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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

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     2010/01/25

    地元出身の演奏家で2003年から大阪センチュリーを担当していた金が既に収録のベートーヴェン交響曲第2,3,7番に続いての第5番で2004年OEKを振ってのライブ録音です(付録に練習風景などのDVDがあり全員野球アプローチである事がよ〜く分ります)。今回もピリオド・アプローチ演奏なのですが金の演奏は先ず「エグモント序曲」(タイム8’11)に集約してその特徴が表れているようでオーケストラも1988年設立の若さに加え全体爽快な感じがしました。さて、第5番、演奏タイムは@7’08A8’49B4’47C10’46と通常このスタイルでのトータル演奏タイムより数分短くなっています。なお、第4楽章は反復を含んでのタイムであります。演奏は「エグモント序曲」でも述べた通りなのですが第2楽章に代表される「軽さ」がその印象を強めた事と最終楽章がその跳ねっ返りで存分マァ暴れるというかティンパニーや低音が連打を強調しやや粗さも露呈していますが金のニュアンスを反映した演奏に仕上げております。金の今後の一層の活躍を期待します。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/25

    私が村治佳織を初めて聴いたのは確か師である福田進一の1990年代初めの宝塚でのコンサートにまだ学生・学生したチョイ役で演奏した時の事です。それから約15年彼女も腕を上げそして本盤ノート巻頭に 故 黒田恭一さんが述べているように世界のメジャーレーベルからリリースする大きな舞台が与えられたわけです。本盤題して「トランスフォーメーションズ」で曲目は武満徹・編曲のものとかの抜粋や有名な処ではタルレガの「ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」(ジュナンのテーマによるもので収録曲単品では一番長く8’57の演奏タイム)など中々高度な?内容(何れも一曲というか一章数分以内)となっています(曲目によってはD.ミラーというギタリストが共演しております)。前者にはビートルズ・ナンバーが含まれ私などは「イエスタデイ」が聴きやすく、私自身は後者に耳応えがした様に思え、又演奏者もそれなりに確かな技術とハートで対応しています。彼女の「ロンドンにて」という簡単なメモもこうしたCDの特徴から来るのでしょう。曲によってはもう少しハッキリとした演奏をと思うものも正直ありますがそれは素人考えなのでしょう。本盤は2004年の録音ですが翌年以降もバッハにも接近しつつこうした単品短編集的なCD中心をしばらく収録しているようでかつての可愛いお嬢さん的なスタンドからの一発花火にならない様、評価が定まるまでまだ時間を要するでしょうが頑張ってもらいたいものです。企画としてはちょっと通常の小品集とは異なる面白さがあるCDかと思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/25

    前橋汀子のちょつとキツイ表情の本盤ジャケットは近頃売り出しのいろんな若い女性演奏家とは異なる何か他を寄せつけない「厳しさ」を内包している様で事実彼女のこれまでの演奏姿勢というものがそれを証明している様です(バッハの無伴奏ソナタ・パルティータの緊張感!)。よく彼女の舞台には凛とした雰囲気が漂うと聞きますがこのヴァイオリン名曲小品集の出来上がりにもそれが窺えます。1980年代初めに収録されたこれらの曲で特に私はチゴイネルワイゼン(タイム8’40)と序奏・ロンド・カプリチオーソ(同9’15)が印象的で彼女の根を詰めた弾きっぷりとバックの小泉/TMSOの伴奏のコントラストも見事であります。彼女の量感が溢れ表情豊かなヴァイオリンの音色が存分楽しめます・・・こちらも時として緊張してしまうほどで名演奏かと思います。他のマスネの瞑想曲(4’45)やベートーヴェンの「ロマンス」(8’35)、サンサーンス「ハバネラ」(9’45)も夫々充分聴かせてくれこれらは収録から30年近く経っても色あせない名演奏盤と言えるでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/24

