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TOP > My page > Review List of ユローヂィヴィ
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2 people agree with this review 2014/07/12
様々な時代と国をまたぎ、それぞれの歌唱の完成度が実に高い。 ピアニストやヴァイオリンニストであればドイツ、フランス、イタリア、ロシア、チェコ、ポーランドなどなど各国の音楽を演奏するのはよくあることだが声楽家にとっては言葉の壁がある。 ニコライ・ゲッタはその壁を自在に行ったり来たりすることが出来た稀な声楽家だ。 ただイタリア語の発声に少し違和感を感じた。
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8 people agree with this review 2014/06/20
近年、有名作曲家の作品全集や有名指揮者・演奏家の録音全集がBOXで数多く発売されているが、ありそうでなかったのがアンセルメの録音全集だった。 アンセルメの録音は今日でもなお新鮮に感じられる。 フランス編、ロシア編に続いてドイツ編(?)などもBOX化して欲しい。
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0 people agree with this review 2014/06/18
全く個人的な感想から始まるがなぜヴァインベルクの音楽は心に深く染み渡るのだろうか? このCDでヴァインベルクが一段と好きになった。 ハープシコードと弦楽のための交響曲第7番が何と素晴らしいことか! この交響曲は全5楽章からなるが途切れることなく連続している短い作品。 ヴァインベルクのルーツであるユダヤの魂を直接的に感じるシンフォニエッタ第1番も興味深かい。 ヴァインベルクの音楽はシンフォニエッタ第2番のような抽象的というか、何か音楽以外の具体的な言葉に変換することが難しい音楽だと思うがシンフォニエッタ第1番では具体的にユダヤのメロディーの香りを随所に聴くことが出来る。
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グリンカとルビンシテインの作品が聴きたくて購入した。 ルビンシテインの『ヴィオラとピアノのためのソナタ』はなんとも甘く切ない作品だ。 グラズノフの『ヴィオラとピアノのためのエレジー』もなかなか良い。 2002、12、13年のライブ録音で会場の問題なのか機械的な処理のためかヴィオラの音がエコーというかボンヤリした響きになっているように感じた。 そのために『シューベルトの≪魔王≫による大奇想曲』はヴィオラの演奏技法を最大限に活かした作品で≪魔王≫のメロディーや何やかやがエコーのようなものによって何重にも重なってきて曲の輪郭が分かりにくくなっている。 ピアノの音に関してはそうでもない。 2002年録音の『≪夏の名残のバラ≫による序奏、主題と変奏』に関しても違和感を感じなかった。
0 people agree with this review 2014/06/10
これはハルサイ・ファンに送る最高級の贈り物、『春の祭典』への素晴らしいオマージュである。 ピアノ、ベース、ドラムの編成からなる(多重録音は当然してあるだろう)THE BAD PLUSがストラヴィンスキイの『春の祭典』を独自にアレンジした驚きの『春の祭典』。 ハルサイ・ファンは聴かなきゃ損です。
1 people agree with this review 2014/06/02
アリャヴィエフのロマンスや歌曲を集めた1枚。 初めて聴くのにどこか懐かしい。 ロシアならではの哀愁に満ちている。
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2 people agree with this review 2014/05/05
ドストエフスキイの小説『白夜』が歌劇になっていた! 『白夜』はルキーノ・ヴィスコンティによって映画になっているのは知っていたがロシア本国では歌劇になっていた。ちなみにヴィスコンティの映画で音楽を作曲したのはニーノ・ロータ。 歌劇『白夜』ではソプラノがたまに金切り声を出し、弦楽とピアノが白夜の雰囲気を良く醸し出している。
この素晴らしい作品・録音がなぜ長らく発売されなかったのだろうか? 「熊蜂の飛行」でしか知られていなかったこの作品の全曲をようやく聴くことが出来るようになった!! 録音が古いので一部、音が割れているような所があるが作品の価値を伝えるのには全く差し支えがない。 メロディアから次にリムスキイ=コルサコフの歌劇で発売してほしいのはサモスード指揮の『パン・ヴォエヴォーダ』。一日も早く眠りから覚めて欲しい作品だ。
0 people agree with this review 2014/04/05
