Symphony No.6 : Teodor Currentzis / Musicaeterna
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林檎太郎 | 長野県 | 不明 | 22/December/2018
遅ればせながら聴いてみたが、なるほどたしかに新しい個性の発露という点では、際だった演奏を聴かせてくれている。しかし、このダイナミックレンジは、実演の聴感を伝えるものなのか、ひどく疑問を感じる。演奏者も含めた意図的なものだとするならば、それには賛同できないというのが正直な気持ちだ。実演に触れてみたい。3 people agree with this review
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ゆりぞう | 兵庫県 | 不明 | 24/November/2017
えらいもん聴いてしもうた。もう他の悲愴が生ぬるくて聞けんがな。3 people agree with this review
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ゲゲゲアサ | 神奈川県 | 不明 | 07/April/2020
チャイコフスキーの交響曲第6番の録音の難しさは「第一楽章」のクラリネットからバス・クラリネットの4つの音への受け渡しが一つのクラリネットで演奏されているかの如く録音されているかである。ppppppからffへの録音レヴェルは100dBの差となる。これをどう録音するかが、演奏とは別に録音の良し悪しとなる。このCDではバス・クラリネットの4つの音は聞き取れない。もし、バス・クラリネットの音を聞こうとしてボリュームを上げれば、ffのレヴェルが大きすぎて、椅子から転げ落ちる。現在の録音技術ではそれほど難しくない録音がこのCDではできていない。このCDをお買いになる前に、ペトレンコ、ベルリン・フィル をお聞きになることをお勧めする。2 people agree with this review
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辛党兼甘党 | 広島県 | 不明 | 14/February/2020
モーツァルト聴く限りでは、チャイコフスキーもこれまでの慣習や先入観に基づく解釈を取っ払った、新鮮な演奏を聴くことができると期待しておりましたが…楽譜にない恣意的操作をやりまくり、ここぞでテンポを落として演歌もかくやというほどに歌う。確かに凄まじく強烈で、ハマる人はどハマりしそうですが、私の期待と真逆すぎて笑ってしまいました。誰でもいいからチャイコフスキーの交響曲をもっとスコア通りに演奏してほしいのですが。一度スコア見てほしいですよ。いかにテンポ指定が守られていないか、細かなアーティキュレーションがシカトされてるか、連綿と続く慣習に基づく解釈が続いているかがわかります。別に慣習に基づくことが悪いわけではないです。慣習を別の言い方に変えれば伝統です。それもとても大事なことなのは間違いないのですが、少なくともモーツァルトのオペラを先入観にとらわれず戦闘的に演奏したクルレンツィスにこれは求めていませんでした。期待してただけにショック。あと、音が最新録音にしてはかなり不自然で気になりました。レンジが広すぎます。通常フォルテシモだとマスクされる音も聴こえてきます。2 people agree with this review
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風とライオン | ZIMBABWE | 不明 | 04/May/2018
>私も一聴して揺さぶられた口だが、愛聴してきたマゼール クリーブランドに戻ったら、マゼールとオケに心底圧倒された。 音楽の全てで次元が違うのである。 ←マゼールのチャイコごときに感心出来る様な人間はクラシックよりAKBでも聞いてろと思うよ?(笑)。それはさて置き、クルレンツィスはあらゆる伝統のしがらみから解き放たれた自由な演奏といって良いだろう。それゆえ古臭い演奏の様式にとらわれた人間には理解出来ないのだろうな。俺も今までで古今東西あらゆるチャイコは聴いてきたが、この演奏を聴いて初めてチャイコの第6を理解出来た気がする。今まで大仰な音響効果や安っぽいセンチメンタリズムに彩られた大向う受けを狙った通俗名曲でしかないと思っていた「悲愴」交響曲からこれほど生々しく熱いドラマを引き出したクルレンツィスの手腕は天才的という他ない。しかも欧米のトップ・オーケストラでなく、ロシアの田舎の歌劇場の座付きオーケストラを使ってこれだけの演奏が成し遂げられたというのは奇跡とすら思える。ただこの演奏はあまりに面白すぎて他の演奏が聴けなくなるという弊害もあるな。最近もユロフスキの全集から第6を聴いたが、普通過ぎてかったるくなってすぐ聴くのを止めてしまった。ユロフスキも良い指揮者だが常人と天才の差は歴然。2 people agree with this review