    私が村治佳織を初めて聴いたのは確か師である福田進一の1990年代初めの宝塚でのコンサートにまだ学生・学生したチョイ役で演奏した時の事です。それから約15年彼女も腕を上げそして本盤ノート巻頭に 故 黒田恭一さんが述べているように世界のメジャーレーベルからリリースする大きな舞台が与えられたわけです。本盤題して「トランスフォーメーションズ」で曲目は武満徹・編曲のものとかの抜粋や有名な処ではタルレガの「ヴェニスの謝肉祭による変奏曲」(ジュナンのテーマによるもので収録曲単品では一番長く8’57の演奏タイム)など中々高度な?内容(何れも一曲というか一章数分以内)となっています(曲目によってはD.ミラーというギタリストが共演しております)。前者にはビートルズ・ナンバーが含まれ私などは「イエスタデイ」が聴きやすく、私自身は後者に耳応えがした様に思え、又演奏者もそれなりに確かな技術とハートで対応しています。彼女の「ロンドンにて」という簡単なメモもこうしたCDの特徴から来るのでしょう。曲によってはもう少しハッキリとした演奏をと思うものも正直ありますがそれは素人考えなのでしょう。本盤は2004年の録音ですが翌年以降もバッハにも接近しつつこうした単品短編集的なCD中心をしばらく収録しているようでかつての可愛いお嬢さん的なスタンドからの一発花火にならない様、評価が定まるまでまだ時間を要するでしょうが頑張ってもらいたいものです。高品質仕様なので音はより良いと思われます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/24

    第4番についてコメントしますと元々この第4番は3番と5番という押しの強い作品に挟まれただでさえ優しい曲想からのスタートなのに・・・1989年カラヤン追悼の一環でのライブ録音のツィマーマン/バーンスタインしかもオーケストラはVPOの演奏、やっぱり注目・期待に違わず凄まじい演奏になっております(@19’24A5’39B10’04とタイムはなっておりどちらかと言うと特に最終楽章は前倒しテンポではないでしょうか)。第1楽章ピアノ単独で入り込む時から何か尋常では終わらない感じで「さぁ、これから始まるぞ!」の気合充分満ち満ちています。独奏者も伴奏者も両者烈しいゆらぎの中ツィマーマンの鋭利な粒ぞろいの音色がこの作品を最早これまでのイメージに止めず大きなロマン性を帯びた色合いに染めて行く・・・高いテンションで・・・演奏です。この楽章のカデンツァの派手なこと! 中間楽章は情的な雰囲気を表に強調しますがやはり力強く躍動感溢れる最終楽章でのカデンツァも誠に勇ましく、結果この曲を大曲に仕上げています。私はベートーヴェンのピアノ協奏曲でバーンスタインのバックでは1960年代ゼルキンをサポートした第3番、第5番が忘れられないのですがツィマーマンの方も負けず情熱的でかつ技術の稀なレベルを「これでもか・・」という位ですがこの第4番もバーンスタインのサポートあってこそ映えたのでしょう。このツィマーマン、バーンスタイン(両者そのパーフォーマンスの派手さは他に類を見ない程ですが)ちょっとベートーヴェンの割には熱過ぎる感じもし兎に角高いテンションの演奏です。ここでは第4番の一つの局面を引き出した彼らの演奏は最高ランクといって差し支えないでしょう。なお、私は第3番は聴いておりませんが好きな曲なので彼らのこの第4番そして第5番から想定される熱い演奏を聴く機会を持ちたいとは思っております。このコンビによる第5番のレビューでも触れましたがバーンスタインもカラヤンの死後いろいろ頭の中を過ぎった事もあったでしょうが彼自身もこの演奏後1年余で亡くなってしまうとは・・・この凄い演奏だけに人生を考えさせられました。従ってツィマーマンによるベートーヴェン協奏曲全集は第1番、第2番を独奏者の弾き振りで1991年に完結しております。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/24

    第4番についてコメントしますと元々この第4番は3番と5番という押しの強い作品に挟まれただでさえ優しい曲想からのスタートなのに・・・1989年カラヤン追悼の一環でのライブ録音のツィマーマン/バーンスタインしかもオーケストラはVPOの演奏、やっぱり注目・期待に違わず凄まじい演奏になっております(@19’24A5’39B10’04とタイムはなっておりどちらかと言うと特に最終楽章は前倒しテンポではないでしょうか)。第1楽章ピアノ単独で入り込む時から何か尋常では終わらない感じで「さぁ、これから始まるぞ!」の気合充分満ち満ちています。独奏者も伴奏者も両者烈しいゆらぎの中ツィマーマンの鋭利な粒ぞろいの音色がこの作品を最早これまでのイメージに止めず大きなロマン性を帯びた色合いに染めて行く・・・高いテンションで・・・演奏です。この楽章のカデンツァの派手なこと! 中間楽章は情的な雰囲気を表に強調しますがやはり力強く躍動感溢れる最終楽章でのカデンツァも誠に勇ましく、結果この曲を大曲に仕上げています。私はベートーヴェンのピアノ協奏曲でバーンスタインのバックでは1960年代ゼルキンをサポートした第3番、第5番が忘れられないのですがツィマーマンの方も負けず情熱的でかつ技術の稀なレベルを「これでもか・・」という位ですがこの第4番もバーンスタインのサポートあってこそ映えたのでしょう。このツィマーマン、バーンスタイン(両者そのパーフォーマンスの派手さは他に類を見ない程ですが)ちょっとベートーヴェンの割には熱過ぎる感じもし兎に角高いテンションの演奏です。ここでは第4番の一つの局面を引き出した彼らの演奏は最高ランクといって差し支えないでしょう。このコンビによる第5番のレビューでも触れましたがバーンスタインもカラヤンの死後いろいろ頭の中を過ぎった事もあったでしょうが彼自身もこの演奏後1年余で亡くなってしまうとは・・・この凄い演奏だけに人生を考えさせられました。従ってツィマーマンによるベートーヴェン協奏曲全集は第1番、第2番を独奏者の弾き振りで1991年に完結しております。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/23