素晴らしい! 『春の祭典』が1台のピアノで弾けるとは! 途中マラカスのような音が聴こえるのだがあの音はどうやって出しているのだろうか? この編曲の楽譜が欲しい。 ライブ録音というのも凄い。 もう一曲はフリージャズというか即興演奏で、セロニアス・モンクの『ラウンド・ミッドナイト』のような雰囲気があったり、デイヴ・ブルーベックの『テイク・ファイブ』や『マイ・フェイヴァリット・ソングス』の引用やブギウギのリズムが現れたりと、ストラヴィンスキイとは全く関係なしに即興演奏を楽しんでいるようだ。 なぜこの曲をカップリングしたのだろうか? タイトルから始めは『春の祭典』のオマージュかと思ったがそうではなかった。
1 people agree with this review 2014/04/02
「お願いします」や「ありがとう」を連発し、オーケストラに対してというか音楽に対してとても謙虚な姿勢が感じられる。 ほとんどが音楽的な指示でイメージを押しつけることがなく、具体的に歌ってみせているのが印象的だ。 声を張って指示をする所もあるが、けして怒ったりはしていない。 奏者に対して「あなたにならできます。」と言って理想とする音楽を創っていく姿が記録されている。 ベートーヴェンの交響曲第4番のリハーサルは細かく厳しく行っていて、ムラヴィンスキイがリハーサルの途中でこんなのではダメだからパート練習をするようにとの指示に対してコンサートマスターがこう弾こうとヴァイオリン奏者たちにアドバイスする場面も収められている。 ベートーヴェンの交響曲第4番のコンサート録音(1973年4月28日)もあり、これがまた素晴らしい演奏だ。 ちなみにスヴェトラーノフのリハーサルは録音されていないのだろうか? あったら是非聴いてみたい。
1 people agree with this review 2014/04/01
ヴァインベルグは亡くなる10年前から室内交響曲と名付けた作品を書き始めた。 第1番は弦楽オーケストラのための作品。第4番は弦楽オーケストラとクラリネットのための作品。 ヴァインベルグは多作だが、どの作品も質が高く奥が深い。 この録音はもともと今はなきオリンピア・レコードから発売されていたもの。 オリンピア・レコードにはロシア・ソヴィエトの珍しい作品の録音が沢山あったのでそれらの貴重な録音を今後、違うレコード会社から再発売してもらいたいものだ。
0 people agree with this review 2014/04/01
ヴァインベルクの芸術世界を知ることが出来る1枚。 弦楽オーケストラのための『交響曲第2番』は若い頃の作品とは思えないほど内容の濃い音楽だ。 『室内交響曲第2番』は冒頭のコントラバスによる低音部分の動きが印象的。低音が良く録音されている。 演奏も素晴らしく、このコンビでヴァインベルクの作品をいろいろ聴いてみたい。
1 people agree with this review 2014/03/30
1932、35、37、38年に録音されたプロコフィエフの自作自演集。 思っていたより音質は良かった。 プライベート・コレクションの録音は時おり楽譜をめくるような音が入っていて、それがまた生々しくっていい。 ピアニストとして、指揮者として、そしてプロコフィエフが自身の作品の解説をしている録音まで聴くことができる。 プロコフィエフの声を聴くことができるのも、おまけのようで嬉しい。ただロシア語でないのが残念だ。 解説はOp.65や子供の作品についてのもので、発音に多少クセがあるが流暢な英語だ。 ピアニストとしてのプロコフィエフは、どの作品でも素晴らしい演奏を聴かせてくれる。全ての曲において名演と言えるだろう。 バレエ音楽『ロミオとジュリエット』の組曲第2番はモスクワ・フィルを指揮した録音で、メロディーと伴奏部分が絶妙な音量で入っており、当時の録音技術がどれくらいの水準か分からないが、スタジオでのミキシングでそれほどパート別の音量を微妙に調節出来たとは思えないので、プロコフィエフは指揮者としても並々ならぬ力があったことだろう。 プロコフィエフのファンとしてはバイブルのように必ず手元におきたい1枚だ。(もっともCDとしては2枚組だが。)
1 people agree with this review 2014/03/29
歌劇『セミョーン・コトコ』はプロコフィエフの作曲技術の妙を味わえる作品だ。 歌の中に一部言葉で語られる所が入り込み独特の効果を生んでいる。歌よりも演劇の要素の強い作品に感じられた。 特に第三幕の音楽は変化があって面白い。
3 people agree with this review 2014/03/29
これは貴重な録音だ。 1974年に録音されたボリス・ハイキン指揮、ルビンシテインの歌劇『悪魔』が初CD化された! 全編魅力的な音楽に溢れている。知られざる傑作だ。 レールモントフの詩『悪魔』をもとにオペラ化した作品。ちなみにレールモントフの詩の日本語訳は岩波文庫から出ている。 メロディアに録音されたロシア&ソヴィエトのオペラが全て再生産、商品化されますように!
3 people agree with this review
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