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Amadeo | 神奈川県 | 不明 | 16/April/2018
この曲の演奏にありがちな贅肉がそぎ落とされ、聴いていて気持ちいいとさえいいたくなるくらい、納得感のある悲愴です。 何かほかの指揮者と違うことをしようとしているわけではなく、楽譜に忠実に行こうとした結果がほかの演奏と違うだけなのではないか。強拍・弱拍の扱いも理にかなっており、恣意的というよりはむしろ、作曲家の意図に近づいたいるのないかと感じました。全体を通じて弛緩することがなく、非常に高い緊張感を保った名演と思います。2 people agree with this review
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風信子 | 茨城県 | 不明 | 20/November/2017
アフロディテかムースか ミューズの横顔が浮かび上がる神秘のディスク マルティノンの”悲愴”の洗礼を受けたわたしは ムラヴィンスキーのそれを聴いた時言うに言われぬ齟齬感に苛まれた その表現主義を是としながらも 何かチャイコフスキーを超えてしまった処で演奏が成立しているような違和感と言ったらいいだろうか またあの疼きが巡ってこようとは思わなかった 予感はあったものの出会ってしまうとやはり衝撃を受けた クルレンツィス&MEの”悲愴”はムラヴィウスキー&LPOの演奏を凌駕する精度と広大さを持って現れた ベートーヴェンが打ち立てたデュナーミクの表現力を駆使した交響曲の追求がここに極まった感を受ける だが どうしたのだろう あの”悲愴”を初めて聴いた日 この世の美も悲も夢も懊悩も一度に知った日 生涯に一人という運命の娘に出会った日 あの日の何もかもが綯い交ぜになってこの身に降り注いだ驚き 喜怒哀楽凡てが胸にふあれた後の余韻が見つからない 崩れ去る 雪崩れ落ちる 舞い落ちる弦楽に涙がこぼれない 何故だろう わたしが年をとったからか この凄演お聴きになっては如何2 people agree with this review
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fi-di | 愛知県 | 不明 | 24/October/2023
もう、人のおススメで買うのは金輪際やめようと思ったきっかけになった。演奏がエキセントリックでおもしろいのは納得できる。でもそこではなくて、「録音もクリアーでなかなかよい」というご意見に完全に騙された。「どこがやねん!!」とツッコみたくなる。音の「質」のことではなく、ステージングのなさのことを言っている。どうしてヴァイオリンの塊と同じところでティンパニーが鳴るのだろう。どうしてトランペットが耳元みたいな至近距離で鳴るのだろう。ホールトーンはほとんどなく、楽器の直接音をマルチマイクで拾いまくって、適当に左右にちりばめた、ポピュラー音楽と同じサウンドステージの作り方。このエンジニアはどういうセンスをしているのか。やたらティンパニだけはドロドロとうるさい。極めつけは最終楽章の幕切れ付近の、ミュート付きのトランペットの音。あれはウケようとして、あんなベーッという音で、至近距離で何度も鳴らすようにミキシングしたんだろうか。それともクルレンツィスの指示なのか?パロディ? 別にこの曲に特別な思い入れも固定観念もないが、アコースティックな楽器をホールで聴いているのと同じ感覚で聴きたいと願う、まっとうなクラシックファンとしては、サウンドが幻滅過ぎだろう。これを推奨している音楽雑誌のライターは、パソコンくらいでしか音楽を聴いてないんじゃないかと思った次第である。1 people agree with this review
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saitaman | 埼玉県 | 不明 | 23/October/2022
なんだ、これは。非常に変わった演奏である。まるでギリシャ悲劇かイタリアオペラか。これは好悪分かれるわ。悲愴の録音は無数と言ってよいほどあるし、コンサートでも当たり前に聴いてきたが、これは異演である。変すぎる。でも、ムチャクチャ面白い。普通の悲愴を聴きたければ、ロシア的にこだわるならムラヴィンスキーを筆頭にいくつもあるし、ロマン派正当スタイルならカラヤンはじめ星の数ほど名演がある。今さら似たような演奏を量産したって大して意味が無い。グレン・グールドのバッハだってバッハだし、テオドールの悲愴だって悲愴である。普通の悲愴にこだわる人にはおススメしない。0 people agree with this review
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beckology | 兵庫県 | 不明 | 15/June/2020
曲自体が好きなので聞いてみましたが、自分的にはムラヴィンスキーやロジェストヴェンスキーがあれば良いという感想でした。0 people agree with this review
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