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Review List of フォアグラ 

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  • 2 people agree with this review
     2010/04/09

    録音年代が偏っている。もっと60年代の録音も聞きたいのだが、それはともかく、50年代のコーガンは本当に凄い。切れ味の鋭さ、内に込めたパッションは聞き手を圧倒する。一見クールに弾ききっているように聞こえて、1小節ごとに表情の変化を作る凝り方はハイフェッツをも凌ぎ、ムラヴィンスキーの芸術さえ連想させる。70年以降は、残念ながら芸風は温和になってしまうのだが。いつまで待っても第2集が出ないが、まだまだ50年代のブラームスやスペイン交響曲の驚愕の演奏がライヴで残っており、是非出してほしい。

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  • 3 people agree with this review
     2010/04/02

    ロイヤルフェスティヴァルホールでのライブとは信じられないほど音がいい。そのおかげでテンシュテットの真髄を聞ける数少ないディスクとなった。テンシュテットの表現はスケールが大きく、彫りが深く、なにより真摯だ。バーンスタインにも感じられる芝居がかったところはみじんもない。テンシュテットの人生そのものすら感じさせる真剣さ、誠実さに心を打たれ、涙が滲む。ロンドン・フィルもこの団体最上の演奏ぶり。北ドイツ放送盤を凌ぎ、この曲最高の演奏だと思うし、私にはこれ以上は考えられない。

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  • 4 people agree with this review
     2010/03/31

    これまで聞いたマーラー演奏のもっともひどいものだ。3楽章の無残なカットも問題だが、それ以上に重大なのは最初2楽章のテンポの振り方。中学生のとき、この曲をこう演奏してほしい、と思った演奏が、何とそのとおりに展開され、唖然とする。つまりは、解釈が幼稚だということ。こういうのを「爆演」とは言わない。

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  • 0 people agree with this review
     2010/03/31

    有名な147番を含むツィクルスのヤマだが、2000年に全曲演奏するという過密スケジュールの中では、どうしてもソリストの出来不出来が出てしまう。ここでは、ベテランのチャンスがもうひとつ。ソプラノもやや不調。合唱の快活さで救われている。147番のコラール「主よ、人の望みの喜びよ」のジーグのようなテンポには異論もあるだろう。

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     2010/03/31

    コルネリウスとマルクスの歌曲がレア物だが、これがともに聴き応えする曲である。演奏も素晴らしい。ゼーフリートのけれん味のない、そしてどこかキュートな歌唱はいつ聴いても味わい深く大好きだ。

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     2010/02/03

    ひどい音質だ。ゲプハルト盤よりややましだが、想像で補う部分が多すぎ。同じ劣悪な音質でも36年の「タンホイザー」ではフラグスタートの声が飛び込んでくるのだが、ここでのレーマンはノイズに埋没してしまっている。どちらが優れているということではなく、声質の問題だろう。私はレーマンの歌うリートが大好きだが、この録音から彼女の威大さはわからない。ボダンツキの勢いのある指揮の魅力はかろうじてわかる。

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  • 2 people agree with this review
     2010/01/29

    聞き応えのする演奏が並んでいる。クーベリックの骨太なブルックナー、白熱的かつ緻密なコンドラシンのフランク、イギリスのオケでは望めない陰影が印象的なコリン・デイヴィスのヴォーン=ウィリアムス、ハルテロスの真摯な歌唱が感動的な「4つの最後の歌」。しかし、特筆すべきはヨッフム指揮のフルトヴェングラー2番だろう。この暗く重い大曲がこれほど深い共感を持って演奏されたのをはじめて聞いた。こんなにいい曲だったのか、と思う人も多いのではないか。

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     2010/01/12

    この盤に38件ものレビューがあることに驚いた。私はシューマンの交響曲が大好きだが、子供のころには評論家からシューマンの交響曲は2流品と書かれ、悲しい思いをした。当時、柴田南雄氏がシューマンのオーケストレーションは決して下手ではない、という論評を書かれ、溜飲を下げたものだ。これだけの注目をシューマンの交響曲が受けること自体が嬉しい。さて、バーンスタインはレコーディング最初期に2番をアメリカ・デッカに録音、最晩年にPMFで来日した時も2番を取り上げたと記憶する。バーンスタインにとっては、シューマンはマーラーと同程度に重要な作曲家であったのではないか。それゆえ、あまりに感情が入りすぎた演奏もある。しかし、シューマンの本質を抉り出したものとして得難いものだと思っている。

