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Review List of ユローヂィヴィ 

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     2017/09/10

    『吟遊詩人の調べ』とあるから、ギター片手に詩を歌っているのかと思ったが、ギター独奏曲だった。

    吟遊詩人をイメージしたギター曲集だ。
    もの寂しい曲で、ギターという楽器にぴったりだ。

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     2017/09/09

    ソヴィエト時代、グルジアに生まれたアブラミャン。
    『24の前奏曲』はそれほど技巧的ではなく、全体的に穏やかでロマンチックな作品だ。

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     2017/09/09

    退廃音楽と思って聴くよりも、単にサクソフォンとピアノのための作品集と思って聴いた方が楽しめるように思う。

    ユダヤ人であったり、政治的な理由などで退廃音楽のレッテルを貼られ、前衛的な、実験的な音楽というわけではない。

    ガルの『組曲』はどちらかと言うと軽い感じで、シュールホフの『ホット・ソナタ』にはジャズの影響(ジャズの直接的な雰囲気はない。)が感じられる。

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     2017/09/08

    スペインの文化芸術のルーツの一つであるイスラム文化の影響を知ることが出来る面白いアルバムだ。
    近現代の作曲家、ロドリーゴやモンポウ、ファリアの作品も収録している。
    (ガルシア・ロルカは詩人と思っていたが、作曲もしたのだろうか?)

    歌だけでなく、タンブール、ネイ、ケメンチェ、カーヌーンなどの楽器の即興(即興曲か?)も収録されている。

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     2017/09/07

    ニールセンの交響曲はとてもエネルギッシュでユーモアもあり、たいへん魅力的だ。

    クチェルの指揮もヤナーチェク・フィルの演奏も素晴らしい。
    このコンビでシベリウスは交響曲全集を録音して欲しい。
    名演奏を聴かせてくれるのでは。

    録音も透明感があって綺麗だ。

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     2017/09/07

    これは単なる珍しい作曲家の作品ではなく、演奏会のレパートリーに並ぶ価値のある作品だ。

    さりげなくアルメニアの民族音楽の香りがするのがいい。
    『8つの前奏曲 Op.48』の第4曲はアルメニアの祭りの風景のようだ。

    ステパニアンのピアノ作品は心を落ち着かせたい時に聴くのがいいかもしれない。

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     2017/09/05

    失礼ながら期待以上の演奏だった。
    名盤と言ってもいいかもしれない。

    ロシア・フィルハーモニック管弦楽団もヤブロンスキーの演奏もナクソスでいくつか聴いていたが、この録音が一番印象に残った。

    ミャスコフスキイの美しい協奏曲に対し、ヴァインベルクの協奏曲は力強い。

    ヴァイオリンのイリヤ・グルーベルトは初めて知ったが、とても味わい深い演奏を聴かせてくれる。
    ヴァイオリンの音もとってもいい。

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     2017/09/05

    シャンドス・レコードでのヤルヴィとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の録音はいくつか聴いていたが、シャンドスの音質のためか、もうひとつパワー不足というか、ヤルヴィの指揮にオーケストラが付いてきていないように感じていた。

    しかし、この交響曲第4番を聴いて、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の底力を思い知った。
    第1楽章の暴力的とも言える力強い音楽を余すことなく表現している。

    特にヤルヴィの指揮が素晴らしいと感じたのは第3楽章だ。
    物語の種明かしをするように、巧みにモチーフを聴かせてみせる。

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     2017/09/05

    『3つの小品』の第1曲の美しいこと。まるで夢の世界を描いているようだ。

    『ピアノのための4つの小品』の第3曲は泉をイメージしていて、とても印象的な曲だ。

    『12の新しい練習曲』は技術的な練習よりも、一曲一曲の性格の違いを弾き分ける練習になりそうだ。

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     2017/09/05

    『ピアノ・ソナタ第2番』の第1楽章ではラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のような所があった。
    革命や戦争で祖国から離れた亡命ロシア人としての哀しみ、ノスタルジーが溢れているようだ。

    『幼年時代より』は、タイトルからも想像出来るように穏やかな音楽で、秋の夜長に流したい音楽だ。

    『10のピアノ練習曲』でピアノを練習したらピアノがもっと好きになれるはずだ。
    中にはメランコリックな曲調もあるが
    、全体的にはロマンチックで美しい曲が並んでいる。

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     2017/08/21

    カール・ライスターとフェレンク・ボーグナーによるフランス近代クラリネット作品集。

    これは名盤です。

    ライスターのフランス音楽というのはどうなのかと、聴くまではピンと来なかったが、プーランクのソナタのクラリネットの第1音でいかにライスターの音楽性が柔軟なのかを思い知った。

    ベルリン・フィルでフランス音楽の名曲を数多く演奏してきた経験が蓄積されているのだろう。

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     2017/08/21

    なかなか興味深い作品だ。

    第1番も第2番も終楽章は明るく、フランス音楽のような洒落た部分もある。

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     2017/08/21

    R.シュトラウスのオペラ第1作目の『グントラム』の貴重な録音。

    物語からも、音楽からも、ドイツならではのロマンチックな世界がひろがっている。

    シュトラウス自身による台本で、特に物語からはワーグナーの影響があまりにも強く感じられるが、音楽はとても美しい。

    女性指揮者のイヴ・ケラーは珍しい録音を残していて、なかなか興味深い指揮者だ。この録音は彼女の名盤ではないだろうか。

    この時期、CBS/SONYではオペラ全曲の録音をハンガリー国立交響楽団や国立歌劇場と制作しているが、なぜハンガリーなのだろうか?
    しかも、この『グントラム』では合唱団にハンガリー陸軍合唱団を起用しているというのも面白い。
    歌劇場合唱団があるはずなのに。

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     2017/08/21

    バルトレッティはプッチーニが作曲した歌手たちによるドラマだけでなく、オーケストラが描く情景までを丁寧に演奏している。

    これまで『ジャンニ・スキッキ』以外は印象が薄かったが、バルトレッティの指揮で聴くと『外套』も『修道女アンジェーリカ』も忘れがたいものに感じられた。

    『外套』ではセーヌ河の夕暮れと船での貧しい生活が音楽に表され、『修道女アンジェーリカ』では、悲しくも美しい音楽に心奪われた。

    フレーニの三役の歌い分けも素晴らしいが、バルトレッティの指揮とフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の演奏が特に素晴らしい。

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     2017/08/21

    リヒテルには、やはりロシアの作曲家の作品が合っていると、このBOXを聴いていてつくづく思った。

    チャイコフスキイの『四季』など絶品だ。ショスタコーヴィチの『24の前奏曲とフーガ』も全曲録音して欲しかった。

    特に印象に残ったのはストラヴィンスキイのピアノとオーケストラのためのムーヴメンツ、スクリャービンのエチュード、ミャスコフスキイのピアノ・ソナタ第3番だ。

    ラフマニノフの6つの合唱曲でピアノ伴奏をしているのが珍しい。

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