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0 people agree with this review 2024/01/21
期待外れ。ステレオの音が美しいだけで演奏に酔えない。根源的な音の迫力に欠け、オケの響きが通り過ぎていく感じである。シュトラウスの音楽に難しいことはいいたくないが、やはり、専門の指揮者の録音したワルツのほうが良い。好きな(皇帝円舞曲)などワルターやフルト、クリップスのほうがずっと良く私は好きだ。
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1 people agree with this review 2024/01/19
マルティノンの2種のサンサーンスは、私に言わせればスカスカの演奏です。オーマンデイのほうがはるかに上手い。知的なアンセルメも好きだけど。レヴァインもバレンボイムも期待外れだったが、マルティノンよりは面白く聴ける。コバケンがベストかな、と思う。
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0 people agree with this review 2024/01/19
あまたあるこの曲の録音演奏で高い評価を得るのは並たいていではないだろう。ハイフェッツのステレオ録音演奏すら良いとは言えない。当時評価を得ていたのはシェリング・イッセルシュテットかステレオのシゲティぐらいであったと思う。コーガンが我が国でぱっとしなかったのはイマイチ訴える力に欠けた演奏だったと思う。星3が妥当の演奏だと思う。訳あってコーガンのCDはすべて処分してしまった。だから持っていたというべきだろうが、惜しいとは思わない。
OP-6の合奏協奏曲は大好きである。余談だが、古くは、ボイドニールがあったが、最近、クナパーツブッシュ録音の5番(1944年3月録音、BPOでXnはレーン)のCDを聞いて音の良さにびっくりしてしまった。余りにも音がよいのでクナではないとの説もある。私はクナではないと思っている。(演奏も整った名演でvnの素晴らしい音色が聴ける)。この曲はLPで聴いたヴェンツインガーのアルヒーフ盤の名演があるが、ポリドールさん、ぜひCD化してほしい。未聴のポマー盤は期待を込めて星4にした。
セルの40番を高く評価する人はまあまあいるようだ。無駄のない整然として、 引き締まった響きにこの曲の神髄があらわれているらしい。聴いていて私の理想とする40番の演奏とは相いれないと思った。感性はひとそれぞれで、それはそれでよいと思うが、ハイドンでもベートーヴェンでもシューマンでもセルの創り出す音楽は響きだけの感覚的な美しさだけで勝負していると思う。余談だが、チェリの海賊盤CDで聴いた40番は音に深さがあってすばらしと思った。(正規録音のはイマイチ)
0 people agree with this review 2024/01/18
色気も潤いにも欠けた音で期待外れでした。いじり過ぎたためでしょう。他のエルプのCDも同様でした。LPの音をご存じない方向けでしょうか。こういう種のCDで優れたものもあるでしょうが、あってもごく稀です。優れた音のDG盤を探したほうが賢明と思います。
シューベルトの(軍隊行進曲)を聴きたくて中古店を探しやっと購入できた。何と味わいの濃い中身が詰まった演奏だろう。オケの響きが内から湧き上がって厚みがあり一層演奏を際立たせている。後のステレオも名演だが、この演奏を聴いた後ではすっきりしている感じがする。まさに、古き良き時代の(軍隊行進曲)であり、クナならではの底深く輝いた演奏だ。他のシュトラウスの曲も同様に素晴らしく音もモノラル水準である。上手く装置をコントロールすればかなり良い音で聴けるだろう。
素晴らしいハイドンのセレナードの演奏である。最近、同曲をフィルハーモニアベルリンSQで聴いて上手いと思ったがバリリの上手さは次元の違いの上手さで、しかも抜群の音楽性が全面、音に出ている。音楽そのもの、といった感じで、聴いていて思わず唸ってしまうほどだ。幼い頃ほんの少し弦をゴシゴシした経験があるが、バリリの上手さ、音楽性の高さは唖然とする。ベートーベンの2曲は根本的にはウエストミンスター録音の演奏と変わらないが、ウエストミンスターのほうがやや音圧があるように思う。ハイドンはコンチェルトハウスSQと双璧の名演で、共にモノラルながら音は良い。
