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Review List of 一人のクラシックオールドファン 

Showing 1966 - 1980 of 2357 items

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     2009/09/28

    2008年9月に書き込んだレビューを繰り返す事になりますが、NYPOでマーラー交響曲を大半録り終えたバーンスタインはスランプ気味だったのですが1967年突然にVPOとのセッションでのマーラー「大地の歌」リリースには驚きました。CBS〜DECCAとの間でVPO、バーンスタインの双方乗り入れが行なわれCBS側は「ファルスタッフ」制作、DECCAはこの「大地の歌」とモーツアルト交響曲・ピアノ協奏曲制作であったわけですが当時としては画期的なことでした。曲は既に初演者ワルターによる(VPO)名盤があったのですが人生の無常観、寂寥感を李白詩に織り込めマーラーの自白的なものをテノール、バリトン交互に全6楽章を歌い上げるもので、一番格好のついた第1楽章でのテノール・キング、纏まりの悪い終楽章を抑制の効いたバリトン・ディスカーウが印象的に導き、そして中国5音階的楽章・録音とバーンスタインのヨーロッパデビュー盤は最高に新鮮でした !(フォーマット改良盤もあり)

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     2009/09/27

    「クラシックファン」と称している私にとってモテットという分野の宗教曲は事キリスト教文化・文明的素地が甚だ弱いだけに近づき難い時があります。ルネッサンス以降バロック期にかけてのものは勿論古典、ロマン派期に作曲された数々のモテット・・・・本盤に収録(1960年代後半)されているブルックナーのものはこの作曲家と共に指揮者ヨッフムが熱心・敬虔なカトリック信者であることからして彼らの意思たるやを当然感ぜざるを得ないのです。ポリフォニーという技法に乗っているとは言えグレゴリオ聖歌の様な旋法での歌唱に少なくとも素人の私などが分かった様な顔或いは判った様な耳をするのには些か力不足だと思います。それではバッハのミサ曲とかカンタータ、受難曲はどうなのかと言われれば言葉を返せは出来ないのですが・・・馴染み易い旋律や伴奏としての管弦楽の有無が多分大きく作用している様でもあります・・・。モテットではモーッアルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」などが親しみ易くはあるのですがやはり教会という「場」での実用ツールが意識されてしまいます。HMVのレビュー引用にも「この作曲家の背負う伝統と時代の音楽、その関係の所在を考えたくなる。聴き手である我々の位置も含めて。」とあるように少し切り口が違うかもしれませんが私も事モテットに対しては聴き手として単に清澄な世界に浸りきれなく迷っているのが現状です。LPで聴いてはおりましたが未だにその別世界に「迷って」おり片や演奏は本当にヨッフムの意思が伝わって来そうで・・・又録音というビジネスという我々凡人に近いフィルターを濾してはいるものの・・・、私の現対応実力からテ・デウムも含め当面OKランクとさせて下さい。

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     2009/09/26

    バーンスタイン/NYPのマーラー交響曲旧盤は演奏者の確信を持って体当りしている演奏シリーズで概ね私は気に入っています。さて、この第1番「巨人」はこの1960年代の収録シリーズでも満を持しての後半時期1966年の録音でタイム的には第1楽章は普通、第2楽章はゆっくりペース、第3と4楽章は幾分速めな印象。私は同じCBSからのあのワルターの名演がどうしても頭に叩き込まれ本盤に作曲家の若さを認めますが本来のマーラーの粘着質面が却ってスリム化された向きがあり演奏の集中度の割には冷めた面があるのもシリーズで度重ねた収録の一つの成果かも・。

