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TOP > My page > Review List of レインボー
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1 people agree with this review 2023/05/22
ソニーが平成の初め頃に通販で販売したボックス、ホーム・ミュージック大全集の一枚で、よく知られたクラシック曲を収録している。 演奏はブラームスのハンガリー舞曲第5番のみはクリストフ・エッシェンバッハ指揮、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、その他はハリー・ラビノヴィッツ指揮、ロンドン交響楽団である。 大多数を指揮しているラビノヴィッツは1916年に南アフリカはヨハネスブルク生まれで、後にイギリスに移住し同地で音楽を学び、イギリスで活躍した人物。 作曲家としても映画音楽などを残した他、指揮者ではポピュラー系の録音を残している。 この経歴から分かるようにどちらかというとクラシックよりの指揮者ではないようで、現在出ているクラシックCDもこれぐらいである。 本CDは大雑把に言うと前半はワルツとオペラの間奏曲、後半はロシア音楽という組み合わせ。 ラビノヴィッツの演奏は全体的軽めの演奏。 だが、随時で音楽の流れが悪い所も聴ける(レハールのメリーウィドウなど)が、共演がロンドン交響楽団という事もあってだいぶ助けられている。 曲自体は聴きやすい曲ばかりなので、聴き通すのに苦痛はないが、強くお勧めというほどでもないだろう。 録音年は1985年頃と思われ、デジタル録音なので、音質は綺麗。
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0 people agree with this review 2023/05/20
オランダの楽譜出版社、モレナールはLP時代から参考演奏集を出していますが、これはCD時代より発売されているニュー・コンポジッション・コンサート・シリーズの53枚目にあたるCDです。 今回はそれほど規模の大きくない作品を収録しています。 日本ではあまり知られてない作曲家もいますが、モレナールお抱えのベテランも多く、作品の質はなかなかです。 バロックとポピュラーが合体した『ニュー・バロック組曲』は面白い。 今回邦人作曲家の作品は取り上げてないですが、グリーグの十字軍の王シーグル組曲を淀彰が編曲したものが取り上げられています。 演奏は、ホセ・マヌエル・フェレイラ・ブリト隊長指揮、ポルトガル公共治安警察音楽隊。 このバンドは近年モレナールに録音を残しています。 第38集、第49集に続く3度目となる本CDでも大編成ならではの分厚いサウンドと、巧みな表現力に技術力が存分に聴ける。 参考演奏集と言うのはニュートラルな演奏もあるが、これは鑑賞にもいける。 録音はポルトガルのレーベル、アファナウディオが担当している。 吹奏楽系レーベルだけあり、録音は非常に優秀で綺麗に録れている。 収録曲は以下の通り 1~4. バミューダ・トライアングル (ホセ・アルベルト・ピナ) 5~7.組曲『十字軍の王シーグル』(エドヴァルド・グリーグ arr淀彰) 8~10.ニュー・バロック組曲 (テッド・フッゲンス) 11.マカライボの伝説 (ホセ・アルベルト・ピナ) 12~15. PC組曲 (エンニオ・サルヴェラ) 演奏 ポルトガル公共治安警察音楽隊 指揮 ホセ・マヌエル・フェレイラ・ブリト隊長
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1 people agree with this review 2023/05/19