最近、韓国EMI2枚組のCDを購入(千円位)、演奏の暖かみある美しさで気に入って聴いている。さて余談だが、バブル最盛期のころ英コロムビアオリジナルLP(33cx・・・)3枚組の新品状態が我が国で売り出された。確かオークション扱いであったと思うが、落札額が3枚で100万円だったそうである。1枚が33万円、この写真のジャケット絵である。33CXは大抵この絵柄である。どうしてこんなことを知っているかと申せば、当方バブル期に盛んにオリジナルLPを買っていたからで、今や70歳をはるかに過ぎた老人である。マルツィの演奏は良い意味で余り緊張感を強いらない演奏だから聴きやすく、CDでの評価が5。
0 people agree with this review 2024/01/17
アシュケナージは録音が多くポピュラー過ぎるため、実力以下の評価になっているがピアニストとしても指揮者としても実に才能豊かで、指揮者としても一般の指揮者以上よりずっと素晴らしい演奏が多くある。このショパンは何も言うことはないほどすぐれている。エチュードの<別れの曲>や<黒鍵>など抜群の出来栄えだと思う。ただ録音にもう少し輝かしい響きが欲しいし、音色がやや暗めなのが惜しまれる。通常のユニヴァーサル盤ならもっと明るく輝かしい音色なのでは、と思う。演奏だけ採れば、星5である。テクニックも音楽性も素晴らしい。
遅すぎるテンポに気持ちがついてゆかない。モリーニは何でも遅めのテンポを採るようだが、まるで100年前のヨーロッパの古き良き時代のようだ。
0 people agree with this review 2024/01/16
このフィリップス録音のほうが世評は高いが、私はウィーン・フィルとの2番のほうが良いと思うし好きである。多少録音は古くなっているが美しさと集中力で勝っていると思う。ベルチャッハを思い浮かべさせるウィーンフィルに比べればこちらのほうは何となく平板な印象である。
録音も演奏も浅い印象。ルービンシュタインやフランソワのほうが倍優れている、と私は思った。
0 people agree with this review 2024/01/15
この演奏を聴いて誰もオーマンデイとは思わないであろう。シベリウスの第一楽章は早めのテンポで、オンマイクの録音のせいか内部が荒荒しいほどの響きでややうるさいと思うほどだ。しかし、第2、3,4と進むほどに調子がよくなり、終楽章は心に響くうまさである。終始、強部より弱部の旋律にオーマンデイの能力が表われてさすがと思わせる。終楽章はこの指揮者の能力全開といったところで、胸高まる上手さである。ベートーヴェンも同様で早めのテンポで進み、ルービンシュタインのピアノも素晴らしく、一つ一つの音に内容のある響きだ。ライヴのためか、オケ、ピアノ共にもう少し落ち着いた感じがあればと思う。録音の音は良いがEMIの録音はやや浅く、デっカならもっと良かっただろうと欲が出る。輝かしい音の出せる装置で聴けばこの演奏はもっと生きると思わせる演奏である。
1 people agree with this review 2024/01/11
一連のブライトクランクの中でこの5番が最も成功したCDだと思う。レンジの大きさ、音の響きの分離の良さに加えて迫力も十分、予想以上のCDの素晴らしさである。ヴォリュームを大きめにして聞くこの迫力たるや並ではなく、しかも美しいのである。彼の52年のセッション録音の(英雄)と同様の大きさと落ち着いた客観性と美しさと内的な力があり、ここに聴く5番は、間違いなくフルトヴェングラーの5番である。ブライトクランク、大成功であるのを感謝したい。仮に今の指揮者の新録音演奏がこの演奏だとしたら、間違いなくプロの評論家は特選するだろう。47年5月の2つの5番は、今やわたしから遠くなってしまった。
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