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     2009/09/26

    今現在でも200種盤以上(HMV)あるモーツアルト「レクイエム」という宗教曲は(勿論他の曲もそうですが)特に曲の成立ち経緯からも演奏アプローチの切り口のみならず聴く側・・・少なくとも私にとってこの曲を聴く折の心構え・覚悟というかそんな積極的なものでなくて聴いて受ける気持ちにより大いにその意義は変わってくると思われます。心を鎮める演奏もあれば曲(死)の官能性に酔える演奏であったり逆に「死」への恐怖というか「死」への哀悼を軸足に感じる演奏なのか、そもそもこの曲を聴くと不吉な事が起きるのではないかと・・・様々であります。ワルターにはこの曲古くは1937年VPOとの録音があったそうですが、モーツアルト生誕200年にあたる1956年に集中して録音が残されております。A→1956/3ライブでのNYPO、B→1956/6やはりライブでのVPO、C→1956/7スタジオでのVPO、そして1958/3珍しいCSOとのライブなどであり何といってもワルターなれば演奏の違いはあってもVPOとのものが記念碑的ではあるでしょう。私はLP中心に聴いていたのですが参考までにタイムデータ(出典は様々の盤で秒単位で多少の差はあると思いますしカウントトラックは最初と最後は各2つを合わせております)を提示させていただきますとA→@8’14A1’40B3’52C2’17D5’58E2’41F3’18G4’36H5’37I1’49J6’03K10’04・・計56’09 B→@9’50A1’51B3’57C2’18D6’11E3’04F3’30G4’46H6’04I1’55J5’37K10’26・・計59’29  C→@8’41A1’51B4’01C2’21D6’13E3’02F3’20G4’40H5’39I1’47J5’21K10’03・・計56’59  となっております。独唱陣の違いもありますがややタイムの長いとカウントされたBのVPOライブ盤は出だしはっきりしないモヤモヤ気味なのが徐々にVPOの弦の美しさが発揮もされワルターの真摯情熱が万全とは言えない音質からも伝わってきます。一方CのVPOスタジオ盤はやはりスタジオでの余裕というか細かい処にも神経が行き届いてはいますが渾身的な「流れ」はやや薄らいでいる様に思いました。AのNYPOのものは演奏時期としてこれらの盤では一番早期なものですがライブの割りに演奏という作業に徹底した・・・やはりアメリカビジネスライク?に近いイメージで聴きました・・・別にそれが悪いというのではなくワルターのこの曲への打ち込みでは一層客観的演奏なのかなぁということで続くVPOとの演奏のカタドリ的位置付けだったかもしれませんね。CSOのものは未聴です。いずれにしてもどういうスタンスでこの曲を聴くかでワルターのこれらの名演に意義のある時間を過ごせることとなるのでしょう。ここではレクイエムを主に書き込みました、私は別盤で聴いております交響曲の方は後年のコロンビアSOとのより覇気と主体性あるNYPOとの演奏と思いました。

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     2009/09/26

    今現在でも200種盤以上(HMV)あるモーツアルト「レクイエム」という宗教曲は(勿論他の曲もそうですが)特に曲の成立ち経緯からも演奏アプローチの切り口のみならず聴く側・・・少なくとも私にとってこの曲を聴く折の心構え・覚悟というかそんな積極的なものでなくて聴いて受ける気持ちにより大いにその意義は変わってくると思われます。心を鎮める演奏もあれば曲(死)の官能性に酔える演奏であったり逆に「死」への恐怖というか「死」への哀悼を軸足に感じる演奏なのか、そもそもこの曲を聴くと不吉な事が起きるのではないかと・・・様々であります。ワルターにはこの曲古くは1937年VPOとの録音があったそうですが、モーツアルト生誕200年にあたる1956年に集中して録音が残されております。A→1956/3ライブでのNYPO、B→1956/6やはりライブでのVPO、C→1956/7スタジオでのVPO、そして1958/3珍しいCSOとのライブなどであり何といってもワルターなれば演奏の違いはあってもVPOとのものが記念碑的ではあるでしょう。私はLP中心に聴いていたのですが参考までにタイムデータ(出典は様々の盤で秒単位で多少の差はあると思いますしカウントトラックは最初と最後は各2つを合わせております)を提示させていただきますとA→@8’14A1’40B3’52C2’17D5’58E2’41F3’18G4’36H5’37I1’49J6’03K10’04・・計56’09 B→@9’50A1’51B3’57C2’18D6’11E3’04F3’30G4’46H6’04I1’55J5’37K10’26・・計59’29  C→@8’41A1’51B4’01C2’21D6’13E3’02F3’20G4’40H5’39I1’47J5’21K10’03・・計56’59  となっております。独唱陣の違いもありますがややタイムの長いとカウントされたBのVPOライブ盤は出だしはっきりしないモヤモヤ気味なのが徐々にVPOの弦の美しさが発揮もされワルターの真摯情熱が万全とは言えない音質からも伝わってきます。一方CのVPOスタジオ盤はやはりスタジオでの余裕というか細かい処にも神経が行き届いてはいますが渾身的な「流れ」はやや薄らいでいる様に思いました。AのNYPOのものは演奏時期としてこれらの盤では一番早期なものですがライブの割りに演奏という作業に徹底した・・・やはりアメリカビジネスライク?に近いイメージで聴きました・・・別にそれが悪いというのではなくワルターのこの曲への打ち込みでは一層客観的演奏なのかなぁということで続くVPOとの演奏のカタドリ的位置付けだったかもしれませんね。CSOのものは未聴です。いずれにしてもどういうスタンスでこの曲を聴くかでワルターのこれらの名演に意義のある時間を過ごせることとなるのでしょう。

