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Review List of レインボー 

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     2014/06/29

    ロマン派時代に活躍したドイツの作曲家、ロルツィングの代表曲の一つがこの『ウンディーネ』
    全曲は2時間近くかかる曲ですが、このCDは聴き所のみを収録したハイライト盤です。
    そのため全曲聴くのはしんどいが、さわりを聴いてみたいと言う人にはぴったりでしょう。
    演奏は、ヴィルヘルム・シュヒター指揮する、ベルリン交響楽団で、手堅い演奏でしょう。
    歌手はショック、クッシェを初めドイツ語圏で当時人気の高かった歌手を起用しており、歌唱面でも問題ありません。
    録音も年代を考えれば聴きやすい音質です。

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     2014/06/28

    芥川也寸志のオーケストラ作品集。
    エローラ交響曲は、ウィリアム・ストリックランド指揮、インペリアル・フィルハーモニー管弦楽団、トリプティークと交響管弦楽のための音楽は森正指揮、東京交響楽団の演奏です。
    いずれの曲も初演間もない1950年代の録音のようですが、交響管弦楽の音楽等はフレッシュでエネルギーに溢れた好演で古さを感じさせませんし、オケもかなり良く鳴っていて良い演奏です。
    また音質もこれまた年代のわりには良い水準で聴きやすいです。

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     2014/06/27

    オーストリア放送の音源からウィーンの作曲家による軽い作品を集めたCD(型番CD38〜CD40)の中でもこのCDはポピュラータッチな音楽を集めた物でカール・グレル指揮、ウィーンゾリステン管弦楽団の演奏で収録されています。
    この団体、CDジャケットの写真を見れば分かるのですが、小さなオケにギターやピアノ等が入る、分かりやすく言うなら歌謡曲のバックのオケのような編成です。
    収録された曲は上記の通り、ポピュラー音楽やムード音楽、ジャズといったジャンルの曲調が多くBGMとして聴く分には良いと思います。
    グレルの編曲も多く自作自演もあります。
    演奏は不足ありません。
    録音年代はバラバラですが、音質はどれも聴きやすい音質です。

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     2014/06/26

    このCDに収録された『釧路湿原』は1993年に書かれた作品で、釧路でラムサール条約締結国会議が行われるのを記念して釧路市から委嘱された作品との事。
    4つの楽章に夏秋冬春の副題がついている。
    このCDは唯一の音源のはずで、大友直人指揮する、新星日本交響楽団の演奏で収録されている。
    演奏は普通といった所だか作品を知るには問題ないと思う。
    ただ収録時間のわりにフルプライスというのは割高感はある。

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     2014/06/25

    激安CDを多数だしているメンブラン・レーベルのボックスシリーズの一枚。
    ドイツのテノール歌手、ルドルフ・ショックの音源を集めたCDです。
    ショックはオペラ以外にもオペレッタからポピュラーまで幅広いジャンルで活躍したので、このCDにはポピュラーからオペラまで様々なショックが楽しめる一枚となっています。
    録音年代は1950年代前後が多いのですが、ショックの全盛期の頃の録音で、充実しているしオペレッタは特に上手い。
    また共演している指揮者も懐かしい名前が多く、ヴィルヘルム・シュヒターやヴィルヘルム・シュテファン、中にはリリーマルレーンの作曲者として有名なノルベルト・シュルツェの指揮もある。
    録音はノイズ等も少なく全体的に聴きやすくなっているが、数曲不満があるのもある。
    とは言え廉価でここまで聴けるのだから素晴らしい。

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     2014/06/24

    吹奏楽のための交響曲を集めたウィンド・オーケストラのための交響曲シリーズは、画期的なシリーズで全5枚発売されましたが、この5枚目、つまり最後のCDは邦人作曲家に作品を集めたCDです。
    昨今、邦人作品は多数書かれていますが、シンフォニーというのはまだまだ珍しく、このCDのオリジナル盤が発売された当時はもっと珍しかったのではないかと思います。
    収録された作曲家は、保科洋と長生淳の吹奏楽界で著名な人物による曲で、どちらの曲も(吹奏楽では)シリアスな曲です。
    演奏しているのは大阪市音楽団、指揮は木村吉宏で、実は収録曲はこの団体の為に書かれたと言う事もあってか、シリーズの中でもかなり良い演奏です。
    録音はEMIらしいく、不鮮明な所もありますが、まぁ問題ないのではないでしょうか。

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     2014/06/23

    一時期リリースされていたフォンティクの邦人作曲家シリーズの中の一枚で、伊福部昭の管弦楽曲を集めた物。
    演奏は著名なアマチュア団体、新交響楽団と、作曲家、芥川也寸志の指揮。
    アマチュア団体の中でも高い実力を持つ事で知られる団体の演奏だけあって、芥川のタクトの下、情熱的な演奏が聴けます。
    収録曲全てが名演とは言えないとは思いますが、悪くはない演奏です。
    時折弦を初めとする楽器の鳴りに不満もなくはないのですが・・・
    ライブ録音で、オケ物の録音としては平板なのが残念です。

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     2014/06/22

    ウィーン小放送管弦楽団による演奏で収録されたこのCDは、特定の一人の作曲家の作品ばかりではなく何人かのウィーンの作曲家によるライトな作品を集めた物で、ワルツ、タンゴ、マーチ、ギャロップといった聴きやすい作品を収録しています。
    第1集に比べて、ポピュラー音楽、ムード音楽調の曲調の曲が多く、レトロな雰囲気が出ています。
    指揮者は何人かがふっていて自作自演もあったりしますが、どの方も肩の凝らないリラックスした楽しい音楽を聴かせてくれます。
    恐らくは放送用の音源として録音されたのか、録音年代のわりには音質はまずまずです。

