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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

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     2010/02/21

    ヴァントの指揮によるブラームスについては以前一部他の盤にてレビューしたことがあったのですが主に1990年後半のライブ録音全集盤カタログでレビューしておりますので本盤第2,4番分についてはそのレビューから抽出する形になろうかと思いますのでよろしくお願いします。なお、同じオーケストラNDRSOを振ってのストレートな1980年代前半のもののタイムも併記しておきます。 1996年録音の第2番(@16’01A9’44B5’32C9’32)(参考1983年分@15’32A9’08B5’35C9’34)は第1楽章多分に力強いイメージが残り、続く第2楽章は田園風より少し厳しさが先行します。弦のピッチカートが浮かび上がるのは面白いと思いました・・・。最終楽章は前につんのめりながらただ進んで行きエンド。1997年録音の第4番(@12’49A11’38B6’30C9’58)(参考1985年分@11’50A10’46B6’24C9’28)は第1楽章あの印象的なテーマが素っ気無く短く途切れるように聴こえ淡々としたもの、逆にいろいろ他の演奏では聴こえない音情報が詰まっている?ように聴こえました。メソメソせず枯淡的でもなくコーダは男らしく最後は切り上げます。第2楽章はスムーズな美しさが意表をつきます。最終楽章では各変奏曲をくっきりさせやはりティンパニーの使い方が面白く最後の括りは到ってあっさり未練っぽくなく短いです。全体の印象はあまり飾らない素晴らしい演奏と思いました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/21

    ヴァントの指揮によるブラームスについては以前レビューしたことに追加する形になろうかと思いますのでよろしくお願いします。同じオーケストラNDRSOを振ってのストレートな1980年代前半のもののタイムも併記してメモを進めます。 ライブ録音1996年第1番(@13’27A9’31B4’55C16’56)(参考1982年分@13’11A8’49B4’51C16’35)は第1楽章出だしはいたって速く音色が北ドイツなのか篭った感じでその篭った音色を潜って次へと進行して行き展開部は普通に戻る・・・あれほど仕掛けたのに少し白ける感じも・・・、途中ピークでのティンパニーの扱いは巧み、第2楽章は割りとスッキリとし聴き易い進め具合、やはり少しテンポが早く、弾みがついて強奏になるがお開きはスピードを落とします。第3楽章そして最終楽章はあの歓喜テーマが初め流れて次の繰り返しではこのテーマが急加速しボリュームも轟きながら大きく・・・要は大きく変化球が投げられます、このアプローチは二巡目も同様、ぎくしゃく感というか不自然さも感じましたが確かにこの曲ではそのような曲想も否定できない面もあるようでその延用か、最後のクライマックスへの登りは重々しくそしてまた急加速、全奏は重圧感なく引っ張らずに終わります。やや個性的な第1番と思います。1995年ライブ録音の第3番(@12’59A8’11B6’01C9’39)(参考1983年分@12’31A7’40B5’41C9’19)、これも第1楽章きっぱりと出ます。この楽章は反復があります。硬質なアクセントが特徴ですね。第3楽章も感傷的な要素は薄いように思え好感を持ちました。最終楽章爆発時のティンパニーの微妙なズレは面白く、締め括りは意外としっとりと終わります。前回レビューでは、第3番を聴いていなかったのですが今般聴く機会がありましたので冒頭言いましたように追加する形となりました、全体の印象は前回と変わらずといった処です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/21