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     2009/09/26

    今現在でも200種盤以上(HMV)あるモーツアルト「レクイエム」という宗教曲は(勿論他の曲もそうですが)特に曲の成立ち経緯からも演奏アプローチの切り口のみならず聴く側・・・少なくとも私にとってこの曲を聴く折の心構え・覚悟というかそんな積極的なものでなくて聴いて受ける気持ちにより大いにその意義は変わってくると思われます。心を鎮める演奏もあれば曲(死)の官能性に酔える演奏であったり逆に「死」への恐怖というか「死」への哀悼を軸足に感じる演奏なのか、そもそもこの曲を聴くと不吉な事が起きるのではないかと・・・様々であります。ワルターにはこの曲古くは1937年VPOとの録音があったそうですが、モーツアルト生誕200年にあたる1956年に集中して録音が残されております。A→1956/3ライブでのNYPO、B→1956/6やはりライブでのVPO、C→1956/7スタジオでのVPO、そして1958/3珍しいCSOとのライブなどであり何といってもワルターなれば演奏の違いはあってもVPOとのものが記念碑的ではあるでしょう。私はLP中心に聴いていたのですが参考までにタイムデータ(出典は様々の盤で秒単位で多少の差はあると思いますしカウントトラックは最初と最後は各2つを合わせております)を提示させていただきますとA→@8’14A1’40B3’52C2’17D5’58E2’41F3’18G4’36H5’37I1’49J6’03K10’04・・計56’09 B→@9’50A1’51B3’57C2’18D6’11E3’04F3’30G4’46H6’04I1’55J5’37K10’26・・計59’29  C→@8’41A1’51B4’01C2’21D6’13E3’02F3’20G4’40H5’39I1’47J5’21K10’03・・計56’59  となっております。独唱陣の違いもありますがややタイムの長いとカウントされたBのVPOライブ盤は出だしはっきりしないモヤモヤ気味なのが徐々にVPOの弦の美しさが発揮もされワルターの真摯情熱が万全とは言えない音質からも伝わってきます。一方CのVPOスタジオ盤はやはりスタジオでの余裕というか細かい処にも神経が行き届いてはいますが渾身的な「流れ」はやや薄らいでいる様に思いました。AのNYPOのものは演奏時期としてこれらの盤では一番早期なものですがライブの割りに演奏という作業に徹底した・・・やはりアメリカビジネスライク?に近いイメージで聴きました・・・別にそれが悪いというのではなくワルターのこの曲への打ち込みでは一層客観的演奏なのかなぁということで続くVPOとの演奏のカタドリ的位置付けだったかもしれませんね。CSOのものは未聴です。いずれにしてもどういうスタンスでこの曲を聴くかでワルターのこれらの名演に意義のある時間を過ごせることとなるのでしょう(マーラー交響曲第4番も好きな曲ですが本盤の演奏は聴いておりません)。