    概ね皆さんのレビューが揃っている状況で私もほぼ皆さんのコメントに近いイメージです。新日本フィルとの録音もあった1989年、カラヤン亡き後、DSOBというドイツ本場のオーケストラを降って朝比奈の武骨とまで思われる得意の英雄交響曲のライブ録音です。第1楽章いつもの彼のペースでゆっくり・・・反復も入れて。第2楽章・・・極めてスローに、弦も流してダラーッとこの楽章を際立たせます。このように進んで最終楽章は少しこれまでの延長線上のテンポとは異なり他の演奏からすれば普通の速さで・・・そして堂々と終結へ。最後の方のフラブラも仕方がないと言えば仕方がないかと思います。とにかく何回もベートーヴェン交響曲全曲を録音している・・・2000年には七回目?の盤が収録されているとかで誰よりも事ベートーヴェン交響曲譜面には読みを透徹している彼の真骨頂の演奏ですね、後は聴く側の好みで左右するのみですね。丁度一回り前の12年前まだ70歳前の朝比奈が1977年地元大フィルを振ったライブも凄いらしいので聴く機会を持ちたいです。演奏タイムはHMVレビューでは@20’22A18’27B6’52C13’10 となっています。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/23

    2008/12に新世界交響曲(演奏タイム@9’25A11’56B8’10C12’03)についてのコメントを書き込んだ後第8交響曲のCDを聴く機会がありましたので追加ということにさせて下さい。少なくともワルターにとってドヴォルザークが主レパートリーとは言えない状況で1961年にこの第8交響曲を1959年の新世界交響曲に続けてコロンビアSOと収録しております。この第8交響曲にはワルターで1947年NYPとの録音等しか残っていないだけでも何となくわかります。さて、本演奏第1楽章、やさしくワルターらしくスタートします・・・やがて突っ込みが入りフルートを際立たせ弦の大きい幅でのアクセントや終わりの縁取りの管楽器とティンパニーの扱いに「粗野さ」を出そうとしているのかも・・・この演奏では一番納得させられた楽章。第2楽章もワルターの範囲内の演奏でパノラマを思わせるようによく歌っています。第3楽章出だし結構勢いがあるのですが段々コロンビアSOらしい・・・それとも録音独自から・・・音色で高音が気になってきます。第4楽章は変奏曲処理なのですがテンポはゆったり目時にはせっつく様なテンポのゆらぎ・・最後は大波を打って大団円。結局演奏タイムは@9’59A9’16B5’57C10’10となりますが私はやはり後半のややダレ気味というかムラと思わせる演奏が気にはなりました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/23

    少なくともワルターにとってドヴォルザークが主レパートリーとは言えない状況で1961年にこの第8交響曲を1959年の新世界交響曲に続けてコロンビアSOと収録しております。この第8交響曲にはワルターで1947年NYPとの録音等しか残っていないだけでも何となくわかります。さて、本演奏第1楽章、やさしくワルターらしくスタートします・・・やがて突っ込みが入りフルートを際立たせ弦の大きい幅でのアクセントや終わりの縁取りの管楽器とティンパニーの扱いに「粗野さ」を出そうとしているのかも・・・この演奏では一番納得させられた楽章。第2楽章もワルターの範囲内の演奏でパノラマを思わせるようによく歌っています。第3楽章出だし結構勢いがあるのですが段々コロンビアSOらしい・・・それとも録音独自から・・・音色で高音が気になってきます。第4楽章は変奏曲処理なのですがテンポはゆったり目時にはせっつく様なテンポのゆらぎ・・最後は大波を打って大団円。結局演奏タイムは@9’59A9’16B5’57C10’10となりますが私はやはり後半のややダレ気味というかムラと思わせる演奏が気にはなりました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/22