    ヴァントの指揮によるブラームスについては以前レビューしたことに追加する形になろうかと思いますのでよろしくお願いします。同じオーケストラNDRSOを振ってのストレートな1980年代前半のもののタイムも併記してメモを進めます。 ライブ録音1996年第1番(@13’27A9’31B4’55C16’56)(参考1982年分@13’11A8’49B4’51C16’35)は第1楽章出だしはいたって速く音色が北ドイツなのか篭った感じでその篭った音色を潜って次へと進行して行き展開部は普通に戻る・・・あれほど仕掛けたのに少し白ける感じも・・・、途中ピークでのティンパニーの扱いは巧み、第2楽章は割りとスッキリとし聴き易い進め具合、やはり少しテンポが早く、弾みがついて強奏になるがお開きはスピードを落とします。第3楽章そして最終楽章はあの歓喜テーマが初め流れて次の繰り返しではこのテーマが急加速しボリュームも轟きながら大きく・・・要は大きく変化球が投げられます、このアプローチは二巡目も同様、ぎくしゃく感というか不自然さも感じましたが確かにこの曲ではそのような曲想も否定できない面もあるようでその延用か、最後のクライマックスへの登りは重々しくそしてまた急加速、全奏は重圧感なく引っ張らずに終わります。やや個性的な第1番と思います。1996年の第2番(@16’01A9’44B5’32C9’32)(参考1983年分@15’32A9’08B5’35C9’34)は第1楽章多分に力強いイメージが残り、続く第2楽章は田園風より少し厳しさが先行します。弦のピッチカートが浮かび上がるのは面白いと思いました・・・。最終楽章は前につんのめりながらただ進んで行きエンド。1995年ライブ録音第3番(@12’59A8’11B6’01C9’39)(参考1983年分@12’31A7’40B5’41C9’19)、これも第1楽章きっぱりと出ます。この楽章は反復があります。硬質なアクセントが特徴ですね。第3楽章も感傷的な要素は薄いように思え好感を持ちました。最終楽章爆発時のティンパニーの微妙なズレは面白く、締め括りは意外としっとりと終わります。1997年の第4番(@12’49A11’38B6’30C9’58)(参考1985年分@11’50A10’46B6’24C9’28)は第1楽章あの印象的なテーマが素っ気無く短く途切れるように聴こえ淡々としたもの、逆にいろいろ他の演奏では聴こえない音情報が詰まっている?ように聴こえました。メソメソせず枯淡的でもなくコーダは男らしく最後は切り上げます。第2楽章はスムーズな美しさが意表をつきます。最終楽章では各変奏曲をくっきりさせやはりティンパニーの使い方が面白く最後の括りは到って短いです。前回レビューでは第2番、第3番を聴いていなかったのですが今般聴く機会がありましたので冒頭言いましたように追加する形となりました、全体の印象は前回と変わらずといった処です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/20

    内田さん(以下敬称略)はモーッアルトのピアノ協奏曲をボチボチ録り直ししていますがこれはテイト/ECOとの第20番、第21番ともに1985年の旧録音です。私は競合盤ひしめく短調の名曲セット、つまり第20番と第24番カップリング盤(現在販売されていないのでは?・・・復活を望みます・・・)で聴いていましたので、第20番の方で申しますとタイムは@14’53A10’15B8’25と概ねなっており比較的タイムとしては長い方に感じました。第1楽章ECOはティンパニーが結構目立つ分厚い伴奏で骨太な陽性な感じ、ピアノはやや考えすぎ・モーツアルトとしては大袈裟な処もありますが(第20番のデモーニッシュさはひょつとしてこの大袈裟な世界なのかも知れませんね・・・)聴き物はカデンツァです。微妙な色合いを見せ徐々にと盛り上げて行く強さは何とも言えません。情緒というか連綿さがある第2楽章では内田の表情が思い浮かぶようです。最終楽章、カデンツァ前のテンポ落しが絶妙で変化し続く「間」後突然の流出・・・堂々たるもので彼女の主張が明確であります。第21番は又いつか聴きたいと思います。とりあえず最低OKランク確保というところでしょう。第20番だけからの感想ですが、いずれにしてもロココ風な演奏とは明らかに・・・特にピアノ・・・異なる処で好みは分かれることも考えられます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/20