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     2009/09/25

    今現在でも200種盤以上(HMV)あるモーツアルト「レクイエム」という宗教曲は(勿論他の曲もそうですが)特に曲の成立ち経緯からも演奏アプローチの切り口のみならず聴く側・・・少なくとも私にとってこの曲を聴く折の心構え・覚悟というかそんな積極的なものでなくて聴いて受ける気持ちにより大いにその意義は変わってくると思われます。心を鎮める演奏もあれば曲(死)の官能性に酔える演奏であったり逆に「死」への恐怖というか「死」への哀悼を軸足に感じる演奏なのか、そもそもこの曲を聴くと不吉な事が起きるのではないかと・・・様々であります。ワルターにはこの曲古くは1937年VPOとの録音があったそうですが、モーツアルト生誕200年にあたる1956年に集中して録音が残されております。A→1956/3ライブでのNYPO、B→1956/6やはりライブでのVPO、C→1956/7スタジオでのVPO、そして1958/3珍しいCSOとのライブなどであり何といってもワルターなれば演奏の違いはあってもVPOとのものが記念碑的ではあるでしょう。私はLP中心に聴いていたのですが参考までにタイムデータ(出典は様々の盤で秒単位で多少の差はあると思いますしカウントトラックは最初と最後は各2つを合わせております)を提示させていただきますとA→@8’14A1’40B3’52C2’17D5’58E2’41F3’18G4’36H5’37I1’49J6’03K10’04・・系56’09 B→@9’50A1’51B3’57C2’18D6’11E3’04F3’30G4’46H6’04I1’55J5’37K10’26・・計59’29  C→@8’41A1’51B4’01C2’21D6’13E3’02F3’20G4’40H5’39I1’47J5’21K10’03・・計56’59  となっております。独唱陣の違いもありますがややタイムの長いとカウントされたBのVPOライブ盤は出だしはっきりしないモヤモヤ気味なのが徐々にVPOの弦の美しさが発揮もされワルターの真摯情熱が万全とは言えない音質からも伝わってきます。一方CのVPOスタジオ盤はやはりスタジオでの余裕というか細かい処にも神経が行き届いてはいますが渾身的な「流れ」はやや薄らいでいる様に思いました。AのNYPOのものは演奏時期としてこれらの盤では一番早期なものですがライブの割りに演奏という作業に徹底した・・・やはりアメリカビジネスライク?に近いイメージで聴きました・・・別にそれが悪いというのではなくワルターのこの曲への打ち込みでは一層客観的演奏なのかなぁということで続くVPOとの演奏のカタドリ的位置付けだったかもしれませんね。CSOのものは未聴です。いずれにしてもどういうスタンスでこの曲を聴くかでワルターのこれらの名演に意義のある時間を過ごせることとなるのでしょう(本盤テ・デウムも聴いておりません)。

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     2009/09/25

    今現在でも200種盤以上(HMV)あるモーツアルト「レクイエム」という宗教曲は(勿論他の曲もそうですが)特に曲の成立ち経緯からも演奏アプローチの切り口のみならず聴く側・・・少なくとも私にとってこの曲を聴く折の心構え・覚悟というかそんな積極的なものでなくて聴いて受ける気持ちにより大いにその意義は変わってくると思われます。心を鎮める演奏もあれば曲(死)の官能性に酔える演奏であったり逆に「死」への恐怖というか「死」への哀悼を軸足に感じる演奏なのか、そもそもこの曲を聴くと不吉な事が起きるのではないかと・・・様々であります。ワルターにはこの曲古くは1937年VPOとの録音があったそうですが、モーツアルト生誕200年にあたる1956年に集中して録音が残されております。A→1956/3ライブでのNYPO、B→1956/6やはりライブでのVPO、C→1956/7スタジオでのVPO、そして1958/3珍しいCSOとのライブなどであり何といってもワルターなれば演奏の違いはあってもVPOとのものが記念碑的ではあるでしょう。私はLP中心に聴いていたのですが参考までにタイムデータ(出典は様々の盤で秒単位で多少の差はあると思いますしカウントトラックは最初と最後は各2つを合わせております)を提示させていただきますとA→@8’14A1’40B3’52C2’17D5’58E2’41F3’18G4’36H5’37I1’49J6’03K10’04・・系56’09 B→@9’50A1’51B3’57C2’18D6’11E3’04F3’30G4’46H6’04I1’55J5’37K10’26・・計59’29  C→@8’41A1’51B4’01C2’21D6’13E3’02F3’20G4’40H5’39I1’47J5’21K10’03・・計56’59  となっております。独唱陣の違いもありますがややタイムの長いとカウントされたBのVPOライブ盤は出だしはっきりしないモヤモヤ気味なのが徐々にVPOの弦の美しさが発揮もされワルターの真摯情熱が万全とは言えない音質からも伝わってきます。一方CのVPOスタジオ盤はやはりスタジオでの余裕というか細かい処にも神経が行き届いてはいますが渾身的な「流れ」はやや薄らいでいる様に思いました。AのNYPOのものは演奏時期としてこれらの盤では一番早期なものですがライブの割りに演奏という作業に徹底した・・・やはりアメリカビジネスライク?に近いイメージで聴きました・・・別にそれが悪いというのではなくワルターのこの曲への打ち込みでは一層客観的演奏なのかなぁということで続くVPOとの演奏のカタドリ的位置付けだったかもしれませんね。CSOのものは未聴です。いずれにしてもどういうスタンスでこの曲を聴くかでワルターのこれらの名演に意義のある時間を過ごせることとなるのでしょう。

