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TOP > My page > Review List of ブルノのおっさん
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0 people agree with this review 2016/08/02
「世界の創造」や「屋根の上の牡牛」などのバレエ音楽がとくに有名なミヨー。しかし、本盤は室内交響曲や協奏曲、そして描写的な管弦楽曲など、より古典的なジャンルの音楽がおさめられています。とはいっても、その内容はきわめて独創的なもので、その多彩な音楽の面白さを楽しむことができます。録音はミヨーの自作自演を含め、やや古い録音が集まっていますが、音質はそれほど問題なく、聴きやすいものでした。やや難点だったのが、いずれの曲も楽章ごとにトラック分けされていなかったところです。
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1 people agree with this review 2016/02/15
待望のビエロフラーヴェクによる全集。演奏は思ったよりも挑戦的で、これまでの氏の保守的な演奏とは違う面白さがありました。また、管弦楽への室内楽的手法の導入や打楽器的にピアノを用いるなど、マルチヌーの交響曲における特徴を明確に聞き取ることが出来、氏のマルチヌーに関する深い造詣と説得力を改めて感じることが出来ました。演奏はBBC交響楽団ということで、チェコの楽団ではありませんが、そもそもマルチヌーは必ずしもチェコ臭い音楽を書いておらず、むしろフランス音楽やジャズ、タンゴなどの影響も強く受けた多様な書法を持っていたことを考えれば、あまり楽団にこだわる必要はないようにも思います。チャイコフスキーやブラームスの管弦楽曲、さらにはベートーヴェンのピアノ協奏曲の録音も残すなど、様々な時代、国の音楽をレパートリーにしてきたビエロフラーヴェク氏だからこそ実現できた、本当に素晴らしい交響曲全集です。あえてこれまでの全集とは比較せず、純粋に楽しめると良いと思います。
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1 people agree with this review 2015/11/11
グラズノフはあまり有名な作曲家ではないかもしれませんが、その管弦楽作品は師匠リムスキー=コルサコフ仕込みの卓越した書法を感じさせる、極めて優秀なものが揃っていると感じます。バレエ「四季」やヴァイオリン協奏曲イ短調などは、比較的古くから録音されていますが、本盤のフェドセーエフ盤をはじめ、交響曲がよく聴かれるようになったのは、意外と最近のことなのではないでしょうか。その点で、本盤はグラズノフの交響曲をより身近に感じてもらえるような、格好の全集だと思います。音質も十分に良好で、地元オケ&指揮者による説得力ある演奏を楽しむことができます。これまでグラズノフをあまり知らなかった、という方にも、全集だからと恐れず、是非ともご一聴いただければと思います。また、ディスク3枚目には、演奏会用序曲(コンサート・ワルツ)第1番が収録されています。管弦楽のための小品といった趣の作品で、交響曲のように大規模なものではありませんが、グラズノフらしい、優美な旋律を聴くことができます。交響曲と併せて、こちらもお楽しみください!
6 people agree with this review 2015/11/04
この値段で(交響曲第7番「人生」、マンフレッド交響曲を含む)交響曲全集、並びに協奏曲やバレエの抜粋まで手に入ってしまうのは本当にすごいです。ブリリアントレーベルが出しているような大型ボックスはさすがに怖い、という人も、まずはこれでオーケストラ作品をひととおり聴いてみると良いと思います。アーティストも統一されており、大変お薦めできるボックスです。また、三大バレエが組曲ではなく、全曲からの抜粋が収録されているのが珍しいと思います。今まで組曲しか聴いたことがない、という人にとっては、新たな発見も多いでしょうし、全曲盤を聴いてみたいと思うようになるかもしれません。オーマンディ&フィラデルフィア管が奏でる往時の極上サウンドでお楽しみ下さい!