    内田さん(以下敬称略)はモーッアルトのピアノ協奏曲をボチボチ録り直ししていますがこれはテイト/ECOとの第20番は1985年、第24番は1988年での旧録音です。競合盤ひしめく短調の名曲セットの本盤は現在販売されていないようですが世界の内田の演奏盤としては復活を期待したいものです。さて、第20番で申しますとタイムは@14’53A10’15B8’25と概ねなっており比較的タイムとしては長い方に感じました。第1楽章ECOはティンパニーが結構目立つ分厚い伴奏で骨太な陽性な感じ、ピアノはやや考えすぎ・モーツアルトとしては大袈裟な処もありますが(第20番のデモーニッシュさはひょつとしてこの大袈裟な世界なのかも知れませんね・・・)聴き物はカデンツァです。微妙な色合いを見せ徐々にと盛り上げて行く強さは何とも言えません。情緒というか連綿さがある第2楽章では内田の表情が思い浮かぶようです。最終楽章、カデンツァ前のテンポ落しが絶妙で変化し続く「間」後突然の流出・・・堂々たるもので彼女の主張が明確であります。第24番は演奏としては同傾向なのでタイムだけ付記しますと@14’11A8’17B9’13となっております。いずれにしてもロココ風な演奏とは明らかに・・・特にピアノ・・・異なる処で好みは分かれることも考えられますが冒頭書き込んだ様に復活を望みます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/20

    私がこのHMVレビューを書き込むにあたって最近は出来るだけ演奏タイム(トラック間の間合いタイムを含む場合が多いと思います)を付記することをして少しでも定性的なレビューに定量的なデータを盛り込む事で少なくとも私のレビューをご覧になった方のある目安になればとも思っている次第です。私たちは限られた空間と時間の中で一時の生を過ごすわけですが音楽という耳を通して聴く芸術芸能にはタイム/時間というものが必ず付きまとうわけで(大抵の音楽CDブックレットにはタイムがメモされており放送や個人ベースでの編集情報にも役立っているのではないでしょうか?)私たちに与えられた大切な「時間」を意識しないわけにはいきません。さて、演奏家が同じ曲を録り直す場合そのタイムの違いが大した事でも無い場合や演奏にあたって使用したスコアバージョンの違いによる場合やその演奏家が年月経過と共に意識的・或いは無意識的にその芸風に表れそれが意味を持つ場合などいろいろ事情もあることでしょう。フランソワのショパン「ワルツ集」は代表的なものには1959年モノラル録音と1963年ステレオ録音があり前者の音は劣るかもしれないけれどその若干場当たり的なスリリングさで陰影ある演奏は中々最近の演奏では得がたいものがあります。そして面白いことに先ほどのタイムにこだわりますと全14曲すべてが後者ステレオ盤では長くなっているので大人しくなった感がしないではありませんそんなに年月が経ったわけでもないのに・・・。しかし演奏家自身はその方が自己の直近の満足すべきフィーリングなのでしょう。聴く側は各々の味わいを楽しめば良いと思います。サンソン・フランソワの気分屋ぶりが何となく分かり面白くもあります。参考までにそのタイムとやらをメモしておきます(少し数字ばかりなので打ち間違いがあるかも知れませんがそこはご容赦を!・・・)。1959年モノラル→1963年ステレオの順で各曲は以下の通りです。ワルツ第1番(4’28→5’05),第2番(4’41→5’22),第3番(4’32→4’48),第4番(2’28→2’36),第5番(3’47→4’27),第6番(1’34→1’56),第7番(2’44→2’57),第8番(3’05→4’12),第9番(3’56→4’19),第10番(2’59→3’23),第11番(1’43→1’58),第12番(2’31→3’03),第13番(1’38→1’56),第14番(1’41→3’03)。なお、ソナタの方は未聴ですので素晴らしいランクに止めておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/20

