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　2025/06/08

名手が聴かせる音楽が各作品に光を当て、輝いている。この楽器の可能性を引き出した演奏であり、見事である。伴奏とのアンサンブルも緊密で十分に楽しめる。

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　2025/06/07

ニ短調の始まり、低弦に乗ったシンコペーションのリズムから耳を奪われる。ソロも過度にロマンティックにならず、曲を弾き進め、オーケストラによく呼応した表現を見せる。ティンパニがよく効き、しまりを見せている。イ長調も丁寧で、急ぎすぎずに弾いており、極上の演奏となっている。熟練の演奏者同士の落ち着いた呼応が大変好ましく、臨場感のある録音も素晴らしい。指揮者の現役最後のセッション録音となったが、このような名演奏が残されたことは、聞き手にとっても幸いである。

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　2025/06/06

きめ細やかで優しさをたたえた演奏。オーケストラは量感もあり、作品の大きさを良く捉えている。レンツの作品では、奥行きのあるソロの響きの妙に、それに呼応するオーケストラの打楽器を中心とする音色に耳を奪われる。

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　2025/06/05

これほどアで各楽器の音色の良さが際立ち、全体の統一感が見事な演奏はなかなかないと思う。ホールの響きも美しく、全曲をあっという間に聞き通せる。

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　2025/06/03

冒頭からお国柄の出た明るい響きに魅了され、熟達の奏者による遅めのテンポでの美しい演奏に聞き入る。オーケストラ作品でも明瞭な響きや距離感のある良い録音であり、ゆったりとした演奏を楽しめる。最後に置かれたパヴァーヌが作曲者自身の速めのテンポにのっとって、清らかに演奏されている。

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　2025/06/03

ひなびた歌唱や演奏を通して当時の生活がしのばれる。混声合唱が後を引くように時間が流れ、ゆったりとした気分にさせてくれる。素朴な器楽演奏も心地よい。

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　2025/06/03

音楽が進む推進力の強さに感心する。変化に富む表現で時間が短く感じられる。未完のフーガが演奏された後、コラールが響き、これまでの張りつめた空気が柔らかくほぐされる。

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　2025/06/02

冒頭のハイドンから魅力的な表現と音で耳をそばだたされる。他の曲も高い水準で弾かれており、奏者の魅力を感じる。音楽性にあふれる類まれな奏者であると感じた。

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　2025/06/01

柔和でセンチメンタルなイメージが付きまといがちな作曲者像を覆す秀演である。見事なテクニックをひけらかすこともなく、純粋に音楽に没入する姿勢は称賛できる。この奏者は才人であると認識した。

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　2025/05/31

色彩感あふれる丁寧な演奏で、ゆったりと味わえる演奏である。ソロの響きも美しく、良く演奏に溶け込んでsる。オーケストラ好きには、ぜひ聞いていただきたい録音である。

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　2025/05/30

良く歌うスタイリッシュな演奏であり、好感が持てる。しなやかなでアグレッシヴな表現もあり、この曲の新たな一面を聞かせてくれる。序曲や無言歌集も丁寧で美しく歌い、心に残る。

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　2025/05/29

早世したコンサートマスターによる四季であるが、切れ味鋭く、潔い表現もあり、これまでの同合奏団のイメージとは異なる印象を受ける。しかし、情感や演奏のまとまりには、伝統を感じさせる。返す返すも早世が悔やまれる。ブリテンも鮮やかに聞かせる。

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　2025/05/29

良く響く音とゆったりとした選曲で、心にしみわたる。自在に楽器を操っているようで、まさに身体と一つになった演奏であり、感動を覚える。響きをうまく捉えた空間が広がる録音も素晴らしい。

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　2025/05/28

堂々とした内容の協奏曲。押しつけがましさが全くなく、十分に曲の良さが感じ取れる。とりわけ第２楽章は、特筆すべき心にしみわたるものがある。五重奏曲も落ち着いた運びであり、安らぎが味わえる。独奏者のピアニズムがここちよい。

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　2025/05/27

爽快感のある演奏である。各楽器の音が明瞭に響き、演奏会場にいるように感じる。これまでのイマージを一新するかのような明瞭な演奏である。聞き入ってしまった。