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     2009/09/25

    今現在でも200種盤以上(HMV)あるモーツアルト「レクイエム」という宗教曲は(勿論他の曲もそうですが)特に曲の成立ち経緯からも演奏アプローチの切り口のみならず聴く側・・・少なくとも私にとってこの曲を聴く折の心構え・覚悟というかそんな積極的なものでなくて聴いて受ける気持ちにより大いにその意義は変わってくると思われます。心を鎮める演奏もあれば曲(死)の官能性に酔える演奏であったり逆に「死」への恐怖というか「死」への哀悼を軸足に感じる演奏なのか、そもそもこの曲を聴くと不吉な事が起きるのではないかと・・・様々であります。ワルターにはこの曲古くは1937年VPOとの録音があったそうですが、モーツアルト生誕200年にあたる1956年に集中して録音が残されております。A→1956/3ライブでのNYPO、B→1956/6やはりライブでのVPO、C→1956/7スタジオでのVPO、そして1958/3珍しいCSOとのライブなどであり何といってもワルターなれば演奏の違いはあってもVPOとのものが記念碑的ではあるでしょう。私はLP中心に聴いていたのですが参考までにタイムデータ(出典は様々の盤で秒単位で多少の差はあると思いますしカウントトラックは最初と最後は各2つを合わせております)を提示させていただきますとA→@8’14A1’40B3’52C2’17D5’58E2’41F3’18G4’36H5’37I1’49J6’03K10’04・・系56’09 B→@9’50A1’51B3’57C2’18D6’11E3’04F3’30G4’46H6’04I1’55J5’37K10’26・・計59’29  C→@8’41A1’51B4’01C2’21D6’13E3’02F3’20G4’40H5’39I1’47J5’21K10’03・・計56’59  となっております。独唱陣の違いもありますがややタイムの長いとカウントされたBのVPOライブ盤は出だしはっきりしないモヤモヤ気味なのが徐々にVPOの弦の美しさが発揮もされワルターの真摯情熱が万全とは言えない音質からも伝わってきます。一方CのVPOスタジオ盤はやはりスタジオでの余裕というか細かい処にも神経が行き届いてはいますが渾身的な「流れ」はやや薄らいでいる様に思いました。AのNYPOのものは演奏時期としてこれらの盤では一番早期なものですがライブの割りに演奏という作業に徹底した・・・やはりアメリカビジネスライク?に近いイメージで聴きました・・・別にそれが悪いというのではなくワルターのこの曲への打ち込みでは一層客観的演奏なのかなぁということで続くVPOとの演奏のカタドリ的位置付けだったかもしれませんね。CSOのものは未聴です。いずれにしてもどういうスタンスでこの曲を聴くかでワルターのこれらの名演に意義のある時間を過ごせることとなるのでしょう。