    私がこのHMVレビューを書き込むにあたって最近は出来るだけ演奏タイム(トラック間の間合いタイムを含む場合が多いと思います)を付記することをして少しでも定性的なレビューに定量的なデータを盛り込む事で少なくとも私のレビューをご覧になった方のある目安になればとも思っている次第です。私たちは限られた空間と時間の中で一時の生を過ごすわけですが音楽という耳を通して聴く芸術芸能にはタイム/時間というものが必ず付きまとうわけで(大抵の音楽CDブックレットにはタイムがメモされており放送や個人ベースでの編集情報にも役立っているのではないでしょうか?)私たちに与えられた大切な「時間」を意識しないわけにはいきません。さて、演奏家が同じ曲を録り直す場合そのタイムの違いが大した事でも無い場合や演奏にあたって使用したスコアバージョンの違いによる場合やその演奏家が年月経過と共に意識的・或いは無意識的にその芸風に表れそれが意味を持つ場合などいろいろ事情もあることでしょう。フランソワのショパン「ワルツ集」は代表的なものには1959年モノラル録音と1963年ステレオ録音があり前者の音は劣るかもしれないけれどその若干場当たり的なスリリングさで陰影ある演奏は中々最近の演奏では得がたいものがあります。そして面白いことに先ほどのタイムにこだわりますと全14曲すべてが後者ステレオ盤では長くなっているので大人しくなった感がしないではありませんそんなに年月が経ったわけでもないのに・・・。しかし演奏家自身はその方が自己の直近の満足すべきフィーリングなのでしょう。聴く側は各々の味わいを楽しめば良いと思います。サンソン・フランソワの気分屋ぶりが何となく分かり面白くもあります。参考までにそのタイムとやらをメモしておきます(少し数字ばかりなので打ち間違いがあるかも知れませんがそこはご容赦を!・・・)。1959年モノラル→1963年ステレオの順で各曲は以下の通りです。ワルツ第1番(4’28→5’05),第2番(4’41→5’22),第3番(4’32→4’48),第4番(2’28→2’36),第5番(3’47→4’27),第6番(1’34→1’56),第7番(2’44→2’57),第8番(3’05→4’12),第9番(3’56→4’19),第10番(2’59→3’23),第11番(1’43→1’58),第12番(2’31→3’03),第13番(1’38→1’56),第14番(1’41→3’03)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/19

    大曲「マタイ受難曲」をカラヤン指揮BPOが1972年から1973年の一年以上もかけた繋ぎつなき゜の収録であります(そりゃ豪華な独唱陣を見ればこの大曲には各人ずぅつと縛られるわけには行かずスケジュール調整が大変だった事と思います)。語り手・・・エヴァンゲリストはあの名手シュライヤー・・・シュライヤーは1970年マウエルスベルガー/LGHO、1971年リヒター/MBO(DVD盤)そして自ら指揮する1984年SKDOとこのマタイの福音史家を担当し私などヘフリガーに耳慣れた者にはやや突き放した雰囲気がしない気もしない感じがありますが安心出来る歌い手さんです。なお、カラヤンには1950年WSOとのライブ録音もこのマタイ受難曲として残されておりこちらの方は恐らく一発録りでしょうから繋ぎ化粧は原則無いはず?! さて、本盤演奏に戻りタイム的にはトータル約204分でやや長いかなというイメージ・・・たっぷり豪華に聴かせてくれます。マタイ受難曲と言うとどうしてもクレンペラー盤(1961年収録、約225分)やリヒター盤(1958年収録、約197分)と我々の世代は比較してしまいますがお互いスタンスが異なるのですからその違いは止むを得ない事だし私たちは夫々を聴く機会があるだけ幸せなのでしょう。サンプリングでタイム的な処に触れましょう。リヒター盤との比較タイムで行きましょう・・・。第1曲合唱「来なさい、娘たち、ともに嘆きましょう」今回カラヤン9’18(リヒター1958年9’50)・・・以下同要領表示、第6曲アルト「懺悔と悔恨の情が」5’22(5’50)、第20曲テノール・合唱「イエスのもとで目覚めていよう、さすれば私たちの罪は眠りにつく」5’18(5’23)、第39曲アルト「憐れんで下さい、神よ」7’12(7’45)、第49曲ソプラノ「愛の御心から救い主は死のうとされます」5’36(4’29)、第52曲アルト「この頬の涙が何の助けにもならぬなら」9’06(8’02)、第57曲バス「来るのだ、甘い十字架よ」6’52(6’26)、第65曲バス「私の心よ、おのれを浄めよ」7’26(7’08)、第67曲独唱・合唱「今や主は憩いへとお着きになった、イエスよおやすみなさい」2’22(2’30)、第68曲合唱「私たちは涙を流しながらひざまづき」7’18(6’24)・・・・・・・・・・・・といった具合です。矢張りカラヤンらしく聴かせ処の曲には充分タイムをとって情緒的な強調を施しておりそれはそれで良いのではないでしょうか。サンプリング曲でも例えば最終合唱「私たちは涙を流しながらひざまづき」の〆ののばしは否が応でもその余韻からある種の感激を誘うのではないでしょうか、とにかく演奏局面が分かり易いの一言です。大曲故長くじっくりいろんな演奏に接することをお奨めします。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/19