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     2014/06/21

    フォスターミュージックのコンクール自由曲集も、これで6枚目となりましたが、やはりこのCDも邦人作曲家一色の選曲で、今をときめく流行の作曲家の新作勢揃い!といったような選曲です。
    そのためか、作品の出来は色々であって、個人的に福島弘和の曲は、安ぽい映画音楽のような作品で合いませんでした。
    アレンジ物は今回、コンクールでは使えなそうなマーラーの交響曲第5番の1楽章が収録されました。
    良くも悪くもフォスターらしいという選曲ですが、曲に魅力がないためかいまいち楽しめません。
    フォスターのHPを見てたら、『リシルド序曲』とか面白そうな楽譜あるのですけどね・・・
    演奏は例年と同じく、海上自衛隊東京音楽隊が、指揮は隊長の河邊一彦2等海佐、加養浩幸によります。
    昨年、ユニバーサルから出したCDがヒットし、今年の4月にはノルウェーのミリタリー・タトゥーに参加する等、多方面に活躍している東京音楽隊ですが、このCDは参考演奏と言う事もあってか、ニュートラルな演奏が多いです。
    加養浩幸のタクトの曲にそのような曲が多いように思います。
    一番良い演奏なのは、『白鳥の湖によるパラフレーズ』です。
    録音はまあ、吹奏楽CDのほうでは良いと言って良いでしょう。

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     2014/06/20

    ドイツのオペラ作曲家で、ロマン派時代に活躍したロルツィングの代表曲の一つが、このCDに収録されたオペラ『ウンディーヌ』です。
    このCDは1989〜1990年にかけて、クルト・アイヒホルン指揮、ケルン放送管弦楽団の演奏で収録された音源で、アイヒホルン最晩年の録音という事もあってか、若い頃のように推進力にあふれた演奏ではないのが残念ですが、手堅くまとまっており、十分楽しめます。
    歌手も世界的大スターこそいない物の、安定した歌を聴かせてくれます。
    録音から25年たっている物の、音質は良い。
    加えて廉価シリーズでの発売(そのかわり歌詞、台詞の記載はなし、ジャケットは簡素)なので価格が安いのも嬉しい所。
    このオペラの全曲のファーストチョイスにもいける、優良な一枚だと思います。

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     2014/06/19

    1980年代、伊福部の作品が盛んに演奏されるようになってきた頃、山田一雄指揮、新星日本交響楽団の演奏で録音された音源。
    いずれもライブ録音で、日本狂詩曲は日本初演、ラウダ・コンチェルタータは初演時の物のようだ。
    演奏はいつもの山田節というか、火がつくまで平凡だが、火がついたら燃焼度の高い演奏で、これは日本狂詩曲を聴けばよく分かると思う。
    安倍圭子と共演したラウダ・コンチェルタータも白熱した演奏。
    ただし、録音がいまいちなのが残念。
    当時のライブ録音としてはこんな物なのかもしれないが。

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     2014/06/18

    東芝EMIが1990年代半ばにリリースしていたウィンド・オーケストラのための交響曲シリーズの一枚。
    このシリーズ、吹奏楽のために書かれた交響曲を集めたというありそうでなかった貴重なシリーズです。
    この第4集は現代アメリカの作曲家による作品を収録したCDです。
    演奏は大阪市音楽団、指揮は木村吉宏。
    全体的にはプロらしく安定した演奏が聴けます、一番収録曲で有名な『メキシコの祭り』はわりと平凡に感じましたが、『ストーンヘンジ』は充実した演奏ではないかと思います。
    EMIらしく、録音はちょっとボケた所がありますが、音質は良いほうでしょう。

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     2014/06/17

    芥川也寸志が東京交響楽団をふって録音した自作自演集。
    交響曲第1番とトリニタ・シンフォニカが収録されています。
    両方とも後に新交響楽団に再録していますが、旧盤のこちらの方が良い演奏で、溌剌とした勢いの良い快演が聴けます。
    オケのほうも大変充実した音を出していて、隠れた名演奏でしょう。
    録音は1963年ですが思っていたよりかは良い音質でした。

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     2014/06/16

    日本人の作曲家としては未だにファンも多い伊福部昭。
    その伊福部の独奏楽器とオケのための曲を集めたのがこのCDです。
    井上道義指揮、東京交響楽団の演奏でライブ収録された物です。
    録音の加減もあると思いますが、ちょっと弦が細く感じる所があるのは残念ですが、なかなかの熱演で素晴らしいです。
    リトミカ・オスティナータを別にすれば録音もそう多くないはずで、この盤は貴重な一枚と言えるでしょう。

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     2014/06/15

    このCDは2002年9月20日、ルツェルンでのライヴ録音された物で、パトリツィオ・エスポジト中佐指揮、イタリア空軍軍楽隊の演奏で収録されたCD。
    前半はヴェルディの『レニャーノの戦い』レスピーギ『ローマの噴水』と続きエスポジト中佐の自作自演やショウのクラリネット協奏曲(ファブリツィオ・ノーリのクラリネット)再びクラシックになり、ロッシーニ『ウィリアム・テル』バーンスタイン『キャンディード』ヴェルディの『凱旋行進曲』で締めるというプログラム。
    演奏曲の大半はイタリア物と言う事もあり、素晴らしく見事で壮麗なサウンドもカラビニエリを彷彿とさせて良い。
    録音も良好。
    なかなか聴き応えのある一枚だった。

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