スポットライトというタイトル通り、ソロと吹奏楽というための作品を集めたアルバムとなっている。 こういうアルバムは新曲が多いがこのCDは、クラシック曲からの編曲である。 ウェーバーとドニゼッティのクラリネット小協奏曲や、メンデルスゾーンの2本のクラリネットのための小品、ドゥメルスマンのウィリアム・テル主題の大二重奏曲の様な大変珍しい曲が収録されている他、ツィゴイネルワイゼンではヴァイオリンと吹奏楽という変わった編成のアレンジも聴けます。 尚、2曲だけ骨休め的にバンド単独の曲があります。 演奏はルクセンブルク陸軍軍楽隊と、指揮は2012年に軍楽隊長に就任したジャン=クロード・ブラウン大尉、ゲスト指揮者でバーデン=ヴュルテンベルク州立警察音楽隊の首席指揮者、トニー・ショールの2名が担当しています。 ソリストはバーデン=ヴュルテンベルク州立警察音楽のクラリネット奏、ユリア・シュラークと、ヴァイオリンのリャオ・ハオシンを除いてルクセンブルク陸軍軍楽隊の隊員がソリストをとっています。 ルクセンブルク陸軍軍楽隊は同国を代表する吹奏楽団で、CD録音も多いです。 このCDでも力強いサウンドと柔らかな音楽作りが特徴で、なかなかよいです。 録音はミラサウンドが担当し、ルクセンブルク陸軍軍楽隊練習場にて収録されたもの。 2013年3月9、10日にかけての録音です。
1 people agree with this review 2023/05/18
エリック・カンゼルと、シンシナティ・ポップス・オーケストラによるコンビは、テラークに多数の録音を残しており、これもそんな一枚です。 アメリカの作曲家、アーロン・コープランドの1940年代に書かれた代表的な管弦楽作品を集めた内容です。 冒頭は『市民のためのファンファーレ』で始まりますが、この曲、シンシナティ・ポップスの本体である、シンシナティ交響楽団が初演したもので、名称は違う物の本家による演奏と言えます。 他に入っているのは『ロデオ』『アパラチアの春』『静かな都市』『ビリー・ザ・キッド』です。 カンゼル、シンシナティ・ポップスの演奏はアメリカのオケらしいストレートな演奏。 ノリもよく、軽めの演奏この辺りはアメリカらしい活き活きとした好演奏でしょう。 録音は1989年から1995年にかけて録音されたもので、時期は飛ぶものの、テラークらしい優秀な録音です。 コープランド入門に最適な一枚といえます。
0 people agree with this review 2023/05/17
ベルギーの楽譜出版社ハファブラが発売している自社の楽譜の参考演奏集、ハファブラ・ミュージックの21枚目です。 演奏はアド・ホック・ウィンド・オーケストラ、指揮は1曲目と11曲目のみハーディ・メルテンス、他はゲルハルド・スポルケンです。 選曲は参考演奏集らしく様々なジャンルを寄せ集めたものとなっており、その殆どはクラシックや映画音楽の編曲が大半を占めており、新曲は前記のメルテンス他、デリク・ブージョワとベテランのペンによる作品で、地味だけど曲の外れはない様に思います。 演奏のアド・ホック・ウィンド・オーケストラは録音用に集められたメンバーによる団体ではありますが、ベルギーの軍楽隊等で活躍している一流のプロを中心とした団体のため、その実力はなかなか高い。 例えばシンス編曲のフィンランディア等十分鑑賞用としても聴ける出来だと思う。 録音はもう少し良ければ良かったが。 尚、録音年の記載はないため不明ですが、2005年の新譜のため同年頃ではないかと思われます。 ライナーには演奏メンバー表及び制作スタッフの記載及び、今までハファブラが出したアド・ホック・ウィンドオーケストラのCDの宣伝が載っています。
5 people agree with this review 2023/05/16
ユージン・オーマンディが、コロムビアに録音したモノラル音源を纏めたボックスもの。 オーマンディは幅広いレパートリーで知られているが、本CDでも定番どころはもちろん、何度も録音したシュトラウス・ファミリー(本ボックスにも何枚か取り上げられている)やオペラの全曲、同時代のアメリカの作曲家の新曲等々、様々な作曲家の作品が取り上げられておりうち、なんと152曲が初CD化というもの。 これはこのボックスの売りの一つだろう。 この時代のオーマンディは後年の端正なサウンドに加えて、速めのテンポをとっている曲が多い。 そのため、のちに録音がある曲でもこちらの方が良いと言う演奏も多く、これもこのセットの聴きどころの一つ。 