    レオンハルトのバッハ・オルガン曲集もリヒターのそれと同様余り数多くありません。本盤は1972,1973年にアムステルダムのフランス改革派教会のオルガンを使用しての主にコラール中心の選集でありレオンハルトのオルガン曲集としては後年1988年やはりコラール曲中心にアルトマールのセント・ローレンス教会のオルガンを弾いた盤がHMVカタログではあるのみ?です。さて、本盤はまだレオンハルトが1960年代後半自前の合奏団を組成してバッハ作品を録っていた頃の瑞々しいキッパリした切り込み鋭い面影があり例えば本盤収録曲で唯一のポピュラー曲「トッカータとフーガ」二短調BWV565も然り・・・演奏タイムも7’53のスピードぶりです。レオンハルトはほぼリヒターと同年輩であったわけですがその芸風は多分に意識していたのではと思います。このCDのフランス改革派教会のオルガンはレオンハルト自身がそのオルガニストにたずさわっていた事もあり手馴れたものだったのではないのでしょうか。それと本盤ではオルガン用パルティータ二曲BWV766(タイム10’40),BWV767(同17’58)が入っており普通これらの曲は全集物でないと中々接せられないところコラール変奏としてのこれらしみじみとしたパルティータを聴けるのは望外でありました。オルガンというのは装置が異なればそれだけで当然ながら異なった音色が鳴るわけでそれも味わい、全体として選曲は地味な感じがしますがカンタータ中心しかあまり載っていないレオンハルト・カタログしかも若い頃の演奏分として一度聴いてみるのも一興かと思います。方針編集がある意味明確で素晴らしい盤としましょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/18

    ヴァントの指揮によるブルックナー交響曲第9番にはいろんな演奏盤があり夫々が割りと評価が高いようです。彼の厳しい音楽作りがブルックナー最後の未完成交響曲にマッチする処が大いに共鳴を得ているのではないでしょうか。さて本盤は1998年BPOを振っての原典版演奏ライブ録音分で演奏タイムは概ね@26’23A10’31B24’57となっており第1楽章初めジワジワとスタートし大きく波打たせての見得切りは素晴らしく、BPOの凄さで先ず先制攻撃した感じであります。テンポを触りながら・・・ディテールではいろんな音が浮かび私にはやや神経質かなという印象も受けたのですが・・・。しかしひょつとした緩やかさと「間」がそれを救うようでやがて大嵐の後のホルンそして霧が晴れたら高い山頂が見える如く長く時間をとってクライマックスへ。第2楽章は早めのテンポで、ただスケルツォ間の繋ぎにやや曖昧さ・弱さが感じられ表情をもう少しつけて欲しい気もしましたが最後の〆めには勢いがあります。この演奏では第3楽章が一番気に入りました。メリハリがあり叩き込む様な厳しい面と崇高なまでのサウンド活かしがBPOの上手さと相俟ってブルックナーの物をぶっつけ合う大きな咆哮音に快感すら覚えそして最後の方のあの落ち着いた持って行きようはこの曲を知り尽くしたヴァントだからの技だったのでしょう。ヴァントの演奏は時として虚飾・虚栄を嫌う余りか?情感に乏しいと感じる場合もありますが冷水を浴びさせる厳しさが持ち前の演奏効果に活きているブルックナーは聴き物ではあります。本盤はヴァント86歳の時でありその他やはり80歳代演奏の相前後する彼のこの曲のタイムをメモしておきますね、1988年NDRSO@25’58A10’21B26’02、1993年NDRSO@26’55A10’43B26’52、1998年MPO@27’02A10’48B26’18、2000年NDRSO@26’50A10’29B24’59・・・・といった具合になっているようです。最高ランクにさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/18

