まった指揮者。ふんわりと包み込む癒し系の演奏で、気品のある非常に味わい深い名演となっている。ハフナーと39番が絶品。

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