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     2009/09/24

    アーノンクールのバッハ世俗カンタータ二曲ですがまだ彼が大量生産に入る前?か 比較的私は受け入れ出来ました。BWV208は元々リリングのものが特に喜びに溢れた合唱がポイントで気に入っております(リリングBWV208の項参照)。このアーノンクール盤では特にBWV210農民カンタータのソプラノアリアが演奏全体のセカセカした雰囲気を和らげこのカンタータの趣旨に合致した曲運びは素晴らしいものです。アーノンクールは他のバロックスタートの指揮者同様レパートリーを拡げ過ぎて焦点が定まらない時期もあったようですが大分改善されたのでしょうか、どこの世界も生き抜くのは厳しくなってきていますね。

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     2009/09/23

    私はLSOとの第8番とIPOとのスラブ舞曲、スメタナ「モルダウ」が収録されたCDで聴いています。大変私には覇気のある素晴らしい演奏と思われます。実はLP時代第9番「新世界」をVPOとの盤(1961年収録)で長く聴いておりこの新世界を買った途端LSOとのドヴォルザーク交響曲シリーズ(1962年以降収録)が発売され如何にビジネスでも何か割り切れぬ複雑な気持ちがしてケルテスのLSO新世界は避け第8番はセル/CLO盤で止まっていたのですがフトした機会に冒頭述べたCDを購入、厳しいセルの演奏とは違う味わいに触れた次第です。その内またLSOとの「新世界」も聴いてみたいと思っております。

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     2009/09/22

    リリングが手兵シュトットガルト・バッハ合奏団、合唱団、独唱者を連れての大阪でのこのレクイエム実演を聴いたのは1991年3月で同年末彼が録音するレヴィン版ではありませんでした。コンサートの印象は当時から彼のバッハカンタータに接していた私にとっては予想範囲内で幾分厚めの温もりのあるモーツアルト・ジュースマイヤー版「レクイエム」でした。このCDも1978年?録音ながらアプローチは不変で例えばリヒター盤とは対極位置にあるような演奏で正直もう少し厳しさというかメリハリが欲しいと思うのは贅沢?素晴らしい盤には違いありません。

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     2009/09/21

    私はLP時代からの聴き継ぎです。どうしても題名からの印象を語らざるを得なくなるのですが1954年にライブ録音された第4番「イタリア」はトスカニーニ決定盤で透き通る青空を描くように全楽章覇気のある演奏は彼の指揮による他曲では得てして力む趣向と異にしている自然さが快いです。一方1953年収録の第5番もアプローチは同じなのですが曲自体から展開されるM.ルーテルのテーマはトスカニーニの責任ではありませんが少し私にはしんどくなります。モノラル録音は本盤の仕様改善で更に明晰に聴ける処理がされており素晴らしい盤と言えるでしょう。

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     2009/09/20

    私自身トスカニーニのワンパターン演奏にもうひとつ馴染めないものがありました。しかしLPではありますがこのCDと同じ演奏のものを聴いていてCDでは1941年収録盤を聴いているのですが誤解を恐れず申しますと得てして情緒過多に演奏されるブラームスをこれだけ熱意を維持しながらオケをきっちりコントロールし、第1番は終楽章コーダでのティンパニーに工夫をプラスするなどそしてモノラル故の迫力も手伝ってどちらも貴重な記録となっています。本盤は仕様改善もあり音質が更に向上されているでしょうし少なくとも演奏は最高盤と言えるでしょう。

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     2009/09/20

    トスカニーニのブラームス交響曲第1番の1941年収録分は1951年収録と基本的には変化はありません。タイム的にも両演奏トスカニーニらしく各楽章殆ど同じで流石という感じです。第1楽章での彼の凝縮力の中の管楽器の工夫と終楽章でのクライマックス付近のティンパニーの追加は本盤の方が効果あるように聴こえます。又、私はこの演奏で造形力ある第2楽章が特に気に入っています。古い録音なのに聴き易くなっています。ブラームスの穏やか面を見せるセレナードも若さが欲しいとは言え結構で全体最高ランクとします。

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