    ヴァントの指揮によるブルックナー交響曲第9番にはいろんな演奏盤があり夫々が割りと評価が高いようです。彼の厳しい音楽作りがブルックナー最後の未完成交響曲にマッチする処が大いに共鳴を得ているのではないでしょうか。さて本盤は1998年BPOを振っての原典版演奏ライブ録音分で演奏タイムは概ね@26’23A10’31B24’57となっており第1楽章初めジワジワとスタートし大きく波打たせての見得切りは素晴らしく、BPOの凄さで先ず先制攻撃した感じであります。テンポを触りながら・・・ディテールではいろんな音が浮かび私にはやや神経質かなという印象も受けたのですが・・・。しかしひょつとした緩やかさと「間」がそれを救うようでやがて大嵐の後のホルンそして霧が晴れたら高い山頂が見える如く長く時間をとってクライマックスへ。第2楽章は早めのテンポで、ただスケルツォ間の繋ぎにやや曖昧さ・弱さが感じられ表情をもう少しつけて欲しい気もしましたが最後の〆めには勢いがあります。この演奏では第3楽章が一番気に入りました。メリハリがあり叩き込む様な厳しい面と崇高なまでのサウンド活かしがBPOの上手さと相俟ってブルックナーの物をぶっつけ合う大きな咆哮音に快感すら覚えそして最後の方のあの落ち着いた持って行きようはこの曲を知り尽くしたヴァントだからの技だったのでしょう。ヴァントの演奏は時として虚飾・虚栄を嫌う余りか?情感に乏しいと感じる場合もありますが冷水を浴びさせる厳しさが持ち前の演奏効果に活きているブルックナーは聴き物ではあります。本盤はヴァント86歳の時でありその他やはり80歳代演奏の相前後する彼のこの曲のタイムをメモしておきますね、1988年NDRSO@25’58A10’21B26’02、1993年NDRSO@26’55A10’43B26’52、1998年MPO@27’02A10’48B26’18、2000年NDRSO@26’50A10’29B24’59・・・・といった具合になっているようです。最高ランクにさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/17

    ヴァントの指揮によるブルックナー交響曲第9番にはいろんな演奏盤があり夫々が割りと評価が高いようです。彼の厳しい音楽作りがブルックナー最後の未完成交響曲にマッチする処が大いに共鳴を得ているのではないでしょうか。さて本盤は日本に於いて2000年NDRSOを振っての原典版演奏ライブ録音分で基本的な姿勢は過去収録演奏とそう隔たりはないと思いました。演奏タイムは@26’50A10’29B24’59と概ねなっており第1楽章初めジワジワとスタートし大きく波打たせての見得切りは素晴らしいです。テンポを割と大胆に触りながら、全強奏になってもいろんな他の演奏では聴こえない音情報があります。テンポではスローダウンした後急加速するパターンは如何にもヴァントらしい処も聴けます・・・やがて大嵐の後のホルンそして霧が晴れたら高い山頂が見える如く長く時間をとって圧倒的なクライマックスへ・・・。第2楽章は早めのテンポで、ただライブだけに縦線が揺れる場合がありましたがそれはライブの常・・・スケルツォ全奏間の橋渡しがややせせこましく、又、粗っぽさが見られましたが最後の〆めには勢いがあります。第3楽章・・・メリハリがあり叩き込む様な厳しい面と崇高なまでのサウンド活かしがブルックナーの物をぶっつけ合う大きな音に快感すら覚えそして最後の方のあの落ち着いた持って行きようはこの曲を知り尽くしたヴァントだからの技だったのでしょう。ヴァントの演奏は時として虚飾・虚栄を嫌う余りか?情感に乏しいと感じる場合もありますが冷水を浴びさせる厳しさが持ち前の演奏効果に活きているブルックナーは聴き物ではあります。本盤は指揮姿にも痛々しさも否定は出来ないヴァント何と88歳の時であり(この作品自体もブルックナーが70歳近くで未完だけれど一応書き終えたというのですから老人パワーも凄いですぞ・・・)その他やはり80歳代演奏の相前後する彼のこの曲のタイムをメモしておきますね、1988年NDRSO@25’58A10’21B26’02、1993年NDRSO@26’55A10’43B26’52、1998年MPO@27’02A10’48B26’18、1998年BPO@26’12A10’35B25’12・・・・といった具合になっているようです。なお、もうひとつ未完成交響曲、同時期日本でのシューベルト作品のライブ(タイムは@15’56A12’51)は第1楽章のひたひたと始まる第1テーマの進め方に独特なものがあり、厳しく甘さは控え目、又、クロージングが強めで印象深くはありました。なお、この楽章反復演奏がされております。全体として後半やや静かな佇まいというか彼方の世界を感じさせ、のっぺりとした愛想の少ないフィーリングのする・・・ヴァントらしいものかと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/16

