Piano Concertos Nos.20, 25 : Argerich(P)Abbado / Orchestra Mozart
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うーつん | 東京都 | 不明 | 22/February/2014
アリゲリッチをなだめて(?)ようやく登場したモーツァルトの協奏曲。昔、F.グルダを楽しく思い出すためのコンサートで彼女の弾くK466を生で聴いて「良くも悪くもアルゲリッチらしい」と感じたことを思い出しつつ聴いてみた。 アルゲリッチの「剛」とアバドの「柔」の調和を愉しむCDだ。ピアニストはモーツァルトでもお構いなしに自分の流儀を貫く。とはいえ時折垣間見せる柔らかなタッチがまた魅力。カデンツァは手綱を離したとたん走ってゆく奔馬のごとし。 アバドはそんなアルゲリッチをそっと、だが的確にサポートする。K466、503の両曲ともベストのCDとは思えない。それでもアルゲリッチのピアノを聴くために、またはアバド指揮によるしなやかな演奏を愉しむためにこれからも聴き続けることだろう。こんな好演を遺したアバドに感謝。 もうすこし余裕があったらピリスといれたK466&595も買って聴き比べをしてみたいものだ。3 people agree with this review
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