    1970年まだ少女の面影が残る印象的なLP時代のジャケットも懐かしいチョン・キョンファ22歳頃のプレヴィン/LSOバックの二つの協奏曲、私はLPで聴いていた者ですが当時韓国系の演奏家は珍しくこの後彼女の兄弟がぞろぞろ出だしたという覚えを持っていました。それはさておき先ずチャイコフスキーの方ですが演奏タイムが@18’51A6’24B9’36ととりたてた特徴はありませんが決してギスギスしないでゆったりした印象がありカデンツァもしっかり弾いているという感じで第2楽章なども甘さに浸らずやはり東洋的な片鱗・・・同じ東洋でも実はいろいろあるのですがマァ一括りすればということで・・・が見られるのでしょう。最近チョン・キョンファがジュリーニ/BPOと共演した1973年ライブ物が出ましたがそのタイムは@19’41A7’29B10’27と各楽章一分近く長くなっているのはジュリーニ有りきという感じですしずうっと下がって1981年デュトワ/MSOバックでは@17’52A6’28B10’14と回帰されているのも面白いですね。チャイコフスキー協奏曲は彼女の十八番になって来ていたのではないでしょうか。シベリウスの方も技巧は流石ですがやはり若いのに慎重さが先行という印象の演奏ですが第2楽章など語りかける様な処が素晴らしいです、演奏タイムは@15’26A8’09B7’22とこれも特段記することはありません。このシベリウスの伴奏ではティンパニーと管楽器のクレッシェンドとか後半クライマックスへの盛り上げは結構頑張っておりプレヴィンの指揮者スタートから間もない充実ぶりが垣間見れます・・・音の片寄った鳴り方というか気になった箇所がLPではありましたが・・・。結論的にはこの本盤両曲演奏に強烈な個性乃至若さから漲る発露を私はあまり聴けないのですがある普遍性を有した演奏盤としては素晴らしいものと思っております。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/21

    更に続けてゼルキンのベートーヴェン・ピアノ協奏曲についてです。本盤収録曲の内、私は第3番が合唱幻想曲とセットになったCDで聴いております。第3番の演奏は1982年録音で演奏タイムは@16’56A9’33B10’13で1964年バーンスタイン/NYPでゼルキンが演奏したもの(@15’55A10’35B9’25)と比較すると若干大人しげではあります。それは独奏者と指揮者バックが呼応するわけですがゼルキン自身が約二十年経った事のなせる業なのかバック指揮者の違いもあるかもしれません。後者観点からだと私は小澤が出世糸口のボストン交響楽団を率いての妙に大家ぶらない演奏と淡白目な演奏も気に入っています(淡白といっても結構合唱幻想曲ではゼルキンと共にスケール感を出している様に思いました)。演奏はそれなりに普遍的なものを持っており他の諸兄の応援書き込みを待っています。なお、私は聴いてはおりませんが第1番の方は1960年代やもうひとつ遡って1950年代にどちらもオーマンディ/PPOで収録していることをメモしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/21

    続けてゼルキンのベートーヴェン・ピアノ協奏曲についてです。本盤収録曲の内、私はLP時代ピアノ協奏曲第3番を持って聴いておりました。1964年収録のピアノ協奏曲第3番(演奏タイム@15’55A10’35B9’25)の方は何かバックつまりバーンスタイン/NYPが底から「唸り」をあげて鳴らしている、ゼルキンのタッチ・呼吸も目前にするようである意味迫力があります。私の LPではこの第3番は合唱幻想曲とセットになっておりましたがこれも大変分り易い演奏だったです。ゼルキンはこの1960年代ベートーヴェン一連の協奏曲でもう一方の第1番をオーマンディ/PPOと録っておりますが私は聴いておりません。(なお、このオーマンディとは1950年代にも全曲録っているようです)。さて、この第3番について補足しますと小沢/BSOのバックで第3番(@16’56A9’33B10’13)を1982年に録り直していますが両方中間楽章を除いて若干タイムが長くなりそれだけ勢い的な面では少しおとなしくなったような演奏です。味わいが異なって来たとも言えるのでしょうが録り直しの場合、自分の聴いた範囲では小生は初めのものを基点に置いて判断するようにしており本盤の方の第3番の演奏は熱気・覇気溢れる演奏かと思います。なお、先に申し上げた様に他の本盤収録曲は未聴ですので素晴らしいランクとしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/20