    私がこのHMVレビューを書き込むにあたって最近は出来るだけ演奏タイム(トラック間の間合いタイムを含む場合が多いと思います)を付記することをして少しでも定性的なレビューに定量的なデータを盛り込む事で少なくとも私のレビューをご覧になった方のある目安になればとも思っている次第です。私たちは限られた空間と時間の中で一時の生を過ごすわけですが音楽という耳を通して聴く芸術芸能にはタイム/時間というものが必ず付きまとうわけで(大抵の音楽CDブックレットにはタイムがメモされており放送や個人ベースでの編集情報にも役立っているのではないでしょうか?)私たちに与えられた大切な「時間」を意識しないわけにはいきません。さて、演奏家が同じ曲を録り直す場合そのタイムの違いが大した事でも無い場合や演奏にあたって使用したスコアバージョンの違いによる場合やその演奏家が年月経過と共に意識的・或いは無意識的にその芸風に表れそれが意味を持つ場合などいろいろ事情もあることでしょう。フランソワのショパン「ワルツ集」は代表的なものには1959年モノラル録音と1963年ステレオ録音があり前者の音は劣るかもしれないけれどその若干場当たり的なスリリングさで陰影ある演奏は中々最近の演奏では得がたいものがあります。そして面白いことに先ほどのタイムにこだわりますと全14曲すべてが後者ステレオ盤では長くなっているので大人しくなった感がしないではありませんそんなに年月が経ったわけでもないのに・・・。しかし演奏家自身はその方が自己の直近の満足すべきフィーリングなのでしょう。聴く側は各々の味わいを楽しめば良いと思います。サンソン・フランソワの気分屋ぶりが何となく分かり面白くもあります。参考までにそのタイムとやらをメモしておきます(少し数字ばかりなので打ち間違いがあるかも知れませんがそこはご容赦を!・・・)。1959年モノラル→1963年ステレオの順で各曲は以下の通りです。ワルツ第1番(4’28→5’05),第2番(4’41→5’22),第3番(4’32→4’48),第4番(2’28→2’36),第5番(3’47→4’27),第6番(1’34→1’56),第7番(2’44→2’57),第8番(3’05→4’12),第9番(3’56→4’19),第10番(2’59→3’23),第11番(1’43→1’58),第12番(2’31→3’03),第13番(1’38→1’56),第14番(1’41→3’03)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/16