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0 people agree with this review 2015/08/29
特に気に入った二曲について記そうと思います。トマジの作品は、よく知られているサクソフォーン協奏曲(全三楽章)とは別の曲であり、単一楽章の「バラード」と題された抒情的で美しい旋律に富んだものです。本盤以外での録音を見たことはありませんが、もっと広く演奏されるべき作品だと思いました。ピアソラのタンゴ組曲は、彼のタンゴの名曲を、いわばサックス&管弦楽のためのメドレーとして編曲したものです。通常、バンドネオンによる演奏で知られているものばかりですが、サックスの憂いを帯びた音色が思いのほか管弦楽に調和しており、十分に楽しむことができました。おすすめのアルバムです。
0 people agree with this review 2015/06/22
イベールの代表的な管弦楽作品を一挙に楽しむことのできる格好の一品。演奏は、「寄港地」が、イベール自作自演等に比べれば少し落ち着き気味に感じられるかもしれませんが、アンサンブルの調和が何より心地よく、聞きやすいものになっていると思います。イベール作品がどんなものなのか、気になっている人にはまずは本盤を推薦したいと思います。
12 people agree with this review 2015/03/20
チェコ・フィルがこんな音を出すとは!なかなか意外です。おそらく録音にも理由があるのでしょうが、往年のアンチェルなどの録音に比べ、アンサンブルが特定の楽器に偏らず、広く全体的に響いて聞こえます。新時代のチェコ・フィル、と言ったら、やや仰々しいかもしれませんが、英国など、西側諸国でも広く活躍するビエロフラーヴェクの指揮は、そう表現するに十分に足る、鮮烈で素晴らしい演奏を実現させていると思います。それでも、東側オケならではの管楽器の渋い響きは、なお健在であり、聞き応えがあります。とりわけ驚いたのが、交響曲第1番「ズロニツェの鐘」です。ノイマン盤などと比べて、テンポが速く、疾走感に溢れた清々しい印象を受けました。後期の傑作だけでなく、初期の交響曲も面白い解釈で楽しく聴かせてくれます。いきなりボックスセットでの全集を買うことに抵抗を感じる人がいるかもしれませんが、持っておいて良いものだと思います。ぜひ聴いてみて下さい。
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0 people agree with this review 2015/02/28
まだ全曲をしっかり聴いてはいないのですが、少なくとも「日本狂詩曲」の大迫力のライヴ録音は本当にすごいです!私は幸いにも、実際にこのコンサート(札幌交響楽団の第569回定期演奏会)に行き、生演奏に接することができました。とにかく打楽器の迫力、それも、爆音とすら言ってよいほどの、ものすごい演奏でした。この録音は、その迫力を十分に伝えていますし、コンサートホールKitaraの音響の広域性がよく活かされたものになっていると思います。ここで、演奏に関してもう少し述べておきます。他の録音、演奏と比較すると、まず第一楽章冒頭のヴィオラ独奏がとりわけ印象的です。大体の演奏が直線的に弾き進めていくのに対して、当演奏は抑揚があり、まるで哀歌を歌っているような感じ、と言えばよいのでしょうか、そんな雅やかな雰囲気を出しています。しかし、安易に歌唱的ニュアンスに逃げるようなことは全くなく、打楽器のリズムは明確に示されており、曲全体の支柱を損なうことがありません。このことは第二楽章でも言えることで、この曲が、「あくまで打楽器が主役であり、旋律楽器は付随物」であることを改めて確認させられます。
2 people agree with this review 2015/01/22
オーケストラ名曲集とか、そういうオムニバスアルバムにはよく収録される「首長の行列」。なかなか全4楽章を聴く機会はないと思うので、1曲全部が収録された当盤は貴重といえます。しかしながら、最も驚いたことは第2組曲「イヴェリア」の秀逸な曲の数々です。とりわけ第3曲:レズギンカは、東洋風太鼓が縦横無尽に活躍する、興奮必至の隠れた名曲だと思いました!演奏は、競合盤があまり多くないので比較しがたい所はあるのですが、「首長の行列」だけで比べると、若干物足りないように感じますが、ほとんど問題はないと思います。
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2 people agree with this review 2014/10/06
ディーリアス入門として買うには、少し重たいような気もしましたが、思い切って購入。実に素晴らしく、名作を単品で買うより、ずっと入門に適したボックスセットであると思います。デッカ・レーベルならではの高音質で、繊細優美なディーリアスの音楽を、隅々まで楽しむことが出来ました(一部、「パリ、大都市の歌」だけモノラルですが、これも聴きやすい音質なので問題なし)。
8 people agree with this review 2014/05/27
ブリリアント・レーベルのボックス仕様のシリーズには毎回その安さに驚いていますが、今回のコレッリ全集も大変に素晴らしいものです。録音、演奏ともに高水準で、さらに作品番号の付されていないマイナーな楽曲ももれなく収録されており、細部にまで注意がはらわれています。それにしても、たったCD10枚でコレッリのすべてを知ることができるとは、驚きですね!