    私はLP時代ピアノ協奏曲第3番、第5番各々持って聴いておりましたのでこの辺りの演奏について少しメモさせていただきます。特に1964年収録のピアノ協奏曲第3番(演奏タイム@15’55A10’35B9’25)の方は何かバックつまりバーンスタイン/NPOが底から「唸り」をあげて鳴らしている、ゼルキンのタッチ・呼吸も目前にするようである意味迫力があります。 LPではこの第3番は合唱幻想曲とセットになっておりましたがこれも大変分り易い演奏だったです。1962年録音の「皇帝」協奏曲の方は特に第3楽章がやはり躍動感溢れており聴いている方に元気を与えてくれる演奏でありました(演奏タイム@19’39A8’47B10’01)。ゼルキンはこの1960年代ベートーヴェン一連の協奏曲を他の第1、2、4番をオーマンディ/PPOと録って全曲完了させております(なお、このオーマンディとは1950年代にも全曲録っているようです)。さて、この第3、5番について補足しますと小沢/BSOのバックで第3番(@16’56A9’33B10’13)を1982年に、そして第5番(@21’25A8’22B11’22)を1981年に録り直していますが両方中間楽章を除いて若干タイムが長くなりそれだけ勢い的な面では少しおとなしくなったような演奏です。味わいが異なって来たとも言えるのでしょうが録り直しの場合、自分の聴いた範囲では小生は初めのものを基点に置いて判断するようにしており本盤の方の演奏は覇気溢れる演奏かと思います。なお、他の本盤収録曲は未聴ですので素晴らしいランクとしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/20

    プレートルは今年ニュー・イヤー・コンサートで一昨年に続いて元気な姿を見せてくれました。このプーランクを録った頃1980年以前の若い頃は何かボクサーの様な闘技家の容貌で人間って段々マイルドになって行くのですね。さて、プーランクと言えばプレートルと連想するくらいこの作曲家のフランスそれもそんなに一流に洒落てはおらず何かその軽妙なユーモア感でホッとさせる音楽を見事に再現させてくれます。私は声楽も挿入されるバレエ音楽「牝鹿」(演奏タイムは序曲3’27、ロンドー・舞踏歌・アダージェツト・遊戯が続けて15’16そしてラグ-マズルカ・アンダンティーノ・小舞踏歌・フィナーレを続けて15’09)とマルグリット・ロン讃よりの牧歌(3’11)、ジャンヌの扇よりのパストゥレル(2’16)、カンプラへの花輪よりプロヴァンスの水夫の踊り(1’33)の入った一枚もので聴いており本盤での他の曲・・・有名な曲なのにまだ聴いておりませんがとにかくプレートルはプーランクに関しては他の追随を許さないですね。独特のセンスがあるのでしょう。そしてオーケストラが流石なんでもよくこなすPHOだからなのでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2010/01/19

    2002年から兵庫県芸術文化協会音楽監督に就任している佐渡は先日1月17日の震災追悼記念でヴェルディの「レクイエム」を熱演し好評を博しました。彼は毎日曜日朝「題名のない音楽界」の進行役兼演奏を受け持ってその少し関西訛りのある話しぶりが親しみが持て私は先に述べた地元ということもあって応援している指揮者の一人であります。国際コンクールで優勝した辻井伸行との話しも彼の人柄を表しているようです。さて、本盤は彼が晩年のバーンスタイン最後の直弟子ということもあってバーンスタインの作品を何曲かピックアップして2001年フランスのオーケストラOLを振っての収録で最初の「キャンディード」序曲(4’32)は「題名のない音楽界」のオープニングでも使われているポピュラーなものです。その他「キャンディード」からはK.クリズウェルが歌ったもの(3’51)やキャンディード組曲(16’29)などが収録されており他の曲も合間合間に彼女の歌唱曲を挿入した配列で工夫されています。私はキャンディード序曲と組曲が気に入り佐渡の馬力だけではないドライブコントロールを楽しんだこととフランスのオーケストラが単純にアメリカナイズされずちょっとやっぱりフランスだなぁと(私には)感じさせてくれた演奏が素敵です。佐渡の演奏はとかく吹奏楽イメージが付きまといますがこれは決して他の追随を許さない名演と思います。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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