Tchaikovsky (1840-1893)

CD Sym, 5, : Karajan / Vpo

Sym, 5, : Karajan / Vpo

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  • ★★★☆☆ 

    ほんず内閣総理大臣  |  北海道  |  不明  |  06/April/2014

    70年代の煽りに煽った演奏を憶えている方にしてみれば、ここに聴く演奏は「?」ということになるでしょう。かつては前のめりになるくらいに飛ばした推進力がここにはない。かつてあれほど鳴らしたティンパニもごく普通の鳴らし方。穏やかに、一歩ずつ踏みしめて、時には立ち止まるくらいの想いを抱きつつ、そしてわめかず騒がず、必要なことだけを押さえてゆくかのような、そんなチャイコフスキーの交響曲第5番となりました。晩年の体力の衰えとか何とか、理由の推測はありましょうが、やっぱりこの時のカラヤンはこういう表現で満足したのだと思うのがよいでしょう。カラヤンらしからぬ「ウェットさ」が感じられるのが何とも不思議なところです。また、どうにもウィーンフィルらしい響きや魅力が伝わってまいりませぬ。そこもやや不思議。「何かを超えた後の境地」とでも言いたくなる、独自の存在のディスクですな。録音は優秀。

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  • ★★★☆☆ 

    どぜう  |  東京都  |  不明  |  22/February/2012

    「宇野候補」さんが仰るように、悪い演奏ではない、70年代の輝かしいサウンドに比べて温かみもあるのだが。しかし、やはり、あのトランペットの押し出されようはどう捉えたらよいのか。晩年WPhと組んだ一連の録音(チャイコフスキー後期3大、ドヴォルザーク8番9番、ブルックナー7番8番など)はこの傾向が強い。なので、強奏の部分は目をつぶって、2楽章や3楽章に目を向けると、静かながら内に秘めた、そして哀感(諦念とも言うのかな)ある弦の調べを聴くことができる。何より、ドラマがあるのだ。そして、この音が、万人を魅了したカラヤンの音楽の特徴であり、その意味において、この盤に耳を傾けることは決して浪費ではないと思う。(私見で恐縮だが、カラヤンは壮年期、デッカでWPhとチャイコフスキーのバレエ音楽を録音している。管弦のバランスもとれていて惚れ惚れする名演なのだが、ひょっとすると、このとき得た感触を晩年のDGとの一連の録音に持ち込もうとしたのだろうか・・・いや、無知・邪推の域を出ないのだろう、識者のご意見を聞いてみたい。)

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  • ★★★☆☆ 

    長州連合  |  山口県  |  不明  |  19/July/2009

    演奏はきれいにまとまっていて何も注文はない。SHM-CDの効果も良くも悪くも当の本人が聴き取れればそれでいい。僕が持っているベルリンフィル(EMI盤)は約49分だが、この盤では約48分と1分速くなっている。ただ、1つ気になることがあるけど、カラヤンはどうして相性の良いベルリンフィルじゃなくて、ウィーンフィルを起用したのか? その答えが僕にはいまいち理解不明。だから、もう少しということで星3つと評価した。

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