    このショパン集に含まれている「ワルツ集」について触れる前に私がこのHMVレビューを書き込むにあたって最近は出来るだけ演奏タイム(トラック間の間合いタイムを含む場合が多いと思います)を付記することをして少しでも定性的なレビューに定量的なデータを盛り込む事で少なくとも私のレビューをご覧になった方のある目安になればとも思っている次第です。私たちは限られた空間と時間の中で一時の生を過ごすわけですが音楽という耳を通して聴く芸術芸能にはタイム/時間というものが必ず付きまとうわけで(大抵の音楽CDブックレットにはタイムがメモされており放送や個人ベースでの編集情報にも役立っているのではないでしょうか?)私たちに与えられた大切な「時間」を意識しないわけにはいきません。さて、演奏家が同じ曲を録り直す場合そのタイムの違いが大した事でも無い場合や演奏にあたって使用したスコアバージョンの違いによる場合やその演奏家が年月経過と共に意識的・或いは無意識的にその芸風に表れそれが意味を持つ場合などいろいろ事情もあることでしょう。フランソワのショパン「ワルツ集」は代表的なものには1959年モノラル録音と1963年ステレオ録音があり前者の音は劣るかもしれないけれどその若干場当たり的なスリリングさで陰影ある演奏は中々最近の演奏では得がたいものがあります。そして面白いことに先ほどのタイムにこだわりますと全14曲すべてが後者ステレオ盤では長くなっているので大人しくなった感がしないではありませんそんなに年月が経ったわけでもないのに・・・。しかし演奏家自身はその方が自己の直近の満足すべきフィーリングなのでしょう。聴く側は各々の味わいを楽しめば良いと思います。サンソン・フランソワの気分屋ぶりが何となく分かり面白くもあります。参考までにそのタイムとやらをメモしておきます(少し数字ばかりなので打ち間違いがあるかも知れませんがそこはご容赦を!・・・)。1959年モノラル→1963年ステレオの順で各曲は以下の通りです。ワルツ第1番(4’28→5’05),第2番(4’41→5’22),第3番(4’32→4’48),第4番(2’28→2’36),第5番(3’47→4’27),第6番(1’34→1’56),第7番(2’44→2’57),第8番(3’05→4’12),第9番(3’56→4’19),第10番(2’59→3’23),第11番(1’43→1’58),第12番(2’31→3’03),第13番(1’38→1’56),第14番(1’41→3’03)。ワルツ以外では全曲を聴いているわけではありませんので素晴らしいランクとします。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/02/16

    このショパン集に含まれている「ワルツ集」について触れる前に私がこのHMVレビューを書き込むにあたって最近は出来るだけ演奏タイム(トラック間の間合いタイムを含む場合が多いと思います)を付記することをして少しでも定性的なレビューに定量的なデータを盛り込む事で少なくとも私のレビューをご覧になった方のある目安になればとも思っている次第です。私たちは限られた空間と時間の中で一時の生を過ごすわけですが音楽という耳を通して聴く芸術芸能にはタイム/時間というものが必ず付きまとうわけで(大抵の音楽CDブックレットにはタイムがメモされており放送や個人ベースでの編集情報にも役立っているのではないでしょうか?)私たちに与えられた大切な「時間」を意識しないわけにはいきません。さて、演奏家が同じ曲を録り直す場合そのタイムの違いが大した事でも無い場合や演奏にあたって使用したスコアバージョンの違いによる場合やその演奏家が年月経過と共に意識的・或いは無意識的にその芸風に表れそれが意味を持つ場合などいろいろ事情もあることでしょう。フランソワのショパン「ワルツ集」は代表的なものには1959年モノラル録音と1963年ステレオ録音があり前者の音は劣るかもしれないけれどその若干場当たり的なスリリングさで陰影ある演奏は中々最近の演奏では得がたいものがあります。そして面白いことに先ほどのタイムにこだわりますと全14曲すべてが後者ステレオ盤では長くなっているので大人しくなった感がしないではありませんそんなに年月が経ったわけでもないのに・・・。しかし演奏家自身はその方が自己の直近の満足すべきフィーリングなのでしょう。聴く側は各々の味わいを楽しめば良いと思います。サンソン・フランソワの気分屋ぶりが何となく分かり面白くもあります。参考までにそのタイムとやらをメモしておきます(少し数字ばかりなので打ち間違いがあるかも知れませんがそこはご容赦を!・・・)。1959年モノラル→1963年ステレオの順で各曲は以下の通りです。ワルツ第1番(4’28→5’05),第2番(4’41→5’22),第3番(4’32→4’48),第4番(2’28→2’36),第5番(3’47→4’27),第6番(1’34→1’56),第7番(2’44→2’57),第8番(3’05→4’12),第9番(3’56→4’19),第10番(2’59→3’23),第11番(1’43→1’58),第12番(2’31→3’03),第13番(1’38→1’56),第14番(1’41→3’03)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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