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     2010/01/10

    あまり話題に上らないが、名盤だと思います。アルバネーゼ、ビョルリンク、メリルの3人は歌のうまさで最上のものではないでしょうか。第3幕の切実さは胸を打たれます。ペルレアの指揮はシノポリのようなダイナミックで心理描写にたけたものと比べると、過去のものですが、けっして悪くはありません。当時RCAが頻繁に起用していたラインスドルフなどより、はるかにプッチーニの歌に溢れています。54年録音なのにモノなのが残念。

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     2009/12/29

    本番で燃えるミュンシュがスタジオ録音と違うのは当然だが、比較的近い時期のフランス国立放送管とのライヴ(62,63年)ともまるで違うのには驚いた。ortfでは、音楽を煽るもののバランスは押さえられていた。一方今回のものは、やりたい放題。ミュンシュのうなりも凄いが、テンポの激変、超高速の突進についていったオケもたいしたもの。ただ、爆演だが、やりすぎ感も感じる。興奮するが、そうした方向に流れすぎ、「海」「幻想」としてどうなの・・という印象。何度も聞きたい演奏ではない。

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     2009/12/27

    初演時のキャストによる録音。しかし、このディスクの最大の魅力はボーナストラックに入っている作者レッサー夫妻の弾き語りによる「メイク ア ミラクル」が聞けること。レッサーが好きな人には必聴。

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     2009/12/25

    たかさんの書かれていたとおり、バルビローリのセッションだったもの。なるほど歌手にカラヤンファミリーは殆どおらず、しかもオケがSKDなので、カラヤン色の薄い普通のドイツ的な演奏になっている。いやみはないが、もうひとつ盛り上がらないような・・・。歌手では、コロ、ドナートのような傑出した人もいる一方、アダム、エヴァンスらマイスターたちがいまいち。なんにしても、ライナー、クナッパーツブッシュ、ベームのライヴのような白熱さが不足する。ちと巷の評価は高すぎる。

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     2009/12/23

    ワルター/メトとともに、このオペラのベスト演奏といえるもの。まず、キャストが最強力。ロンドンはギャラントで悪の魅力たっぷり。虎の威を借り、いばっては小心者ぶりもさらけ出すクンツのレポレッロもはまり役。ドン・ジョパンニとレポレッロのひっくり返っている演奏もあるが(カラヤンなど)、この主役二人の配置は完璧。女声陣も最高。それぞれの魅力を言い出したらきりがないほど。変幻自在なワルターの指揮に比べ、ベームは実直、職人的だが、シリアスとブッファのコントロールが優れ、デモーニッシュな迫力も凄い。ドイツ語バージョンだが、演奏の優秀さに全く気にならないし、ベームの指揮には合っている。モーツァルト・オペラの最高峰の貴重な記録である。

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     2009/12/15

    フランソワはこれ1枚で不滅である。自由自在のアコーギク、即興的なフレーズ処理など自作を演奏しているかと思えるほど。これほどロマンティシズム溢れる演奏はない。フランソワは出来不出来の激しい人で、どちらかといえばショパンの美感から外れてしまった演奏のほうが多いのだが、これは最高である。フレモーの真っ当な指揮もいい。凡庸という批判もあるが、フランソワがこれだけ好き放題やっていて指揮者も出しゃばってしまったら演奏はこわれてしまっただろう。音質は国内盤のほうだ優れている。

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     2009/11/25

    ナクソスのロイド=ジョーンズによる全集が完成し、比較選択ができるようになったスタンフォードだが、やはり真打ちはハンドリー。じゃがいもみたいな顔のせいか、地味な評価のまま亡くなってしまったこの名指揮者を偲ぶにはうってつけのセットであろう。曲も3番以降の5曲は魅力的であり、ハンドリーのもと、アルスター管弦楽団が素晴らしい演奏を繰り広げている。「俺たちの音楽」という熱さが感じられるところがいい。

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