Eine Alpensinfonie: Karajan / Bpo
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一人のクラシックオールドファン | 兵庫県 | 不明 | 07/January/2011
R.シュトラウス作品に積極的な収録を行なっていたカラヤンには珍しい最初の「アルプス交響曲」は1980年(カラヤン72歳の頃)BPOを振っての精緻に手練手管を弄した出来上がり・・・演奏タイム51’00・・・になっております。この曲と言えばご御他聞にもれず私もケンペ指揮のもので注目した者ですがカラヤンの丁寧な本演奏はオーケストラ能力を最大限に発揮させつつ進んで行きますが私には何か以前聴いたカラヤンの同作曲家作品演奏の運びを想起させその上手さを認めつつ新鮮さは感じられませんでした。この22曲からなる作品を自然風景描写というより同じニーチェ発端である「ツァラ・・・」(1973年BPO)の様なアプローチに感じさせる処にひょつとしたらその要因があるのでは?・・・。「夜」〜「日の出」スタートのBPOのややくすみ勝ちな重厚な響きは今一そのまま展開部では単純な迫力感に結びつかないのにはカラヤン演奏のある意図を読み取らなければとも思いました。カウベルの鳴らし方も「嵐」のウィンドマシーンも野趣性が無いかわり流石「頂上にて」は豪快剛直に山を愛したカラヤンらしく鳴りきっています。「日没」〜「夜」に到る過程ではエピソード場面をからませながらの弱音もポルタメント気味で絶妙です。確かに聞かせ上手ないつもの変わらぬカラヤン演奏なのですがもう少し若かった頃の収録ならば素直に受け入れ出来たかもしれないという天邪鬼さで本演奏を現段階で百パーセント乗り切る能力は私にはまだなのかもしれません。なお、カラヤンの「アルプス交響曲」にはこの収録後1981年ライブ盤やその他も出ましたのでこれらでその辺りひょっとしたら分かって来るのかもしれませんね。素晴らしいランクにしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)0 people agree with this review
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名古屋の鉄 | 愛知県 | 不明 | 12/September/2009
非常にすばらしい演奏です。 できれば1970年代のカラヤンの演奏が聴きたかった。 サンダーマシンなどの出来はいまひとつ。 全般にはハイティンク版の方がお勧めです。 デジタル初期のDGの録音もいまひとつ関心しません。 結論⇒演奏はExcellent、それ以外が不満です。1 people agree with this review
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Engage 1 | 千葉県 | 不明 | 23/July/2006
同コンビのHolstの惑星で、カラヤンは前VPO版とは違うアプローチを見せているが、こちらも独創性の追及と、一方でそれが単なるこれ見よがしには決して終わらない精緻な音楽作りがカラヤンの凄さを表している。壮麗なAlpineである。AlpineはKempe+SKD、Previn+VPOそしてこのカラヤン盤を持ちたい。後はショルティがバイエルンを振ったものも!0 people agree with this review
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伊東洋輔 | 神奈川 | 不明 | 08/March/2006
たしか鈴木淳史サンが近著のなかでカラヤンの壮大な音楽作りを冷笑し、そのサンプルとしてこの演奏をとりあげていたが(・・よね?)、まあそういいたくなるのも解らないではない。逆に云えばそれだけ立派な演奏だという証拠。だって作品自体はハッキリ云って下らない、どうって事もない曲なのに、これだけ華やかに振っちゃうんだもの、やはり大変な人だったのですよ、カラヤンという男は。なおライヴDVDと比較してみるのも一興だろう。彼がどうやってこの大曲を捌いているか、解る筈。0 people agree with this review
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