オーマンディ以外の指揮者の録音も意外と多く、ミトロプーロスやワルターと言った有名人から、カストン、ヒルスバーク、オコンネル、トムソン(この人は作曲家として知られるが)といった今では無名の指揮者の演奏も収録されており、なかなか楽しい。 録音年の割にどれも音は悪くない。 加えて大変丁寧なボックスの作り。 解説書はカラーな上、録音データ等も記載されている。 当時のデザインをそのまま復刻した紙製ケース(但し2枚以上を纏めたものは片方のみ、それ以外は解説書に収録)にCDは収録され、CDのデザインもSP盤を模したものだが、ちょっとどれも同じに見えるのが難点だろうか。 尚、ソニーミュージック・ジャパン出荷分のみ、オーマンディの研究家市川幹人氏によるライナーノーツが付いており、その熱いオーマンディへの文は必読。 購入から聴き通すのに約2年程かかったが、非常に満足度の高いボックスであった。 決して安いとは言えないが、興味を持っている人は是非ともおすすめする。
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0 people agree with this review 2023/05/15
ロシアの作曲家、リムスキー=コルサコフの管弦楽作品集です。 アメリカのレーベルであるVoxが発売したもので、同社の音源から集められたもの。 時折スター級の演奏者の音源もあったりするVoxですが、知名度の低い演奏家の音源も多かったりします。 この盤もそうで、知名度は低いながらなかなか魅力溢れた演奏が多いです。 1枚目は組曲『見えざる町キーテジと聖女フェヴォローニャの物語』で、リチャード・カップ指揮、フィルハーモニア・フンガリカの演奏です。 カップはアメリカの指揮者で、自身が設立したフィルハーモニア・ヴィルトゥージなどの室内管弦楽団を振った録音で知られ、フルオケの録音は珍しいのでは無いかと思いますが、ケルジェネツの戦いの表現力は見事で、聴き所の一つ。 組曲『ムラダ』『5月の夜』『クリスマスイヴ組曲第2番』及び2枚目の『3つのロシア主題による序曲』『伝説』は、オトマール・マーガ指揮、ボーフム交響楽団の演奏です。 マーガはチェコ出身の指揮者で、日本にも来日しています。 ボーフム交響楽団1971年から1982年まで指揮者を務めていたようでその間の録音でしょう。 素朴で真面目なドイツ的とも言える演奏で、悪くありません。 有名なムラダの貴族の行進の打楽器が鳴った演奏や、弦楽器を歌わせたロシア主題の序曲や、伝説等マイナー系の作品に良い演奏が多いです。 2枚目の3曲目は、歌劇『サトコ』で、ミルトン・ケイティムス指揮、シアトル交響楽団の演奏。 ケイティムスはアメリカの指揮者で長らくシアトル交響楽団の音楽監督を務めましたが、CDは非常に少なくこの音源は貴重なもの。 ただ、この演奏は特筆すべき事のない普通の演奏です。 2枚目4曲目は『ピアノ協奏曲』で、Voxの看板ピアニスト、マイケル・ポンティがソロを取り、リチャード・カップ指揮する、ハンブルク交響楽団が伴奏を務めます。 比較的マイナーなリムスキーのピアノ協奏曲ですが、本演奏はポンティの高い表現力と技術力もあり、この曲の好演奏のひとつと言えるでしょう。 カップとハンブルク交響楽団の伴奏も悪くない感じ。 5曲目は『2つのロシア主題による幻想曲』で、アーロン・ロザンドのヴァイオリンと、ルイ・ド・フロマン指揮、ルクセンブルク放送管弦楽団による演奏で収録されたもの。 ロザンドのヴァイオリンはまずまずと言ったで、意外とオケの方がよく鳴っているが、知られざるこの作品を聴くには問題ない水準。 録音年代は1960年代から1970年代頃ではないかと思うが、そこそこのホールトーンもあり問題なく聴ける。
0 people agree with this review 2023/05/14