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0 people agree with this review 2014/05/15
アンチェルやマッケラスによる録音を聴いてきたので、それらに比べるとやや力強さに欠けているように思いましたが、おそらくこれぐらいの演奏が一般的ではないかとも思いました。クーベリックはどんな曲においてもそうですが、全体的な調和や音の混じり合う様を大事にしていて、特定の音に偏らない響きをグラゴル・ミサにおいても実現させたのだと思います。聴きやすさを考慮すれば、このクーベリック盤が最も優れています。しかし、ヤナーチェク特有の、特定の楽器群に重みを持たせる手法を考えると、クーベリックの演奏は、あまりに端正で綺麗なものに感じてしまいます。人それぞれで好みが異なるので、断定は出来ませんが、もう少し金管群が目立っていて、全体的に雑味のある方が、ヤナーチェクの込めた熱いスラヴ・スピリットを感じることが出来ると思っています。
4 people agree with this review 2014/03/30
色々と探す中で偶然出会った未知の作曲家、ジャン・クラ(クラース)。試聴してみると、ドビュッシーのような印象派の影響がありながらも、独特の哀愁を帯びているのが分かりました。印象派の音楽だと、はっきりしない煩わしさが多かれ少なかれ出てしまいますが、クラの曲はもう少し「旋律」に重きが置かれているためか、夢想的でありながら我々の心に伝わりやすいものであると感じました。特に「フルートとハープのための組曲」は、とろけるような、甘く、優しい旋律が印象的で、即座にクラの音楽の虜になってしまいました!世の中にはまだまだ知られざる作品がたくさんあるということもまた思い知らされました。今後注目していきたい作曲家です。また、演奏についても、あまり知らないアーティスト達ですが、曲の解釈が精細に行われているのが感じられる素晴らしい演奏です。
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0 people agree with this review 2014/03/12
ルクレールはクープランやラモーより少し年若い世代の作曲家で、当時第一級のヴァイオリニストだったようです。実際、本盤の作品を聴いた限りでも、技巧を要する点が多数あり、ルクレールのヴァイオリニストとしての経歴もうなずけるところだと思います。それにしても、寺神戸亮のヴァイオリンは大変素晴らしいです!ピリオド楽器とは思えないほど、音に厚みや深みがあり、その表現力の高さには驚くばかりでした。
フランス・バロックにおいて、ヴァイオリンといえばルクレール、フルートといえばブラヴェ、そしてヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)といえばマレ、というふうに代表者を挙げられるでしょうか。マレはヴィオール曲集で優れた作品をたくさん書いていて、彼自身も凄腕のヴィオール奏者だったようです。しかし、本盤の「鐘」や「音階」などはヴァイオリンやフルートも組み入れた合奏曲です。必ずしもヴィオールが主役ではないのですが、やはり低音がしっかりしていて、私たちのリズム感覚を強く刺激してくれます。さて、演奏についてですが、まずはヴァイオリンの寺神戸。もはやコメントする必要がないと思われるほど、見事に旋律を歌い上げています。そして、ヴィオールの上村。彼女の演奏も実に素晴らしく、楽曲全体の礎を確実に築いています。あまり知られていないと思われるマレの曲ですが、本盤の優秀なアーティストによって価値が高まってくれると思います。古楽愛好家に限らず持っておきたい1枚でしょう。
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