Mahler (1860-1911)

CD Mahler: Symphony No.5

Mahler: Symphony No.5

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  • ★★★★☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  01/August/2011

    例によってのへヴィー級の演奏。一歩一歩踏みしめるように進む1・2楽章は、全体に陰鬱そのものの雰囲気。だがそれは「哀しみ」というような感情ではなく、ただただ内に秘めた「憾み」のような想念だ。3楽章もその重さを引きずり、牧歌的な開放性を持たず、レントラーが「象の踊り」のようである。ウィーンのホルンの魅力がもっと感じられるとよかったなあ。アダージェットはウィーンフィルの弦の絶美を堪能できます。おおきなうねりがいかにも豊かな音楽としてあふれます。ロンド・フィナーレはやっぱりここもまだ重い。長いドラマの解決という位置づけではなく、同じムードの中での大曲の最終楽章ということか。開放感も充実感も必ずしも大きい感じはしないなあ。晩年のバーンスタインが到達した第5交響曲観はこういうことになったのですな。個人的には、ちょっと暗め・重めに過ぎるかなあ。ま、でももちろん、実に立派な演奏です。遅いテンポをとるなら(そういう演奏が近ごろ多い)、これくらい、中身をぎっちり詰めこんでくれないといかんなあ。

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  • ★★★★☆ 

    silver  |  東京都  |  不明  |  06/June/2011

    第五楽章、ホルンが失敗しております。これがなければ最高の演奏なのだが・・・星一つ減。

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  • ★★★★☆ 

    ワルター・メンゲルベルク  |  不明  |  04/February/2008

    バーンスタインが、マーラーと一体化し全身全霊を注ぎ込んだ命懸けの演奏です。最近は、スコアに忠実なだけで中身の乏しい演奏がはびこっています。そういう演奏を好む人の言い分をざっと挙げると「表面的な感情表現を排除している素晴らしい演奏」「感情表現が濃厚なものは破綻する」「曲自体が骸骨のような曲だ」云々。そしてバーンスタインの演奏を「口説い」とこきおろす訳です。嗚呼、何をかいわんや!マーラーは多分に分裂的傾向を持ち、死を痛烈に恐れた人です。彼の人生そのものが曲に表れているのならば、単に理路整然としている訳がありましょうか?感情表現が濃厚な演奏は破綻する云々といいますが、曲そのものが破綻や混沌を描いているのですから、破綻も混沌もなく、人間的感情

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  • ★★★★☆ 

    ジョーカー  |  福島県  |  不明  |  06/September/2006

    重い、とにかく重い演奏だ。しかし、最高に美しい演奏でもある。NPOと比べると、同じ指揮者とは思えない。時間と精神的によほど余裕のある時じゃないと途中で席を離れたくなるほどの大河の流れのようにゆっくりで重厚な演奏だ。まるでチェリビッダケの演奏を聞いているようで非常に疲れる。それにしてもVPOの音は、本当に美しい特に第四楽章のアダージョの美しさは、この曲のベスト1であろう。

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