オランダの楽譜出版社、モレナールの参考演奏集です。 本CDは79枚目にあたるもの。 参考演奏集という事もあり、新作はもちろん、行進曲やポピュラー作品 と多彩なジャンルの作品を収録している。 近年モレナールの参考演奏集のCDはポルトガルのレーベル、アファナウディオと手を組みポルトガルの吹奏楽団を起用、このCDもポルトガル空軍軍楽隊の演奏で収録されています。 指揮者はアントニオ・マヌエル・カルドーソ・ロサド大尉です。 世界的に見て空軍の軍楽隊は歴史が新しいバンドが多く、その分陸軍や海軍の軍楽隊に比べて多彩なレパートリーを誇っているバンドも多いのですが、このポルトガル空軍軍楽隊も、オマージュの様な吹奏楽の定番の行進曲はもちろん、レオナルドの夢のような新作オリジナル、6~8曲目のポピュラー作品など多彩で幅広い表現力と技術力で聴かせてくれます。 参考演奏だけではなく、鑑賞用としても聴けるでしょう。 録音もなかなか良い。 尚、日本では2022年の新譜扱いですが、本国での発売は2019年だったようで、録音年もその頃だと思われます。 最後に収録曲です。 1.レオナルドの夢 (サウル・ゴメス・ソレル) 2.ORYZA (ラモン・ガルシア・イ・ソレル) 3.マレフィセント (ジェームズ・ニュートン arrエリック・ローゼンドン) 4.ホラ・ハデラ (ハーム・ヤン・シュンケル) 5.オマージュ (マイケル・ガイスラー) 6.ガーデン・パーティー (エイソール・ガイアーソン arrロレンツォ・ボッチ) 7.愛のテーマ (バリー・ホワイト arrロレンツォ・ボッチ) 8.アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール (ロジャー・ウォーターズ arrロレンツォ・ボッチ) 9.2本のトランペットの協奏曲 (ゾラン・ローゼンダール) 10.サマータイム (ジョージ・ガーシュウィン arr和田直也) 演奏 ポルトガル共和国空軍軍楽隊 指揮 アントニオ・マヌエル・カルドーソ・ロサド大尉
1 people agree with this review 2023/05/13
アメリカのレーベルVOXが発売した、ロシアの作曲家の作品集。 LP時代に発売された2枚のアルバムを纏めて一枚にした物らしい。 まず最初はボロディン作品集で、オトマール・マーガ指揮、フィルハーモニア・フンガリカの演奏。 『交響曲第2番』『中央アジアの草原にて』を収録している。 マーガはチェコ生まれの指揮者で、来日経験もある。 録音としてはこのVOXへの録音もしくは、コロセウムに入れたニュルンベルク交響楽団との録音で知られているだろうか。 このボロディンは、交響曲は重厚とも軽いとも言えないサウンドと、意外な程テンポが動く個性的な演奏。 こう言うタイプの演奏は、この曲ではほぼない。 中央アジアもそんな感じで途中の管楽器の音色が聴きどころ。 一流ではないが、マイフィヴァリット的な演奏と言えるだろう。 イヴァノフ『コーカサスの風景』グリエール『赤いけしの花』は、ジークフリート・ランダウ指揮、ウェストチェスター交響楽団の演奏で収録されたものです。 指揮者ランダウはドイツ生まれのアメリカの指揮者ですが、録音はVOXに知られざる管弦楽作品集と協奏曲の伴奏を吹き込んでいるぐらいのマイナーな指揮者です。 ウェストチェスター交響楽団は詳細不明の団体ですが、アメリカに同名の地名があるので、そこのオケでしょうか。 決して悪くはないのですが、両曲とも全体的にオケの非力さが目立ちます。 一応両曲とも他に録音があるため、必ず聴くべき演奏とは言えませんが、ロシア水兵の踊りは勢いがありこれはこれで面白い。 録音は1960年代から1970年代頃と思われ、VOXらしく平板な音質。
0 people agree with this review 2023/05/12
ポール・ダニエル指揮、イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニアの演奏でナクソスに入れたウォルトンのアルバムの一枚だ。 ウォルトンと言えば王冠や宝玉と杖の様な機会音楽の行進曲が最も有名であるが本CDはその手の行進曲と珍しい管弦楽作品をカップリングしたアルバムです。 収録曲は『スピットファイアから前奏曲とフーガ』『協奏交響曲』『ヒンデミット主題による変奏曲』『英国諸国民の歴史の行進曲』である。 ピアノを伴った協奏交響曲やヒンデミット主題による変奏曲、英国諸国民の歴史の行進曲は初めて聴いたが、なかなかの作品でウォルトンの卓越したオーケストレーションが光る。 ダニエルとイングリッシュ・ノーザン・フィルはどれも高い演奏を聴かせてくれるが本CDでもそう。 ドノホーのピアノと共演した協奏交響曲やヒンデミットでの流れるような音楽作りは見事だし、スピットファイアの前奏曲では金管をしっかり鳴らし(派手にならないのがイギリス的)その後弦楽のメロディを品よく奏て、フーガに入りクライマックスへ持っていくこの演奏は実に素晴らしいし、最後に収録された英国諸国民は王冠をややコンパクトにした様な作品で、こちらも気品のあるサウンドが聴きどころだ。 録音も悪くなく、ウォルトン入門にも良いのではないか。
1 people agree with this review 2023/05/11
このCDはデ・ハスケ社の2014年の新譜集です。 デ・ハスケがハルレナードの傘下になってから参考演奏集は2枚組で発売される事が殆どですが、アリゾナのタイトルのこれもそう。 主に1枚目はシンフォニックな作品を、2枚目にはライトな作品を収録している。 演奏者が複数いる編集盤であり、簡単にそれぞれの団体について感想を書こうと思う。 まずCD最大の登場を誇るのが、アントワープ・ウィンズ(指揮:ユリ・ブリアト)である。 2枚目に登場し、CDには団体の詳細な記載がないためあまり詳しくはわからないが、あまり規模は大きな団体ではないようで、正直に言えば演奏もそこまで上手くないが、収録曲はライトで軽い聴きやすい曲も多くそこまで酷い演奏はない。 同じく2枚目のみに登場するのが、ドイツ連邦軍軍楽隊(指揮:クリストフ・シャイブリング中佐)で、こちらは2曲のみの演奏であるが、硬いドイツらしいサウンドを聴かせながら安定した演奏を聴かせてくれる。 1枚目、2枚目両方に登場するのはデ・ハスケの参考演奏を多数手がけた、オランダ王立陸軍ヨハン・ヴィレム・フジョー軍楽隊(指揮:テイメン・ボトマ少佐、ジョルジュ・モロー、ケヴィン・ホーベン)で、現隊長のボトマ少佐のタクトもありますが、ホーベンとモローの客演指揮者の演奏も多いです。 2005年の合併当初はサウンドに迷いがありましたが、ここでは数年経っているからか、どれも芯のある演奏、楽器もよく鳴り、冒頭のドスのファンファーレを聴くとよくわかるでしょう。 1枚目のみ登場するザクセン・ウィンド・アンサンブル(指揮:トーマス・ドス)は日本ではライプチィヒ放送吹奏楽団と言えば通りが良いだろうか。 ここでは2曲のみだがオッフェンバックの『美しきエレーヌ』の演奏は流石だろう。 ミッドウエスト・ウィンズは1枚目、スパークが編曲した『コルディッツ・マーチ』のみ。 アントワープと同じ感じだが、演奏はまずまず。 尚、これのみ指揮者の記載はない。 録音は新しいだけあり悪くない。
1 people agree with this review 2023/05/10
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニックが録音した、コープランドの管弦楽作品集です。 収録されているのは、『アパラチアの春』『ロデオ』『ビリー・ザ・キッド』『市民のためのファンファーレ』と言ったもので、コープランドの交響曲を別にした代表曲を収録したものです。 バーンスタインとコープランドは親交があったらしく、演奏は大変見事なもの。 手兵ニューヨーク・フィルハーモニックを存分に鳴らし、この時期のバーンスタインらしいヤンキー気質を全面に出した元気でノリの良い演奏は、まさに名盤ふさわしい出来だと言えます。 もちろん、コープランド入門にもおすすめ。 また市民のためのファンファーレは、一般的に演奏されるバージョンではなく、交響曲第3番のアレンジで録音された珍しいもので、これなどバーンスタイン節が炸裂しています。 録音は1959年から1966年までですが、年代を考えれば特に問題ない音質です。
0 people agree with this review 2023/05/09
ウクライナの国民的作曲家、ボリス・リャトシンスキーは5つの交響曲を書いたが、本CDはその後期の交響曲、『交響曲第4番』とスラヴ風の副題を持つ『交響曲第5番』を収録している。 演奏は、ローランド・バーダー指揮、クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団によるもの。 リャトシンスキーの作品集といえばナクソスにクチャルが残した音源が有名であるが、このCDもほぼ同時期に録音されたもの。 同時期と言ってもこちらの方が新しく、この後録音はされてないと思うので4番、5番とも最新の録音という事になる。 指揮者のバーダーはドイツ出身で、日本にも来日、また大学で教えていた事もあるようだ。 結構録音を残しているのだが、ほとんどがマイナーなレーベルなためイマイチ知名度は低い。 クラクフ・フィルとは1980年代にシェフとなって以来このコンビでの録音が多い。 演奏は4番は、至って平凡な演奏だが、5番はなかなか良く、やはり同じスラヴ圏のオケだけあり、共鳴する部分があるのかもしれない。 1994年録音、音質良好。
0 people agree with this review 2023/05/08
オランダの楽譜出版社、モレナールが発売するニュー・コンポジッション・コンサート・シリーズの1枚。 56枚目にあたるこのCDは近年モレナールで活躍が目立つ作曲家の比較的規模の大きな作品を集めた内容となっています。 新曲4曲に加えてクラシック編曲1曲の5曲を収録しています。 新作は個人的に良いと思う作品が多く、ピアスの英雄は何度でも立ち上がるや、スウィッガーズの天照大神の伝説等はなかなか良いかと思います。 演奏はジョアン・アフォンゾ・セルケイラ大尉指揮、ポルトガル共和国国家警備隊音楽隊である。 このバンドは1838年にまで起源を遡る事が出来る歴史あるバンドだそうで、ポルトガルの他の吹奏楽団と同じく大編成バンドです。 本CDでもその大編成ならではのサウンドが特徴的で、軍楽隊らしいパワー全開なブラスや巧みな表現力が聴きどころです。 タイトルのわが祖国は実は全曲ではなく、モルダウのみですが、これは指揮者セルケイラ大尉の編曲で、つまり編曲者による自作自演です。 録音はポルトガルの吹奏楽レーベル、アファナウディオが担当しており、吹奏楽系の録音では優秀と言える録音です。 尚、録音年や録音場所の記載はありません。 最後に収録曲と作曲家は以下の通り 1.ハ・ダ・ダー (カルロス・ペリセール) 2.天照大神の伝説 (エリック・スウィッガーズ) 3.英雄は何度でも立ち上がる (アンドリュー・ピアス) 4.チテス (ルイス・カルドーゾ) 5.モルダウ (ベトルジハ・スメタナ arr.ジョアン・アフォンゾ・セルケイラ) 演奏 ポルトガル共和国国家警備隊音楽隊 指揮 ジョアン・アフォンゾ・セルケイラ大尉
0 people agree with this review 2023/05/07
ビゼーのオペラ『カルメン』全曲盤。 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン交響楽団の演奏で1954年に録音されたもの。 劇場での演奏ではなく演奏会形式で録音されたライヴ録音。 歌手陣はなかなか豪華で、シミオナートにゲッダ、ギューデンと当時のスター歌手が並ぶ。 カラヤンのカルメンといえばRCAのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を振った音源と、DGのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を振った音源が知られているが、このCDの様なライヴ録音もあり、この録音の翌年にミラノ・スカラ座管弦楽団を振ったライヴ録音などがCDになっている。 最も古いこの録音は後年には見られない推進力があり、演奏自体はなかなか良い。 特に第2幕のジプシーの歌はシミオナートの熱演も合わさって名演と言える。 メンブランのこのCDは、やや曇ったところもあるが、比較的楽器の音が良く聴こえて、年代の割には良い方と言った録音である。 尚、演奏者はCDにはウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団となっているが、他の同音源のCDは全てウィーン交響楽団演奏、ウィーン国立歌劇場合唱団となっているので、そちらが正しいものと思われる。 デジパック仕様。
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